JP2523419Y2 - クレーンマストの雨傘 - Google Patents

クレーンマストの雨傘

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JP2523419Y2
JP2523419Y2 JP1991047997U JP4799791U JP2523419Y2 JP 2523419 Y2 JP2523419 Y2 JP 2523419Y2 JP 1991047997 U JP1991047997 U JP 1991047997U JP 4799791 U JP4799791 U JP 4799791U JP 2523419 Y2 JP2523419 Y2 JP 2523419Y2
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gutter
umbrella
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康博 肆矢
鋭一 大西
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、構築中の建物の内部
に設置されたクレーンマストのための開口部から雨水が
降り落ちる弊害を防ぐ目的でクレーンマストに実施され
るクレーンマストの雨傘に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物を構築するに際し、建屋内に
設置されたクレーンのクレーンマストのための開口部に
は、降雨等に対して遮蔽し止水するものが何もなかっ
た。そのため雨天時には、ボックストラス構造のクレー
ンマスト及び躯体側開口部の中を雨水が降り落ちるがま
まになっていた。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】雨天時にクレーンマ
スト及び躯体側開口部の中を雨水が自由に降り落ちるが
ままであると、下層階の各種工事にとって、降りかかる
雨滴によって被服が濡れ資材類が水びたしになり、躯体
部分も水に濡れて作業の進捗に不都合となり、その結果
工期が遅れるなどの問題があった。また、一旦仕上げた
部分が雨水に濡れて汚れるために再度手直しを強いられ
ることもあり、これらの点が解決すべき課題となってい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、この考案に係るクレーンマス
トの雨傘は、図面に実施例を示したとおり、 イ) 雨傘フレームの内端1aを中央部に集結し、各外
端1bを対角線状に配置し、この雨傘フレーム1の上に
テントシート2を設置し、 ロ) クレーンマスト7に設置されたパンチングメタル
等の支持体8から中央吊具3を吊下げ、同中央吊具3に
前記雨傘フレームの内端1aをはめ込み、 ハ) クレーンマスト7の縦支柱9の略同一レベル位置
にコーナー金具4を着脱自在に取付け、同コーナー金具
4に前記雨傘フレームの外端1bをはめ込み、 ニ) 前記雨傘フレームの外端1bを支持する前記コー
ナー金具4と略同一レベル位置の横桟10に樋受具5を
着脱自在に取付け、この樋受具5に樋6を取付け、同樋
6から縦樋6aを下方へ配設し、前記テントシート2上
に流れ落ちた雨水は前記樋6から縦樋6aを通じて下方
へ導かれる構成としたこと、をそれぞれ特徴とする。
【0005】
【作用】クレーンマスト7の横断面を遮蔽する形で設置
されたテントシート2の上に降り落ちた雨水は、同テン
トシート2の上を伝って流れ下り、樋6へと流れ落ち
(図2)、付設の縦樋6aを通じて下方へ確実に導かれ
る。樋6はまた、クレーンマスト7と躯体開口部との隙
間を受ける形で雨水の侵入を防ぐ。従って、この雨傘を
躯体の最上部分へ設置すると、建物内への雨水の侵入は
完全に防げる。
【0006】雨傘フレーム1、中央吊具3、コーナー金
具4、樋受具5及び樋6は、夫々着脱自在な構成なの
で、建築の進行に伴って順次継ぎ足され高くなるクレー
ンマスト7の高さ及び躯体レベルの上昇に応じ、所望の
上階にこれらを取付けて実施でき、下層階への雨水の進
入を防ぐことができる。
【0007】
【実施例】次に、図示した本考案の実施例を説明する。
図1は本考案に係るクレーンマストの雨傘の各要素を分
解した全体図を示している。図中1は長さが約1500
mmの単管4本から成る雨傘フレームであり、各内端1
aと外端1bは下向きに少し屈曲されている。この雨傘
フレーム1の内端1aは中央部に集結され、各外端1b
はクレーンマスト7の横断面の対角線方向に配置され、
中央部は少し高くなっており、この雨傘フレーム1の上
にテントシート2を覆い被せて四角すい形状の傘とされ
ている。
【0008】図中3は吊ボルト3aと円筒部3b及びベ
ースプレート3c並びに笠木部3eとから成る中央吊具
である。厚さ16mmの鉄板から成るベースプレート3
cの上に、長さが300mm、直径がφ55の円筒部3
bが4本垂直に載置され、φ16の吊ボルト3aが前記
ベースプレート3cの中央に取付けられ、前記円筒部3
bのやや上方の位置に笠木部3eが吊ボルト3aに溶着
された構成とされている(図3参照)。
【0009】この中央吊具3は、図2に示したようにク
レーンマスト7の上層階の横桟10上に設置されたパン
チングメタル等の支持体8の略中央位置から吊下げら
れ、その円筒部3bに前記雨傘フレーム1の内端1aが
はめ込まれている。図3に示したように、まず円筒部3
bに、予めテントシート2が設置された雨傘フレーム1
の内端1aを夫々はめ込み、締付けボルト3dで締め付
け前記笠木部3eへと当接させる。従って、雨傘フレー
ム1及びテントシート2は、この締付けボルト3dの締
付けにより、笠木部3eとベースプレート3cの間にし
っかりと挟まれて固定され、前述のようにパンチングメ
タル等の支持体8から吊下げられた形で支持される。
【0010】図中4は略対称形状の一対の分割片4’、
4”で構成されたコーナー金具であり、図4に詳示した
ように、一方の分割片4’のコーナー部にφ55の小さ
いパイプ4aが取付けられている。一対の分割片4’、
4”は、ボルト4bとナット4cでクレーンマスト7の
縦支柱9へ着脱自在に締付けられる構成とされている。
このコーナー金具4が、クレーンマスト7の縦支柱9の
略同一レベル位置に、そのパイプ4aが内向きとなる配
置で着脱自在に取付けられている(図1)。そして、図
5に示したように、このコーナー金具4のパイプ4aに
前記雨傘フレームの外端1bがはめ込まれている。
【0011】図中5は樋受具であり、これは前記雨傘フ
レームの外端1bを支持する前記コーナー金具4と略同
一レベル位置の各横桟10に2個ずつ着脱自在に取付け
られている。この樋受具5の上に樋6が設置され、テン
トシート2の外周縁が樋6の内側へ取付けられている
(図2)。樋6には雨水を下方へと導く縦樋6aが付設
されている。
【0012】なお、図中11は建物躯体である。従っ
て、テントシート2が覆われた雨傘フレーム1がクレー
ンマスト7の上部、特に建物躯体11の最上部に設置さ
れると、クレーンマスト7及びその開口部12を遮蔽し
ていわば傘の役割を果たす。テントシート2の上に流れ
落ちた雨水は、テントシート7を伝って確実に樋6へと
流れ落ち(図2参照)、縦樋6aを通じて下方へと導か
れるから、その下方のクレーンマスト7及び開口部12
の中へは雨水が一切流れ込まない。よって、下層階の仕
上げ工事等に全く支障がない。
【0013】
【本考案が奏する効果】本考案に係るクレーンマストの
雨傘によれば、クレーンマスト7及び躯体側開口部の中
へ降り落ちる雨水は、テントシート2から樋6及び縦樋
6aを通じて確実に下方へ導かれ、クレーンマスト7及
び躯体側開口部の中へ雨水が侵入するおそれは全くない
から下層階の仕上げ工事等をきれいに円滑に行え、工期
が確実に保証されるほか、手直しの必要の心配がなく、
施工性、信頼性の高い施工に寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーンマストの雨傘の各要素を分解した全体
図である。
【図2】クレーンマストの雨傘の支持構造を示した断面
図である。
【図3】雨傘フレームの内端がはめ込まれた中央吊具の
拡大図である。
【図4】コーナー金具の拡大図である。
【図5】雨傘フレームの外端がはめ込まれたコーナー金
具の拡大図である。
【符号の説明】
1a 雨傘フレームの内端 1b 雨傘フレームの外端 1 雨傘フレーム 2 テントシート 7 クレーンマスト 8 支持体 3 中央吊具 9 縦支柱 4 コーナー金具 10 横桟 5 樋受具 6 樋 6a 縦樋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】イ) 雨傘フレームの内端が中央部に集結
    され、各外端は対角線状に配置されており、この雨傘フ
    レームの上にテントシートが設置されていること、 ロ) クレーンマストに設置されたパンチングメタル等
    の支持体から中央吊具が吊下げられ、同中央吊具に前記
    雨傘フレームの内端がはめ込まれていること、 ハ) クレーンマストの縦支柱の略同一レベル位置にコ
    ーナー金具が着脱自在に取付けられ、同コーナー金具に
    前記雨傘フレームの外端がはめ込まれていること、 ニ) 前記雨傘フレームの外端を支持する前記コーナー
    金具と略同一レベル位置の横桟に樋受具が着脱自在に取
    付けられ、この樋受具に樋が取付けられ、同樋からは縦
    樋が下方へ配設されており、前記テントシート上に流れ
    落ちた雨水は前記樋から縦樋を通じて下方へ導かれる構
    成とされていること、 をそれぞれ特徴とするクレーンマストの雨傘。
JP1991047997U 1991-06-25 1991-06-25 クレーンマストの雨傘 Expired - Lifetime JP2523419Y2 (ja)

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JPH053501U JPH053501U (ja) 1993-01-19
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