JP2520512Y2 - 自動伴奏パターン登録装置及びそれを用いた自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏パターン登録装置及びそれを用いた自動伴奏装置

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JP2520512Y2 JP1990048432U JP4843290U JP2520512Y2 JP 2520512 Y2 JP2520512 Y2 JP 2520512Y2 JP 1990048432 U JP1990048432 U JP 1990048432U JP 4843290 U JP4843290 U JP 4843290U JP 2520512 Y2 JP2520512 Y2 JP 2520512Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、任意のリズムパターンに対し、そのリズム
パターンに適合するベースパターン及びコードパターン
を組み合わせて作成される伴奏パターンを複数個登録す
る自動伴奏パターン登録装置及びそれを用いた自動伴奏
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、予め、複数のリズムパターンに対して、ベース
とコードの各パターンを複数個記憶しておき、その記憶
された複数のリズムパターンの中から任意の1個を選択
し、そのリズムパターンに適合するベースとコードのパ
ターンを組み合わせて伴奏パターンを作成し、その作成
した伴奏パターンに対応する伴奏音を自動的に発音させ
る電子楽器があった。
しかしながら、この電子楽器の場合、上記伴奏パター
ンは、システム内で1個しか記憶できないため、例えば
“ROCK"(ロック)に対し最適な伴奏パターンを作成し
記憶させた場合、リズムを他のリズム(例えば“ディス
コ”)に切り換えた場合、上記“ROCK"に適合した自動
伴奏が発音されてしまい、切り換えたリズムに不適当な
伴奏が発生されるという欠点があった。
このため、本願出願人は、以前、“ROCK"や“DISCO"
(ディスコ)の各リズム演奏につき、バスドラムやシン
バル等の各リズム音源ごとの演奏パターンを、キー操作
により、I〜IIIの3種類のパターンに任意に変化させ
るとともに、ベース、コード等の伴奏についても、キー
操作によりI〜IIIの3種類のパターンに任意に変化さ
せる発明を出願した(特開昭61-188594号)。
しかしながら、この発明の場合、リズムパターンに対
し、ベース,コードの各パターンを全く独立に選択でき
るため、リズム演奏と伴奏の組み合せが実際には演奏さ
れない組み合せになるなど、不自然な伴奏パターンを作
成してしまう問題があった。
この問題を解決するために、本願出願人は、さらに各
リズム演奏パターンに対し、最適な伴奏パターンを予め
記憶させ、常に最適な組み合せで、リズム演奏と伴奏と
が行われるようにしたものを出願した(公開実用昭62-1
06299号)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記発明の場合、常にリズム演奏と伴
奏とが調和のとれた、より自然な自動伴奏を行うことが
できるが、その組み合せパターンが予め限定されてしま
っており、ユーザが各リズムに対し最適な伴奏パターン
を自由に作成することはできず、ユーザにとっては不満
の残るものであった。
本考案は、上記従来の問題点に鑑み、ユーザ自身が、
任意のリズムパターンに対し、そのリズムパターンに適
合するベース,コードの伴奏パターンを組み合せて、各
リズムに対し現実には存在しない不自然な自動伴奏パタ
ーンを除いた最適な自動伴奏パターンを作成することが
容易な自動伴奏パターン登録装置及びそれを用いた自動
伴奏装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本願考案は、上記目的を達成するために、リズムパタ
ーンを複数個記憶する第1の記憶手段と、前記複数個の
各リズムパターンに対応して、それに適合する複数個の
ベースパターン及びコードパターンを記憶する第2の記
憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されている複数個
のリズムパターンを夫々示す表示パターンを表示させる
ための表示信号を出力する第1の表示制御手段と、該第
1の表示制御手段から出力される表示信号により表示さ
れる複数個の表示パターンの中から、1個の表示パター
ンに対応するリズムパターンを前記第1の記憶手段から
選択する第1の選択手段と、該第1の選択手段により選
択されたリズムパターンに適合するベースパターンを示
す表示パターンを表示させるための表示信号を出力する
第2の表示制御手段と、該第1の選択手段により選択さ
れたリズムパターンに適合するコードパターンを示す表
示パターンを表示させるための表示信号を出力する第3
の表示制御手段と、前記第2の表示制御手段から出力さ
れる表示信号により表示される複数個の表示パターンの
中から、1個の表示パターンに対応するベースパターン
を前記第2の記憶手段から選択する第2の選択手段と、
前記第3の表示制御手段から出力される表示信号により
表示される複数個の表示パターンの中から、1個の表示
パターンに対応するコードパターンを前記第2の記憶手
段から選択する第3の選択手段と、前記第1の選択手段
により選択された1個のリズムパターン、前記第2の選
択手段により選択された1個のベースパターン、及び前
記第3の選択手段により選択された1個のコードパター
ンから成る伴奏パターンを複数個記憶する第3の記憶手
段と、を有することを特徴とする。
尚、第1、第2及び第3の選択手段は、同一の操作子
の操作により選択動作を行うようにしてもよい。第3の
記憶手段は、前記第1の選択手段により選択された1個
のリズムパターン、前記第2の選択手段により選択され
たベースパターン及び前記第3の選択手段により選択さ
れたコードパターンから成る伴奏パターン複数個を記憶
する。
次に、請求項3に係わる発明は、第1のパターン音発
生手段が、第1の選択手段により選択されたリズムパタ
ーンのリズム音を発生する。
請求項4に係わる発明は、第2のパターン音発生手段
が、第2の選択手段により選択されたベースパターンの
ベース音を発生する。
請求項5に係わる発明は、第3のパターン音発生手段
が、第3の選択手段により選択されたコードパターンの
コード音を発生する。
請求項6に係わる発明は、請求項3に係わる発明の第
1のパターン音発生手段が、前記第1の選択手段により
選択されたリズムパターンと同名のベースパターンでベ
ース音を前記リズム音と共に発生する。
請求項7に係わる発明は、請求項3に係わる発明の第
1のパターン音発生手段が、前記第1の選択手段により
選択されたリズムパターンと同名のコードパターンでコ
ード音を前記リズム音と共に発生する。
請求項8に係わる発明は、請求項4に係わる発明の第
2のパターン音発生手段が、前記選択されたベースパタ
ーンのベース音と共に、前記第1の選択手段により選択
されたリズムパターンのリズム音及び前記選択されたリ
ズムパターンと同名のコードパターンのコード音を発生
する。
請求項9に係わる発明は、請求項5に係わる発明の第
3のパターン音発生手段が、前記選択されたコードパタ
ーンのコード音と共に、前記第1の選択手段により選択
されたリズムパターンのリズム音及び前記第2の選択手
段により選択されたベースパターンのベース音を発生す
る。
請求項10に係わる発明は、請求項5に係わる発明の第
3のパターン音発生手段が、前記選択されたコードパタ
ーンのコード音と共に、前記第1の選択手段により選択
されたリズムパターンのリズム音及び前記選択されたリ
ズムパターンと同名のベースパターンのベース音を発生
する。
請求項11に係わる発明は、請求項4に係わる発明の第
2のパターン音発生手段が、前記選択されたベースパタ
ーンのベース音と共に、前記第1の選択手段により選択
されたリズムパターンのリズム音及び前記第3の選択手
段により選択されたコードパターンのコード音を発生す
る。
請求項12記載の自動伴奏装置の手段は次の通りであ
る。
請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10または11記載の自動伴奏
パターン登録装置の手段に加えて、伴奏パターン選択手
段が、前記第3の記憶手段に記憶されている前記複数の
伴奏パターンの中から1個を選択する。
伴奏音発生手段は、前記伴奏パターン選択手段により
選択された伴奏パターンに対応する伴奏音を発生する。
〔作用〕
先ず、自動伴奏パターン登録装置の作用は次の通りで
あある。
第1の記憶手段は、リズムパターン、ベースパター
ン、およびコードパターンを、それぞれ複数個記憶して
いる。そして、演奏者が自動伴奏パターンを作成するた
めに、モードスイッチ等でキー入力を行なうと、第1の
表示制御手段により、第1の記憶手段から、リズムパタ
ーンが、所定の複数個を1組として、1組毎に順次読み
出され、その読み出されたリズムパターン1組が表示手
段に表示される。次に、その表示手段に表示されたリズ
ムパターンの中から演奏者が1個を選択して、その選択
したリズムパターンをスイッチ等のキー入力で指定する
と、第1の選択手段により、その指定されたリズムパタ
ーンが選択れて記憶される。そして、第1のパターン音
発生手段により、その選択されたリズムパターンのリズ
ム音が発生すると共にそのリズムパターンと同名のベー
スパターンのベース音が発生される。
次に、第2の記憶手段は、前記複数の各リズムパター
ンに対応して適合する前記第1の記憶手段に記憶されて
いるベースパターンおよびコードパターンに対して、例
えば適合の符号を付して、マトリクス状に配置して構成
する適合パターンデータデーブルを記憶している。そし
て、演奏者が操作したキー入力等により選択した前記リ
ズムパターンに対して、第2の表示制御手段により、そ
のリズムパターンに適合するベースパターンの所定の複
数個が第2の記憶手段が記憶している前記適合パターン
データデーブルから読み出され、その読み出された複数
個が表示手段に表示される。演奏者は表示された複数の
ベースパターンの中のいずれの1個を選択してもよく、
いずれの1個が選択されても、前記選択されたリズムパ
ターンとよく適合するようになっている。
そして、演奏者が、そのいずれか1個をスイッチ等の
キー入力により指定すると、第2の選択手段により、そ
の指定されたベースパターンが選択されて記憶される。
そして、第2のパターン音発生手段により、その選択さ
れたベースパターンのベース音と共に、前記選択された
リズムパターンのリズム、及びそのリズムパターンと同
名のコードパターンのコード音が発生される。次に、第
3の表示制御手段により、前記記憶されたリズムパター
ンに適合するコードパターンの所定の複数個が、第2の
記憶手段が記憶している前記適合パターンデータテーブ
ルから読み出され、その読み出された複数個のコードパ
ターンが表示手段に表示される。演奏者は表示された複
数のコードパターンの中のいずれの1個を選択してもよ
く、いずれの1個が選択さても、前記選択されたリズム
パターンと良く適合するようになっていることは、前記
選択されたベースパターン同様である。そして、演奏者
が、そのいずれか一個をスイッチ等のキー入力により指
定すると、第3の選択手段により、その指定されたコー
ドパターンが選択されて記憶される。そして、第3のパ
ターン音発生手段により、その選択されたコードパター
ンのコード音と共に、前記選択されたリズムパターンの
リズム音及び前記選択されたベースパターンのベース音
が発生される。このように、初めに選択したリズムパタ
ーンに対して、適合する複数個のベースパターン及びコ
ードパターンが、即座に表示されて、その中から各1個
を選択することが出来る。そして、選択したパターンの
音が選択されている他のパターンの音と重なって発生さ
れるので、初めに選択したリズムパターンに適合してか
つ好みの伴奏パターンを試聴しながらつくることが出来
る。そして、この操作を繰り返して複数の伴奏パターン
が作成され、その作成された複数の伴奏パターンは第3
の記録手段により記憶される。
尚、前記リズムパターンの選択のあと、先ずベースパ
ターンを選択し、次にコードパターンを選択している
が、リズムパターンの選択のあと、先にコードパターン
を選択し、次にベースパターンを選択する場合は、第1
のパターン音発生手段により、その選択されたリズムパ
ターンのリズム音が発生されると共にそのリズムパター
ンと同名のコードパターンのコード音が発生される。ま
た、第3のパターン音発生手段により、前記選択された
コードパターンのコード音と共に、前記選択されたリズ
ムパターンのリズム音及びそのリズムパターンと同名の
ベースパターンのベース音が発生される。そしてまた、
第2のパターン音発生手段により、前記選択されたベー
スパターンのベース音と共に、前記選択されたリズムパ
ターンのリズム音及び前記選択されたコードパターンの
コード音が発生される。
次に、自動伴奏装置の作用は次の通りである。演奏者
の選択に基づいて、伴奏パターン選択手段により、前記
第3の記憶手段により記憶されている複数個の自動伴奏
パターンの中から1個が選択されると、その選択された
伴奏パターンの伴奏音が伴奏音発生手段により発生され
る。
このようにして演奏者は、先ず所望のリズムパターン
を選択して、その選択したリズムパターンと、そのリズ
ムパターンに適合する各複数のベースパターンとコード
パターンの中から、それぞれ1個を好みに合わせて、簡
単な操作で容易に組み合わせることが出来、リズムに対
してベース,コードそれぞれのパターンがよく調和した
適合な組合せの伴奏パターンを素早く作成することが出
来る。
また、その組み合せた複数個の伴奏パターンを保存出
来、いつでも、その保存した複数個の伴奏パターンの中
から1個を選んで伴奏演奏を行うことが出来る。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の実施例について説
明する。
{構成} 第1図は、本考案の一実施例の外観図である。
同図において、本体上面の手前側には、音高を指定す
る複数の鍵から成る鍵盤6が設けられており、その鍵盤
6の上方の左端には電源のオン・オフを行う電源スイッ
チ31が設けられている。そして、その電源スイッチ31の
右方には、通常のマニュアル演奏を行うノーマルモー
ド、または自動伴奏を行う自動伴奏モードのいずれか1
つのモードを選択するためのモード切換スイッチ32が設
けられている。そして、上記モード切換スイッチ32の右
方には、上記自動伴奏モードにおいて、リズム,ベー
ス、又はコードの各パートの発音を制御する3個のセレ
クト・スイッチが設けられている。すなわち、リズム音
の発音のオン/オフを指定するリズムセレクタ37a、ベ
ース音の発音のオン/オフを指定するベースセレクタ37
b及びコード音の発音をオン/オフするコードセレクタ3
7cの各セレクタが設けられている。
また、前記鍵盤6の上方の中央部には、前記自動伴奏
モードにおいて、所望の自動伴奏パターンの作成を行う
際の各種表示を行う、40桁×2行のLCD(液晶表示装
置)から成る表示部4が配設されている。
そして、その表示部4の上方及び下方の左端部には、
表示部4に表示されるページの選択を行うページ・アッ
プキー33a並びにページ・ダウンキー33bが設けられてい
る。また、上記表示部4の上記ページ・アップキー33a
及びページ・ダウンキー33bの右方には、表示部4に表
示される10種類のデータの中から所望のデータを選択す
るための10個のデータ選択スイッチ34a,34b,・・・34e
(以上が、表示部4の上方に配設されている)、同じく
選択スイッチ34f,34g・・・34j(以上が、表示部4の下
方に配設されている)が設けられている。
さらに、自動伴奏モードにおいて、自動伴奏の演奏
や、自動伴奏パターンの作成等の自動伴奏に係わる動作
を指示するためのパターンシンセスイッチ36a、該パタ
ーンシンセスイッチ36aがオンとなっているときに、自
動伴奏パターンの作成(編集)作業を指示するためのパ
ターンエディットスイッチ36b,及び作成終了した自動伴
奏パターンの記憶を指示するためのパターンライトスイ
ッチ36cが設けられている。
また、上記パターンシンセスイッチ36aの上方には、L
ED(発光ダイオード)7が配設されている。このLED7
は、自動伴奏モードにおいて、パターンシンセスイッチ
36aが「オン」となったときに点灯し、さらにパターン
エディットスイッチ36cがオンとなったときに点灯から
点滅に変化するものである。すなわち、予め作成してお
いた自動伴奏パターンでの演奏が可能になると点灯し、
続いて自動伴奏パターンの作成が可能になると点滅する
ものである。
第2図は、上記のような外観構成を有する一実施例の
システム構成図である。
同図において、CPU1はマイクロプロセッサであり、リ
ード・オンリ・メモリであるROM2に格納されているプロ
グラムに従って動作し、システム全体の制御を行う。
また、ROM2は、リード・オンリ・メモリであり、後述
詳しく説明するように、リズム,ベース及びコードの各
パターンを、各々100種類づつ、個別のエリアに分割し
て格納しており(第3図参照)、さらに、同じく後述詳
しく説明するように前記100種類の各リズムパターン毎
に、そのリズムパターンに適合する10個のベースパター
ン情報が記憶されているベースパターン候補・マトリク
ステーブル400も格納している(第4図参照)。さら
に、ROM2は、同じく後述詳しく説明するように、前記10
0種類の各リズムターン毎に、そのリズムパターンに適
合する10個のコードパターン情報が記憶されているコー
ドパターン候補マトリクステーブル500も格納している
(第5図参照)。
次に、スイッチ群3は、前記第1図に示す、電源スイ
ッチ31、モード選択スイッチ32等の各スイッチの集合で
あり、それらの各スイッチのステイタス(オン/オフ状
態)は、CPU1により、所定の周期で読み出される。
表示部4は、前述したように、液晶表示装置(LCD)
から成っている。
さらに、RAM5はランダム・アクセス・メモリであり、
RAM5内には、後述するように、演奏者が、自動伴奏モー
ドにおいて作成した、リズム,ベース及びコードの各パ
ターンの組み合せから成る自動伴奏パターンがパターン
番号(PTN)と対応づけて記憶される。
鍵盤6は、前記ノーマルモードでの演奏に使用される
所定の音域の、複数の鍵から成っている。
LED7は、前述したように、自動伴奏モードにおける現
在の動作状態を、演奏者に知らせるために点灯・点滅す
る発光ダイオードである。
音源部8は、PCM音源,PD音源,iPD音源等のデジタル音
源であり、CPU1から加わる楽音制御信号に基づいて、ノ
ーマルモードにおけるメロディ音や、自動伴奏モードに
おける自動伴奏音等のデジタル楽音信号を発生するもの
である。
D/A変換器9は、上記音源部8により発生されたデジ
タル楽音信号をアナログ楽音信号に変換するデジタル/
アナログ変換器であり、D/A変換器9から出力されるア
ナログ楽音信号は、アンプ(増幅器)、スピーカ等から
成る発音部10を介して外部に放音される。
次に、第3図は前述した自動伴奏パターン格納テーブ
ル300の内部構成を示す模式図である。同図に示すよう
に、この自動伴奏パターンテーブル300内には、「8BEA
T」,「ROCK1」,「H−ROCK」,「POPS」,・・・等の
100種類のリズムに対し、リズム,ベース,及びコード
の3種類の伴奏パターンを個別に記憶する格納域30a,30
b,30cを有しており、上記各伴奏パターンは、例えば、
2小節単位で構成されている。
次に、第4図は、前述したベースパターン候補マトリ
クステーブル400の内部構成を示す図である。
同図に示すように、ベースパターン候補マトリクステ
ーブル400は、その行方向の100ビットの各ビットが左か
ら右側へ順に、前記リズムパターン格納域30aに格納さ
れている各リズムパターンに対応するビットとなってお
り、最左端の列から順に、「8BEAT」,「ROCK1」,「H
−ROCK」,「POPS」,・・・の100種類のリズムパター
ンに対応するビットとなっている。また、ベースパター
ン候補マトリクステーブル400の行方向の100ビットの各
ビットが、前記ベースパターン格納域30bに格納されて
いるベースパターンに対応するビットとなっており、最
上行のビットから順に「8BEAT」,「ROCK1」,「H−RO
CK」,・・・「FUNK」,・・・の100種類のベースパタ
ーンに対応している。そして、上段のリズムパターンと
左側のベースパターンとの交差するビットが、上記2つ
のパターンが適合するか否かを示すフラグとなってお
り、そのフラグは、適合していれば「1」に、不適合で
あれば「0」にセットされている。
すなわち、第4図に示す具体例では、「8BEAT」のリ
ズムパターンに対しては、「8BEAT」,「ROCK1」,「H
−ROCK」,「DISKCO2」,「16BEAT2」・・・の10種類の
各ベースパターンが適合しており、その交差ビットに
「1」がセットされている。同様にして、「ROCK1」,
「H−ROCK」「POPS」,「E−POPS」・・・の他の99種
類のリズムパターンに対しても、適合する10種類のベー
スパターンが記憶されている。
次に第5図は、上記100種類の各リズムパターン毎
に、適合するコードパターンを記憶しているコードパタ
ーン候補マトリクステーブル5000の内部構成を示す図で
ある。
このコードパターン候補マトリクステーブル500は、
上記ベースパターン候補マトリクステーブル400と同様
なビット構成となっており、1〜100までのビット行が
コードパターンに対応している。すなわち、適合するリ
ズムパターンとコードパターンが交差するビットには
「1」がセットされており、「8BEAT」,「ROCK1」,
「H−ROCK」,・・・等の各リズムパターンに対し、そ
れぞれ10種類の適合するコードパターンが記憶されてい
る。
次に、第6図は、自動伴奏モードにおいて、ユーザが
登録したリズム,ベース及びコードの各パターンの組み
合せから成る自動伴奏パターンを最大10パターンまで記
憶するユーザ登録自動伴奏パターン格納テーブル600の
模式的な内部構成図であり、後述するように、ユーザ
が、自動伴奏モードにおいてリズム,ベース,及びコー
ドの各パターンから成る自動伴奏パターンを作成(編
集)した後、パターンライトスイッチ36cを操作するこ
とにより、その作成した自動伴奏パターンがこのユーザ
登録自動伴奏パターン格納テーブル600内に格納され
る。
{動作} 次に、上記構成の実施例の動作を説明する。
概略動作 第7図(a)〜(f)は、本実施例における自動伴奏
パターン登録の操作方法を説明する図である。
演奏者が、モード切換スイッチ32を操作して自動伴奏
モードを選択し、さらに続いてパターンシンセスイッチ
36aをオン操作すると、自動伴奏モードにおける、自動
伴奏の演奏モードとなり、同図(a)に示すように、表
示部4の上段及び下段にRAM5内のユーザ登録自動伴奏パ
ターン格納テーブル600内に格納されている10個の自動
伴奏パターンの名称である、PTN1,PTN2,・・・PTN9,PTN
10の表示がなされると共に、下段の左端に、演奏者が選
択スイッチ34a乃至34jの内のいずれか1つを操作して、
上記「PTN1」乃至「PTN10」の名称を有する自動伴奏パ
ターンのうちから、任意の1個を選択して、その選択し
た自動伴奏パターンに対応する伴奏演奏を開始させるこ
とが可能であることを示す「PLAY」の表示がなされる。
また、同図(a)には示されていないが、LED7が点灯
し、ユーザに対し、予め作成された「PTN1」乃至「PTN1
0」の名称を有する自動伴奏パターンの演奏が可能とな
ったことを報知する。
続いて、演奏者がパターンエディットスイッチ36bを
オン操作すると、同図(b)に示すように、表示部4の
上段及び下段に、ROM2内の自動伴奏パターン格納領域30
0aの先頭から読み出された10個のリズムパターンである
「8BEAT1」,「ROCK1」,「FUNK」が表示されると共
に、上端の左端に、その表示された10個のリズムパター
ンの中から任意の1個を選択することが可能であること
を示す「SELECT」の表示がなされ、さらに、その表示の
下方には表示されている名称がリズムパターン名である
ことを示す「RHY」が表示される。また、前記LED7が、
点灯から点滅に変化し、ユーザに対し自動伴奏パターン
の作成が可能となったことを示す。
この状態において、演奏者が例えば「ROCK1」のリズ
ムパターンを選択する場合には、表示部4の上下に配置
されているデータ選択スイッチ34a〜34jの内、ROCK1に
対応しているデータ選択スイッチ34bをオン操作して、
「ROCK1」のリズムパターンを選択し、さらに、パター
ンEDITスイッチ36bをオン操作する。すると、その「ROC
K1」のリズムパターンが、RAM5内に記憶されると共に、
その「ROCK1」のリズムパターンが、同一名の「ROCK1」
のベースパターンと共に発音部10から発音される。そし
て、その「ROCK1」のリズムパターンに適合するベース
パターンが、前記ベースパターン候補マトリクステーブ
ル400から10個読み出され、同図(c)に示すように、
表示部4に「8BEAT1」,「ROCK1」,・・・「FUNK」の
表示がなされる。また、このとき、表示部4の上段の左
端には、その表示されている10個のベースパターンから
任意の1個を選択できることを示す「SELECT」の表示が
なされ、さらに、その「SELECT」の表示の下方に、現在
表示されているパターンがベースパターンであることを
示す「BAS」の表示がなされる。
この状態において、ユーザが、例えば、その10個のベ
ースパターンの中から「H−ROCK」のベースパターンを
選択する場合には、ユーザは、その「H−ROCK」の上方
に設けられた選択スイッチ34cをオン操作すると共に、
パターンEDITスイッチ36bをオン操作する。すると、そ
の操作に応じて、「H−ROCK」のベースパターンが選択
されてRAM5内の所定領域に記憶されると共に、その選択
した「H−ROCK」のベース音が先に選択したリズムパタ
ーンのリズム音と共に発音され、演奏者は自動の選択し
たリズムパターンを自動伴奏パターンの作成途中でも確
認できるようになっている。
続いて、演奏者がコードパターンを選択する場合に
は、再びパターンエディットスイッチ36bをオン操作す
る。すると、先に、同図(b)で選択された「ROCK1」
のリズムパターンに適合する10個のコードパターンが、
コードパターン候補マトロクステーブル500から読み出
され、同図(d)に示すように、「8BEAT1」,「ROCK
1」,・・・「FUNK」と10個のコードパターン候補が表
示される。そして、表示部4の上部の左端には、その表
示された10個のコードパターンから任意の1個を選択で
きることを示す「SELECT」の表示がなされ、さらに、そ
の「SELECT」の表示の下には、表示されているパターン
データがコードパターンであることを示す「COD」の表
示がなされる。この時、例えば、演奏者が、先の選択し
た「ROCK1」のリズムパターンと「H−ROCK」のベース
パターンの組み合せに「DISCO1」のコードパターンがよ
く適合すると判断して「DISCO1」のコードパターンを選
択したい場合には、「DISCO1」の表示に対応する選択ス
イッチ34fを操作する。そして、同図(d)の状態にお
いて、上述のようにして任意のコードパターンを選択す
ると、その選択されたコードパターン(例えば、「DISC
O1」)が、先に選択したリズムパターン及びベースパタ
ーンと共に発音されて、演奏者は、作成を終わったばか
りのリズム,ベース,コードの各パターンから成る自動
伴奏パターンを確認することが出来るようになってい
る。そして、上記自動伴奏の発音が成された後、同図
(e)に示すように、ユーザが登録する自動伴奏パター
ンの名称である、「PTN1」,「PTN2」,・・・,「PTN1
0」の表示がなされる。また、表示部4の下方の左端に
は、ユーザが上述のようにして編集した自動伴奏パター
ンを、上記表示されている10個の自動伴奏パターンの中
から任意の1個を選択して、その選択した自動伴奏パタ
ーン名で、登録出来ることを示す「WRITE!」の表示がな
され、上方の左端には、表示されているパターンが自動
伴奏パターンであることを示す「PTN」が表示される。
この時、ユーザは、例えば、前記編集を終わった自動伴
奏パターンを「PTN1」のパターン名で登録したい場合に
は、パターンライトスイッチ36cをオン操作しながら、
「PTN1」の表示に対応している選択スイッチ34aを操作
する。すると、上述のような操作により作成されたリズ
ムパターン,ベースパターン,及びコードパターンの任
意の組み合せからなる自動伴奏パターンが、RAM5内のユ
ーザ登録自動伴奏パターン格納テーブル600の「PTN1」
に対応する領域に格納され、表示部4の下方の左端の表
示が「WRITE!」から「COMPLT!」に切り替わり、ユーザ
が作成した自動伴奏パターンが「PTN1」の自動伴奏パタ
ーン名で登録が行われた旨が報知される。
このように、キー操作により、初めにリズムパターン
を選択すると、その選択したリズムパターンに適合する
ベースパターン10個が自動的に表示される。そして、さ
らにその10個のベースパターンの中から任意の1個を選
択すると、今度は上記選択したリズムパターンに適合す
る10個のコードパターンが自動的に表示される。そし
て、その10個のコードパターンの中から任意の1個を選
択することにより、初めに選択したリズムパターンと、
そのリズムパターンに適合するベースパターンとコード
パターンとから成る、「PTN1」〜「PTN10」の自動伴奏
パターンが作成され、その作成した自動伴奏パターンを
「PTN1」〜「PTN10」の10個の名称の中からいずれかの
名称を選択して登録することが出来る。
尚、上述した説明では、最初に選択したリズムパター
ンに対し、適合する10種類のベースパターン及びコード
パターンが自動的に表示部11aに表示されて、それらの
適合するパターンの中から選ぶようにしているが、ペー
ジアップキー33aもしくはページダウンキー33bを操作す
ることにより、上記のような適合するベースパターンも
しくはコードパターン以外の、ベースパターン格納域30
0bもしくはコードパターン格納域300cに格納されている
他の90種類のベースパターンもしくはコードパターンの
中から、任意のベースパターン及び任意のコードパター
ンを選択することも可能である。
第8図(a)〜(d)は、上記のような自動伴奏パタ
ーンの登録処理を行うCPU1の処理動作を説明するフロー
チャートである。以下、このフローチャートを参照しな
がら上記自動伴奏パターンの登録処理を説明する。
同図に示すフローチャートは、モード切り換えスイッ
チ32の操作により自動伴奏モードが選択されたときのCP
U1の動作に対応するフローチャートである。
このモードにおいて、CPU1は、パターンシンセスイッ
チ36aがオンとなっているか否かを繰り返し判別してお
り、オンとなっていると判別すると(S1)、LED7を点灯
させ、システムが自動伴奏モードの動作に入ったことを
演奏者に報知する(S2)。
次に、RAM5内に予め登録されている自動伴奏パターン
に対応するパターン名「PTN1」,「PTN2」,・・・「PT
N10」を、表示部4に第7図(a)に示すように表示す
る(S3)。
続いて、パターンシンセスイッチ36aがオンとなって
いるか否か判別し(S4)、オンとなっていれば、いずれ
か1個のデータ選択スイッチ34a乃至34jがオンとなって
いるか否か判別する(S7)。そして、データ選択スイッ
チ34a乃至34jの内いずれのスイッチもオンとなっていな
いときは、続いてパターンエディットスイッチ36bがオ
ンであるか否か判別する(S11)。そして、パターンエ
ディット・スイッチ36bがオンとなっていれば、前記LED
7を点灯から点滅に変化させる(S12)。
上記動作により、自動伴奏パターンの作成が可能な状
態になったことが、LED7の点灯から点滅への状態変化に
よりユーザに報知される。
次に、CPU1は、ROM2内の自動伴奏パターンテーブル30
0のリズムパターン格納域300aの先頭アドレスから順
に、リズムパターンを10個読み出して、第7図(b)に
示すように、表示部4に「8BEAT1」,「ROCK1」,・・
・の10個のリズムパターン名を表示する(S13)。
上記動作により、自動伴奏モードに切り換わった後、
パターンエディットスイッチ30bをオン操作すると、最
初の10個のリズムパターン名が表示部4に表示される。
CPU1はいずれか1つのデータ選択スイッチがオンとなっ
ているか否か判別し(S14)、いずれか1つのデータ選
択スイッチがオンとなっていれば、そのオン操作された
選択スイッチ34a乃至34jに対応するリズムパターンをRA
M5内に格納する(S18)。また、そのオン操作されたデ
ータ選択スイッチ34bに対応するリズムパターンをリズ
ムパターン格納域300aから読み出し、そのリズムパター
ンでリズム音が発生されるように音源部8を制御する
(S18)。また、上記選択されたリズムパターンと同一
名のベースパターンを、ベースパターン格納域300bから
読み出し、そのベースパターンに対応してベース音が、
上記リズム音と共に発生させるように音源部8を制御す
る(S18)。
上記動作により、このように、初めに選択したリズム
パターンと同一名のベースパターンが自動的に発音され
るので、好みのベースパターンを選択する前に、先ず選
択したリズムパターンと同一名のベースパターンがどの
ようなものであるか確認出来る。次に、パターンエディ
ットスイッチ36bがオンであるか否かをオンになるまで
繰り返し判別する(S19)。そして、パターンエディッ
トスイッチ36bがオンとなっていると判別すると、ROM2
内のベースパターンマトリクステーブル400を検索し、
前記選択されたリズムパターンに対応する縦100行のビ
ット列を選択し(S20)、次にそのビット列の中から
「1」の値にセットされている10個のビットを検出し、
その検出したビットに対応する10個のベースパターンを
読み出し(S21)、その読み出したベースパターンに対
応するベースパターンの名称を、第7図(c)に示すよ
うに、表示部4に一覧表示する(S22)。
上記動作により、リズムパターンを選択した後、パタ
ーンEDITスイッチ36eをオン操作すると、その選択した
リズムパターンに適当する10個のベースパターンが表示
部4に表示される(第7図(c)参照)。この表示部4
に表示される10個のベースパターンは、全て、選択した
リズムパターンに適合するものばかりであり、ユーザ
は、適不適を懸念することなく、10個の中から好みに応
じた、選択したリズムパターンに適合する1つのベース
パターンを選択できる。
続いて、CPU1は、データ選択スイッチ34a乃至34jのい
ずれか1つのスイッチがオンであるか否かを判別し(S2
3)、オンであればそのオンとなっている選択スイッチ
に対応するベースパターンに対応するベースパターンを
ROM2内の自動伴奏テーブル300のベースパターン格納域3
00bから読み出し、RAM5内の所定域に格納する(S24)。
また、そのRAM5のワークエリアに格納されたベースパタ
ーンでベース音がさらに先に選択されているリズムパタ
ーンと同一名のコードパターンを、自動伴奏テーブル30
0のコードパターン格納域300cから読み出し、その読み
出したコードパターンでコード音が、先に選択したリズ
ムパターンと共に発生されるように音源部8を制御す
る。
上記動作により、ユーザは、表示部4に自動的に表示
される初めに選択したリズムパターンに適合する10個の
ベースパターンの中から所望の1個のベースパターンを
データ選択スイッチ34a乃至34jの操作により選択でき
る。また、初めに選択したリズムパターンで、選択した
ベースパターン及び上記選択したリズムパターンと同一
名のコード音が自動的に演奏される。したがって、ユー
ザは、選択したリズムパターンでの選択したベースパタ
ーンの演奏及び選択したリズムと同一名のベースパター
ンの演奏を、実際に耳で聞いて確認しながら次のコード
パターンの選択に移ることが出来る。
続いて、CPU1はパターンエディット・スイッチ36bが
オンであるか否かをオンとなるまで繰り返し判別する
(S25)。そして、オンとなっていると判別すると、コ
ードパターンマトリクステーブル500を検索して、初め
に選択されたリズムパターンに対応する縦100行のビッ
ト列を選択し(S26)、次にそのビット列の中から
「1」の値にセットされているビットを検出し、その検
出したビットに対応するコードパターンを読み出す(S2
7)。そして、その読み出したコードパターンに対応す
るコードパターンの名称を、第7図(d)に示すように
表示部4に表示する(S28)。
上記動作により、所望のリズムパターンを選択した
後、パターンエディットスイッチ36bをオン操作する
と、先に選択した任意のリズムパターンに適合する10個
のコードパターンの名称が、表示部4に自動的に表示さ
れる。したがって、ユーザは適不適を懸念することな
く、その表示されている10個のコードパターンの中から
好みに応じて任意の1つのコードパターンを自由に選択
できる。
続いて、CPU1は、データ選択スイッチ34a乃至34bの中
のいずれか1個の選択スイッチがオンとなっているか否
かの判別をオンとなっているデータ選択スイッチが検出
されるまで繰り返し判別し(S29)、オンとなっている
データ選択スイッチを検出すれば、そのオンとなってい
る選択スイッチに対応するコードパターン、をROM2内の
自動伴奏テーブル300のコードパターン格納域から読み
出し、RAM5内の所定領域に格納する(S30)。そして、
その選択されたコードパターンが、先に選択したリズム
パターンで、先に選択したベースパターンと共に発生さ
れるように音源部8に制御する(S30)。
上記動作により、表示部4に表示されている先に選択
したリズムパターンに適合する10個のコードパターンの
中から、操作されたデータ選択スイッチに対応するコー
ドパターンが選択される。そして、このことにより、始
めに選択したリズムパターンと、そのリズムパターンに
適合するベースパターン及びコードパターンから成る1
組の自動伴奏パターンの作成(編集)が終了する。ま
た、その作成した自動伴奏パターンが、自動的に演奏さ
れる。したがって、ユーザは、自分が作成した自動伴奏
パターンを即座に確認することが出来る。
続いて、CPU1は、パターンエディットスイッチ36bが
オンとなっているか否か判別し(S31)、オンとなって
いなければ、次にパターンライトスイッチ36cがオンと
なっているか否か判別する(S32)。
そして、パターンライトスイッチ36cがオンとなって
いれば、前記第7図(e)に示すように、ユーザが登録
する自動伴奏パターンの名称である「PTN1」,「PTN
2」,・・・「PTN10」を表示すると共に、表示部4の下
方の左端に上記作成した自動伴奏パターンを上記「PTN
1」,「PTN2」,・・・「PTN10」のいずれかの名称で登
録可能であることを示す“WRITE"の表示を行う(S3
3)。
上記動作により、所望の自動伴奏パターンを作成した
後、パターンWRITEスイッチ36cをオン操作すると、その
作成した自動伴奏パターンを登録する際の名称が一覧表
示されると共に、自動伴奏パターンの登録が可能となっ
たことを示す“WRITE"の表示が行われる。従って、ユー
ザは、その“WRITE"の表示を確認した後、作成を終了し
た自動伴奏パターンを、「PTN1」〜「PTN10」の10個の
いずれか1個の名称を付与して登録可能となる。
続いて、CPU1は、いずれか1個の選択スイッチがオン
となっているか否かの判別を、オンとなっているデータ
選択スイッチを検出するまで繰り返し行う(S34)。そ
して、オンとなっている選択スイッチを検出すれば、そ
のデータ選択スイッチに対応する自動伴奏パターンの名
称に対応する領域1に格納する(S35)。そして、さら
に第7図(f)で示すように、表示部4の下行の左隅
に、自動伴奏パターンの登録が完了したことを示す「CO
MPLT!」を表示させ(S35)、再び前記処理S2に戻り、そ
れまで点滅させていたLED7を点灯の状態にした後、前記
処理S3に戻り、上記した第7図(a)に示す表示を行
う。
上記動作により、自動伴奏パターン作成後、任意のデ
ータ選択スイッチをオン操作すると、上記自動伴奏パタ
ーンに対し、そのオン操作されたデータ選択スイッチに
対応する名称「PTN1」乃至「PTN10」が付与され、その
自動伴奏パターンが自動伴奏パターン格納テーブル600
の当該領域に格納される。
このようにして、1組の自動伴奏パターンの登録が完
了する。
尚、前記処理S32でパターンライトスイッチ36cがオン
となっていないときは、再び前記処理31に戻り、パター
ンエディットスイッチ36bがオンとなっているか否かを
再び判別する。そして、パターンエディットスイッチ36
bがオンとなっている時は、直ちに前記処理S13に移行す
る。
上記動作により、自動伴奏パターンの作成を終了した
後、パターンライトスイッチ36cをオン操作せずに、パ
ターンエディットスイッチ36bをオン操作すると、再び
リズムパターンの選択状態に戻る。したがって、ユーザ
は一度作成した自動伴奏パターンを登録せずに、再び初
めから自動伴奏パターンの作成をやり直したい場合に
は、パターンライトスイッチ36cをオン操作せずにパタ
ーンエディットスイッチ36cをオン操作すればよい。
一方、前記処理S14で、データ選択スイッチ34a乃至34
bのいずれもオンとなっていないときには、ページアッ
プキー33a又はページダウンキー33bがオンとなっている
か否かを判別する(S15)。
そして、ページアップキー33aがオンとなっていれ
ば、現在表示部4に表示されているリズムパターンデー
タに続く次の10組のリズムパターンを、ROM2内の自動伴
奏パターン格納域300のリズムパターンテーブル300aか
ら読み出し、第7図(a)に示すように表示部4に一覧
表示する(S16)。
上記動作により、リズムパターン選択状態において、
ページアップキー33aにがオン操作される毎に、リズム
パターン格納域300aに格納されている100個のリズムパ
ターンが、格納順に10個づつ順次、表示部4に表示され
る。したがって、ユーザは、リズムパターン選択状態に
あるときに、ページアップキー33aをオン操作すること
により、リズムパターン格納域300aに格納されている全
てのリズムパターンを、格納順に、順次参照することが
できる。
一方、前記処理S15で、ページダウンキー33bがオンと
なっていると判別したときは、現在表示部4に表示され
ているリズムパターン群の直前の10個のリズムパターン
を、ROM2内の自動伴奏パターンテーブル300のリズムパ
ターン格納域300aから読み出し、表示部4に表示する
(S17)。
上記動作により、リズムパターン選択状態において、
ページダウンキー33aがオン操作される毎に、リズムパ
ターン格納域300aに格納されているリズムパターンが格
納の逆順に、10個づつ表示部4に表示されている。した
がって、ユーザは所望のリズムパターンが表示されてい
ないときには、ページアップキー33aもしくは、ページ
ダウンキー33bを操作することにより、格納順もしくは
格納の逆順に10個単位で、リズムパターン格納域300aに
格納されている全てのリズムパターンを10個単位で、所
望のリズムパターンを見つかるまで検索することが出来
る。
一方、前記処理S11でパターンエディットスイッチ36b
がオンとなっていなければ、再び前記処理S4に戻りパタ
ーンシンセスイッチ36aがオンか否かを判別する。
上記動作により、自動伴奏モードに切り換わった後、
パターンシンセスイッチ36a、データ選択スイッチ34a乃
至34j、又はパターンエディットスイッチ36bのいずれか
1つのスイッチがオンとなるまで繰り返される。
一方、上記処理S7で、データ選択スイッチ34a乃至34j
のいずれかがオンとなっている時は、そのオンとなって
いる選択スイッチに対応する「PTN1」乃至「PTN10」の
いずれかの自動伴奏パターン名を有する自動伴奏パター
ンを、RAM5内のユーザ登録自動伴奏パターン格納テーブ
ル600の当該領域から読み出し(S8)、次に鍵盤部6の
任意の鍵が押鍵されたか否かかの判別を行う(S9)。そ
して、任意の鍵の押鍵を検出すると、前記読み出した自
動伴奏パターンの演奏が行われるように、音源部8を制
御する(S10)。
上記動作により、パターンセンセスイッチ36aをオン
操作して、自動伴奏モードに切り換えた後、表示部4に
表示される「PTN1」乃至「PTN10」の名称を有する予め
登録してある自動伴奏パターンの中から、データ選択ス
イッチ34a乃至34jを操作することにより、任意の1つの
自動伴奏パターンを選択すると、その選択された自動伴
奏が鍵盤部6の任意の鍵を押鍵することにより、自動的
に演奏される。
一方、前記処理S4で、パターンシンセスイッチ36aが
オフとなっていれば、LED7を消灯させると共に(S5)、
表示部4を消灯(表示を消去)して(S6)、前記処理S1
に戻る。
上記動作により、自動演奏モードにおいて、パターン
シンセスイッチ36aをオフ操作すると、自動演奏モード
が解除され、ノーマルモードにおいて、鍵盤部6の押鍵
操作により、メロディ演奏を行うことが可能となる。
尚、第8図のフローチャートにおいては、省略してい
るが前記処理S22または前記処理S28の後、上述した、前
記処理S15〜S16と同様の処理を、ベースパターン及びコ
ードパターンに対しても行っている。て、ページアップ
キー33aもしくはページダウンキー33bがオン操作された
か否かの処理を行っており、したがって、ユーザは、選
択されたリズムパターンに適合しないベースパターン及
びコードパターンを組み合せて、自動伴奏パターンを作
成することも可能となっている。
本考案によれば、演奏者は任意のリズムパターンおよ
びコードパターンを組み合せて、自動伴奏パターンを作
成することも可能となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、第1の考案の自動伴奏データ登
録装置によれば、任意のリズムパターンを選択すると、
そのリズムパターンに適合する複数のベース及びコード
のパターンが表示され、それらのパターンの中から任意
のパターンを選択できるため、リズムパターンと、その
リズムパターンに適合するベースパターン及びコードパ
ターンから成る自動伴奏パターンを容易に作成すること
が出来る。
更に、また、第2の考案の自動伴奏装置によれば、上
記自動伴奏登録装置により、伴奏パターンを複数個登録
し、随時、その登録した伴奏パターンを自動演奏するこ
とが出来るので、多様な伴奏パターンを複数個登録して
おくことにより、メロディ演奏を行う際、そのメロディ
に最適な伴奏を選択できるので、任意のときに即座に演
奏することが出来るので非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の外観図、 第2図は本考案の一実施例のシステム構成図、 第3図は自動伴奏パターン格納テーブル300の内部構成
を示す模式図、 第4図はベースパターンの候補マトリクステーブル400
の内部構成図、 第5図はコードパターンの候補マトリクステーブル500
の内部構成図、 第6図はユーザ登録自動伴奏パターン格納テーブル600
の内部構成図、 第7図(a)乃至(f)は伴奏パターンの作成・登録の
操作方法を説明する図、 第8図(a)乃至(d)は、CPU1により行われる伴奏パ
ターン作成・登録処理を説明するフローチャートであ
る。 1……CPU、2……ROM、3……スイッチ群、4……表示
部、5……RAM、6……鍵盤、7……LED、8……音源
部、9……D/A変換部、10……発音部、31……電源スイ
ッチ、32……モード切換スイッチ、33a……ページアッ
プキー、33b……ページダウンキー、34a〜34j……デー
タ選択スイッチ、36a……パターンシンセスイッチ、36b
……パターンエディットスイッチ、36e……パターンラ
イトスイッチ.

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リズムパターンを複数個記憶する第1の記
    憶手段と、 前記複数個の各リズムパターンに対応して、それに適合
    する複数個のベースパターン及びコードパターンを記憶
    する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている複数個のリズムパ
    ターンを夫々示す表示パターンを表示させるための表示
    信号を出力する第1の表示制御手段と、 該第1の表示制御手段から出力される表示信号により表
    示される複数個の表示パターンの中から、1個の表示パ
    ターンに対応するリズムパターンを前記第1の記憶手段
    から選択する第1の選択手段と、 該第1の選択手段により選択されたリズムパターンに適
    合するベースパターンを示す表示パターンを表示させる
    ための表示信号を出力する第2の表示制御手段と、 該第1の選択手段により選択されたリズムパターンに適
    合するコードパターンを示す表示パターンを表示させる
    ための表示信号を出力する第3の表示制御手段と、 前記第2の表示制御手段から出力される表示信号により
    表示される複数個の表示パターンの中から、1個の表示
    パターンに対応するベースパターンを前記第2の記憶手
    段から選択する第2の選択手段と、 前記第3の表示制御手段から出力される表示信号により
    表示される複数個の表示パターンの中から、1個の表示
    パターンに対応するコードパターンを前記第2の記憶手
    段から選択する第3の選択手段と、 前記第1の選択手段により選択された1個のリズムパタ
    ーン、前記第2の選択手段により選択された1個のベー
    スパターン、及び前記第3の選択手段により選択された
    1個のコードパターンからなる伴奏パターンを複数個記
    憶する第3の記憶手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏パターン登録装置。
  2. 【請求項2】前記第1、第2及び第3の選択手段は、同
    一の操作子の操作により選択動作を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の自動伴奏パターン登録装置。
  3. 【請求項3】前記第1の選択手段により選択されたリズ
    ムパターンのリズム音を発生する第1のパターン音発生
    手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2記
    載の自動伴奏パターン登録装置。
  4. 【請求項4】前記第2の選択手段により選択されたベー
    スパターンのベース音を発生する第2のパターン音発生
    手段をさらに有することを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の自動伴奏パターン登録装置。
  5. 【請求項5】前記第3の選択手段により選択されたコー
    ドパターンのコード音を発生する第3のパターン音発生
    手段をさらに有することを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載の自動伴奏パターン登録装置。
  6. 【請求項6】前記第1のパターン音発生手段は、前記第
    1の選択手段により選択されたリズムパターンと同名の
    ベースパターンでベース音を前記リズム音と共に発生す
    ることを特徴とする請求項3、4又は5記載の自動伴奏
    パターン登録装置。
  7. 【請求項7】前記第1のパターン音発生手段は、前記第
    1の選択手段により選択されたリズムパターンと同名の
    コードパターンでベース音を前記リズム音と共に発生す
    ることを特徴とする請求項3、4又は5記載の自動伴奏
    パターン登録装置。
  8. 【請求項8】前記第2のパターン音発生手段は、前記選
    択されたベースパターンのベース音と共に、前記第1の
    選択手段により選択されたリズムパターンのリズム音及
    び前記第3の選択手段により選択されたコードパターン
    のコード音を発生することを特徴とする請求項3、4、
    5及び7記載の自動伴奏パターン登録装置。
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