JP2521267Y2 - 切換バルブ - Google Patents

切換バルブ

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JP2521267Y2
JP2521267Y2 JP10468190U JP10468190U JP2521267Y2 JP 2521267 Y2 JP2521267 Y2 JP 2521267Y2 JP 10468190 U JP10468190 U JP 10468190U JP 10468190 U JP10468190 U JP 10468190U JP 2521267 Y2 JP2521267 Y2 JP 2521267Y2
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stator
rotor
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善彦 高野
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本考案は切換バルブに関するものである。
ロ.従来の技術 ステーターにローターを押圧し、ステーターに設けた
連通孔とローターに穿設した連通溝をローター回動によ
り連通遮断する形式の切換バルブが従来使用されてい
る。それらに於て一般的にステーターにはステンレス、
セラミック等の硬質材が使用され、ローターにはテフロ
ン(商品名)、ベスペル(商品名)、PEEK材等の合成樹
脂を用い、擦合せ面の気密の保持を図っている。
しかし、この擦合せ面及び合成樹脂により微量の雰囲
気ガス(空気を含む)が流路系内に透過浸入する。クロ
マトグラフ等で微量分析(高感度分析)を行う場合に
は、この透過浸入する微量成分が問題となる。
ハ.解決すべき問題点 この流路系内への微量成分の透過浸入を防止するべく
バルブの内部全体を、流路系を流れる主成分と同じガス
を流すことによりパージする方法がとられている。しか
しこの場合、ステーターとボディー、シャフトとボディ
ー等の間の気密を保たなければならない。このため構造
が複雑になり、コストが高くなる欠点があった。
ニ.問題点を解決するための手段 そこで本考案に於ては、バルブ内部からボディー外へ
のガス漏れを防ぎ、且毒ガス、可燃性ガス等の吸引可能
であることにより、危険の回避を成し、さらにローター
とステーターの接触面のみをパージするという簡単な構
造を用いることにより廉価にて提供できる切換バルブを
提案せんとするもので、ローターの切換溝を囲繞する如
くローター乃至ステーターの一方あるいは両方に溝を穿
設し、ステーターには該溝に連通する出入の流路を設け
たことを特徴とするものである。
ホ.実施例 以下、図に示す一実施例により本考案を詳細に説明す
る。
はステーターで、適宜数の流入管2,2及び流出管3,3
に対応する透孔4,4、同5,5を穿設してある。はロータ
ーで、ステーターとの接触面61に透孔4,4、同5,5に対
応する切換溝7,7,7を穿設してある。8はシャフトで一
端はローターを設置し、上端には摘片9を設けてあ
る。10はハウジングでステーター上にローターを囲
繞する如く形成し、シャフト8を挿通したブッシュ11を
支承してある。12は発条でローターをステーター
弾圧させてある。13はローターのステーターとの接
触面61に設けた切換溝7,7,7を囲繞する如く穿設した溝
である。14は流入管で、ステーターに穿設したロータ
の溝13に対面して穿設した流路15に連通してある。
16は流路で流路15の対称位置に穿設し、流出路17に連通
させてある。溝13はローターの接触面61に設けない
で、ステーターあるいはその両方に合致するように設
けることもできる。
次いで、その作動について説明すれば、流入管2,2、
切換溝7,7,7、流出管3,3より成る流路系に所望の試料、
キャリヤーガスを流し、又、摘片9によりローター
回動させ、流入管2,2と流出管3,3の接続を切換ることを
通常の切換バルブと同様である。これらの流路系の流通
中に、流入管14より送流させたパージガスは流路15より
ローターの溝13に入り、流路16より流出路17より排出
される。この溝13は切換溝7,7,7を囲繞する如く設置さ
れているため、こゝに流れるパージガスは外方からの浸
入するローターの樹脂、雰囲気ガス等をパージし、流路
系に浸入するのを防止する。同時に又、流路系から外に
出すようにするガスも捕捉されパージされる。
ト.考案の効果 上記の如き本考案によれば、ステーターにローターを
押圧し、ステーターに設けた透孔とローターに穿設した
切換溝をローター回動により連通遮断する切換バルブに
於て、ローターの切換溝を囲繞する如くローター乃至ス
テーターの一方あるいは両方に溝を穿設し、ステーター
には該溝に連通する出入の流路を設けたので、流路系
は、特に切換溝を有するローターの接触面とステーター
間がその周囲を囲むパージガスにより外部と遮断され、
擦り合せ面や樹脂から透過浸入する微量の雰囲気ガスを
もパージでき微量分析への影響を断つことが出来る。
又、毒ガス、可燃性ガス等の有害物を使用する場合に
は、パージガスにより吸引可能である。更にパージガス
はステーターとローターの接触面間に流れるだけであ
り、ステーターとハウジング間を気密に保持する必要も
なく、構造は極めて簡単に構成でき、コスト廉価に提供
できる等実用効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第一図は本考案一実施例一部縦断正面図、第二図はロー
ター接触面平面図、第三図はステーターの平面図、第四
図は従来品の一実施例一部縦断正面図である。 ……ステーター、2……流入管、3……流出管、
…ローター、7……切換溝、8……シャフト、10……ハ
ウジング、12……発条、13……溝、14……流入管、15,1
6……流路、17……流出路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステーターにローターを押圧し、ステータ
    ーに設けた透孔とローターに穿設した切換溝を、ロータ
    ー回動により連通遮断する切換バルブに於て、ローター
    の切換溝を囲繞する如くローター乃至ステーターの一方
    あるいは両方に溝を穿設し、ステーターには該溝に連通
    する出入の流路を設けたことを特徴とする切換バルブ。
JP10468190U 1990-10-04 1990-10-04 切換バルブ Expired - Lifetime JP2521267Y2 (ja)

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JP4952795B2 (ja) * 2007-12-17 2012-06-13 株式会社島津製作所 流路切換えバルブ
JP2010112462A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Okura Kogyo Kk バルブ

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