JP2521152Y2 - 粉粒状原料の流動層焼成装置 - Google Patents
粉粒状原料の流動層焼成装置Info
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- JP2521152Y2 JP2521152Y2 JP1990071640U JP7164090U JP2521152Y2 JP 2521152 Y2 JP2521152 Y2 JP 2521152Y2 JP 1990071640 U JP1990071640 U JP 1990071640U JP 7164090 U JP7164090 U JP 7164090U JP 2521152 Y2 JP2521152 Y2 JP 2521152Y2
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- exhaust gas
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- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、粉粒状原料、例えば、石灰石、または、ド
ロマイトなどをサスペンションプレヒータを用いて予熱
し、この予熱された原料を焼成する流動層焼成装置の改
善に関する。
ロマイトなどをサスペンションプレヒータを用いて予熱
し、この予熱された原料を焼成する流動層焼成装置の改
善に関する。
[従来技術とその課題] 石灰石、または、ドロマイトなどの原料を、複数のサ
イクロンを多段的に配設したサスペンションプレヒータ
を用い、焼成炉の排ガスを用いて予熱し、その予熱され
た粉粒状原料を焼成炉に導いて生石灰、または、酸化マ
グネシウムを得る。この反応は次式に示される。
イクロンを多段的に配設したサスペンションプレヒータ
を用い、焼成炉の排ガスを用いて予熱し、その予熱され
た粉粒状原料を焼成炉に導いて生石灰、または、酸化マ
グネシウムを得る。この反応は次式に示される。
CaCO3→CaO+CO2 ………………1 MgCO3→MgO+CO2 ………………2 サスペンションプレヒータでは、600〜800℃の温度域
において、排ガスに同伴される焼成された粉粒体と、そ
の排ガスに含まれている炭酸ガスとが次式で示されるよ
うに再炭酸化反応を生じる。
において、排ガスに同伴される焼成された粉粒体と、そ
の排ガスに含まれている炭酸ガスとが次式で示されるよ
うに再炭酸化反応を生じる。
CaO+CO2→CaCO3 ………………3 MgO+CO2→MgCO3 ………………4 このような再炭酸化反応によって再生する石灰石や炭
酸マグネシウムは微粉化されていることから、サスペン
ションプレヒータを構成する前記温度域におけるサイク
ロンの内壁には硬質の付着物が生成し易く、これによっ
て長期間にわたる連続運転ができなくなるということが
知られている。また、サスペンションプレヒータではダ
クト内での原料の滞留時間が短いため、排ガスとの熱交
換が不十分で、排ガス温度が上昇し、熱消費が多大とな
るという課題がある。
酸マグネシウムは微粉化されていることから、サスペン
ションプレヒータを構成する前記温度域におけるサイク
ロンの内壁には硬質の付着物が生成し易く、これによっ
て長期間にわたる連続運転ができなくなるということが
知られている。また、サスペンションプレヒータではダ
クト内での原料の滞留時間が短いため、排ガスとの熱交
換が不十分で、排ガス温度が上昇し、熱消費が多大とな
るという課題がある。
このような課題を解決する手段として、ダクトの中途
部を絞った形状の噴流層構造とし、排ガス流と原料とを
交流接触させて滞留時間を長くし、熱交換率を向上させ
る手段が特開昭53-110624号公報に開示されている。し
かしながらこの予熱手段は、管路構造のダクトに絞りを
形成して、原料の滞留時間の増加を計ったものであるが
ダクト内の排ガス流速は、約4mm径の原料を吹き上げる
に必要な35〜40m/sなので、ダクト内での原料滞留時間
はきわめて短く、排ガスとの熱交換が不十分で、熱消費
が多大となるという課題を解決できない。また、上段の
サイクロンから大量の原料が投入供給された場合には、
一部が次段のサイクロンに直落し、製品に生原料が混入
されるという不都合もある。
部を絞った形状の噴流層構造とし、排ガス流と原料とを
交流接触させて滞留時間を長くし、熱交換率を向上させ
る手段が特開昭53-110624号公報に開示されている。し
かしながらこの予熱手段は、管路構造のダクトに絞りを
形成して、原料の滞留時間の増加を計ったものであるが
ダクト内の排ガス流速は、約4mm径の原料を吹き上げる
に必要な35〜40m/sなので、ダクト内での原料滞留時間
はきわめて短く、排ガスとの熱交換が不十分で、熱消費
が多大となるという課題を解決できない。また、上段の
サイクロンから大量の原料が投入供給された場合には、
一部が次段のサイクロンに直落し、製品に生原料が混入
されるという不都合もある。
また、サスペンションプレヒータを構成する多段的な
サイクロンのうち、再炭酸化反応が生じる600〜800℃の
温度域となる特定の部位のサイクロンを複数の並列型構
造とし、この並列複数のサイクロンを取替ることにより
連続運転を可能とする装置(実公昭63-1196号公報)
や、並列複数のサイクロンを切換え使用することにより
連続運転を可能とした装置(特開平2-63544号公報)が
ある。この種のものは、焼成炉における焼成温度条件
や、サスペンションプレヒータにおける熱交換が不十分
であると、排ガス温度が高くなり、設定した並列複数の
特定サイクロンだけでなく、このサイクロンより上位の
サイクロンも再炭酸化反応によるコーチングが発生する
ことから、これらサイクロンも並列複数構造とし、取替
え、または、切換える必要があり、初期の目的が達成し
得ないという課題が残されている。
サイクロンのうち、再炭酸化反応が生じる600〜800℃の
温度域となる特定の部位のサイクロンを複数の並列型構
造とし、この並列複数のサイクロンを取替ることにより
連続運転を可能とする装置(実公昭63-1196号公報)
や、並列複数のサイクロンを切換え使用することにより
連続運転を可能とした装置(特開平2-63544号公報)が
ある。この種のものは、焼成炉における焼成温度条件
や、サスペンションプレヒータにおける熱交換が不十分
であると、排ガス温度が高くなり、設定した並列複数の
特定サイクロンだけでなく、このサイクロンより上位の
サイクロンも再炭酸化反応によるコーチングが発生する
ことから、これらサイクロンも並列複数構造とし、取替
え、または、切換える必要があり、初期の目的が達成し
得ないという課題が残されている。
そこで、このような課題を解消する手段として、サス
ペンションプレヒータを構成するサイクロンのうち、約
600〜800℃の排ガスが流過する領域に位置するサイクロ
ンにあって、その円筒部の排ガス流入部近傍に、冷却用
ジャケットを形成せしめ、サイクロン内面への微粉の付
着,硬化を抑制し、また、微粉が付着してコーチングが
発生した場合でも、コーチングの成長速度を大巾に遅ら
せるとともに、剥離を助長させることができ、保守作業
が不要となり生産性が向上しうる流動層焼成装置が提案
されている。(特開昭63-30350号公報参照) しかしながら、上記出願の焼成装置の実機において
は、第8図に示すように、排ガス流入部近傍のダクト部
にコーチングが発生し、このコーチングは図で示す冷却
用ジャケットでは排除することができず、また、発生し
たコーチングはサイクロンの円筒部からコーン部へも成
長するという課題が残されている。
ペンションプレヒータを構成するサイクロンのうち、約
600〜800℃の排ガスが流過する領域に位置するサイクロ
ンにあって、その円筒部の排ガス流入部近傍に、冷却用
ジャケットを形成せしめ、サイクロン内面への微粉の付
着,硬化を抑制し、また、微粉が付着してコーチングが
発生した場合でも、コーチングの成長速度を大巾に遅ら
せるとともに、剥離を助長させることができ、保守作業
が不要となり生産性が向上しうる流動層焼成装置が提案
されている。(特開昭63-30350号公報参照) しかしながら、上記出願の焼成装置の実機において
は、第8図に示すように、排ガス流入部近傍のダクト部
にコーチングが発生し、このコーチングは図で示す冷却
用ジャケットでは排除することができず、また、発生し
たコーチングはサイクロンの円筒部からコーン部へも成
長するという課題が残されている。
本考案の目的は、サスペンションプレヒータを構成す
るサイクロンのうち、約600〜800℃の排ガスが流過する
領域に位置するサイクロンを、冷却用ジャケット手段か
らなる二重殻構造とし、サイクロン内面,全域対して排
ガス中の微粉の付着防止、あるいは、付着物の排除を可
能とし、従来技術の課題が一掃しうる信頼性の高い流動
層焼成装置を提供することにある。
るサイクロンのうち、約600〜800℃の排ガスが流過する
領域に位置するサイクロンを、冷却用ジャケット手段か
らなる二重殻構造とし、サイクロン内面,全域対して排
ガス中の微粉の付着防止、あるいは、付着物の排除を可
能とし、従来技術の課題が一掃しうる信頼性の高い流動
層焼成装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、焼成炉の上方に、複数のサイクロン(C
1〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、上記粉粒状原料が再炭酸化反
応を起す部分のサイクロン全体を冷却用ジャケット手段
からなる二重構造とし、該サイクロンの円筒部及びコー
ン部を、それぞれ隔壁によって区劃された水平方向複数
段の冷却用ジャケットにて構成せしめ、各段の冷却用ジ
ャケットの一側に冷却用流体の供給ポートを、他側に流
出ポートを設けたことにより達成される。
1〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、上記粉粒状原料が再炭酸化反
応を起す部分のサイクロン全体を冷却用ジャケット手段
からなる二重構造とし、該サイクロンの円筒部及びコー
ン部を、それぞれ隔壁によって区劃された水平方向複数
段の冷却用ジャケットにて構成せしめ、各段の冷却用ジ
ャケットの一側に冷却用流体の供給ポートを、他側に流
出ポートを設けたことにより達成される。
上記目的は、焼成炉の上方に、複数のサイクロン(C
1〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、上記粉粒状原料が再炭酸化反
応を起す部分のサイクロン全体を冷却用ジャケット手段
からなる二重構造とし、該サイクロンの円筒部を、隔壁
によって区劃された水平方向複数段の冷却用ジャケット
にて構成するとともに、上記サイクロンのコーン部を、
隔壁によって区劃された垂直方向複数の冷却用ジャケッ
トにて構成せしめ、上記各冷却用ジャケットの一側に冷
却用流体の供給ポートを、他側に流出用ポートを設けた
ことにより達成される。
1〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、上記粉粒状原料が再炭酸化反
応を起す部分のサイクロン全体を冷却用ジャケット手段
からなる二重構造とし、該サイクロンの円筒部を、隔壁
によって区劃された水平方向複数段の冷却用ジャケット
にて構成するとともに、上記サイクロンのコーン部を、
隔壁によって区劃された垂直方向複数の冷却用ジャケッ
トにて構成せしめ、上記各冷却用ジャケットの一側に冷
却用流体の供給ポートを、他側に流出用ポートを設けた
ことにより達成される。
上記目的は、焼成炉の上方に、複数のサイクロン(C
1〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、上記粉粒状原料が再炭酸化反
応を起す部分のサイクロン全体を冷却用ジャケット手段
からなる二重構造とし、該サイクロンの円筒部及びコー
ン部を、それぞれ隔壁によって垂直方向複数の冷却用ジ
ャケットにて構成せしめ、各冷却用ジャケットの下端に
冷却用流体の供給ポートを、上端に流出ポートを設けた
ことにより達成される。
1〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、上記粉粒状原料が再炭酸化反
応を起す部分のサイクロン全体を冷却用ジャケット手段
からなる二重構造とし、該サイクロンの円筒部及びコー
ン部を、それぞれ隔壁によって垂直方向複数の冷却用ジ
ャケットにて構成せしめ、各冷却用ジャケットの下端に
冷却用流体の供給ポートを、上端に流出ポートを設けた
ことにより達成される。
上記目的は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記
各冷却用冷ジャケットの内殻壁の温度を検知する温度セ
ンサーと、各冷却用ジャケットの内壁面に開口するノズ
ルを設け、上記温度センサーによる検知温度が許容設定
温度より低下した時に、上記ノズルから高圧空気を吹き
込み、付着物を強制的に破壊剥離するようにしたことに
より達成される。
各冷却用冷ジャケットの内殻壁の温度を検知する温度セ
ンサーと、各冷却用ジャケットの内壁面に開口するノズ
ルを設け、上記温度センサーによる検知温度が許容設定
温度より低下した時に、上記ノズルから高圧空気を吹き
込み、付着物を強制的に破壊剥離するようにしたことに
より達成される。
上記目的は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記
各冷却用冷ジャケットの内殻壁の温度を検知する温度セ
ンサーと、各冷却用ジャケットに供給する冷却用流体の
流量調整用バルブを設け、上記温度センサーによる検知
温度が許容設定温度より低下した時に、冷却用流体の流
量を増加するようにしたことにより達成される。
各冷却用冷ジャケットの内殻壁の温度を検知する温度セ
ンサーと、各冷却用ジャケットに供給する冷却用流体の
流量調整用バルブを設け、上記温度センサーによる検知
温度が許容設定温度より低下した時に、冷却用流体の流
量を増加するようにしたことにより達成される。
[実施例] 次に、図面について本考案実施例の詳細を説明する。
第1図は本考案装置が適用されるサスペンションプレ
ヒータを備えた流動層焼成装置の全体構成図、第2図は
本考案装置に使用するサイクロンの第1実施例を示す縦
断正面図、第3図は本考案装置に使用するサイクロンの
第2実施例を示す縦断正面図、第4図は第3図A-A線の
断面図、第5図は本考案装置に使用するサイクロンの第
3実施例を示す縦断正面図、第6図は第5図B-B線の断
面図、第7図は上記第1〜第3実施例に適応しうる付着
物の強制排除手段を示す要部の断面図である。
ヒータを備えた流動層焼成装置の全体構成図、第2図は
本考案装置に使用するサイクロンの第1実施例を示す縦
断正面図、第3図は本考案装置に使用するサイクロンの
第2実施例を示す縦断正面図、第4図は第3図A-A線の
断面図、第5図は本考案装置に使用するサイクロンの第
3実施例を示す縦断正面図、第6図は第5図B-B線の断
面図、第7図は上記第1〜第3実施例に適応しうる付着
物の強制排除手段を示す要部の断面図である。
第1,2図について、本考案装置の第1実施例の詳細を
説明する。第1図に示す複数のサイクロンC1,C2,C3,C4
は、図のように多段的に配設されてサスペンションプレ
ヒータ1を構成している。上記サイクロンC3とC4とを
接続するダクト2に設けた原料投入シュート3から投入
される石灰石、または、ドロマイトなどの粉粒状原料
は、流動層焼成炉4からの排ガスによって予熱され、そ
の予熱された粉粒状原料は、順次上記焼成炉4に導かれ
て焼成される。そして、焼成炉4において焼成された製
品は、製品の捕集サイクロンC0などを経て流動層クー
ラ5において冷却され、コンベア(図示略)から製品と
して取出し回収される。
説明する。第1図に示す複数のサイクロンC1,C2,C3,C4
は、図のように多段的に配設されてサスペンションプレ
ヒータ1を構成している。上記サイクロンC3とC4とを
接続するダクト2に設けた原料投入シュート3から投入
される石灰石、または、ドロマイトなどの粉粒状原料
は、流動層焼成炉4からの排ガスによって予熱され、そ
の予熱された粉粒状原料は、順次上記焼成炉4に導かれ
て焼成される。そして、焼成炉4において焼成された製
品は、製品の捕集サイクロンC0などを経て流動層クー
ラ5において冷却され、コンベア(図示略)から製品と
して取出し回収される。
第1図の系統図について作用を説明しながら更に構成
の詳細を述べると、上記原料投入シュート3から投入供
給された粉粒状原料は、ダクト2からサイクロンC4に
導かれて捕集され、シュート6からダンパ7を介してサ
イクロンC2とC3を接続するダクト8に供給せしめられ
る。そして、サイクロンC3に至って捕集された粉粒状
原料は、シュート9からダンパ10を介してサイクロンC
1とC2とを接続するダクト11に投入されサイクロンC2
に至る。このサイクロンC2で捕集された粉粒状原料
は、シュート12からダンパ13を介して捕集サイクロンC
0とサイクロンC1とを接続するダクト14に投入供給され
てサイクロンC1に至り、排ガスとの間で充分に熱交換
が行われた粉粒状原料は、サイクロンC1にて捕集され
てシュート15からダンパ16を経て流動層焼成炉4に投入
せしめられ、ここで焼成された製品の大半はLバルブ17
をもつシュート18により流動層クーラ5に導入されると
ともに、一部の製品は捕集サイクロンC0にて捕集され
てシュート19からダンパ20を介して流動層クーラ5に送
られ、コンベア(図示略)から製品として取出し回収せ
しめられる。図中21は押込みファン,22,23はサイクロン
で、上記流動層クーラ5からの空気は、ダクト24,25か
ら上記サイクロン22,23を経て上記流動層焼成炉4の風
箱26に燃焼用の空気として供給される。
の詳細を述べると、上記原料投入シュート3から投入供
給された粉粒状原料は、ダクト2からサイクロンC4に
導かれて捕集され、シュート6からダンパ7を介してサ
イクロンC2とC3を接続するダクト8に供給せしめられ
る。そして、サイクロンC3に至って捕集された粉粒状
原料は、シュート9からダンパ10を介してサイクロンC
1とC2とを接続するダクト11に投入されサイクロンC2
に至る。このサイクロンC2で捕集された粉粒状原料
は、シュート12からダンパ13を介して捕集サイクロンC
0とサイクロンC1とを接続するダクト14に投入供給され
てサイクロンC1に至り、排ガスとの間で充分に熱交換
が行われた粉粒状原料は、サイクロンC1にて捕集され
てシュート15からダンパ16を経て流動層焼成炉4に投入
せしめられ、ここで焼成された製品の大半はLバルブ17
をもつシュート18により流動層クーラ5に導入されると
ともに、一部の製品は捕集サイクロンC0にて捕集され
てシュート19からダンパ20を介して流動層クーラ5に送
られ、コンベア(図示略)から製品として取出し回収せ
しめられる。図中21は押込みファン,22,23はサイクロン
で、上記流動層クーラ5からの空気は、ダクト24,25か
ら上記サイクロン22,23を経て上記流動層焼成炉4の風
箱26に燃焼用の空気として供給される。
以上のような粉粒状原料の流動層焼成装置において本
考案は、上記サスペンションプレヒータ1を構成し、か
つ、排ガス中の粉粒体が約600〜800℃、即ち、再炭酸化
反応を起す部分に該当する、例えば、上記サイクロンC
2、および/またはC3を、第2図に示すように構成した
ものである。
考案は、上記サスペンションプレヒータ1を構成し、か
つ、排ガス中の粉粒体が約600〜800℃、即ち、再炭酸化
反応を起す部分に該当する、例えば、上記サイクロンC
2、および/またはC3を、第2図に示すように構成した
ものである。
即ち、サイクロンC2,C3全体を、ステンレス鋼や鋳鋼
などの耐熱性金属材料にて二重殻構造に形成し、サイク
ロンC2,C3の円筒部、および、コーン部を隔壁27によっ
て水平方向に区劃して上下方向に複数段で、而も、水平
姿勢の冷却用ジャケット28を構成せしめる。そして、各
段の冷却用ジャケット28の一側には、冷却用空気,冷却
水などの冷却用流体の供給ポート29を、また、他側には
流出ポート30を設ける。上記各段の供給ポート29は第1
図に示すように、流量調整用のバルブ31を介してヘッダ
ー32に接続するとともに、このヘッダー32には流量調整
用のバルブ33を介してブロワー34を接続する。また、冷
却用流体が液体の場合には、ブロワー34に代えてポンプ
を使用する。上記各段の流出ポート30は夫々管寄せ35に
接続し、各段の冷却用ジャケット28で熱交換された冷却
用の空気は、流動層焼成炉4の風箱26に供給して燃焼用
空気として使用するか、また、冷却水の場合には熱交換
された温湯を他の目的に使用することができる。更に、
上記各段の流量調整用のバルブ31、および/または、ブ
ロワー管路の流量調整用のバルブ33の調整により、各段
冷却用ジャケット28に対する冷却用流体の流量調整が各
別に行えるし、また、ブロワー管路のバルブ33により全
体の流量調整管理がなしうる。
などの耐熱性金属材料にて二重殻構造に形成し、サイク
ロンC2,C3の円筒部、および、コーン部を隔壁27によっ
て水平方向に区劃して上下方向に複数段で、而も、水平
姿勢の冷却用ジャケット28を構成せしめる。そして、各
段の冷却用ジャケット28の一側には、冷却用空気,冷却
水などの冷却用流体の供給ポート29を、また、他側には
流出ポート30を設ける。上記各段の供給ポート29は第1
図に示すように、流量調整用のバルブ31を介してヘッダ
ー32に接続するとともに、このヘッダー32には流量調整
用のバルブ33を介してブロワー34を接続する。また、冷
却用流体が液体の場合には、ブロワー34に代えてポンプ
を使用する。上記各段の流出ポート30は夫々管寄せ35に
接続し、各段の冷却用ジャケット28で熱交換された冷却
用の空気は、流動層焼成炉4の風箱26に供給して燃焼用
空気として使用するか、また、冷却水の場合には熱交換
された温湯を他の目的に使用することができる。更に、
上記各段の流量調整用のバルブ31、および/または、ブ
ロワー管路の流量調整用のバルブ33の調整により、各段
冷却用ジャケット28に対する冷却用流体の流量調整が各
別に行えるし、また、ブロワー管路のバルブ33により全
体の流量調整管理がなしうる。
次に第3,4図について本考案装置に使用するサイクロ
ンの第2実施例を説明すると、この実施例はサイクロン
C2,C3の円筒部に形成する複数の冷却用ジャケット36
は、上記第1実施例と同様に水平姿勢とし、コーン部に
形成する複数の冷却用ジャケット37は、コーンの傾斜に
そった垂直姿勢としたものである。上記円筒部の冷却用
ジャケット36には夫々冷却用流体の供給ポート38と流出
ポート39が設けてあり、供給ポート38は第1実施例と同
様に流量調整用のバルブを介してヘッダーに接続される
し、また、コーン部の各冷却用ジャケット37の下部には
夫々冷却用流体の供給ポート40が取りつけられており、
更に、この各冷却用ジャケット37の上端部には、大気開
放用の流出口41が形成してある。このコーン部の供給ポ
ート40は、上記実施例同様に、流量調整用バルブ(図示
略)を介してヘッダー(図示略)に接続されることは当
然である。また、コーン部の冷却用ジャケット37の上端
に設けた流出口41は夫々大気に開放されているため、空
気以外の冷却流体は使用できないが、この各流出口41を
ダクト(図示略)に連結することにより、熱交換された
冷却用流体のリサイクルが可能であることは第1実施例
と同様である。
ンの第2実施例を説明すると、この実施例はサイクロン
C2,C3の円筒部に形成する複数の冷却用ジャケット36
は、上記第1実施例と同様に水平姿勢とし、コーン部に
形成する複数の冷却用ジャケット37は、コーンの傾斜に
そった垂直姿勢としたものである。上記円筒部の冷却用
ジャケット36には夫々冷却用流体の供給ポート38と流出
ポート39が設けてあり、供給ポート38は第1実施例と同
様に流量調整用のバルブを介してヘッダーに接続される
し、また、コーン部の各冷却用ジャケット37の下部には
夫々冷却用流体の供給ポート40が取りつけられており、
更に、この各冷却用ジャケット37の上端部には、大気開
放用の流出口41が形成してある。このコーン部の供給ポ
ート40は、上記実施例同様に、流量調整用バルブ(図示
略)を介してヘッダー(図示略)に接続されることは当
然である。また、コーン部の冷却用ジャケット37の上端
に設けた流出口41は夫々大気に開放されているため、空
気以外の冷却流体は使用できないが、この各流出口41を
ダクト(図示略)に連結することにより、熱交換された
冷却用流体のリサイクルが可能であることは第1実施例
と同様である。
次に、第5,6図について本考案装置に使用するサイク
ロンC2,C3の第3実施例について説明する。この実施例
は、上記第2実施例のサイクロン円筒部に、垂直姿勢
で、かつ、複数の冷却用ジャケット42を形成し、かつ、
サイクロンコーン部には上記第2実施例と同様なコーン
部の傾斜にそった垂直姿勢で、而も、複数の冷却用ジャ
ケット37を形成したものである。上記円筒部の各冷却用
ジャケット42の下端には夫々冷却用流体の供給ポート43
を設けるとともに、冷却用ジャケット42の上面には、第
6図に示すように複数個の流出ポート44を設ける。上記
各供給ポート43は第1実施例、即ち、第1図に示すよう
に流量調整用のバルブ(図示略)を介してヘッダー(図
示略)に接続されるし、また、上記各流出ポート44は管
寄せ(図示略)に接続される。上記コーン部に形成され
る複数の冷却用ジャケット37は、第2実施例と同様であ
るので、これと同一の符号を付すことによってその詳細
な構造説明は省略する。
ロンC2,C3の第3実施例について説明する。この実施例
は、上記第2実施例のサイクロン円筒部に、垂直姿勢
で、かつ、複数の冷却用ジャケット42を形成し、かつ、
サイクロンコーン部には上記第2実施例と同様なコーン
部の傾斜にそった垂直姿勢で、而も、複数の冷却用ジャ
ケット37を形成したものである。上記円筒部の各冷却用
ジャケット42の下端には夫々冷却用流体の供給ポート43
を設けるとともに、冷却用ジャケット42の上面には、第
6図に示すように複数個の流出ポート44を設ける。上記
各供給ポート43は第1実施例、即ち、第1図に示すよう
に流量調整用のバルブ(図示略)を介してヘッダー(図
示略)に接続されるし、また、上記各流出ポート44は管
寄せ(図示略)に接続される。上記コーン部に形成され
る複数の冷却用ジャケット37は、第2実施例と同様であ
るので、これと同一の符号を付すことによってその詳細
な構造説明は省略する。
第7図は、上述した第1〜3実施例における各冷却用
ジャケット28,36,37,42に適応しうる付着物の強制排除
手段を示している。その構成を第1実施例(第1,2図)
の冷却用ジャケット28を代表として説明すると、45は各
冷却用ジャケット28の内殻壁の温度センサーであって、
該温度センサー45による検知温度が経験則から定められ
た設定温度より著しく低下した場合には、当該冷却用ジ
ャケット28の部位に付着物がかなり成長付着しているこ
とが検知される。そして、温度センサー45による検知温
度が許容設定温度より低下したときに、この温度センサ
ー45の検知信号によって、例えば、コンプレッサー(図
示略)が作動し、サイクロンC2,C3の内殻壁面に開口せ
るノズル46から高圧空気を付着物に吹きつけ、空圧によ
って付着物を強制的に破壊剥離して落下させる。また、
この温度センサー45による検知温度が許容設定温度より
低下する場合には、温度センサー45の信号によって流量
調整用のバルブ31を開いて多量の冷却用流体を当該冷却
用ジャケット28内に供給し、微粉の付着を抑制、また
は、付着物の剥離を行わせることも可能であり、そのた
めには、全ての流量調整用のバルブ31、および/また
は、ブロワー管路のバルブ34を温度センサー45によって
自動管理させるものである。
ジャケット28,36,37,42に適応しうる付着物の強制排除
手段を示している。その構成を第1実施例(第1,2図)
の冷却用ジャケット28を代表として説明すると、45は各
冷却用ジャケット28の内殻壁の温度センサーであって、
該温度センサー45による検知温度が経験則から定められ
た設定温度より著しく低下した場合には、当該冷却用ジ
ャケット28の部位に付着物がかなり成長付着しているこ
とが検知される。そして、温度センサー45による検知温
度が許容設定温度より低下したときに、この温度センサ
ー45の検知信号によって、例えば、コンプレッサー(図
示略)が作動し、サイクロンC2,C3の内殻壁面に開口せ
るノズル46から高圧空気を付着物に吹きつけ、空圧によ
って付着物を強制的に破壊剥離して落下させる。また、
この温度センサー45による検知温度が許容設定温度より
低下する場合には、温度センサー45の信号によって流量
調整用のバルブ31を開いて多量の冷却用流体を当該冷却
用ジャケット28内に供給し、微粉の付着を抑制、また
は、付着物の剥離を行わせることも可能であり、そのた
めには、全ての流量調整用のバルブ31、および/また
は、ブロワー管路のバルブ34を温度センサー45によって
自動管理させるものである。
[考案の効果] 上述のように本考案の構成によれば、次のような効果
が得られる。
が得られる。
(a)サスペンションプレヒータを構成するサイクロン
のうち、排ガス中の成分が再炭酸化反応を起す部位のサ
イクロンを、冷却用ジャケット手段からなる二重殻構造
としたので、当該サイクロンの円筒部、および、コーン
部の何れの部分においても、排ガス中の微粉の付着が抑
制し得、又循環微粉量が増加し、仮にコーチングが発生
したとしても、急激に冷却用ジャケットの壁面温度を降
下させることにより、付着物は直ちに剥離し落下せしめ
られるので、サイクロン閉鎖に至らず、従来の技術では
望み得なかった長期の連続運転が可能となり、粉粒状原
料の焼成効率の向上が図れることは勿論のこと、 (b)請求項1〜3又は請求項4に共通として、上下各
段の冷却用ジャケット又は垂直方向複数の冷却用ジャケ
ットに対する冷却用流体の流量調整が各別に行え、特
に、冷却用ジャケットの内殻壁の温度、即ち当該冷却用
ジャケットに設けた温度センサーにより内殻壁の検知温
度が経験則から定められた設定温度より著しく低下した
場合には、当該冷却用ジャケットの部位に付着物が成長
付着していることが容易に検知することができる。そし
て、この低下した温度の検知信号によって、当該サイク
ロンの内殻壁面に開口せるノズルから高圧空気を吹き付
け、この空圧によって付着物を強制的に破壊剥離して落
下させ、長期の安定した連続運転を可能とし、粉粒状原
料の焼成効率の向上が図れる。
のうち、排ガス中の成分が再炭酸化反応を起す部位のサ
イクロンを、冷却用ジャケット手段からなる二重殻構造
としたので、当該サイクロンの円筒部、および、コーン
部の何れの部分においても、排ガス中の微粉の付着が抑
制し得、又循環微粉量が増加し、仮にコーチングが発生
したとしても、急激に冷却用ジャケットの壁面温度を降
下させることにより、付着物は直ちに剥離し落下せしめ
られるので、サイクロン閉鎖に至らず、従来の技術では
望み得なかった長期の連続運転が可能となり、粉粒状原
料の焼成効率の向上が図れることは勿論のこと、 (b)請求項1〜3又は請求項4に共通として、上下各
段の冷却用ジャケット又は垂直方向複数の冷却用ジャケ
ットに対する冷却用流体の流量調整が各別に行え、特
に、冷却用ジャケットの内殻壁の温度、即ち当該冷却用
ジャケットに設けた温度センサーにより内殻壁の検知温
度が経験則から定められた設定温度より著しく低下した
場合には、当該冷却用ジャケットの部位に付着物が成長
付着していることが容易に検知することができる。そし
て、この低下した温度の検知信号によって、当該サイク
ロンの内殻壁面に開口せるノズルから高圧空気を吹き付
け、この空圧によって付着物を強制的に破壊剥離して落
下させ、長期の安定した連続運転を可能とし、粉粒状原
料の焼成効率の向上が図れる。
(c)請求項1〜3又は請求項5に共通として、上下各
段の冷却用ジャケット又は垂直方向複数の冷却用ジャケ
ットに対する冷却用流体の流量調整が各別に行え、特
に、冷却用ジャケットの内殻壁の温度、即ち当該冷却用
ジャケットに設けた温度センサーにより内殻壁の検知温
度が経験則から定められた設定温度より著しく低下した
場合には、この温度センサーの信号により流量調整用バ
ルブを開いて多量の冷却用流体を当該冷却用ジャケット
内に供給し、微粉の付着を抑制又は付着物の剥離が可能
であり、長期の安定した連続運転と粉粒状原料の焼成効
率の向上を図ることができる。
段の冷却用ジャケット又は垂直方向複数の冷却用ジャケ
ットに対する冷却用流体の流量調整が各別に行え、特
に、冷却用ジャケットの内殻壁の温度、即ち当該冷却用
ジャケットに設けた温度センサーにより内殻壁の検知温
度が経験則から定められた設定温度より著しく低下した
場合には、この温度センサーの信号により流量調整用バ
ルブを開いて多量の冷却用流体を当該冷却用ジャケット
内に供給し、微粉の付着を抑制又は付着物の剥離が可能
であり、長期の安定した連続運転と粉粒状原料の焼成効
率の向上を図ることができる。
第1図は本考案装置が適用されるサスペンションプレヒ
ータを備えた流動層焼成装置の全体構成図、第2図は本
考案装置に使用するサイクロンの第1実施例を示す縦断
正面図、第3図は本考案装置に使用するサイクロンの第
2実施例を示す縦断正面図、第4図は第3図A-A線の断
面図、第5図は本考案装置に使用するサイクロンの第3
実施例を示す縦断正面図、第6図は第5図B-B線の断面
図、第7図は上記第1〜第3実施例に適応しうる付着物
の強制排除手段を示す要部の断面図、第8図は従来技術
の縦断正面図である。 C0,C1,C2,C3,C4……サイクロン,1……サスペンション
プレヒータ,2……ダクト,3……シュート,4……焼成炉,5
……クーラ,6……シュート,7……ダンパ,8……ダクト,9
……シュート,10……ダンパ,11……ダクト,12……シュ
ート,13……ダンパ,14……ダクト,15……シュート,16…
…ダンパ,17……Lバルブ,18,19……シュート,20……ダ
ンパ,21……押込みファン,22,23……サイクロン,24,25
……ダクト,26……風箱,27……隔壁,28……冷却用ジャ
ケット,29……供給ポート,30……流出ポート,31……バ
ルブ,32……ヘッダー,33……バルブ,34……ブロワー,35
……管寄せ,36,37……冷却用ジャケット,38……供給ポ
ート,39……流出ポート,40……供給ポート,41……流出
口,42……冷却用ジャケット,43……供給ポート,44……
流出ポート,45……温度センサー,46……ノズル。
ータを備えた流動層焼成装置の全体構成図、第2図は本
考案装置に使用するサイクロンの第1実施例を示す縦断
正面図、第3図は本考案装置に使用するサイクロンの第
2実施例を示す縦断正面図、第4図は第3図A-A線の断
面図、第5図は本考案装置に使用するサイクロンの第3
実施例を示す縦断正面図、第6図は第5図B-B線の断面
図、第7図は上記第1〜第3実施例に適応しうる付着物
の強制排除手段を示す要部の断面図、第8図は従来技術
の縦断正面図である。 C0,C1,C2,C3,C4……サイクロン,1……サスペンション
プレヒータ,2……ダクト,3……シュート,4……焼成炉,5
……クーラ,6……シュート,7……ダンパ,8……ダクト,9
……シュート,10……ダンパ,11……ダクト,12……シュ
ート,13……ダンパ,14……ダクト,15……シュート,16…
…ダンパ,17……Lバルブ,18,19……シュート,20……ダ
ンパ,21……押込みファン,22,23……サイクロン,24,25
……ダクト,26……風箱,27……隔壁,28……冷却用ジャ
ケット,29……供給ポート,30……流出ポート,31……バ
ルブ,32……ヘッダー,33……バルブ,34……ブロワー,35
……管寄せ,36,37……冷却用ジャケット,38……供給ポ
ート,39……流出ポート,40……供給ポート,41……流出
口,42……冷却用ジャケット,43……供給ポート,44……
流出ポート,45……温度センサー,46……ノズル。
Claims (5)
- 【請求項1】焼成炉の上方に、複数のサイクロン(C1
〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、 上記粉粒状原料が再炭酸化反応を起す部分のサイクロン
全体を冷却用ジャケット手段からなる二重構造とし、該
サイクロンの円筒部及びコーン部を、それぞれ隔壁によ
って区劃された水平方向複数段の冷却用ジャケットにて
構成せしめ、各段の冷却用ジャケットの一側に冷却用流
体の供給ポートを、他側に流出ポートを設けたことを特
徴とする粉粒状原料の流動層焼成装置。 - 【請求項2】焼成炉の上方に、複数のサイクロン(C1
〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、 上記粉粒状原料が再炭酸化反応を起す部分のサイクロン
全体を冷却用ジャケット手段からなる二重構造とし、該
サイクロンの円筒部を、隔壁によって区劃された水平方
向複数段の冷却用ジャケットにて構成するとともに、上
記サイクロンのコーン部を、隔壁によって区劃された垂
直方向複数の冷却用ジャケットにて構成せしめ、上記各
冷却用ジャケットの一側に冷却用流体の供給ポートを、
他側に流出用ポートを設けたことを特徴とする粉粒状原
料の流動層焼成装置。 - 【請求項3】焼成炉の上方に、複数のサイクロン(C1
〜Cn)を多段的に配設して構成せるサスペンションプ
レヒータに、上記焼成炉の排ガスを導いて粉粒状原料を
予熱し、この予熱された粉粒状原料を焼成炉にて焼成す
るとともに、上記サスペンションプレヒーターを構成す
るサイクロンのうち、上記排ガス中の粉粒状原料が再炭
酸化反応を起す部分のサイクロンの少なくとも、直胴部
の排ガス流入部近傍に冷却用ジャケットを形成し、排ガ
ス中の微粉の付着を制御しうるようにした粉粒状原料の
流動層焼成装置において、 上記粉粒状原料が再炭酸化反応を起す部分のサイクロン
全体を冷却用ジャケット手段からなる二重構造とし、該
サイクロンの円筒部及びコーン部を、それぞれ隔壁によ
って垂直方向複数の冷却用ジャケットにて構成せしめ、
各冷却用ジャケットの下端に冷却用流体の供給ポート
を、上端に流出ポートを設けたことを特徴とする粉粒状
原料の流動層焼成装置。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、上記各
冷却用ジャケットの内殻壁の温度を検知する温度センサ
ーと、各冷却用ジャケットの内壁面に開口するノズルを
設け、上記温度センサーによる検知温度が許容設定温度
より低下した時に、上記ノズルから高圧空気を吹き込
み、付着物を強制的に破壊剥離するようにしたことを特
徴とする粉粒状原料の流動層焼成装置。 - 【請求項5】請求項1〜3のいずれかにおいて、上記各
冷却用ジャケットの内殻壁の温度を検知する温度センサ
ーと、各冷却用ジャケットに供給する冷却用流体の流量
調整用バルブを設け、上記温度センサーによる検知温度
が許容設定温度より低下した時に、冷却用流体の流量を
増加するようにしたことを特徴とする粉粒状原料の流動
層焼成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071640U JP2521152Y2 (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | 粉粒状原料の流動層焼成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071640U JP2521152Y2 (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | 粉粒状原料の流動層焼成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430034U JPH0430034U (ja) | 1992-03-11 |
JP2521152Y2 true JP2521152Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=31608851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990071640U Expired - Fee Related JP2521152Y2 (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | 粉粒状原料の流動層焼成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521152Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001294856A (ja) * | 2000-04-13 | 2001-10-23 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 地盤改良材の製造方法及び装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5395596A (en) * | 1993-05-11 | 1995-03-07 | Foster Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed reactor and method utilizing refuse derived fuel |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6330350A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-09 | 川崎重工業株式会社 | 石灰等の流動焼成装置 |
-
1990
- 1990-07-04 JP JP1990071640U patent/JP2521152Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6330350A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-09 | 川崎重工業株式会社 | 石灰等の流動焼成装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001294856A (ja) * | 2000-04-13 | 2001-10-23 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 地盤改良材の製造方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0430034U (ja) | 1992-03-11 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |