JP2520493Y2 - 切換バルブ - Google Patents
切換バルブInfo
- Publication number
- JP2520493Y2 JP2520493Y2 JP8252190U JP8252190U JP2520493Y2 JP 2520493 Y2 JP2520493 Y2 JP 2520493Y2 JP 8252190 U JP8252190 U JP 8252190U JP 8252190 U JP8252190 U JP 8252190U JP 2520493 Y2 JP2520493 Y2 JP 2520493Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- valve body
- purge gas
- flow
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Taps Or Cocks (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本考案は切換バルブに関するものである。
ロ、従来の技術 バルブボディーに設けた透孔、就中円錐状の透孔に同
様の形状に形成したローターを回動自在に挿通し、バル
ブボディーに設けた流路取合口とローターに設けた切換
溝との連通、遮断を為す切換バルブは使用されている。
それらに於て一般的にバルブボディーにはステンレス、
セラミック等の硬質材が使用され、ローターにはテフロ
ン(商品名)、ベスペル(商品名)、PEEK材等の合成樹
脂を用い、擦合せ面の気密の保持を図っている。
様の形状に形成したローターを回動自在に挿通し、バル
ブボディーに設けた流路取合口とローターに設けた切換
溝との連通、遮断を為す切換バルブは使用されている。
それらに於て一般的にバルブボディーにはステンレス、
セラミック等の硬質材が使用され、ローターにはテフロ
ン(商品名)、ベスペル(商品名)、PEEK材等の合成樹
脂を用い、擦合せ面の気密の保持を図っている。
しかし、この擦合せ面及び合成樹脂により微量の雰囲
気ガス(空気を含む)が流路系内に透過浸入する。クロ
マトグラフ等で微量分析(高感度分析)を行う場合に
は、この透過浸入する微量成分が問題となる。
気ガス(空気を含む)が流路系内に透過浸入する。クロ
マトグラフ等で微量分析(高感度分析)を行う場合に
は、この透過浸入する微量成分が問題となる。
ハ・解決すべき問題点 この流路系内への微量成分の透過浸入を防止するべく
バルブの内部全体を、流路系を流れる主成分と同じガス
を流すことによりパージする方法がとられている。しか
しこの場合、バルブボディーとボディー、シャフトとボ
ディー等の間の気密を保たなければならない。このため
構造が複雑になり、コストが高くなる欠点があった。
バルブの内部全体を、流路系を流れる主成分と同じガス
を流すことによりパージする方法がとられている。しか
しこの場合、バルブボディーとボディー、シャフトとボ
ディー等の間の気密を保たなければならない。このため
構造が複雑になり、コストが高くなる欠点があった。
ニ・問題点を解決するための手段 そこで本考案に於ては、バルブ内部からボディー外へ
のガスの漏れを防ぎ、且毒ガス、可燃性ガス等の吸引可
能であることにより、危険の回避を成し、さらに簡単な
構造を用いることにより廉価にて提供できる切換バルブ
を提案せんとするもので、バルブボディーに設けた透孔
にローターを挿通させて回動自在に支承させ、前記バル
ブボディーに設けた流路取合口と前記ローターに設けた
切換溝との連通、遮断を為す切換バルブに於て、前記ロ
ーターの外周面上下端附近に或はそれに対応する前記バ
ルブボディーの透孔に面し、リング状に流通溝を形成さ
せると共に、前記バルブボディーには流通溝に連通する
パージガス流入路とパージガス流出路を形成させたこと
を特徴とし、もう一つは、ローターに或はバルブボディ
ーの透孔に面して設けた上下の流通溝を連通する連通溝
を形成させたことを特徴とするものである。
のガスの漏れを防ぎ、且毒ガス、可燃性ガス等の吸引可
能であることにより、危険の回避を成し、さらに簡単な
構造を用いることにより廉価にて提供できる切換バルブ
を提案せんとするもので、バルブボディーに設けた透孔
にローターを挿通させて回動自在に支承させ、前記バル
ブボディーに設けた流路取合口と前記ローターに設けた
切換溝との連通、遮断を為す切換バルブに於て、前記ロ
ーターの外周面上下端附近に或はそれに対応する前記バ
ルブボディーの透孔に面し、リング状に流通溝を形成さ
せると共に、前記バルブボディーには流通溝に連通する
パージガス流入路とパージガス流出路を形成させたこと
を特徴とし、もう一つは、ローターに或はバルブボディ
ーの透孔に面して設けた上下の流通溝を連通する連通溝
を形成させたことを特徴とするものである。
ホ、実施例 以下図に示す一実施例により本考案を詳細に説明す
る。
る。
1はバルブボディーで、円錐状の透孔2を穿設してあ
る。3はローターで前記透孔2に適合する円錐状に形成
し、透孔2に回動自在に挿通してある。ローター3の一
端には摘み4を備えたシャフト5を植立させてあり、そ
の他端は透孔に螺入したローター押え6により弾圧され
ており、該ローター押え6内に発条17、スペーサー18を
ナット18により封入し、突起乃至ボール20のみを押し、
これによりローター3は押圧され確保されている。
る。3はローターで前記透孔2に適合する円錐状に形成
し、透孔2に回動自在に挿通してある。ローター3の一
端には摘み4を備えたシャフト5を植立させてあり、そ
の他端は透孔に螺入したローター押え6により弾圧され
ており、該ローター押え6内に発条17、スペーサー18を
ナット18により封入し、突起乃至ボール20のみを押し、
これによりローター3は押圧され確保されている。
通常バルブボディー1、ローター3はステンレス、そ
の他の金属の組合せ、或はその一方、例えばローター3
を合成樹脂材にて形成するのが一般的である。
の他の金属の組合せ、或はその一方、例えばローター3
を合成樹脂材にて形成するのが一般的である。
7,7…は流路取合口で、バルブボディー1に所望方向
から内方の透孔2に達する如く穿設してある。各流路取
合口7にはメネジ8を設けてあり、必要な流入管、流出
管を螺入固定する。又流入管、流出管をテフロン等の成
型可能材を用いる場合には、フランジ式シールも可能で
ある。
から内方の透孔2に達する如く穿設してある。各流路取
合口7にはメネジ8を設けてあり、必要な流入管、流出
管を螺入固定する。又流入管、流出管をテフロン等の成
型可能材を用いる場合には、フランジ式シールも可能で
ある。
9,9…はローター溝でローター3の外周で、流路取合
口7,7の間隔に対応する長さに穿設してある。
口7,7の間隔に対応する長さに穿設してある。
10,11は流通溝で、ローター3の上下端近くの周囲に
リング状に形成させてある。12,13はパージガス流入
路、パージガス流出路でバルブボディー1の中心線上を
通り、且ローター3の上方端近くに設けた流通溝10に連
通するように穿設してある。
リング状に形成させてある。12,13はパージガス流入
路、パージガス流出路でバルブボディー1の中心線上を
通り、且ローター3の上方端近くに設けた流通溝10に連
通するように穿設してある。
該流通溝10,11はバルブボディー1の透孔2に面して
バルブボディー1に穿設して形成することもできる。こ
の際、流通溝10,11は夫々パージガス流入路12,14、パー
ジガス流出路13,15とは直接連結していることになる。
バルブボディー1に穿設して形成することもできる。こ
の際、流通溝10,11は夫々パージガス流入路12,14、パー
ジガス流出路13,15とは直接連結していることになる。
14,15はパージガス流入路、パージガス流出路で上記パ
ージガス流入路12、パージガス流出路13と同様に構成さ
れ、ローター3の下方端近くに設けた流通溝11に連通す
るように構成されている。
ージガス流入路12、パージガス流出路13と同様に構成さ
れ、ローター3の下方端近くに設けた流通溝11に連通す
るように構成されている。
次いで、その作動について説明すれば、流入管、流出
管を接続した流路取合口7,7,……を夫々ローター3に設
けたローター溝9,9,……に連通させ、流入管より流れる
試料、キャリヤーガス等を流出管に流し、ローター3の
回動により、流路取合口7,7,……とローター溝9,9の接
続を切換、流入、流出経路を変えるように為すこと通常
のバルブと同様である。
管を接続した流路取合口7,7,……を夫々ローター3に設
けたローター溝9,9,……に連通させ、流入管より流れる
試料、キャリヤーガス等を流出管に流し、ローター3の
回動により、流路取合口7,7,……とローター溝9,9の接
続を切換、流入、流出経路を変えるように為すこと通常
のバルブと同様である。
これらの流路系の流通中に、パージガスのパージガス
流入路12,14にはパージガスが供給されている。パージ
ガスはパージガス流入路12,14と連通する流通溝10,11に
よりローター3の周囲を繞り、パージガス流出路13,15
より流出せしめられている。而して流通溝10,11は、ロ
ーター3の上下端近くに設けられているため、ローター
3の全周に亘りその上下がパージされており、ローター
3とバルブボディー1の摺動面、少なくとも流路取合口
7,7,……とローター溝9,9,……との連通部は完全に外部
と遮断されることになる。
流入路12,14にはパージガスが供給されている。パージ
ガスはパージガス流入路12,14と連通する流通溝10,11に
よりローター3の周囲を繞り、パージガス流出路13,15
より流出せしめられている。而して流通溝10,11は、ロ
ーター3の上下端近くに設けられているため、ローター
3の全周に亘りその上下がパージされており、ローター
3とバルブボディー1の摺動面、少なくとも流路取合口
7,7,……とローター溝9,9,……との連通部は完全に外部
と遮断されることになる。
又、流通溝10,11を連通する連通溝16を設けておくこ
とも出来る。この際、パージガス流入路12,14はその一
方を、又パージガス流出路13,15はその一方のみを用
い、他を用いないことも出来る。従ってパージガス流入
路、パージガス流出路を一箇処のみとすることも出来、
さらに一方を一箇処、他を二箇処とすることも可能であ
る。
とも出来る。この際、パージガス流入路12,14はその一
方を、又パージガス流出路13,15はその一方のみを用
い、他を用いないことも出来る。従ってパージガス流入
路、パージガス流出路を一箇処のみとすることも出来、
さらに一方を一箇処、他を二箇処とすることも可能であ
る。
この場合でもパージガスがパージガス流入路14より流
通溝11に満たされ、連通溝16を経て流通溝10を満たし、
パージガス流出路13より排出されてローター3全周に亘
り、ローター3とバルブボディー1の接触面を外部と遮
断している。
通溝11に満たされ、連通溝16を経て流通溝10を満たし、
パージガス流出路13より排出されてローター3全周に亘
り、ローター3とバルブボディー1の接触面を外部と遮
断している。
ト.考案の効果 上記の如き本考案によれば、バルブボディーに設けた
透孔にローターを挿通させて回動自在に支承させ、前記
バルブボディーに設けた流路取合口と前記ローターに設
けた切換溝との連通、遮断を為す切換バルブに於て、前
記ローターの外周面上下端附近に或はそれに対応する前
記バルブボディーの透孔に面し、リング状に流通溝を形
成させると共に、前記バルブボディーには流通溝に連通
するパージガス流入路とパージガス流出路を形成させ、
又、ローターに或はバルブボディーの透孔に面して設け
た上下の流通溝を連通する連通溝を形成させたので、流
路系は、特に切換溝を有するローターの接触面とバルブ
ボディー間がその周囲を囲むパージガスにより外部と遮
断され、擦り合せ面や樹脂から透過浸入する微量の雰囲
気ガスをもパージでき微量分析への影響を断つことが出
来る。又、毒ガス、可燃性ガス等の有害物を使用する場
合には、パージガスにより吸引可能である。さらにパー
ジガスはバルブボディーとローターの接触面間に流れる
だけであり、バルブボディーとハウジング間を気密に保
持する必要もなく、構造は極めて簡単に構成でき、コス
ト廉価に提供できる等実用効果は著大である。
透孔にローターを挿通させて回動自在に支承させ、前記
バルブボディーに設けた流路取合口と前記ローターに設
けた切換溝との連通、遮断を為す切換バルブに於て、前
記ローターの外周面上下端附近に或はそれに対応する前
記バルブボディーの透孔に面し、リング状に流通溝を形
成させると共に、前記バルブボディーには流通溝に連通
するパージガス流入路とパージガス流出路を形成させ、
又、ローターに或はバルブボディーの透孔に面して設け
た上下の流通溝を連通する連通溝を形成させたので、流
路系は、特に切換溝を有するローターの接触面とバルブ
ボディー間がその周囲を囲むパージガスにより外部と遮
断され、擦り合せ面や樹脂から透過浸入する微量の雰囲
気ガスをもパージでき微量分析への影響を断つことが出
来る。又、毒ガス、可燃性ガス等の有害物を使用する場
合には、パージガスにより吸引可能である。さらにパー
ジガスはバルブボディーとローターの接触面間に流れる
だけであり、バルブボディーとハウジング間を気密に保
持する必要もなく、構造は極めて簡単に構成でき、コス
ト廉価に提供できる等実用効果は著大である。
第一図は本考案一実施例正面図、第二図は同上平面図、
第三図は第一図ABCD線断面図、第四図は第一図中央縦断
片側断面図である。1 ……バルブボディー、2……透孔、3……ローター、
5……シャフト、7……流路取合口、9……ローター
溝、10,11……流通溝、12,14……パージガス流入路、1
3,15……パージガス流出路、16……連通溝。
第三図は第一図ABCD線断面図、第四図は第一図中央縦断
片側断面図である。1 ……バルブボディー、2……透孔、3……ローター、
5……シャフト、7……流路取合口、9……ローター
溝、10,11……流通溝、12,14……パージガス流入路、1
3,15……パージガス流出路、16……連通溝。
Claims (2)
- 【請求項1】バルブボディーに設けた透孔にローターを
挿通させて回動自在に支承させ、前記バルブボディーに
設けた流路取合口と前記ローターに設けた切換溝との連
通、遮断を為す切換バルブに於て、前記ローターの外周
面上下端附近に或はそれに対応する前記バルブボディー
の透孔に面し、リング状に流通溝を形成させると共に、
前記バルブボディーには流通溝に連通するパージガス流
入路とパージガス流出路を形成させたことを特徴とする
切換バルブ。 - 【請求項2】ローターに或はバルブボディーの透孔に面
して設けた上下の流通溝を連通する連通溝を形成させた
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲の切換バル
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8252190U JP2520493Y2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 切換バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8252190U JP2520493Y2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 切換バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0441170U JPH0441170U (ja) | 1992-04-08 |
JP2520493Y2 true JP2520493Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31629411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8252190U Expired - Lifetime JP2520493Y2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 切換バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520493Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2515530Y2 (ja) * | 1990-11-30 | 1996-10-30 | ジーエルサイエンス株式会社 | 切換バルブ |
JP5300540B2 (ja) * | 2009-03-16 | 2013-09-25 | Ckd株式会社 | 回転型切換弁及び、回転型切換弁のパージガス量の決定方法 |
-
1990
- 1990-08-03 JP JP8252190U patent/JP2520493Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0441170U (ja) | 1992-04-08 |
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