JP2523483Y2 - 現像機 - Google Patents

現像機

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JP2523483Y2
JP2523483Y2 JP40558690U JP40558690U JP2523483Y2 JP 2523483 Y2 JP2523483 Y2 JP 2523483Y2 JP 40558690 U JP40558690 U JP 40558690U JP 40558690 U JP40558690 U JP 40558690U JP 2523483 Y2 JP2523483 Y2 JP 2523483Y2
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tank
film
pair
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developing
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JP40558690U
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JPH0493845U (ja
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則夫 瀬戸
武 寺垣
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株式会社長田中央研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本考案は、現像機、より詳細には、歯科治
療等においてX線撮影したパノラマサイズのカットフィ
ルムを現像するのに好適な現像機に関する。
【0002】
【従来技術】歯科治療においては、全顎の歯のX線写
真、咬合型のX線写真、歯列弓のX線写真、顎関節のX
線写真等、種々のX線写真が矯正臨床におけるX線検査
に用いられている。これらのX線写真には、小判のデン
タルサイズのカットフィルムと、大判のパノラマサイズ
のカットフィルムが用いられ、このパノラマサイズのカ
ットフィルムは歯列弓のX線写真に用いられる。上述の
ごときX線写真を現像するために、本出願人は、先に、
種々の現像機を提案した(例えば、特公平2−1701
3号公報)。而して、上記現像機は、パノラマ式の大判
のフィルムを現像液タンク、定着液タンク、洗浄液タン
クと順次通過させるものであるが、上記現像機は、フィ
ルムが各タンク内を水平方向に(垂直方向に対して水平
方向成分を多くして)順次移動するものであるため、水
平方向の長さが長く、換言すれば、設置面積が広く、配
設スペースを広く必要とする欠点があった。また、水平
方向に移動するものであるため、高さが低く、机等の台
の上に配置して使用しなければ使いにくく、更には、台
を使用するために更にスペースを必要とする等欠点があ
った。
【0003】
【目的】本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、特に、水平成分を少なくして設置スペースを少
なくするとともに、高さを高くして使いやすくした現像
機を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【構成】本考案は、上記目的を達成するために、現像液
タンク、定着液タンク、洗浄液タンクを順次有し、未現
像フィルムを前記タンク内を順次通して現像を行う現像
機において、各タンクは、上部に前記フィルムをタンク
に入れかつ該タンク内から取り出すための一対の搬送ロ
ーラと、前記フィルムを前記タンクから取り出した時に
該フィルムを上端部を支えるための所定の間隔を置いて
対向配設された一対のフィルム案内板を有し、タンク内
下方に前記フィルムの下端部に係合するストッパー部材
とを有し、該フィルムの下端部が前記ストッパーに係合
した後、前記搬送ローラを逆回転させて前記フィルムを
当該タンクから取り出し、その上端部を前記案内板の間
で支持して次段のタンクへ搬送することを特徴としたも
のであり、更には、前記タンクの上部が傾斜面に形成さ
れ、タンクより取り出されたフィルムの前記下端部が該
傾斜面の上を滑動して次段のタンクに搬送されること、
或いは、前記タンクの上部に搬送ベルトを有し、タンク
より取り出されたフィルムの前記下端部が該搬送ベルト
に乗って次段のタンクに搬送されること、更には、前記
洗浄タンクの次に拭き取り用のローラ対を有し、該洗浄
タンクより取り出したフィルムを該ローラ対間を通して
該フィルムに付着している水分を拭き取るようにしたこ
と、更には、前記洗浄タンクより取り出したフィルムを
前記各タンクの下部を通して現像タンクの側に戻すよう
にしたことを特徴としたものである。以下、本考案の実
施例に基いて説明する。
【0005】図1は、本考案による現像機の一実施例を
説明するための断面概略構成図(図3のI−I線断面
図)、図2は、側面図(図3のII−II線方向から見た
図)、図3は平面図で、図中、10は現像液タンク、2
0は定着液タンク、30は洗浄液タンク、40はパノラ
マサイズの未現像フィルムで、該未現像フィルム40
は、周知のように、現像液タンク10、定着液タンク2
0、洗浄液タンク30を順次通して現像される。各タン
クの上部には、未現像フィルム40を搬送するための一
対の搬送ローラ(ローラ対)11(11a,11b)、
21(21a,21b)、31(31a,31b)、案
内ローラ12、22、32、及び、フィルムの上端部を
支持して次段のタンクへ送る役目をする一対の案内板
(案内板対)13(13a,13b)、23(23a,
23b)、33(33a,33b)が設けられ、各タン
ク内には、前記未現像フィルム40の下端部と係合する
ストッパー14,24,34が設けられている。未現像
フィルム40は、最初、現像液タンク10の上部に設け
られた搬送ローラ対11a,11b間に挿入される(図
4(a))。この時、搬送ローラ対11a,11bは矢
印方向に回転されるか、或いは予め回転されており、未
現像フィルム40は現像液タンク10内に入れられ、そ
の下端40aがストッパー14に当って止まる(図4
(b))。この時、未現像フィルム40の上端部40b
は、図示のように、搬送ローラ対11の下部に接してい
る。所定時間経過後、搬送ローラ対11を逆転させると
(図4(c))、未現像フィルム40は該搬送ローラ対
11によって持ち上げられ、案内ローラ12によって案
内されて案内板対13a,13bの間に入り、案内板1
3bによって案内されて上方に持ち上げられ、未現像フ
ィルム40の下端40aが該搬送ローラ対11間を通過
すると、搬送ローラ11bの回転方向によって該搬送ロ
ーラ11bを乗り越え、タンク上に傾斜して設けられて
いる搬送板15の上に落される。この時、未現像フィル
ム40の上端40bは案内板13bに係合して支持され
ており、その状態で、未現像フィルム40の下端40a
が該搬送板15の上を滑動して、次段の定着液タンク2
0の上端に設けられている搬送ローラ対21a,21b
の間に入る。この時、搬送ローラ対21が矢印方向に回
転していれば、前記と同様にして、定着液タンク20内
に入れられて定着され、次いで、該定着液タンク20か
ら取り出され、前記と同様にして、次段の洗浄液タンク
30に搬送され、現像が終了するまで自動的にフィルム
が搬送され、最終的に、現像されたフィルムが取り出さ
れる。
【0006】前述のようにして洗浄液タンク30を通過
したフィルム40は、好ましくは、該洗浄液タンク30
の次段に設けられた水拭き取り室50に供給され、ここ
で拭き取りローラ51a,51b間に供給され、ここ
で、付着していた洗浄液を拭き取り、好ましくは、各タ
ンクの下部に設けられた搬送道路を通して前段の現像液
タンク10の前方へ送り返され、ここで、取り出される
ようになっている。また、以上には、タンクの上部を傾
斜面15,25,35にし、この傾斜面をフィルム40
の下端40bが滑動して次段のタンクまで搬送される例
について説明したが、タンクの上面を平面にし、この上
面に移動ベルトを設け、フィルム40の下端をこの移動
ベルトによって次段のタンクまで移動させるようにして
もよい。なお、図には単一のモータ70を使用し、該モ
ータ70の回転をチェーン80,81,82を介して各
搬送ローラ対の一方のローラに伝達する例を示したが、
1枚のフィルムが現像終了まで次のフィルムの現像を開
始することはできない。しかし、各搬送ローラに対して
別々に独立してモータを設け、各モータを独立してコン
トロールするようにすると、先のフィルムが定着液タン
ク内にある時に、次のフィルムを現像液タンク内に入れ
ることができ、処理能率を上げることができる。
【0007】
【効果】以上に説明したように、本考案によると、立型
で、配置スペースが少なく、かつ搭載台を必要としな
い、立姿勢で使用することのできる非常に使いやすい現
像機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による現像機の一実施例を説明するため
の概略断面図である。
【図2】本考案による現像機の一実施例を説明するため
の概略側面図である。
【図3】本考案による現像機の一実施例を説明するため
の概略平面図である。
【図4】本考案によるフィルムの搬送方法の一例を説明
するための図である。
【符号の説明】
10 現像液タンク 20 定着液タンク 30 洗浄液タンク 11,21,31 搬送ローラ対 12,22,32 案内ローラ 13,23,33 案内板対 14,24,34 ストッパー 15,25,35 傾斜面 40 未現像フィルム 50 水拭き取り室 51 搬送ローラ 60 フィルム搬送路 70 モータ 80,81,82 チェーン

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像液タンク、定着液タンク、洗浄液タ
    ンクを順次有し、未現像フィルムを前記タンク内を順次
    通して現像を行う現像機において、各タンクは、上部に
    前記フィルムをタンクに入れかつ該タンク内から取り出
    すための一対の搬送ローラと、前記フィルムを前記タン
    クから取り出した時に該フィルムを上端部を支えるため
    の所定の間隔を置いて対向配設された一対のフィルム案
    内板を有し、タンク内下方に前記フィルムの下端部に係
    合するストッパー部材とを有し、該フィルムの下端部が
    前記ストッパーに係合した後、前記搬送ローラを逆回転
    させて前記フィルムを当該タンクから取り出し、その上
    端部を前記案内板対の間で支持して次段のタンクへ搬送
    することを特徴とする現像機。
  2. 【請求項2】 前記タンクの上部が傾斜面に形成され、
    タンクより取り出されたフィルムの前記下端部が該傾斜
    面の上を滑動して次段のタンクに搬送されることを特徴
    とする請求項1に記載の現像機。
  3. 【請求項3】 前記タンクの上部に搬送ベルトを有し、
    タンクより取り出されたフィルムの前記下端部が該搬送
    ベルトに乗って次段のタンクに搬送されることを特徴と
    する請求項1に記載の現像機。
  4. 【請求項4】 前記洗浄タンクの次に拭き取り用のロー
    ラ対を有し、該洗浄タンクより取り出したフィルムを該
    ローラ対間を通して該フィルムに付着している水分を拭
    き取るようにしたことを特徴とする請求項1又は2又は
    3に記載の現像機。
  5. 【請求項5】 前記洗浄タンクより取り出したフィルム
    を前記各タンクの下部を通して現像タンクの側に戻すよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    に記載の現像機。
JP40558690U 1990-12-27 1990-12-27 現像機 Expired - Lifetime JP2523483Y2 (ja)

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