JP2520220Y2 - 汚水浄化処理機構 - Google Patents

汚水浄化処理機構

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JP2520220Y2
JP2520220Y2 JP1990026176U JP2617690U JP2520220Y2 JP 2520220 Y2 JP2520220 Y2 JP 2520220Y2 JP 1990026176 U JP1990026176 U JP 1990026176U JP 2617690 U JP2617690 U JP 2617690U JP 2520220 Y2 JP2520220 Y2 JP 2520220Y2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は汚水浄化処理機構に係り、旺盛な微生物の附
着成長条件下において機構的損傷を適切に防止し、長期
に亘って安定した運転操業を円滑に実施することのでき
る機構を提供しようとするものである。
(産業上の利用分野) 緩解状態の繊維組織材による回転体を用いた汚水浄化
処理機構。
従来の技術 都市下水や各種産業廃水あるいは生活廃水の処理法の
1つとして運転コスト面からは微生物を利用した処理法
が有利であり、次第に普及化されつつある。即ちこのよ
うな微生物を利用した処理法としては処理槽内汚水中に
空気を吹き込む活性汚泥法や槽内に接触材を入れた接触
酸化法(浸漬濾床法)、散水濾床法などがあるが、回転
軸に比較的軽量且つ強固な多数個の円板部体を取付けそ
れら全円板部体表面積の40%を浸漬させて低速回転させ
ることにより円板体群が空中と汚水中とに交互に接触
し、該円板体群の表面に附着した微生物により汚水を浄
化することができ、この方法によれば槽内汚水中に空気
吹込みをなすことが不要で、又特別に散水するような必
要もなく、更には汚泥返送も不要であって最も省エネル
ギー的とされる。
特に本考案者等は可曲性線状材を交錯せしめた緩解組
織体を前記回転体として利用することが好ましい空気補
給を図り、しかも微生物自体が該繊維組織中において旺
盛に繁殖し、従って汚水中の有機物(BOD分)その他の
汚染成分を効果的に酸化分解し、浄化処理し得ることに
ついての提案をなした(実開昭60−86500、実公平1−1
6559号)。
又このような可曲性線状材を用いたものにおいて、そ
の可曲性線状組織材による成形素材板の周側および組立
部材挿通孔周側部分を圧扁溶着部とし、上記挿通孔に挿
着された組立部材により前記回転体相互の組立を図るこ
とを提案した(実開昭61−33696、実公平1−23594)。
即ち前者によれば頗る旺盛な微生物の附着増殖と、そ
れに伴う効率的な汚水浄化をもたらし、しかも後者によ
ればそうした旺盛な微生物増殖にも拘わらず、可曲性線
状材締結組織の分断を有効に阻止して前記回転体の耐用
性を有効に上昇せしめることができる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上記のような本考案者等の先願によるもので
は線状材による緩解組織体を用いることにより旺盛な微
生物の増殖が得られ、しかもそうした緩解組織体に充分
な強度、耐用性が得られることになったことからして、
このものを具体的に採用運転した場合に新たな問題点が
発生した。
即ち前記のように旺盛な微生物の増殖結果として例え
ば回転円板の40%浸漬運転中における回転板の重量ない
し汚水中での回転時抵抗がスタート時の5倍以上、一般
的には8〜15倍あるいはそれ以上に大きいものとなり、
しかも緩解組織体の分断(繊維の分離)ないし崩壊もな
いことから非常に大きく且つそれなりに不均衡な抵抗条
件下で回転せしめられ、多数の回転体を組立て連結して
いる緊締杆の折損を見る。つまりこの緊締杆は一連の回
転体における端部端板間においてそれぞれの回転体を緊
締止着しているものであるから該緊締杆の中間部におい
て非常に大きな回転体回転時の負荷が作用し、該緊締杆
の端板取付部であるナット部分に集中的な力が繰返し長
時間に亘って作用し又端板挿通孔部分が摩耗拡径せしめ
られて損耗を加速し、剪断、折損などを見ることとな
る。
そこでこのような不利を避けるべく緊締時のナットを
端板に溶接して回り止めとし、又2重ナットを採用し、
更には鋼線などを用いて固定化することについて各種の
検討を重ねたが長期に亘り、しかも汚水と接触してそれ
なりの腐食や損耗が不可避の条件下において有効な解決
策を得ることができない。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) 本考案は上記したような従来のものにおける課題を解
決するように検討を重ねて考案されたものであって、以
下の如くである。
合成樹脂による化曲性線状組織材を緩解状態で交点に
おいて締結させた複数個の回転体群を汚水中に浸漬して
回転し汚水成分浄化能を有する微生物の繁殖を図らしめ
るようにしたものにおいて、前記した各回転体に形成さ
れた通孔とそれら各回転体間に介装された間隔部材の内
孔に挿入した支持手段を上記回転体群に添装された端板
間に取付けるに当り、それら端板の少くとも何れか一方
に上記間隔部材と接合する中空部材を取付け、該中空部
材とこの中空部材内に挿入された前記支持手段の一端側
とをピンなどの係止手段により係着させて上記回転体相
互を支持組立て、しかも上記支持手段の他端側を前述し
た端板または前記回転体群の中間に介在された中間板に
遊装したことを特徴とする汚水浄化処理機構。
(作用) 合成樹脂による可曲性線状組織材を緩解状態で交点に
おいて締結させた複数個の回転体群を汚水中に浸漬して
回転し汚水成分浄化能を有する微生物の繁殖を図らしめ
るようにしたものにおいて、前記した各回転体に形成さ
れた通孔とそれら各回転体間に介装された間隔部材の内
孔に挿入した支持手段を上記回転体群に添装された端板
間に取付けるに当り、それら端板の少くとも何れか一方
に上記間隔部材と接合する中空部材を取付け、該中空部
材とこの中空部材内に挿入された前記支持手段の一端側
とをピンなどの係止手段により係着させて上記回転体相
互を支持組立てることにより支持手段の一端側は端板に
対し連結定着関係を形成する。
上記のような支持手段の他端側を前述した端板または
前記回転体群の仲介に介在された中間板に遊装すること
によって回転体群の回転時において支持手段に与えられ
る負荷をスライド作用として逃がし、即ちこの遊装部に
おいて支持手段の一部に集中的負荷が作用することをな
からしめると共に上記のような係止手段で係着させた固
定側においても両端固定状態のときにおける如き引張り
や捩りなどの複合した過大な作用力が与えられることを
回避する。
なお上記のように構成することによって遊装側はそれ
なりに摩耗することとなるが、この摩耗は回転作用する
ものであることから支持手段の全周において分散され
る。又上記したピンなどの係止手段における損耗に対し
ては適宜に交換して対処し得る。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実施態様
を添附図面に示すものについて説明すると、処理設備の
全般的な構成関係の1例は第4図に示す通りであって、
前記したような汚水を受入れて一時貯えるようにされた
汚水受タンクから揚出されたものが適宜に濾別タンクに
設けられたスクリーンにより粗大物が除去されてから原
水貯槽などに受けられ、この原水貯槽に対して円板状回
転部体10を用いた処理槽5を設け、該処理槽5を必要に
応じて曝気槽、沈澱槽、処理水槽や消毒槽などを介して
放流するように成っていることは前記した本出願人の先
願におけると同様である。
又前記した回転部体10を形成する素材板として第3図
に示すように熱可塑性合成繊維のみ、あるいはこれに他
の繊維を適宜に混合したものを所定の長さとして準備
し、これをカール状に屈曲加工したものを緩解状態とし
て合成樹脂ラテックスなどを噴霧散布し、該ラテックス
を交錯した繊維の交点に集合させた状態で加熱処理を行
い、前記繊維材相互の間に空間に保持させた緩解状態で
前記交点を締結せしめ所定の厚さとした板状成形体1を
用いるものであって、該板状成形体1は全円周方向を例
えば6分割した扇状をなし、その周側および支持手段3
の挿通孔1b周辺を圧扁溶着部15,15aとすることも前記先
願に記載されたところと同様である。即ち圧扁溶着部1
5,15aによって前記熱可塑性合成繊維が溶着して圧扁緻
密状態となり単なる合成樹脂板に近い剛体化部分を一体
的に形成して繊維の分断を的確に防止し、又取付関係を
安定化する。
上記したような板状成形体1を円形状として端板6,6a
間または端板6と該端板6より厚い中間板8との間に組
付けて支持しているのが支持手段3であって、この実施
態様においては軽量性を確保しながら所要の強度を確保
すべく中空パイプ材を第1図に示すように採用し、その
端部には内装材30を挿着して密閉状態としたものを採用
するが、斯かる支持手段3の一端部は前記端板6に取付
けられた中空部材6bに挿入され、該中空部材6bに対しピ
ンなどの係止手段7で係着されている。然してこのよう
な支持手段3の一端部における取付構造に対し、その他
端部は端板6aまたは中間板8に対して遊装されるもの
で、即ち処理槽5が比較的長大な場合には中間板8を採
用し、この中間板8に対し支持手段3を遊装せしめる
が、処理槽5の比較的短小な場合には他方の端板6aに対
して支持手段3を遊装する。第2図には中間板8の採用
された場合を示し、中間板8としては端板6,6aより厚層
のものを採用することが好ましいが、該中間板8を支持
手段3挿通部分には適宜中空部材8aを取付け、該中空部
材8aに対し両端に位置した各端板6,6aからの支持手段3
の先端部が突き合わせ状に遊装されている。このように
中間板8を用い、該中間板8において各支持手段3の他
端部が遊装される場合にはそれらの支持手段3の一端部
は各端板6,6aに対しそれぞれ係止手段7により係着され
ることは第2図の通りである。
前記のように支持手段3の他端部が遊装される本考案
のものは前記のように処理槽5が比較的短小な場合には
該支持手段3の他端部に関して図示を省略したが、上記
した中間板8におけると同様に単に支持手段3を挿入し
ただけの遊装状態とされる。
上述したように端板6,6a間または端板6および6aと中
間板8との間にセットされる板状成形体1による円板状
回転体10,10……、10,10……間には適当な間隔を採るこ
とが該円板状回転体10が処理槽5の汚水中に浸漬した場
合において好ましい汚水の進入附着を図り、しかもそれ
が空中に回転移動した場合においては附着した汚水を滴
下排出し空気の進入を図って好気性微生物の好ましい繁
殖を図る所以であって、このため前述したような挿通孔
1b部分には第3図に示すような間隔部材2が配装され
る。即ち圧扁溶着部15aの両側に間隔部材2,2が夫々介在
された状態で支持手段3が挿通されることは第1図に示
す通りである。
前記のような本考案によるものは支持手段3の一端側
が遊装状態であることから処理槽5内の汚水中に円板状
回転体10が回転せしめられ旺盛な微生物の増殖によって
その負荷ないし重量がスタート時の10倍以上にもなった
ような条件下においても大きな引張りや捩りなどによる
作用力が固定部分に作用することを適切に回避し得るも
ので、実験によればその耐用期間を少くとも数倍ないし
それ以上に高めることができる。
前記した支持手段3、端板6、6a、中空部材6b、係止
手段7、中間板8および内装材30については高炭素鋼、
低炭素鋼、軟鋼、ステンレス鋼などの鋼材その他の金属
材を採用するが、場合によっては強化樹脂材などを採用
してよい。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときは合成繊維など
による緩解組織の回転部体を汚水中に部分浸漬して回転
作用せしめ旺盛な微生物の附着繁殖を得しめるこの種汚
水処理設備に関し、その枢要部における損傷を有効に防
止回避せしめ、耐用性の高い機構を提供せしめ回転部体
の脱落損耗や取替えのための処理作業中断その他をなか
らしめて効率的な汚水処理を長期に亘って有利に実現し
得るものであるから工業的にその効果の大きい考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであって、第1図
は本考案による実施態様の1例について支持手段の端板
に対する係着と回転円板の組立状態を示した部分的断面
図、第2図は中間板を用いた場合についての支持手段の
取付関係を示した断面的説明図、第3図は回転円板を形
成する板状成形体と間隔部材の1つについての斜面図、
第4図は汚水処理機構の全般的関係を示した斜面図であ
る。 然してこれらの図面において、1は板状成形体、2は間
隔部材、3は支持手段、5は処理槽、6,6aは端板、7は
係止手段、8は中間板、10は円板状回転体、15,15aは圧
扁溶着部を示すものである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂による可曲性線状組織材を緩解状
    態で交点において締結させた複数個の回転体群を汚水中
    に浸漬して回転し汚水成分浄化能を有する微生物の繁殖
    を図らしめるようにしたものにおいて、前記した各回転
    体に形成された通孔とそれら各回転体間に介装された間
    隔部材の内孔に挿入した支持手段を上記回転体群に添装
    された端板間に取付けるに当り、それら端板の少くとも
    何れか一方に上記間隔部材と接合する中空部材を取付
    け、該中空部材とこの中空部材内に挿入された前記支持
    手段の一端側とをピンなどの係止手段により係着させて
    上記回転体相互を支持組立て、しかも上記支持手段の他
    端側を前述した端板または前記回転体群の中間に介在さ
    れた中間板に遊装したことを特徴とする汚水浄化処理機
    構。
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JP6744476B2 (ja) * 2017-02-23 2020-08-19 弘見 池知 網状接触体要素および回転円形網状接触体

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