JP2522098Y2 - 溶融金属めっきの浴内ロール - Google Patents

溶融金属めっきの浴内ロール

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JP2522098Y2
JP2522098Y2 JP10626491U JP10626491U JP2522098Y2 JP 2522098 Y2 JP2522098 Y2 JP 2522098Y2 JP 10626491 U JP10626491 U JP 10626491U JP 10626491 U JP10626491 U JP 10626491U JP 2522098 Y2 JP2522098 Y2 JP 2522098Y2
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roll
bath
bearing
hot
metal plating
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JP10626491U
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須原道憲
誠 草間
佐藤康成
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溶融金属めっきの浴内
ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】亜鉛、
アルミニウムめっき等の溶融金属めっきは、図3に示す
ごとく、鋼帯1を前処理炉2で溝浄化し、溶融めっき浴
3へ導き、シンクロール4及びサポートロール5,5a
の浴中ロールに案内され、めっき後直上へ引上げるもの
である。
【0003】このような浴中ロールの浴中での保持は、
図4のごとくロール軸6を軸受7に貫通保持し、軸受7
はハンガー(図示せず)等で支持している。
【0004】しかして上記浴中ロールは、一般に鋼帯1
の通板力によって非駆動で回転しており、ロール巾方向
に反復移動しつつ回転し、図5に示すごとく、ロール端
面が軸受7と接触し、瞬間的(一時的)にロールが回転
せず、鋼帯1はスリップすることになり、疵を発生し、
品質を低下させることになる。
【0005】このような欠点を解決するために例えば、
実開昭1−149458号のごとく、軸に螺旋溝を形成
し、ロール(軸)回転により、浴(溶融金属)を移動
し、ロール端面と軸受間に浴を強制滞留せしめて、ロー
ル端面と軸受との接触を防止することが開示されている
が、この対策においても確実なものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とするとこ
ろは、ロール軸外周に螺旋状溝を形成し、軸受のロール
軸先端接触部内壁を凸状に形成したコ型軸受に該ロール
軸を保持せしめた、溶融金属めっきの浴中ロールであ
る。
【0007】即ち、本考案においては、上記のごとく、
構成することにより、螺旋溝によって軸受に浴が圧入さ
れた状態にあり、ロール軸と軸受は、浴により保持され
るため、回転がスムースになり、又上記のごとく、コ型
軸受内壁を凸状に形成しており、ロールの巾方向移動に
より、コ型軸受の壁面に接触してもほぼ点接触になり、
回転を阻害されることはなく、かつ接触により、それ以
上のロール巾方向の移動を確実に防止でき、ロール端面
と軸受の面接触を確実に防止し、ロールの回転を常時ス
ムースにして、めっき鋼帯の擦り疵等を防止するもので
ある。
【0008】上記のごとき螺旋溝の構成としては、例え
ば、溝巾:5〜10mm、溝深さ:5〜10mm、ピッ
チ:20〜40mm、螺旋度:8〜16。で十分であ
る。
【0009】又軸受内壁を凸状に形成する態様としては
例えば、円錐台頭状に形成する他、角型に形成する、即
ち、ロールの巾方向移動(揺動)により、軸先端が、軸
受の壁に接触したとき面接触になり、回転の阻害を防止
するため、ほぼ点接触になるごとく、内壁を凸状に形成
するものである。
【0010】
【実施例】次に本考案の実施例を挙げる。
【0011】図1において、シンクロール、サポートロ
ール等の浴中ロールAの軸6外周に螺旋状溝8を形成
し、軸受9のロール軸6先端接触部内壁10を円錐台頭
状(凸状)11に形成し、これをコ型軸受9に係合保持
する。又軸受9の凸状11は図2のごとく構成するもの
である。
【0012】かくしてロールAの回転により、浴が螺旋
溝8により強制的にコ型軸受9内へ圧入され軸6は浴に
よって保持され、回転がスムースになり、又ロールAの
巾方向の移動(揺動)により、軸6先端がコ型軸受9内
壁10の凸状11に接触し、ロールA端面12と軸受9
との接触を確実に防止する。
【0013】更に軸受9の円錐台頭状(凸状)9によ
り、壁10への接触は、ほぼ点接触となり、接触による
ロールA回転を阻害することはない。
【0014】従って、ロール回転の一時的な停止による
めっき鋼帯のスリップによる擦り疵の発生を確実に防止
できる。
【0015】
【考案の効果】かくすることにより、浴中ロールの回転
がスムースになり、めっき鋼帯の擦り疵を確実に防止
し、品質を向上することができ、又歩留も向上すること
ができる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部断面説明図。
【図2】本考案における軸受9の凸形状例を示す説明
図。
【図3】溶融金属めっきの説明図。
【図4】従来の浴中ロールの保持状態を示す一部断面説
明図。
【図5】従来の浴中ロールの保持状態を示す一部断面説
明図。
【符号の説明】
1…鋼帯 2…前処理炉 3…溶融めっき浴 4…シンクロール 5,5a…サポートロール 6…ロール軸 7…軸受 8…螺旋状溝 9…コ型軸受 10…コ型軸受内
壁 11…凸形状 12…ロール端面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−126854(JP,A) 特開 平4−127257(JP,A) 実開 平1−149458(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール軸外周に螺旋状溝を形成し、軸受
    のロール軸先端接触部内壁を凸状に形成したコ型軸受に
    該ロール軸を保持せしめた、溶融金属めっきの浴内ロー
    ル。
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JPH0554544U JPH0554544U (ja) 1993-07-20
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