JP2523566B2 - 蓄電池用包装箱 - Google Patents
蓄電池用包装箱Info
- Publication number
- JP2523566B2 JP2523566B2 JP62006667A JP666787A JP2523566B2 JP 2523566 B2 JP2523566 B2 JP 2523566B2 JP 62006667 A JP62006667 A JP 62006667A JP 666787 A JP666787 A JP 666787A JP 2523566 B2 JP2523566 B2 JP 2523566B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flap
- short side
- storage battery
- cuts
- long side
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、蓄電池用包装箱に関するものである。
従来の技術 蓄電池のうち、最も普及している自動車用鉛蓄電池に
おいては、そのふた上面に自動車の電装品と接続するた
めの出入力端子を有している。従ってこの蓄電池を包装
する包装箱は、その高さが端子部の高さ以上は必要で、
包装時に包装箱ふたフラップと蓄電池ふた上面との間に
大きな空間が生じ、包装箱がつぶれ易いという問題があ
った。このため、ふた上面に天パッドを入れる方法、あ
るいは第5図に示す様に、包装箱上面の長辺側フラップ
6″に内側へ折り曲げた差込部7″を設けるとともに、
短辺側フラップ1″にスリット1を設けて隙間をあけ
ることにより、差込部7″をこのスリット1に差し込
んで長辺側、短辺側の両フラップを固定するとともに、
この差込部7″が垂直にふた上面に当たる様にして外部
からの力をこの差込部7″と電池の端子とで受ける方法
などがとられた。
おいては、そのふた上面に自動車の電装品と接続するた
めの出入力端子を有している。従ってこの蓄電池を包装
する包装箱は、その高さが端子部の高さ以上は必要で、
包装時に包装箱ふたフラップと蓄電池ふた上面との間に
大きな空間が生じ、包装箱がつぶれ易いという問題があ
った。このため、ふた上面に天パッドを入れる方法、あ
るいは第5図に示す様に、包装箱上面の長辺側フラップ
6″に内側へ折り曲げた差込部7″を設けるとともに、
短辺側フラップ1″にスリット1を設けて隙間をあけ
ることにより、差込部7″をこのスリット1に差し込
んで長辺側、短辺側の両フラップを固定するとともに、
この差込部7″が垂直にふた上面に当たる様にして外部
からの力をこの差込部7″と電池の端子とで受ける方法
などがとられた。
発明が解決しようとする問題点 このように包装箱の耐圧強度を向上させる方法は種々
あるが、天パッドを用いれば天パッド分のコスド増加お
よび梱包作業性が低下するという問題がある。
あるが、天パッドを用いれば天パッド分のコスド増加お
よび梱包作業性が低下するという問題がある。
また、第5図に示す包装箱においても、外力を電池の
端子と差込部7″とで受けることとなり、その応力は大
きいため、耐圧強度の高いつまりコストの高い材料を使
わざる得ないという問題があった。
端子と差込部7″とで受けることとなり、その応力は大
きいため、耐圧強度の高いつまりコストの高い材料を使
わざる得ないという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決することを目的と
したものである。
したものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決するため、ふた上面に
端子及び液口栓を有した蓄電池を収納する包装箱におい
て、箱上面の長辺側、短辺側それぞれに一対のフラップ
を設け、双方の短辺側フラップには、フラップ先端が蓄
電池のふた上面又は液口栓上面に垂直又はこれに近い角
度で当たる折り曲げ部を形成し、長辺側フラップの双方
にはその中央部から箱の長辺面にかけて短辺方向に平行
な二本の切り込みを入れ、この切り込みの間隔は、短辺
側フラップを前記折り曲げ部で内側へ折り曲げてフラッ
プ先端が蓄電池のふた上面又は液口栓に垂直あるいはこ
れに近い角度で当たった際、双方の短辺側フラップ間に
形成される隙間と同寸法もしくはこれ以下の寸法とし、
かつその切り込みの長さは切り込み間を折り筋に沿って
内側に折り曲げた時、長辺側フラップの切り込み間の裏
面部が電池のふた上面に当ってL字形を呈する長さと
し、この長辺側フラップの切り込みの内側への折り曲げ
により長辺側、短辺側の両フラップを固定したものであ
る。
端子及び液口栓を有した蓄電池を収納する包装箱におい
て、箱上面の長辺側、短辺側それぞれに一対のフラップ
を設け、双方の短辺側フラップには、フラップ先端が蓄
電池のふた上面又は液口栓上面に垂直又はこれに近い角
度で当たる折り曲げ部を形成し、長辺側フラップの双方
にはその中央部から箱の長辺面にかけて短辺方向に平行
な二本の切り込みを入れ、この切り込みの間隔は、短辺
側フラップを前記折り曲げ部で内側へ折り曲げてフラッ
プ先端が蓄電池のふた上面又は液口栓に垂直あるいはこ
れに近い角度で当たった際、双方の短辺側フラップ間に
形成される隙間と同寸法もしくはこれ以下の寸法とし、
かつその切り込みの長さは切り込み間を折り筋に沿って
内側に折り曲げた時、長辺側フラップの切り込み間の裏
面部が電池のふた上面に当ってL字形を呈する長さと
し、この長辺側フラップの切り込みの内側への折り曲げ
により長辺側、短辺側の両フラップを固定したものであ
る。
作用 本発明は、上記のような構成にしたことにより、長辺
側フラップの切り込み間の一部が電池のふた上面に当た
っているのと、短辺側フラップがフラップ先端で電池の
ふた上面又は液口栓に垂直にあたるよう折り曲げられて
いるため、耐圧強度を強く保つことができる。このため
箱材料としてはそれ程剛性を必要としない安価な材料を
使用することができる。
側フラップの切り込み間の一部が電池のふた上面に当た
っているのと、短辺側フラップがフラップ先端で電池の
ふた上面又は液口栓に垂直にあたるよう折り曲げられて
いるため、耐圧強度を強く保つことができる。このため
箱材料としてはそれ程剛性を必要としない安価な材料を
使用することができる。
実 施 例 以下、本発明の蓄電池用包装箱の一実施例を図面をも
とに説明する。第1図、第2図において、包装箱上面の
短辺側フラップ1の内側1′が包装する蓄電池の端子2
の上面2′に当たるようにし、短辺側フラップ1の折り
曲げ部3を折り曲げ、その先端3′を蓄電池のふた上面
4に垂直に当たるようにする。そして双方の長辺側フラ
ップ6には、その中央部から箱の長辺面5にかけて2本
の平行な切り込み7を入れ、この切り込み7の間隔l
2は、双方の短辺側フラップの折り曲げ部3を内側へ折
曲げその先端3′が蓄電池のふた上面4に垂直にあたっ
ている時に、折り曲げ部3間に形成される隙間l1と同じ
か、それよりわずかに小さい寸法にする。そして切り込
み7のうち、切り込み端から折り筋10までの長さl3は、
端子2の高さl′3にフラップ1の厚みl″3を加算さ
せた寸法とし、また、折り筋10から箱長辺面までの切り
込みの長さl4は前記l3の長さと同様にする。そして、こ
の平行な切り込み7間の面8と9を第3図の如く、折り
筋10で直角に折曲げて面9を電池のふたの上面4にあ
て、面8はふた上面4に対して垂直にする。そして第4
図のように長辺側フラップ6と短辺側フラップを固定し
た。
とに説明する。第1図、第2図において、包装箱上面の
短辺側フラップ1の内側1′が包装する蓄電池の端子2
の上面2′に当たるようにし、短辺側フラップ1の折り
曲げ部3を折り曲げ、その先端3′を蓄電池のふた上面
4に垂直に当たるようにする。そして双方の長辺側フラ
ップ6には、その中央部から箱の長辺面5にかけて2本
の平行な切り込み7を入れ、この切り込み7の間隔l
2は、双方の短辺側フラップの折り曲げ部3を内側へ折
曲げその先端3′が蓄電池のふた上面4に垂直にあたっ
ている時に、折り曲げ部3間に形成される隙間l1と同じ
か、それよりわずかに小さい寸法にする。そして切り込
み7のうち、切り込み端から折り筋10までの長さl3は、
端子2の高さl′3にフラップ1の厚みl″3を加算さ
せた寸法とし、また、折り筋10から箱長辺面までの切り
込みの長さl4は前記l3の長さと同様にする。そして、こ
の平行な切り込み7間の面8と9を第3図の如く、折り
筋10で直角に折曲げて面9を電池のふたの上面4にあ
て、面8はふた上面4に対して垂直にする。そして第4
図のように長辺側フラップ6と短辺側フラップを固定し
た。
このような構造にすることにより、箱の耐圧強度を強
く保つことができるため、箱の素材そのものとしてはそ
れ程剛性を必要としない安価な材料を使用することがで
きる。
く保つことができるため、箱の素材そのものとしてはそ
れ程剛性を必要としない安価な材料を使用することがで
きる。
発明の効果 以上述べてきた様に、本発明によれば、天パッド等の
別部品を用いることなく、箱自体で耐圧強度を非常に強
く保つことができるため、安価な材料を使用することが
できる。
別部品を用いることなく、箱自体で耐圧強度を非常に強
く保つことができるため、安価な材料を使用することが
できる。
第1図は本発明の一実施例における蓄電池用包装箱のフ
ラップを開けた状態を示す斜視図、第2図、第3図は本
発明の一実施例での蓄電池用包装箱のフラップ折り込み
を示す断面図、第4図は蓄電池用包装箱で電池を包装し
た状態を示す斜視図、第5図は従来の蓄電池用包装箱の
フラップを開けた状態を示す斜視図である。 1……短辺側フラップ、2……電池の端子、3……短辺
側フラップの折り曲げ部、3′……短辺側フラップ先
端、4……電池のふた上面、5……長辺面、6……長辺
側フラップ、7……切り込み、l1……隙間、8……切り
込み間の長辺側フラップ裏面、9……切り込み間の長辺
面裏面、10……折り筋。
ラップを開けた状態を示す斜視図、第2図、第3図は本
発明の一実施例での蓄電池用包装箱のフラップ折り込み
を示す断面図、第4図は蓄電池用包装箱で電池を包装し
た状態を示す斜視図、第5図は従来の蓄電池用包装箱の
フラップを開けた状態を示す斜視図である。 1……短辺側フラップ、2……電池の端子、3……短辺
側フラップの折り曲げ部、3′……短辺側フラップ先
端、4……電池のふた上面、5……長辺面、6……長辺
側フラップ、7……切り込み、l1……隙間、8……切り
込み間の長辺側フラップ裏面、9……切り込み間の長辺
面裏面、10……折り筋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 優 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 小玉 隆彦 神奈川県高座郡寒川町宮山3155 レンゴ ー株式会社湘南工場内 (56)参考文献 実開 昭59−30824(JP,U) 実開 昭61−90707(JP,U) 実開 昭58−88319(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】ふた上面に端子及び液口栓を有した蓄電池
を収納する包装箱において、箱上面の長辺側、短辺側そ
れぞれに一対のフラップを設け、双方の短辺側フラップ
にはフラップ先端が蓄電池のふた上面又は液口栓上面に
垂直又はこれに近い角度で当たる折り曲げ部を形成し、
長辺側フラップの双方には、その中央部から箱の長辺面
にかけて短辺方向に平行な二本の切り込みを入れ、この
切り込みの間隔は、前記短辺側フラップを折り曲げ部で
内側へ折り曲げてフラップ先端が蓄電池のふた上面又は
液口栓に垂直あるいはこれに近い角度で当たった際、双
方の短辺側フラップ間に形成される隙間と同じかもしく
はそれ以下の寸法とし、かつこの長辺側フラップに設け
た切り込みの長さは切り込み間を折り筋に沿って内側に
折り曲げた時、前記切り込み間の裏面部が電池のふた上
面に当たってL字形を呈する長さとし、この切り込みの
内側への折り曲げにより長辺側、短辺側の両フラップを
固定することを特徴とする蓄電池用包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62006667A JP2523566B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 蓄電池用包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62006667A JP2523566B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 蓄電池用包装箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63178935A JPS63178935A (ja) | 1988-07-23 |
JP2523566B2 true JP2523566B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=11644725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62006667A Expired - Lifetime JP2523566B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 蓄電池用包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523566B2 (ja) |
-
1987
- 1987-01-14 JP JP62006667A patent/JP2523566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63178935A (ja) | 1988-07-23 |
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