JP2520655Y2 - ケース体収納時の瓶類の仮固定パッド及びケース体への瓶類の仮固定構造 - Google Patents

ケース体収納時の瓶類の仮固定パッド及びケース体への瓶類の仮固定構造

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JP2520655Y2
JP2520655Y2 JP1992089939U JP8993992U JP2520655Y2 JP 2520655 Y2 JP2520655 Y2 JP 2520655Y2 JP 1992089939 U JP1992089939 U JP 1992089939U JP 8993992 U JP8993992 U JP 8993992U JP 2520655 Y2 JP2520655 Y2 JP 2520655Y2
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浩二 渡辺
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雲海酒造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケース体内に収納した
瓶類を安定した状態に仮固定するケース体収納時の瓶類
の仮固定パッド及びケース体への瓶類の仮固定構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、酒類や調味料等を一升瓶の様な瓶
類に充填して出荷する場合には、上面が開口された木箱
内に5本ずつ2列に並列収納する区画を設けたケース体
が主として使用されていた。しかし、木箱に10本の一
升瓶を収納した場合にはその重量のために取扱いに難点
があり、近年、瓶類を包装出荷する物流工程の自動化に
より瓶類を収納したケース体の小型、軽量化が進み、プ
ラスチックを素材として一升瓶を3本ずつ2列に並列収
容する区画を備えたケース体が採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
プラスチック製のケース体内に一升瓶を収納して遠隔地
へ輸送した場合には、輸送中にケース体内の各区画に収
納した一升瓶が振動し、この一升瓶の周側面に貼着した
ラベルが区画内面と接摺動して損傷し、店頭に陳列でき
ない問題点があった。これに対し、輸送中のガタ付き防
止のために実開昭62−99527号のような瓶ケース
のカバーが提案されているが、突片部を透孔外方に突き
出してその端部を上方内側に巻き込むようにして係止さ
せるので、現実には瓶ケースにおいて瓶類の首部を貫通
させた状態で振動防止カバーを装着することは煩雑で、
簡単ではなく、時間がかかり、弾性体で形成されるので
コストが高いものとなるだけでなく、重量化して取扱性
が悪く、簡単に取り付け取り外しができることが必要と
されるこの種カバーあるいはパッドとしては実用化され
ていないのが実情であった。
【0004】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、ケース体内に収納した瓶
類の輸送中のガタ付きを確実に防止すると共に、極めて
簡単、かつ短時間で瓶類のケース体への装着ができ、軽
量で運搬、保管、管理が容易であると共に、製造コスト
が極めて安価であり、更に、取り付け及び取り外しを瞬
時に行えて瓶類の輸送のための仮固定用として優れたケ
ース体収納時の瓶類の仮固定パッド及びケース体への瓶
類の仮固定構造を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る考案は、上面に瓶類出し入れ用開
口13を有し、少なくともひとつの対向する側面の上部
位置に把持部40を形成するための把持部開口42を備
え、この把持部開口42内の上辺側には受縁42aが形
成され、内部に瓶類12を収納する区画14を形成する
ように設けられた仕切部16を備えたケース体18内に
瓶類を収納して仮固定するための瓶類の仮固定パッドで
あって、前記ケース体18の内壁に沿って挿入し得る大
きさであり、かつ前記区画14の略中心に対応する様な
位置に収納すべき瓶類12のネック部20に嵌着し得る
複数のネック係止孔24を備えたパッド本体22を有
し、このパッド本体22の対向した二辺側に同パッド本
体22から突設された突設片部30が設けられ、この突
設片部30は、前記ケース体18の瓶類出し入れ用開口
13からパッド本体22を挿入する時には同パッド本体
22から折曲されて上方に曲げられるように挿入され、
前記パッド本体22の両突設片部30側を挿入時に下方
に押圧した時に前記ケース体18の内壁面であって前記
把持部開口42の周縁に係止される外側係止部36と、
同押圧時にこの外側係止部36から上端部が外方へ離開
し、前記把持部開口42内であってその上端が該把持部
開口42の受縁42aに係着する係着部34と、を形成
するように該突設片部30に形成された略コ字状のスリ
ット32を備えてなるケース体収納時の瓶類の仮固定パ
ッド10から構成される。
【0006】次に請求項2に係る考案は、上面に瓶類出
し入れ用開口13を有し、少なくともひとつの対向する
側面の上部位置に把持部40を形成するための把持部開
口42を備え、この把持部開口42内の上辺側には受縁
42aが形成され、内部に瓶類12を収納する区画14
を形成するように設けられた仕切部16を備えたケース
体18内に瓶類12を収納して仮固定するためのケース
体への瓶類の仮固定構造であって、前記ケース体18の
内壁に沿って挿入し得る大きさであり、かつ前記区画1
4の略中心に対応する様な位置に収納すべき瓶類12の
ネック部20に嵌着し得る複数のネック係止孔24を備
えたパッド本体22と、このパッド本体22の対向した
二辺側に同パッド本体22から突設された突設片部30
を有する仮固定パッド10を備え、前記突設片部30
は、前記ケース体18の瓶類出し入れ用開口13からパ
ッド本体22を挿入する時には同パッド本体22から折
曲されて上方に曲げられるように挿入され、この突設片
部30には略コ字状のスリット32が刻設されて前記パ
ッド本体22の両突設片部30側を挿入時に下方に押圧
した時に前記ケース体18の内壁面であって前記把持部
開口42の周縁に係止される外側係止部36と、同押圧
時にこの外側係止部36から上端部が外方へ離開し、前
記把持部開口42内であってその上端が該把持部開口4
2の受縁42aに係着する係着部34と、が形成され、
この仮固定パッド10のパッド本体22を瓶類出し入れ
用開口13から挿入して両突設片部30側を下方に押圧
すると同時に係着部34の上端を受縁42aに係着さ
せ、パッド本体22をアーチ状に曲げた状態で弾性的に
前記係着部34の上端を受縁42aに係着保持させてな
るケース体への瓶類の仮固定構造38から構成される。
【0007】
【作用】本考案に係るケース体収納時の瓶類の仮固定パ
ッド及びケース体への瓶類の仮固定構造は、ケース体の
内面側に、瓶類のネック部を嵌挿させるパッドを上方側
から挿入して取り付ける。その際、パッド本体の両突設
片部側を下方に押圧すると、同パッド本体の中央部は収
納された瓶類の下方に拡径されたネック部に嵌着してそ
れ以上下方に下がらないようになるとともに、突設片部
の外側係止部はケース体の内壁面であって把持部開口の
周縁に係止されて縦方向に保持されるとともに、押圧時
に外方への離開が規制されない係着部はその把持部開口
内において先端側から外方に離開する。そして、この状
態で手を放すと、パッド本体部分がアーチ状に曲がった
ままで係着部の上端を受縁に係着保持させてその状態を
弾性的に保持させる。従って、仮固定パッドはケース体
内の瓶類をネック係止孔内に相互にガタつきなく保持す
るとともに、同仮固定パッドを単に下方に押圧させ、放
すだけの極めて簡単な操作により、パッドをケース体内
に装着でき、また、取り外しも把持部開口の外方から係
着部の先端部を内側に押し込むだけで簡単に離脱させる
こととなる。このパッドは、ダンボール紙より形成して
もよく、これにより、パッドは軽量で、突設辺部の折曲
も容易であり、かつ安価に大量生産できる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面により、本考案の好適な実施
例を説明する。図1には、本考案の実施例に係るケース
体収納時の瓶類の仮固定パッド(以下、仮固定パッドと
略する)10が示されている。前記仮固定パッド10
は、図5、図6に示す様に、上面に瓶類出し入れ用開口
13を備え、少なくともひとつの対向する側面の上部位
置に把持部40を形成するための把持部開口42を備
え、この把持部開口42内の上辺側には受縁42aが形
成され、内部に瓶類12を収納する区画14を形成する
ように設けられた仕切部16を備えたケース体18内に
瓶類12を収納して仮固定するものである。
【0009】図1に示す様に、仮固定パッド10は、平
板状の板紙、ダンボール紙、合成樹脂等を素材とし、ケ
ース体18の各区画14内に収納された瓶類12のネッ
ク部20を仮固定するためのパッド本体22と、このパ
ッド本体22に開孔された複数のネック係止孔24と、
を備えている。
【0010】前記パッド本体22は、ケース体16の内
面側に略沿う様な長方形に形成され、ケース体18の内
壁に沿って挿入し得る程度の大きさであり、その短辺側
にはケース体18の上端を把持し易くするための凹部2
6、26が切欠されている。前記複数のネック係止孔2
4は、ケース体18の各区画14の中心に対応する様な
位置に瓶類12のネック部20に嵌着し得るように開孔
されている。瓶類のネック部は上下方向に上から下へし
だいに拡径するように形成されているので上からこのネ
ック係止孔24に挿入させると瓶の中途部分で該パッド
本体22は嵌着係止される。
【0011】すなわち、図2ないし図6にも示すよう
に、パッド本体22の周縁部をケース体18の上端寄り
の内面側に係着させると共にパッド本体22の各ネック
係止孔24をケース体18内に収納された瓶類12の上
端口よりネック部20に挿入させる。各瓶類12は下半
体部が区画14の仕切部16に区画配置され、また、同
瓶類のネック部20は、後述するようにパッド本体22
のネック係止孔24で上半体部を係止される。従って、
ケース体18の輸送中に、各瓶類12は揺動して互いに
衝突し合ったり、摩擦を生じさせることがなく、瓶類の
損傷あるいは瓶類12の外周面に貼着されたレッテル2
8の損傷を防止できる。前記パッド本体22は、必ずし
も長方形に形成する必要はなく、円形、多角形等に形成
されたケース体18の内面形状に沿って円形、多角形等
に形成してもよい。
【0012】また、前記パッド本体22は、その長辺側
の対向した二辺側に同パッド本体22から拡大突設され
た突設辺部30、30を備え、かつ、前記パッド本体2
2はケース体18の内面部分よりもやや大きな形状に形
成されている。しかしながら必ずしも大きな形状とする
必要はなく、ケース体の内のり部分に沿って上から挿入
し得る程度の大きさであれば良い。
【0013】この突設片部30は、ケース体18の瓶類
出し入れ用開口13からパッド本体22を挿入する時に
は同パッド本体22から折曲されて上方に曲げられるよ
うにして挿入される。すなわち、パッド本体22の両側
から上方に略コ字状に曲げられた状態で挿入される。
【0014】図1において、この突設片部30はケース
体18の例えば長辺側に挿入し得る長さの長辺長さを有
する長矩形状に形成され、パッド本体22と同突設片部
30との境めには折れ曲げ部(一点鎖線示)を形成させ
ている。この突設片部の内部には略コ字状のスリット3
2がコ字の開放側をパッド本体22側に向けるようにし
て切り込み刻設されている。しかも、このコ字のスリッ
ト端は前記した一点鎖線示の折れ曲げ部まで延長されて
おらず間隙33を形成するように中途で止められてい
る。この間隙部分がこの仮固定パッド装着時にケース体
18の内壁側に当接する。
【0015】このコ字状スリット32により、パッド本
体22の両突設片部30、30側のややパッド本体側を
挿入時に下方に押圧した時に前記ケース体18の内壁面
であって前記把持部開口42の周縁に係止される外側係
止部36と、同じく押圧時にこの外側係止部36から上
端部が外方へ離開し、前記把持部開口42内であってそ
の上端が該把持部開口42の受縁42aに係着する係着
部34が区画形成される。このコ字状スリット32は係
着部34を形成するものであるが、要は同係着部34の
上端側がケース体18内部の上辺受縁42a側に当接す
るものであれば良い。実施例においては、係着部34は
把持部開口42よりもやや小さな長矩形形状に好適に形
成されている。形状やサイズは任意に設定して良い。
【0016】これにより、前記パッド本体22をケース
体18内に装着する時に突設辺部30、30をパッド本
体22に対して素材の弾撥力に抗して上方へ折り曲げた
状態で真っ直ぐに下方に挿入し、瓶類のネック部20に
ネック係止孔24を係止させると外側係止部36はケー
ス体18の内壁側に当接した状態であるのに対し、把持
部開口42部分までパッド本体を上方凸のアーチ状にな
るまで下降させるとダンボール紙等の弾撥力により係着
部34のみが図5に示すように該把持部開口42から外
側へ離開し、これによって、この係着部34の上端部分
が把握部開口42の上辺側受縁42aに係着し、作業者
がそのまま手を開放させてもアーチ状に弾撥的に曲げら
れたパッド本体の弾撥付勢力によりこれに接続する係着
部34の上端を常時受縁42aに当接付勢させる結果、
ケース体内での瓶類のネック部仮固定を確実に行うこと
となるものである。すなわち、仮固定パッド10は、上
方へと折り曲げた突設辺部30、30でケース体14内
面に安定に保持され、また、湾曲したパッド本体22の
弾力で各瓶類のネック部20を確実に押圧固定するもの
である。前記突設辺部30、30は、必ずしもパッド本
体22の長辺側に拡大突設させる必要はなく、同パッド
本体22の短辺側に拡大突設してもよい。
【0017】前記仮固定パッド10は、ダンボール紙を
素材として形成することが好ましい。これにより、仮固
定パッド10は、軽量でケース体14への装着が容易と
なり、かつコストも安価であるため、ケース体14内に
収納した瓶類12の仮固定を安価にできることとなる。
【0018】次に、図2ないし図6には、本考案の実施
例に係るケース体への瓶類の仮固定構造(以下、瓶類仮
固定構造と略する)38が称されている。この仮固定構
造においては、前記した仮固定パッド10を用いて瓶類
の仮固定構造を実現するものであり、前記した実施例と
同一部材には同一符号を付している。図より明らかな様
に、前記瓶類仮固定構造38は、上面が開口されたケー
ス体18内の区画14に収納された瓶類12を仮固定す
るための瓶類仮固定構造である。
【0019】図3、図4に示す様に、前記ケース体18
は、少なくとも一つの対向する側面側の上部位置におい
て、ケース体18上端に把持部40を形成するための開
口42を有し、更に、前記開口42の下方位置にはケー
ス体18を軽量化するための複数の型抜用開口44が設
けられている。
【0020】前記瓶類仮固定構造38は、図1に示す様
に、平板状の板紙、ダンボール紙、合成樹脂等を素材と
し、ケース体18の各区画14内に収納された瓶類12
を仮固定するための前記したパッド本体22と、このパ
ッド本体22の長辺側の対向した二辺側に同パッド本体
22から拡大突設された突設辺部30、30を備えた前
記仮固定パッド10を有している。パッド本体22は、
ケース体18の内面側に略沿う様な長方形状に形成さ
れ、更に、パッド本体22は、ケース体18の区画14
の略中心に対応する様な位置に収納された瓶類12のネ
ック部20に嵌着する複数のネック係止孔24を有して
いる。前記突設辺部30、30は、パッド本体22のケ
ース体18内面への挿入を容易化するため、パッド本体
22の二辺側よりやや短く形成されている。
【0021】この瓶類仮固定構造においても、前記ケー
ス体18に挿入、仮固定する仮固定パッド10を用い
る。従って、前記突設片部30は、ケース体18の瓶類
出し入れ用開口13からパッド本体22を挿入する時に
は同パッド本体22から折曲されて上方に曲げられるよ
うに挿入される。そして、この突設片部30には略コ字
状のスリット32が刻設されて前記パッド本体22の両
突設片部30側を挿入時に下方に押圧した時に前記ケー
ス体18の内壁面であって前記把持部開口42の周縁に
係止される外側係止部36と、同押圧時にこの外側係止
部36から上端部が外方へ離開し、前記把持部開口42
内であってその上端が該把持部開口42の受縁42aに
係着する係着部34と、が形成される。そして、この仮
固定パッド10のパッド本体22を瓶類出し入れ用開口
13から挿入して両突設片部30側を下方に押圧すると
同時に係着部34の上端を受縁42aに係着させ、パッ
ド本体22をアーチ状に曲げた状態で弾性的に前記係着
部34の上端を受縁42aに係着保持させるものであ
る。
【0022】これによって、作業者は単にネック係止孔
24を瓶類のネック部20に位置合わせしながらケース
体の内壁に沿って上から下方へ押し込むようにして挿入
し、さらにパッド本体22の両突設片部30側を下方へ
押圧するだけで、そのまま手を放すとアーチ状に湾曲し
たパッド本体22と突設片部30の上端の開口上辺受縁
42aに対する弾性係着力により弾性的に瓶類のネック
部を区画内配置状態においてがたつきがないように保持
し、確実に運搬状態の瓶類のケース内での仮固定を行う
ものである。
【0023】また、前記パッド本体22や突設辺部3
0、30は、ダンボール紙より形成されて成ることとし
てもよい。これにより、瓶類仮固定構造38を容易にケ
ース体14に設備でき、かつコストも安価に提供でき
る。
【0024】
【考案の効果】以上、説明した様に請求項1の考案に係
るケース体収納時の瓶類の仮固定パッドによれば、上面
に瓶類出し入れ用開口を有し、少なくともひとつの対向
する側面の上部位置に把持部を形成するための把持部開
口を備え、この把持部開口内の上辺側には受縁が形成さ
れ、内部に瓶類を収納する区画を形成するように設けら
れた仕切部を備えたケース体内に瓶類を収納して仮固定
するための瓶類の仮固定パッドであって、前記ケース体
の内壁に沿って挿入し得る大きさであり、かつ前記区画
の略中心に対応する様な位置に収納すべき瓶類のネック
部に嵌着し得る複数のネック係止孔を備えたパッド本体
を有し、このパッド本体の対向した二辺側に同パッド本
体から突設された突設片部が設けられ、この突設片部
は、前記ケース体の瓶類出し入れ用開口からパッド本体
を挿入する時には同パッド本体から折曲されて上方に曲
げられるように挿入され、前記パッド本体の両突設片部
側を挿入時に下方に押圧した時に前記ケース体の内壁面
であって前記把持部開口の周縁に係止される外側係止部
と、同押圧時にこの外側係止部から上端部が外方へ離開
し、前記把持部開口内であってその上端が該把持部開口
の受縁に係着する係着部と、を形成するように該突設片
部に形成された略コ字状のスリットを備えているので、
作業者は瓶類を収納したケース体内に対して単に下方に
二段階的に該仮固定パッドを押し込むという作業だけで
確実に瓶類のネック部を仮固定し、搬送時の瓶やラベル
の損傷を防止できる。また、取り外しも極めて簡単であ
るから、脱着作業が極めて簡単で、かつ瞬時に行える。
また、積み込み積み降ろし使用などに即座に対応するこ
とが可能である。またこの仮固定パッドはダンボール紙
などを用いて簡易に形成でき、コストが安価であるのみ
ならず、軽量で運搬、保管を容易に行えるという効果を
奏する。
【0025】また、請求項2の考案に係るケース体への
瓶類の仮固定構造によれば、上面に瓶類出し入れ用開口
を有し、少なくともひとつの対向する側面の上部位置に
把持部を形成するための把持部開口を備え、この把持部
開口内の上辺側には受縁が形成され、内部に瓶類を収納
する区画を形成するように設けられた仕切部を備えたケ
ース体内に瓶類を収納して仮固定するためのケース体へ
の瓶類の仮固定構造であって、前記ケース体の内壁に沿
って挿入し得る大きさであり、かつ前記区画の略中心に
対応する様な位置に収納すべき瓶類のネック部に嵌着し
得る複数のネック係止孔を備えたパッド本体と、このパ
ッド本体の対向した二辺側に同パッド本体から突設され
た突設片部を有する仮固定パッドを備え、前記突設片部
は、前記ケース体の瓶類出し入れ用開口からパッド本体
を挿入する時には同パッド本体から折曲されて上方に曲
げられるように挿入され、この突設片部には略コ字状の
スリットが刻設されて前記パッド本体の両突設片部側を
挿入時に下方に押圧した時に前記ケース体の内壁面であ
って前記把持部開口の周縁に係止される外側係止部と、
同押圧時にこの外側係止部から上端部が外方へ離開し、
前記把持部開口内であってその上端が該把持部開口の受
縁に係着する係着部と、が形成され、この仮固定パッド
のパッド本体を瓶類出し入れ用開口から挿入して両突設
片部側を下方に押圧すると同時に係着部の上端を受縁に
係着させ、パッド本体をアーチ状に曲げた状態で弾性的
に前記係着部の上端を受縁に係着保持させてなるので、
作業者は瓶類を収納したケース体内に対して単に下方に
二段階的に該仮固定パッドを押し込むという作業だけで
確実に瓶類のネック部を仮固定し、搬送時の瓶やラベル
の損傷を防止できる。また、取り外しも極めて簡単であ
るから、脱着作業が極めて簡単で、かつ瞬時に行える。
また、積み込み積み卸し使用などに即座に対応すること
が可能である。また仮固定パッドはダンボール紙などを
用いて簡易に形成でき、コストが安価であるのみなら
ず、軽量で運搬、保管を容易に行えるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るケース体収納時の瓶類の
仮固定パッドの拡大平面図である。
【図2】仮固定パッドを装着して収納した瓶類を仮固定
したケース体の平面図である。
【図3】図2のケース体の正面図である。
【図4】図2のケース体の側面図である。
【図5】本考案の実施例に係るケース体への瓶類の仮固
定構造を示した図2のA−A線拡大断面図である。
【図6】同じく図2のB−B線拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ケース体収納時の瓶類の仮固定パッド 12 瓶類 13 瓶類出し入れ用開口 14 区画 16 仕切部 18 ケース体 20 ネック部 22 パッド本体 24 ネック係止孔 30 突設辺部 32 スリット 34 係着部 36 外部係止部 38 ケース体への瓶類の仮固定構造 42 把持部開口 42a 受縁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に瓶類出し入れ用開口を有し、少な
    くともひとつの対向する側面の上部位置に把持部を形成
    するための把持部開口を備え、この把持部開口内の上辺
    側には受縁が形成され、内部に瓶類を収納する区画を形
    成するように設けられた仕切部を備えたケース体内に瓶
    類を収納して仮固定するための瓶類の仮固定パッドであ
    って、 前記ケース体の内壁に沿って挿入し得る大きさであり、
    かつ前記区画の略中心に対応する様な位置に収納すべき
    瓶類のネック部に嵌着し得る複数のネック係止孔を備え
    たパッド本体を有し、 このパッド本体の対向した二辺側に同パッド本体から突
    設された突設片部が設けられ、 この突設片部は、前記ケース体の瓶類出し入れ用開口か
    らパッド本体を挿入する時には同パッド本体から折曲さ
    れて上方に曲げられるように挿入され、 前記パッド本体の両突設片部側を挿入時に下方に押圧し
    た時に前記ケース体の内壁面であって前記把持部開口の
    周縁に係止される外側係止部と、同押圧時にこの外側係
    止部から上端部が外方へ離開し、前記把持部開口内であ
    ってその上端が該把持部開口の受縁に係着する係着部
    と、を形成するように該突設片部に形成された略コ字状
    のスリットを備えてなるケース体収納時の瓶類の仮固定
    パッド。
  2. 【請求項2】 上面に瓶類出し入れ用開口を有し、少な
    くともひとつの対向する側面の上部位置に把持部を形成
    するための把持部開口を備え、この把持部開口内の上辺
    側には受縁が形成され、内部に瓶類を収納する区画を形
    成するように設けられた仕切部を備えたケース体内に瓶
    類を収納して仮固定するためのケース体への瓶類の仮固
    定構造であって、 前記ケース体の内壁に沿って挿入し得る大きさであり、
    かつ前記区画の略中心に対応する様な位置に収納すべき
    瓶類のネック部に嵌着し得る複数のネック係止孔を備え
    たパッド本体と、 このパッド本体の対向した二辺側に同パッド本体から突
    設された突設片部を有する仮固定パッドを備え、 前記突設片部は、前記ケース体の瓶類出し入れ用開口か
    らパッド本体を挿入する時には同パッド本体から折曲さ
    れて上方に曲げられるように挿入され、 この突設片部には略コ字状のスリットが刻設されて前記
    パッド本体の両突設片部側を挿入時に下方に押圧した時
    に前記ケース体の内壁面であって前記把持部開口の周縁
    に係止される外側係止部と、同押圧時にこの外側係止部
    から上端部が外方へ離開し、前記把持部開口内であって
    その上端が該把持部開口の受縁に係着する係着部と、が
    形成され、 この仮固定パッドのパッド本体を瓶類出し入れ用開口か
    ら挿入して両突設片部側を下方に押圧すると同時に係着
    部の上端を受縁に係着させ、パッド本体をアーチ状に曲
    げた状態で弾性的に前記係着部の上端を受縁に係着保持
    させてなるケース体への瓶類の仮固定構造。
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