JP2520265Y2 - ヤニ入りハンダワイヤの送り機構 - Google Patents
ヤニ入りハンダワイヤの送り機構Info
- Publication number
- JP2520265Y2 JP2520265Y2 JP1993068877U JP6887793U JP2520265Y2 JP 2520265 Y2 JP2520265 Y2 JP 2520265Y2 JP 1993068877 U JP1993068877 U JP 1993068877U JP 6887793 U JP6887793 U JP 6887793U JP 2520265 Y2 JP2520265 Y2 JP 2520265Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solder wire
- guide
- solder
- cutter
- feeding mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Wire Processing (AREA)
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はハンダフィーダーに使用
するヤニ入りハンダワイヤの送り機構に関する。
するヤニ入りハンダワイヤの送り機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】本願出願人は平成５年特許願第１３２７
３８号ヤニ入りハンダワイヤの送り装置の先行技術を有
するが、該技術は刃部のみがさい入したハンダ層を介し
て該ハンダの送りに関与するため、ややもすればヤニ入
りハングワイヤが刃部側に巻き付いたり、或いは刃部側
に対向するローラに粘着して巻き付き、送給口にスムー
スに送り込まれず、繰り出しが詰まり気味となる問題が
あった。
３８号ヤニ入りハンダワイヤの送り装置の先行技術を有
するが、該技術は刃部のみがさい入したハンダ層を介し
て該ハンダの送りに関与するため、ややもすればヤニ入
りハングワイヤが刃部側に巻き付いたり、或いは刃部側
に対向するローラに粘着して巻き付き、送給口にスムー
スに送り込まれず、繰り出しが詰まり気味となる問題が
あった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は刃部に負担さ
れる送り出し力を軽減するとともに、案内周面でのヤニ
入りハンダワイヤの粘着力を低下させて該ハンダワイヤ
を送給口にスムースに送り出しでき、しかも、線径に応
じて最適な送り出しができるように、該ハンダワイヤへ
のカッターの刃部のくい込みと、案内周面の噛み込み深
さを加減できるヤニ入りハンダワイヤの送り機構を提供
するものである。
れる送り出し力を軽減するとともに、案内周面でのヤニ
入りハンダワイヤの粘着力を低下させて該ハンダワイヤ
を送給口にスムースに送り出しでき、しかも、線径に応
じて最適な送り出しができるように、該ハンダワイヤへ
のカッターの刃部のくい込みと、案内周面の噛み込み深
さを加減できるヤニ入りハンダワイヤの送り機構を提供
するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案のヤニ入りハンダ
ワイヤの送り機構は、一対の噛合するギャーの支軸と同
軸に軸心方向中央にＶ字状の案内周面を有する一対のロ
ーラを軸支し、一方のローラが案内周面の中央で分割さ
れた分割ローラと該分割ローラに挟持されるカッターと
の結合体から成り、両ローラの案内周面間にヤニ入りハ
ンダワイヤを間挿し、該カッターでヤニ層に到達する欠
切溝を刻設しつつ、該ハンダワイヤを送給する送り機構
において、他方のローラが案内周面の中央で接合する分
割ローラの結合体にして、両結合体のそれぞれ案内周面
に刻み溝を周設するとともに、一対の噛合するギャーの
支軸の一方を固定軸芯に対して偏芯軸として成る。
ワイヤの送り機構は、一対の噛合するギャーの支軸と同
軸に軸心方向中央にＶ字状の案内周面を有する一対のロ
ーラを軸支し、一方のローラが案内周面の中央で分割さ
れた分割ローラと該分割ローラに挟持されるカッターと
の結合体から成り、両ローラの案内周面間にヤニ入りハ
ンダワイヤを間挿し、該カッターでヤニ層に到達する欠
切溝を刻設しつつ、該ハンダワイヤを送給する送り機構
において、他方のローラが案内周面の中央で接合する分
割ローラの結合体にして、両結合体のそれぞれ案内周面
に刻み溝を周設するとともに、一対の噛合するギャーの
支軸の一方を固定軸芯に対して偏芯軸として成る。
【０００５】
【作用】一対のローラのそれぞれの案内周面に周設した
刻み溝は、ヤニ入りハンダの外周の上下それぞれ左右か
ら該ヤニ入りハンダの強制的な送り出しに関与してカッ
ターの刃部の送り出しの負荷を軽減し、またヤニ入りハ
ンダの案内周面の接触面が減少して粘着力が低減し、支
軸の偏芯軸はカッターの刃部のくい込みと、両ローラの
ヤニ入りハンダワイヤに対する刻み溝の噛み込み深さを
加減して該ハンダワイヤの線径の増減（大小）に対応す
る。
刻み溝は、ヤニ入りハンダの外周の上下それぞれ左右か
ら該ヤニ入りハンダの強制的な送り出しに関与してカッ
ターの刃部の送り出しの負荷を軽減し、またヤニ入りハ
ンダの案内周面の接触面が減少して粘着力が低減し、支
軸の偏芯軸はカッターの刃部のくい込みと、両ローラの
ヤニ入りハンダワイヤに対する刻み溝の噛み込み深さを
加減して該ハンダワイヤの線径の増減（大小）に対応す
る。
【０００６】
【実施例】本考案を一実施例により説明すると、図１に
示すように一対の噛合するギャー１、２はそれぞれブッ
シュ３、４を介して支軸５、６に回動自在に軸支され、
ブッシュ３、４には下ローラ７、８を両ローラ間に所要
の間隙をとってそれぞれ圧入し、一方の下ローラ７のボ
ス部９にはリング状の上ローラ１０を圧入し、他方の下
ローラ８のボス部１１には刃部１２が正弦刃から成るカ
ッター１３とカッター１３を挟むように上ローラ１４と
を圧入し、それぞれの下ローラ７、８と上ローラ１０、
１４には接合面を中心としてＶ字状の案内周面１５、１
６を形成し、案内周面１５、１６には図２、図３に示す
ように、それぞれ刻み溝１７を周設しカッター１３を配
設した側の支軸６のブッシュ４の軸装する側を、固定軸
２１に対して偏心軸２２として成っている。
示すように一対の噛合するギャー１、２はそれぞれブッ
シュ３、４を介して支軸５、６に回動自在に軸支され、
ブッシュ３、４には下ローラ７、８を両ローラ間に所要
の間隙をとってそれぞれ圧入し、一方の下ローラ７のボ
ス部９にはリング状の上ローラ１０を圧入し、他方の下
ローラ８のボス部１１には刃部１２が正弦刃から成るカ
ッター１３とカッター１３を挟むように上ローラ１４と
を圧入し、それぞれの下ローラ７、８と上ローラ１０、
１４には接合面を中心としてＶ字状の案内周面１５、１
６を形成し、案内周面１５、１６には図２、図３に示す
ように、それぞれ刻み溝１７を周設しカッター１３を配
設した側の支軸６のブッシュ４の軸装する側を、固定軸
２１に対して偏心軸２２として成っている。
【０００７】このようにして成るヤニ入りハンダワイヤ
の送り機構ａは、一方のギャー１から動力が伝達され、
両案内周面１５、１６間に挿入されるヤニ入りハンダワ
イヤ１８は図３に示すように、カッター１３の刃部１２
でヤニ層１９に達するヤニ溜り２０が形成され、同時に
両案内周面１５、１６の刻み溝１７によっても送りださ
れるから、刃部１２に負荷される送り出し力が軽減さ
れ、ヤニ入りハンダワイヤ１８の刃部１２への巻き付き
が解消する。案内周面１５、１６では刻み溝１７の断続
面でヤニ入りハンダワイヤ１８に接触するから、粘着力
の低下によってカッター１３に対向する側の案内周面１
５にヤニ入りハンダワイヤ１８を粘着させることなく送
給口へスムースに送り出しできる。また、カッター１３
を配設した側の支軸６のブッシュ４の軸装する側を固定
軸２１に対して偏芯軸２２とするのでカッター１３の刃
部１２のヤニ入りハンダワイヤ１８へのさい入深さ及び
刻み溝１７の噛み込み深さなどが調整される。
の送り機構ａは、一方のギャー１から動力が伝達され、
両案内周面１５、１６間に挿入されるヤニ入りハンダワ
イヤ１８は図３に示すように、カッター１３の刃部１２
でヤニ層１９に達するヤニ溜り２０が形成され、同時に
両案内周面１５、１６の刻み溝１７によっても送りださ
れるから、刃部１２に負荷される送り出し力が軽減さ
れ、ヤニ入りハンダワイヤ１８の刃部１２への巻き付き
が解消する。案内周面１５、１６では刻み溝１７の断続
面でヤニ入りハンダワイヤ１８に接触するから、粘着力
の低下によってカッター１３に対向する側の案内周面１
５にヤニ入りハンダワイヤ１８を粘着させることなく送
給口へスムースに送り出しできる。また、カッター１３
を配設した側の支軸６のブッシュ４の軸装する側を固定
軸２１に対して偏芯軸２２とするのでカッター１３の刃
部１２のヤニ入りハンダワイヤ１８へのさい入深さ及び
刻み溝１７の噛み込み深さなどが調整される。
【０００８】
【考案の効果】本考案のヤニ入りハンダワイヤの送り機
構は、カッターの刃部による該ハンダワイヤの送り出し
力が軽減されることにより、刃部への巻き付きが解消さ
れるとともに、両案内周面の上下の刻み溝が巻き込み力
を相殺するようにヤニ入りハンダワイヤの送り出しに関
与するから、該ハンダワイヤは送給口にスムースに送給
され、偏芯軸により該ハンダワイヤへのカッターの刃部
のさい入深さ及びローラの案内周面の刻み溝の噛み込み
深さが調整可能となり、該ハンダワイヤの線径仕様に簡
便に対応できる効果がある。
構は、カッターの刃部による該ハンダワイヤの送り出し
力が軽減されることにより、刃部への巻き付きが解消さ
れるとともに、両案内周面の上下の刻み溝が巻き込み力
を相殺するようにヤニ入りハンダワイヤの送り出しに関
与するから、該ハンダワイヤは送給口にスムースに送給
され、偏芯軸により該ハンダワイヤへのカッターの刃部
のさい入深さ及びローラの案内周面の刻み溝の噛み込み
深さが調整可能となり、該ハンダワイヤの線径仕様に簡
便に対応できる効果がある。
【図１】本考案のヤニ入りハンダワイヤの送り機構ａの
要部の拡大縦断面図である。
要部の拡大縦断面図である。
【図２】ヤニ入りハンダワイヤの間挿案内周面の拡大説
明図である。
明図である。
【図３】ヤニ入りハンダワイヤの送り出し状態の説明図
である。
である。
１ ギャー ２ ギャー ３ ブッシュ ４ ブッシュ ５ 支軸 ６ 支軸 ７ 下ローラ ８ 下ローラ ９ ボス部 １０ 上ローラ １１ ボス部 １２ 刃部 １３ カッター １４ 上ローラ １５ 案内周面 １６ 案内周面 １７ 刻み溝 １８ ヤニ入りハンダワイヤ １９ ヤニ層 ２０ ヤニ溜り ２１ 固定軸 ２２ 偏芯軸 ａ ヤニ入りハンダワイヤの送り機構
Claims (1)
- 【請求項１】 一対の噛合するギャーの支軸と同軸に軸
心方向に向かってＶ字状の案内周面を設けた一対のロー
ラを軸支し、両方のローラの前記案内周面には刻み溝を
刻設し、一方のローラの前記案内周面中央にはカッター
を突出して設けるとともに、一対の噛合するギャーの支
軸の一方を固定軸芯に対し偏芯軸として成るヤニ入りハ
ンダワイヤの送り機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993068877U JP2520265Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ヤニ入りハンダワイヤの送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993068877U JP2520265Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ヤニ入りハンダワイヤの送り機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733457U JPH0733457U (ja) | 1995-06-20 |
| JP2520265Y2 true JP2520265Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=13386336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993068877U Expired - Lifetime JP2520265Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ヤニ入りハンダワイヤの送り機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2520265Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4528396B2 (ja) * | 1999-11-24 | 2010-08-18 | 正一 北野 | 糸半田溝入れ装置 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5260789A (en) * | 1975-11-13 | 1977-05-19 | Domein Kk | Equipment for bag bottom pressing of bag automatic filling and packaging machine |
| JPS563104Y2 (ja) * | 1976-08-20 | 1981-01-23 | ||
| JPS54140047U (ja) * | 1978-03-23 | 1979-09-28 | ||
| JPS5760789U (ja) * | 1980-09-25 | 1982-04-10 | ||
| JPS57156827A (en) * | 1981-03-25 | 1982-09-28 | Nippon Kinzoku Kogyo Kk | Automatic differential pressure setter |
| JPS5962886U (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-25 | 内橋エステック株式会社 | はんだ線の溝切り装置 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP1993068877U patent/JP2520265Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0733457U (ja) | 1995-06-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |