JP2521673B2 - X線可動絞り装置 - Google Patents
X線可動絞り装置Info
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- JP2521673B2 JP2521673B2 JP61223754A JP22375486A JP2521673B2 JP 2521673 B2 JP2521673 B2 JP 2521673B2 JP 61223754 A JP61223754 A JP 61223754A JP 22375486 A JP22375486 A JP 22375486A JP 2521673 B2 JP2521673 B2 JP 2521673B2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はX線診断装置に係り、特にX線の照射野を決
定するX線可動絞り装置に関する。
定するX線可動絞り装置に関する。
(従来の技術) 第1図はX線診断装置の基本的配置を示す図である。
図示1は、X線ビームを発生するX線管、2はX線照射
野を決定するX線可動絞り、3は被検体、4は被検体3
を透過したX線の検出のためのフィルムである。X線管
1から発生するX線ビームは、X線可動絞り2でX線の
照射野が決定され、被検体3を透過したX線はフィルム
4で検出される。
図示1は、X線ビームを発生するX線管、2はX線照射
野を決定するX線可動絞り、3は被検体、4は被検体3
を透過したX線の検出のためのフィルムである。X線管
1から発生するX線ビームは、X線可動絞り2でX線の
照射野が決定され、被検体3を透過したX線はフィルム
4で検出される。
第4図及び第5図に、従来方式のX線可動絞りの基本
的構成図を示す。第4図において5はX線管焦点を示し
ており、このX線管焦点5から発生するX線の照射野を
羽根8及び羽根11を用いて決定するようにしている。本
図により動作原理を説明する。レバー7は長穴10を有
し、図示しないモータに連動するワイヤ12により、回転
中心6を支点として回転運動が行なわれる。レバー7に
はX線照射野を決定する鉛製の羽根8が固定されてお
り、また長穴10内にはガイド13により図示水平方向にの
み移動が可能なピン9が挿入されている。このピン9は
羽根に8に対して焦点側に設けられている他の羽根11に
固定されている。
的構成図を示す。第4図において5はX線管焦点を示し
ており、このX線管焦点5から発生するX線の照射野を
羽根8及び羽根11を用いて決定するようにしている。本
図により動作原理を説明する。レバー7は長穴10を有
し、図示しないモータに連動するワイヤ12により、回転
中心6を支点として回転運動が行なわれる。レバー7に
はX線照射野を決定する鉛製の羽根8が固定されてお
り、また長穴10内にはガイド13により図示水平方向にの
み移動が可能なピン9が挿入されている。このピン9は
羽根に8に対して焦点側に設けられている他の羽根11に
固定されている。
このような構成をとることにより、ワイヤ12を動かし
第5図で示されるように羽根8と羽根11を移動させてX
線照射野を決定している。
第5図で示されるように羽根8と羽根11を移動させてX
線照射野を決定している。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような従来のX線可動絞り装置は、羽根が駆動
レバーに固定されているため、第5図で示されるように
最小照射野の時には、羽根が必要最大照射野までカバー
できる程度に大きくなければ、X線が所定範囲以外から
も照射されてしまう可能性がある。従って羽根にはある
程度の大きさが要求され、結果としてX線可動絞り本体
の外形が大きくなってしまうという問題があった。
レバーに固定されているため、第5図で示されるように
最小照射野の時には、羽根が必要最大照射野までカバー
できる程度に大きくなければ、X線が所定範囲以外から
も照射されてしまう可能性がある。従って羽根にはある
程度の大きさが要求され、結果としてX線可動絞り本体
の外形が大きくなってしまうという問題があった。
さらに、羽根の重量はレバー自体で支えられているた
め、レバーにかなりの剛性が要求され、また駆動系の馬
力を大きくしなくてはならないという問題があった。
め、レバーにかなりの剛性が要求され、また駆動系の馬
力を大きくしなくてはならないという問題があった。
本発明は以上のような背景に基いて成されたものであ
り、X線可動絞り本体を小型化でき、駆動系の馬力の小
さくて済むX線可動絞り装置を提供することを目的とし
ている。
り、X線可動絞り本体を小型化でき、駆動系の馬力の小
さくて済むX線可動絞り装置を提供することを目的とし
ている。
[発明の構成] (問題を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本発明においてはX線
照射野を決定するための複数のピンを有する羽根と、こ
の羽根の側に設けられる複数の長穴を有する第1の板
と、支点を中心に所定の弧を描くように動作可能で長穴
を有する第2の板とを備え、前記第1、第2の板に設け
られた長穴内に前記ピンを摺動させることにより前記羽
根の動作軌跡を決めることを特徴とするX線可動絞り装
置を提供する。
照射野を決定するための複数のピンを有する羽根と、こ
の羽根の側に設けられる複数の長穴を有する第1の板
と、支点を中心に所定の弧を描くように動作可能で長穴
を有する第2の板とを備え、前記第1、第2の板に設け
られた長穴内に前記ピンを摺動させることにより前記羽
根の動作軌跡を決めることを特徴とするX線可動絞り装
置を提供する。
(作用) 上記のように構成されたX線可動絞り装置において
は、第1および第2の板に設けられた長穴内に、羽根に
設けられたピンを摺動させることにより羽根の動作軌跡
を決めるようにしたことにより、最小照射野を決定する
場合でも装置本体が小型化されたままで所定範囲にのみ
X線を照射することができ、かつ複数の長穴で羽根が保
持されるため駆動系の馬力を小さくすることが可能とな
る。
は、第1および第2の板に設けられた長穴内に、羽根に
設けられたピンを摺動させることにより羽根の動作軌跡
を決めるようにしたことにより、最小照射野を決定する
場合でも装置本体が小型化されたままで所定範囲にのみ
X線を照射することができ、かつ複数の長穴で羽根が保
持されるため駆動系の馬力を小さくすることが可能とな
る。
(実施例) 以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
第2図及び第3図は本発明によるX線可動絞りの実施
例を示す図である。羽根14には2つのピン15と16とが固
定されている。また、羽根14の両側には側板が設けられ
ており、この側板には前記ピン15と16に対応した長穴17
と18とを有している。長穴17は図示水平方向にのみピン
15が移動可能なように穴があけられており、また長穴18
は図示垂直方向にのみピン16が移動可能なように穴があ
けられている。これらのピン及び長穴は、最大照射野の
決定時には、第3図に示されるような方向に羽根が傾く
ように配置されている。
例を示す図である。羽根14には2つのピン15と16とが固
定されている。また、羽根14の両側には側板が設けられ
ており、この側板には前記ピン15と16に対応した長穴17
と18とを有している。長穴17は図示水平方向にのみピン
15が移動可能なように穴があけられており、また長穴18
は図示垂直方向にのみピン16が移動可能なように穴があ
けられている。これらのピン及び長穴は、最大照射野の
決定時には、第3図に示されるような方向に羽根が傾く
ように配置されている。
このように構成されたX線可動絞りは、羽根14に固定
されたピン19と、羽根14の両側に設けられた側板の長穴
17,18及び図示しないモータ等により駆動されるレバー2
0内の長穴21とによって摺動される。これにより羽根14
は、ピン15,16と側板上の長穴17,18とにより決められる
軌跡に従って動作し、X線の最大照射野を決定する場合
でも第3図で示されるように羽根14が所定方向に傾くこ
とによりX線可動絞り本体の外形を小型化することが可
能となる。
されたピン19と、羽根14の両側に設けられた側板の長穴
17,18及び図示しないモータ等により駆動されるレバー2
0内の長穴21とによって摺動される。これにより羽根14
は、ピン15,16と側板上の長穴17,18とにより決められる
軌跡に従って動作し、X線の最大照射野を決定する場合
でも第3図で示されるように羽根14が所定方向に傾くこ
とによりX線可動絞り本体の外形を小型化することが可
能となる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によるX線可動絞り装置に
おいては、第1および第2の板に設けられた長穴内に、
羽根に設けられたピンを摺動させることにより羽根の動
作軌跡が決められ、これに従い小さいスペースで羽根を
収納することが可能となるのでX線可動絞り装置本体の
外形を小さくすることができる。また、羽根自体の重量
は第1の板の長穴でも保持されることから、羽根を移動
させるための第2の板の駆動系の馬力を小さくすること
ができる。
おいては、第1および第2の板に設けられた長穴内に、
羽根に設けられたピンを摺動させることにより羽根の動
作軌跡が決められ、これに従い小さいスペースで羽根を
収納することが可能となるのでX線可動絞り装置本体の
外形を小さくすることができる。また、羽根自体の重量
は第1の板の長穴でも保持されることから、羽根を移動
させるための第2の板の駆動系の馬力を小さくすること
ができる。
第1図はX線診断装置における基本的配置を示す図、第
2図は本発明による最小X線照射野の決定時のX線可動
絞り装置の構成を示す図、第3図は本発明による最大X
線照射野の決定時のX線可動絞り装置の構成を示す図、
第4図は従来の最小X線照射野の決定時のX線可動絞り
装置の構成を示す図、第5図は従来の最大X線照射野の
決定時のX線可動絞り装置の構成を示す図である。 14……羽根、15,16……ピン 17,18……長穴
2図は本発明による最小X線照射野の決定時のX線可動
絞り装置の構成を示す図、第3図は本発明による最大X
線照射野の決定時のX線可動絞り装置の構成を示す図、
第4図は従来の最小X線照射野の決定時のX線可動絞り
装置の構成を示す図、第5図は従来の最大X線照射野の
決定時のX線可動絞り装置の構成を示す図である。 14……羽根、15,16……ピン 17,18……長穴
Claims (6)
- 【請求項1】X線照射野を決定するための複数のピンを
有する羽根と、この羽根の側に設けられる複数の長穴を
有する第1の板と、支点を中心に所定の弧を描くように
動作可能で長穴を有する第2の板とを備え、前記第1、
第2の板に設けられた長穴内に前記ピンを摺動させるこ
とにより前記羽根の動作軌跡を決めることを特徴とする
X線可動絞り装置。 - 【請求項2】前記第2の板の動作により前記羽根は駆動
されることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載のX
線可動絞り装置。 - 【請求項3】前記羽根の動作軌跡の始点または終点にあ
っては、前記第2の板に設けられた長穴において、摺動
されるピンが長穴の端部に位置することを特徴とする特
許請求の範囲(1)記載のX線可動絞り装置。 - 【請求項4】前記複数の長穴において、第1の長穴と第
2の長穴は互いに所定の角度をなすように設けられるこ
とを特徴とする特許請求の範囲(1)記載のX線可動絞
り装置。 - 【請求項5】前記第1の長穴と第2の長穴は互いに直角
をなすように設けられることを特徴とする特許請求の範
囲(4)記載のX線可動絞り装置。 - 【請求項6】前記羽根の動作軌跡の始点および終点にあ
っては、前記第1の長穴と第2の長穴の少なくともどち
らか一方において、摺動されるピンが長穴の端部に位置
することを特徴とする特許請求の範囲(4)記載のX線
可動絞り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61223754A JP2521673B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | X線可動絞り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61223754A JP2521673B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | X線可動絞り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6379637A JPS6379637A (ja) | 1988-04-09 |
JP2521673B2 true JP2521673B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=16803183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61223754A Expired - Fee Related JP2521673B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | X線可動絞り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521673B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4329663Y1 (ja) * | 1966-04-28 | 1968-12-05 | ||
DE3568133D1 (en) * | 1984-12-03 | 1989-03-16 | Siemens Ag | Diaphragm for primary radiation in an x-ray examination apparatus |
-
1986
- 1986-09-24 JP JP61223754A patent/JP2521673B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6379637A (ja) | 1988-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |