JP2522418Y2 - 射出成形機のノズル温調構造 - Google Patents
射出成形機のノズル温調構造Info
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- JP2522418Y2 JP2522418Y2 JP6304293U JP6304293U JP2522418Y2 JP 2522418 Y2 JP2522418 Y2 JP 2522418Y2 JP 6304293 U JP6304293 U JP 6304293U JP 6304293 U JP6304293 U JP 6304293U JP 2522418 Y2 JP2522418 Y2 JP 2522418Y2
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- JP
- Japan
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- nozzle
- molding machine
- injection molding
- cylinder head
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】射出成形機、特には熱硬化性樹脂
用射出成形機のノズルの温度調節を行うための構造に関
する。
用射出成形機のノズルの温度調節を行うための構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】熱硬化性樹脂用射出成形機のノズルは、
バンドヒ−タ或は熱媒体用通路を設け難い形状及び構造
を有しており、従来は加熱筒前部或はシリンダヘッドと
の熱伝導によって温調していた。
バンドヒ−タ或は熱媒体用通路を設け難い形状及び構造
を有しており、従来は加熱筒前部或はシリンダヘッドと
の熱伝導によって温調していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル
は射出時にノズルより高温の金型に当接しており、金型
からの熱によってノズル先端部の溶融樹脂は硬化してノ
ズルを塞ぐことになり、成形不良の原因になると共に連
続成形の妨げとなっていた。
は射出時にノズルより高温の金型に当接しており、金型
からの熱によってノズル先端部の溶融樹脂は硬化してノ
ズルを塞ぐことになり、成形不良の原因になると共に連
続成形の妨げとなっていた。
【0004】これを防止するためにはノズルの温調をす
る必要があるが、図2の従来例に示すように熱媒体用の
ジャケットが必要となりノズル部が長くなるため樹脂が
滞留し溶融樹脂の早期硬化のため成形品の重量ばらつき
が多かった。また図2の例ではノズルは熱媒体通路から
遠く而もシリンダヘッドを介しての温調であるため制御
が困難であり、特にノズル先端部は冷却が不充分となり
金型からの伝導熱によってノズル内部での溶融樹脂の早
期硬化が起こるのである。
る必要があるが、図2の従来例に示すように熱媒体用の
ジャケットが必要となりノズル部が長くなるため樹脂が
滞留し溶融樹脂の早期硬化のため成形品の重量ばらつき
が多かった。また図2の例ではノズルは熱媒体通路から
遠く而もシリンダヘッドを介しての温調であるため制御
が困難であり、特にノズル先端部は冷却が不充分となり
金型からの伝導熱によってノズル内部での溶融樹脂の早
期硬化が起こるのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案では、加熱
筒から突出したシリンダヘッド及びノズルの露出部をカ
バ−で覆いその内部空間に冷却水または熱媒体を流通す
るようにしたのである。
筒から突出したシリンダヘッド及びノズルの露出部をカ
バ−で覆いその内部空間に冷却水または熱媒体を流通す
るようにしたのである。
【0006】
【作用】加熱筒の前端面から突出したシリンダヘッド及
びノズルの露出部を直接、冷却水又は熱媒体で温調する
ことによって特に問題となるノズル先端部の熱交換効率
を向上することが出来たのである。
びノズルの露出部を直接、冷却水又は熱媒体で温調する
ことによって特に問題となるノズル先端部の熱交換効率
を向上することが出来たのである。
【0007】
【実施例】実施例を図面によって詳細に説明する。図1
は本考案の実施例を示すものである。1は加熱筒であり
その軸芯にスクリュ2を往復動及び回転自在に挿嵌して
おり、両者によって原料樹脂を可塑化溶融し射出するの
である。3はシリンダヘッドであり加熱筒の前端面に螺
合している。4はノズルでありシリンダヘッド3の前端
面に螺合している。5はシリンダヘッドとノズル4の先
端部を除く露出部を覆設するカバ−でありシリンダヘッ
ド3の加熱筒1への螺合用ネジの延長部分に螺合してい
る。6はカバ−5と加熱筒1の前端面との合わせ面から
の液漏れを防ぐためのOリングなどのシ−ル材である。
7はカバ−5とノズル4との合わせ面からの液漏れを防
ぐためのOリングなどのシ−ル材である。8は冷却水ま
たは熱媒体の入口であり、9はその出口である。いずれ
もゴムホ−ス等を取り付けるための接続金具用のネジが
設けてある。10はシリンダヘッド3とノズル4及びカ
バ−5からなる冷却水又は熱媒体流通路であり入口8か
ら流入した冷却水又は熱媒体は流通路10を通って出口
9から流出する。
は本考案の実施例を示すものである。1は加熱筒であり
その軸芯にスクリュ2を往復動及び回転自在に挿嵌して
おり、両者によって原料樹脂を可塑化溶融し射出するの
である。3はシリンダヘッドであり加熱筒の前端面に螺
合している。4はノズルでありシリンダヘッド3の前端
面に螺合している。5はシリンダヘッドとノズル4の先
端部を除く露出部を覆設するカバ−でありシリンダヘッ
ド3の加熱筒1への螺合用ネジの延長部分に螺合してい
る。6はカバ−5と加熱筒1の前端面との合わせ面から
の液漏れを防ぐためのOリングなどのシ−ル材である。
7はカバ−5とノズル4との合わせ面からの液漏れを防
ぐためのOリングなどのシ−ル材である。8は冷却水ま
たは熱媒体の入口であり、9はその出口である。いずれ
もゴムホ−ス等を取り付けるための接続金具用のネジが
設けてある。10はシリンダヘッド3とノズル4及びカ
バ−5からなる冷却水又は熱媒体流通路であり入口8か
ら流入した冷却水又は熱媒体は流通路10を通って出口
9から流出する。
【0008】図2は従来のノズル部温調構造の一例を示
す図面であり、1及び2は図1と同一である。11はシ
リンダヘッドであり、加熱筒との螺合部より先に溝を設
け該溝とシリンダヘッドに纏着したカバ−13よりなる
流通路16に入口14から冷却水又は熱媒体を流入し出
口15から流出させる。12はノズルでありシリンダヘ
ッド11に螺合する。図1のノズル4とは内部の樹脂流
通路の形状が異なり、スクリュ先端がノズル12の樹脂
流通路まで到達しないため溶融樹脂が滞留するのであ
る。
す図面であり、1及び2は図1と同一である。11はシ
リンダヘッドであり、加熱筒との螺合部より先に溝を設
け該溝とシリンダヘッドに纏着したカバ−13よりなる
流通路16に入口14から冷却水又は熱媒体を流入し出
口15から流出させる。12はノズルでありシリンダヘ
ッド11に螺合する。図1のノズル4とは内部の樹脂流
通路の形状が異なり、スクリュ先端がノズル12の樹脂
流通路まで到達しないため溶融樹脂が滞留するのであ
る。
【0009】
【考案の効果】従来方式に比べ溶融樹脂の滞留が少な
く、しかもノズル部の熱交換効率が良好であるため早期
硬化による成形不良を極めて低くすることが出来、連続
安定成形が可能となった。又、カバ−は単一の螺着で行
うためカバ−の着脱が簡単であり、流通路の清掃及びノ
ズルの交換は極めて容易である。
く、しかもノズル部の熱交換効率が良好であるため早期
硬化による成形不良を極めて低くすることが出来、連続
安定成形が可能となった。又、カバ−は単一の螺着で行
うためカバ−の着脱が簡単であり、流通路の清掃及びノ
ズルの交換は極めて容易である。
【図1】本考案のノズル部温調構造を示す断面図であ
る。
る。
【図2】従来方式のノズル部温調構造を示す断面図であ
る。
る。
1 加熱筒 8,1
4 入口 2 スクリュ 9,1
5 出口 3,11 シリンダヘッド 10,1
6 流通路 4,12 ノズル 5,13 カバ− 6,7 シ−ル材
4 入口 2 スクリュ 9,1
5 出口 3,11 シリンダヘッド 10,1
6 流通路 4,12 ノズル 5,13 カバ− 6,7 シ−ル材
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱筒とスクリュとシリンダヘッド及び
ノズルからなる射出成形機の射出装置において、 加熱筒前端面から突出したシリンダヘッドとノズルの先
端を除く露出部分とを覆設するカバ−を設け、該カバ−
内の空間に冷却水又は熱媒体を流通してノズル部の温調
をするようにしたことを特徴とする射出成形機のノズル
温調構造。 - 【請求項2】 前記シリンダヘッドの加熱筒前端面から
突出した螺着用ネジで前記カバ−を螺着したことを特徴
とする請求項1における射出成形機のノズル温調構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6304293U JP2522418Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 射出成形機のノズル温調構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6304293U JP2522418Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 射出成形機のノズル温調構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727825U JPH0727825U (ja) | 1995-05-23 |
JP2522418Y2 true JP2522418Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=13217886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6304293U Expired - Fee Related JP2522418Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 射出成形機のノズル温調構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522418Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101601836B1 (ko) * | 2014-07-23 | 2016-03-22 | 주식회사 유도 | 마이크로 인젝션 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102262741B1 (ko) * | 2018-12-07 | 2021-06-08 | 엘에스엠트론 주식회사 | 사출장치 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP6304293U patent/JP2522418Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101601836B1 (ko) * | 2014-07-23 | 2016-03-22 | 주식회사 유도 | 마이크로 인젝션 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727825U (ja) | 1995-05-23 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |