JP2521772B2 - 刻食ワイピング法 - Google Patents

刻食ワイピング法

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JP2521772B2
JP2521772B2 JP62215505A JP21550587A JP2521772B2 JP 2521772 B2 JP2521772 B2 JP 2521772B2 JP 62215505 A JP62215505 A JP 62215505A JP 21550587 A JP21550587 A JP 21550587A JP 2521772 B2 JP2521772 B2 JP 2521772B2
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polyacetal resin
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秀春 山岸
幸央 田口
正治 井原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリアセタール樹脂成形体に所望の文字、絵
柄を形成させる刻食ワイピング法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ポリアセタール樹脂成形品表面に所望の文字、
絵柄を形成させる方法としては、例えば特開昭62−1382
82号に記載のように、ポリアセタール樹脂成形体を刻食
加工して凹部を形成し、次いで該凹部に見当をつけて2
次インキで文字、絵柄等の印刷を行うという方法が知ら
れている。
しかしながら、このようなやり方では凹部の深度や樹
脂成形品の曲率によっては、2次インキを使用して絵付
を行うのは実際上困難である。一般的にはタンポ印刷や
ワイピング等によって絵付を行うが、タンポ印刷の場
合、形成された凹部が深いとインキが転移しない、イン
キ濃度がでない、ズレを生じやすいという欠点があり、
ワイピングではインキはみ出しがあるため洗浄工程が必
要であるという問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上述のような従来技術の欠点を解消
し、凹部の深度や成形品の曲率に左右されず、見当ズレ
をなくして確実に凹部に文字、絵柄を形成でき洗浄工程
も不要であるポリセタール樹脂成形体の刻食ワイピング
方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、ポリアセタール樹脂成形体に刻食用イン
キで刻食用印刷を施した上にマスキング層を形成し、こ
れを加熱処理して成形体表面を刻食し、刻食残渣を取り
除いて凹部を形成した後、該凹部を含む成形体表面に絵
柄形成用の2次インキでインキ層を形成し、次いでマス
キング層を剥離することにより、凹部のみに2次インキ
を残し、文字、絵柄を形成させることによって達成され
る。
本発明を図面によって具体的に説明する。第1図aに
示すように、まず、ポリアセタール樹脂成形体1(曲面
成形体を含む)に、酸含有インキ等の刻食用インキ2に
て刻食パターンを印刷する。印刷方法としては、通常の
印刷手法が使用できるが、タンポ印刷、シルク印刷等が
好ましい。酸含有インキは、スルホン酸やマレイン酸等
の有機酸、又は硫酸等の無機酸を0.1〜5%程度含有す
るインキである。
次に、ポリアセタール樹脂成形体表面にマスキング層
3を形成させる。(第1図c)これはマスキング用イン
キを用いて印刷するか、又は塗布すればよい。マスキン
グ層の形成方法としては、タンポ、シルク、転写、オフ
セット等の印刷の他、ワイピング、スピンコート、ディ
ッピング、スプレーコート等好ましい。
マスキング用インキとしては、一般的なインキが用い
られ、例えば一般インキ、熱硬化型インキ、光硬化型イ
ンキ、水溶性インキがあげられる。光硬化型インキを用
いた場合には、例えばUV線照射等の適宜手段により硬化
させる。マスキング層を形成させる樹脂は、基本的には
ポリアセタール成形品と密着性のないものであれば良
く、形成方法によって、その濃度、溶剤等を選定する。
一例をあげれば、不飽和アクリル樹脂、不飽和ポリウレ
タン、不飽和ポリエステル、ジエン系ゴム類を主剤とす
る光硬化性樹脂のほか、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース類、ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂類、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポバール樹
脂、フェノール樹脂等があげられる。
マスキング用インキ層の厚みは、刻食用インキに均一
な温度を与えることができる厚みであればよいが、作業
性等を考慮すれば2〜20μ程度が望ましい。
マスキング層を形成した後、これを加熱処理すること
によりポリアセタール樹脂の刻食絵柄部が酸成分により
分解される(第1図d)。加熱処理の条件は、温度50〜
100℃、時間は30秒〜1時間程度である。本発明では、
刻食用インキをマスキング層で完全に被覆することで、
安定した刻食作用をも効果として有する。その後刻食残
渣を弱粘着フィルムや弱粘着ロール等で除去し、凹部4
を形成させる(第1図e)。
次に、上記方法で形成された凹部を含む成形体表面に
2次インキ層5を形成する。この形成方法としては、シ
ルクスクリーン印刷、タンポ印刷、ワイピング、スプレ
ーコート、ディッピング、スピンコート等があげられ、
これらの方法によって、少なくとも文字や絵柄を得よう
とする部分は完全にベタで塗膜を形成させる。従って、
従来のように見当をつけて凹部にインキを埋め込む必要
がない。2次インキとしては、一般的なインキが用いら
れ、例えば一般インキ、熱硬化型インキ、光硬化型イン
キ、水溶性インキがあげられる。具体的には、不飽和ア
クリル樹脂、不飽和ポリウレタン、不飽和ポリエステ
ル、ジエン系ゴムを主剤とする光硬化性樹脂の他、エチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポバール樹脂、フェノール樹等からなるインキ
があげられる。
刻食処理された面は、微細な凹凸があり、インキの密
着性はよい。
2次インキを硬化させた後、強粘着ロールあるいは強
粘着テープ、水洗、シャワーノズル、ブラシ洗浄等の手
段でマスキング層3を剥離すると刻食凹部に入りこんだ
2次インキを残して他の部分の2次インキはマスキング
層と共に剥離され、刻食凹部のみに文字や絵柄を有する
成形体が得られる。
以下本発明の実施例を示す。
〔実施例〕
ポリアセタール樹脂(ジュラコン:ポリプラスチック
(株))をキーキャップ形状で射出成形した。このキー
キャップを刻食インイW−10((株)和光)にてタンポ
印刷で刻食パターンを印刷形成し、60℃20分間乾燥す
る。
その後20%エチルセルロース樹脂溶液(溶剤ブチルセ
ロソルブ)にてディッピングして60℃で30分乾燥するこ
とにより10μ厚さのマスキング層を設けた。これを、12
5℃で30分加熱処理して刻食加工処理し、サンロコ
(株)弱粘着ロールで刻食残渣分のみを取り除いた。
更に2次インキとしてエポキシ系インキ#1000(セイ
コーアドバンス(株))をディッピングにて着色したの
ち、100℃30分加熱硬化させた。これをサンロコ(株)
強粘着ロールでマスキング層を剥離すると、刻食凹部の
みに絵柄を有するキーキャップを得た。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ポリアセター
ル樹脂成形体表面に形成された凹部に対し、ベタ面で絵
柄インキを塗布できるので、従来方法のように見当をつ
けて凹部にインキを埋め込む必要がなく、凹部に見当ず
れなく絵柄を形成しうる。また、2次インキのはみ出し
がなく、洗浄工程が不要であるという効果を有する。そ
して本発明方法は、凹面、深度、成形体の曲率に関係な
く適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜gは本発明刻食ワイピング方の工程を示す断
面図である。 1……ポリアセタール樹脂成形体、2……刻食インキ、
3……マスキング層、4……凹部形成部(刻食部)、5
……2次インキ層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアセタール樹脂成形体に刻食用インキ
    で刻食用印刷を施した上にマスキング層を形成し、これ
    を加熱処理して成形体表面を刻食し、刻食残渣を取り除
    いて凹部を形成した後、該凹部を含む成形体表面に絵柄
    形成用の2次インキでインキ層を形成し、次いでマスキ
    ング層を剥離することにより、凹部のみに2次インキを
    残し、文字、絵柄を形成させることを特徴とするポリア
    セタール樹脂成形体の刻食ワイピング方法。
JP62215505A 1987-08-31 1987-08-31 刻食ワイピング法 Expired - Lifetime JP2521772B2 (ja)

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JPS6460636A JPS6460636A (en) 1989-03-07
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