JP2522245Y2 - ジャーポット - Google Patents

ジャーポット

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JP2522245Y2
JP2522245Y2 JP2194890U JP2194890U JP2522245Y2 JP 2522245 Y2 JP2522245 Y2 JP 2522245Y2 JP 2194890 U JP2194890 U JP 2194890U JP 2194890 U JP2194890 U JP 2194890U JP 2522245 Y2 JP2522245 Y2 JP 2522245Y2
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JP
Japan
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air pump
container
air
bypass passage
hot water
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JP2194890U
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JPH03114147U (ja
Inventor
精夫 金子
浩司 山内
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はベローズ式のエアーポンプを押すことにより
出湯させるジャーポットに関するものである。
従来の技術 従来のジャーポットのエアーポンプは、例えば第4図
の実公昭63−49235号公報に示すように、ふた1内部の
エアーポンプ2を圧縮して空気を容器16内部に送り込
み、エアーポンプ2を圧縮する力を加えないときはエア
ーポンプ2内のスプリング4力により、エアーポンプ2
は再び膨張し空気をエアーポンプ2内に吸気させてい
る。この吸気の際容器16内の圧力は大気に解放されるか
又はエアーポンプ2内圧と同じとなりこの吸気工程の際
は出湯が停止してしまうという構造となっていた。
考案が解決しようとする課題 このため湯を大量に一度で出湯させようとした場合は
特に何回もエアーポンプを押す作業が必要となるという
問題点が有った。
課題を解決するための手段 以上の問題点を解決するため、ベローズ式のエアーポ
ンプから空気を容器内に送り込む排気部に容器からエア
ーポンプ内に空気が逆流するのを防止する逆止弁を設
け、この逆止弁と並列にバイパス通路を設けてエアーポ
ンプ内と容器内を連通させ、このバイパス通路の断面積
をエアーポンプ上部の吸気弁の面積より小さくし、更に
このバイパス通路の構成を特定したものである。
作用 前記構成としたためエアーポンプが吸気する際に容器
内のごく少量の空気がエアーポンプ内へ入るが、エアー
ポンプ内に入る大部分の空気は、外部の大気が流入する
ため、エアーポンプを何回か押した場合においても湯を
連続して出湯させることが可能となり大量の湯を連続し
て出湯させることができるという作用が有る。また、ジ
ャーポットが転倒した場合は、容器内の上昇した圧力を
バイパス通路を通してエアーポンプ内へ開放するため、
容器内の圧力上昇を防止でき、流出湯量を少量にするこ
とが出来、バイパス通路の構成も簡単になる。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例におけるジャーポットの概
略構造を示す断面図である。
図において、1はふた、2はベローズ式のエアーポン
プ、3は出湯レバーであり、出湯レバー3を押し下げる
ことにより切換軸3a及びアーム3bを介してエアーポンプ
2を圧縮する。4はエアーポンプ2内に設けられたエア
ーポンプ用スプリングであり、圧縮されたエアーポンプ
2を所定の高さまで押し上げ膨張させる。5は出湯レバ
ー3を押し下げる際は閉じ出湯レバー3に力を加えない
ときには開口してエアーポンプ2内に空気を取り入れる
吸気弁である。
6はエアーポンプ2と吸気弁5間に設けられ、出湯レ
バー3を押していない状態のとき吸気弁5を開口させる
ための、吸気弁用スプリングである。7はエアーポンプ
2の中心軸上に有りエアーポンプ2の上下動により上下
するシャフトである。8はエアーポンプ2を溶着等の接
着手段で取り付けたうらぶたであり、エアーポンプ2の
下方部には空気を排出する排気部8aが設けられている。
9はうらぶた8の下部に取付けられ容器16側への開口穴
9aとこの開口穴9aから入る蒸気を導く蒸気通路9bとから
構成される中栓である。10は弁パッキンで、シャフト7
が下がったとき中栓9の開口穴9aを閉じる切換え弁10a
と、エアーポンプ2の空気を排気部8aより容器16側へ吐
出させるとともに、その逆流を防止する逆止弁10bとか
ら構成される。またこの弁パッキン10はうらぶた8と中
栓9間についてもシールする構造となっている。8bは、
逆止弁10bにより閉塞される排気部8aに並列に設けられ
たバイパス通路であり、エアーポンプ2内と容器16内を
常時連通し、かつバイパス通路8bの断面積は吸気弁5の
断面積より小さいものである。
11は中栓9の蒸気通路9bと接続され蒸気を外部へ排出
させる通路構造の蒸気パイプである。12はステンレス等
の金属材料で構成されたうらぶたカバーである。13はう
らぶたカバー12と中栓9間をシールする中栓パッキンで
ある。14はステンレス鋼球等で構成され、転倒時等に中
栓9の開口穴9aを閉じ湯を外部に流出させない様構成さ
れたバルブである。15は容器16とうらぶたカバー12間を
シールするふたパッキンである。16は容器、17は出湯通
路、18は転倒時に湯の流出を防止するストッパーであ
る。19は出湯口である。
以上の様な構成としたジャーポットの動作について以
下説明する。第2図は出湯レバー3を押し下げたときの
ふた1の構造を示す断面図である。容器16に湯を入れた
状態で出湯レバー3を押し下げると切換軸3a及びアーム
3bを介してエアーポンプ2を押し下げる。このときエア
ーポンプ2上の吸気弁5は閉じるためエアーポンプ2内
の空気は圧縮され弁パッキン10の逆止弁10bとバイパス
通路8bから空気が容器16内へ送り込まれる。またこのと
きシャフト7は下がり弁パッキン10の切換え弁10aも下
がり、中栓9の開口穴9aを閉じている。このため容器16
内の空気圧は上昇し湯を出湯通路17、ストッパー18を介
して出湯口19より出湯させる。出湯するにつれ容器16内
の圧力も下降し、やがて出湯が停止するが、出湯が停止
する前に出湯レバー3を上げた場合エアーポンプ2も上
昇し、これによりエアーポンプ2へは弁パッキン10の逆
止弁10b側から空気が入り込まず、同時にバイパス通路8
bを通して少量の空気が容器16からエアーポンプ2内へ
流入する。このとき吸気弁5側も開となるため、抵抗の
小さい吸気弁5側から大量の外部空気が吸気される。又
この時シャフト7はエアーポンプ2が完全に上がりきっ
た時弁パッキン10の切換部10aを上げて中栓9の開口穴9
aを開く様エアーポンプ用スプリング4、吸気弁用スプ
リング6等のスプリングを調節しているため、出湯レバ
ー3を完全に上へもち上げない限りは容器16内の圧力は
大気へ開放されることは無い。つまりシャフト7が上が
らない範囲で出湯レバー3を上下させることにより容器
16内の空気圧は上昇し続け連続した出湯を行なうことと
なる。ただし出湯レバー3を完全に上げた場合は、シャ
フト7が上がり中栓9の開口穴9aが開き、容器16内の空
気圧は大気に開放され出湯は停止する。
第3図は他の実施例によるバイパス通路8bの構成説明
図であり、逆止弁10bの排気部8bに対応する位置に逆V
字形のバイパス通路8bを設けたもので、その通路抵抗は
第1図、第2図のものと同様である。この場合構成が簡
単となり組立も容易となる。
考案の効果 以上の様な構成としたため、湯を連続して出湯させる
ことが可能となり、しかも容器内の圧力を有効に使用す
るため少ない力で大量のお湯を出湯させることが可能と
なりその操作性向上には大きな効果が有る。また器体が
転倒した場合は容器内の圧力が上昇するが、バイパス通
路を通してエアーポンプ内へ圧力開放がなされるため容
器内の圧力上昇を防止でき器体外部への流出湯量を少量
に出来るものである。更にバイパス通路の構成が簡単と
なり組立も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるジャーポットの概略
構造を示す断面図、第2図は同じく出湯レバーを押し下
げたときのふたの構造を示す断面図、第3図は本考案の
他の実施例によるバイパス通路の構成説明図、第4図は
従来のジャーポットの要部構成説明図である。 1……ふた、2……エアーポンプ、 7……シャフト、8a……排気部、 8b……バイパス通路、10……弁パッキン、 10a……切換え弁、10b……逆止弁、 16……容器。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器内の水を加熱し、沸とうさせた後保温
    し、ふた内部に設けたベローズ式エアーポンプを押すこ
    とにより吸気弁を閉じて同エアーポンプ内の空気を排気
    部から容器内に送り込み出湯させるジャーポットにおい
    て、排気部(8a)に容器(16)からエアーポンプ(2)
    内に空気が逆流するのを防止する逆止弁(10b)を設け
    ると共に、それと並列にバイパス通路(8b)を設け、同
    通路(8b)の通路抵抗を吸気弁(5)のものより大きく
    したことを特徴とするジャーポット。
  2. 【請求項2】バイパス通路(8b)を逆止弁(10b)に設
    けたことを特徴とする第1項記載のジャーポット。
JP2194890U 1990-03-05 1990-03-05 ジャーポット Expired - Lifetime JP2522245Y2 (ja)

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JPH03114147U JPH03114147U (ja) 1991-11-22
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JP3603881B2 (ja) * 2002-05-29 2004-12-22 松下電器産業株式会社 電気湯沸かし器

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