JP2000153288A - 回転円板式汚水処理装置及び回転円板 - Google Patents
回転円板式汚水処理装置及び回転円板Info
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Abstract
ことのできる回転円板式汚水処理装置及び回転円板を提
供する。 【解決手段】 複数枚の回転円板1、1・・が間隔をお
いて回転軸3に取付けられ、各回転円板1、1・・が処
理槽の汚水中に部分的に浸漬して回転するように設けら
れ、汚水が回転円板1に付着している好気性菌と接触し
汚水が処理される回転円板式汚水処理装置であって、各
回転円板1には方向の異なる多数の細片部材191が並
設されて形成された網部19a、19bが設けられ、細
片部材191同士の交差部に突起192が突設され、隣
り合う2枚の回転円板の一方の回転円板1に突設された
突起192は他方の回転円板の網部の細片部材191間
の空間の方向に向けられている。
Description
理装置及び回転円板に関するものである。
公報等に記載されているように、複数枚の回転円板が間
隔をおいて回転軸に取付けられ、各回転円板が処理槽の
汚水中に部分的に浸漬して回転するように設けられ、汚
水が回転円板に付着されている好気性菌と接触し汚水が
処理される回転円板式汚水処理装置が知られている。
でき、初期投資が少なく、運転維持コストが安く、運転
管理が容易であることが要求され、回転円板式汚水処理
装置は、このような汚水処理装置の所要条件を原理的に
は満足するものである。
回転円板式汚水処理装置においては、汚水処理槽内の汚
水が回転円板に付着する好気性菌と接触する度合いが少
なく、実際には高コストである上、処理性能も決して満
足できるものではなかった。
における、このような問題点に着目してなされたもので
あり、その目的とするところは、従来の回転円板式汚水
処理装置における問題点を解消し、汚水処理性能が優
れ、コストの低減化を図ることのできる回転円板式汚水
処理装置及び回転円板を提供することにある。
めに、請求項1記載の本発明の回転円板式汚水処理装置
は、複数枚の回転円板が間隔をおいて回転軸に取付けら
れ、各回転円板が処理槽の汚水中に部分的に浸漬して回
転するように設けられ、汚水が回転円板に付着している
好気性菌と接触し汚水が処理される回転円板式汚水処理
装置であって、各回転円板には方向の異なる多数の細片
部材が並設されて形成された網部が設けられ、細片部材
同士の交差部に突起が突設され、隣り合う2枚の回転円
板の一方の回転円板に突設された突起は他方の回転円板
の網部の細片部材間の空間の方向に向けられていること
を特徴とするものである。
請求項1記載の回転円板式汚水処理装置に使用する回転
円板であって、各回転円板には方向の異なる多数の細片
部材が並設されて形成された網部が設けられ、細片部材
同士の交差部に突起が突設されていることを特徴とする
ものである。
請求項1記載の汚水処理装置に使用する回転円板であっ
て、各回転円板には方向の異なる多数の細片部材が並設
されて形成された網部が設けられ、細片部材同士の交差
部に突起が突設され、多数の細片部材がほぼ放射方向及
び放射方向とは直交する縦横格子状の網部と、ほぼ放射
方向とは斜めの相互に直交する斜め格子状網部とが設け
られていることを特徴とするものである。
は、従来から回転円板の材質に使用されているものが使
用できるものであって、特に限定されないが、例えば、
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
カーボネート、FRP等の合成樹脂やステンレス鋼、ア
ルミニウム等の金属が使用できる。
式汚水処理装置においては、各回転円板には方向の異な
る多数の細片部材が並設されて形成された網部が設けら
れ、細片部材同士の交差部に突起が突設され、隣り合う
2枚の回転円板の一方の回転円板に突設された突起は他
方の回転円板の網部の細片部材間の空間の方向に向けら
れているので、次の作用がある。即ち、次の理由により
汚水処理の効率が高い。 回転円板の単位体積当たりの表面積が大きい。 軸方向の水流が阻害されないため、実質処理段数が多
い。 円板上の突起による曝気効果により汚水への酸素供給
量が大きい。 マクロな輸送現象を伴う生物膜が豊富。 又、次の理由により汚水処理の安定性が高い。 円板表面からの生物膜の一斉剥離による処理水の悪化
がない。 生物膜の間隙が均一に形成されており、生物膜の過剰
付着による詰まりがない。
いては、各回転円板は方向の異なる多数の細片部材が並
設されて形成された網部が設けられ、細片部材同士の交
差部に突起が突設されているので、使用に際しては、次
の作用がある。即ち、次の理由により汚水処理の効率が
高い。 回転円板の単位体積当たりの表面積が大きい。 軸方向の水流が阻害されないため、実質処理段数が多
い。 円板上の突起による曝気効果により汚水への酸素供給
量が大きい。 マクロな輸送現象を伴う生物膜が豊富。 又、次の理由により汚水処理の安定性が高い。 円板表面からの生物膜の一斉剥離による処理水の悪化
がない。 生物膜の間隙が均一に形成されており、生物膜の過剰
付着による詰まりがない。 又、回転円板は同一種類のものを使用し、隣り合うもの
の突起を適宜に配置することにより請求項1記載の処理
装置とすることができるので、単一種類の金型で成形で
きる。
いては、各回転円板には方向の異なる多数の細片部材が
並設されて形成された網部が設けられ、細片部材同士の
交差部に突起が突設され、多数の細片部材がほぼ放射方
向及び放射方向とは直交する縦横格子状の網部と、ほぼ
放射方向とは斜めの相互に直交する斜め格子状網部とが
設けられているので、使用に際しては、隣り合う2枚の
回転円板の一方の回転円板の網部を縦横格子状の網部と
し、他方の回転円板の網部を斜め格子状の網部とするこ
とにより一方の回転円板の網部に突設された突起は他方
の回転円板の網部の細片部材間の空間の方向に向けられ
ることになる。
を参照しながら説明する。図1は本発明の回転円板式汚
水処理装置の一例を示す一部切欠正面図、図2は図1に
示す本発明の回転円板式汚水処理装置の平面図、図3は
図1に示す本発明の回転円板式汚水処理装置の一部切欠
側面図である。図1〜3において、10、10は複数枚
の回転円板1、1・・が間隔をおいて設けられた回転円
板ブロックであり、回転円板ブロック10、10は軸受
け2に軸受けされた回転軸3の断面四角形の取付軸31
に取付けられ、軸受け2は半円筒状処理槽4の側壁に取
付けられている。101は回転円板ブロック1の両側に
設けられた支持板である。
取付けられ、スプロケットホイール32はモーター5と
直結する可変減速機6の駆動軸61に取付けられたスプ
ロケットホイール62とチェイン63により連結され、
モーター4の回転が可変減速機5により減速され、減速
された駆動軸51の回転がスプロケットホイール52、
チェイン54及びスプロケットホイール32により回転
軸3に伝達され、回転軸3と共に各回転円板1、1・・
が回転されるようになっている。
の一例を示す正面図、図5は図4のV−V線における断
面図、図6は図4のVI−VI線における端面図であ
る。回転円板1は図4に示す4枚の扇形部材11を接続
することにより構成されている。
のほぼ放射状方向の線状部12、12とその間の3本の
ほぼ放射状方向の線状部13、14、15と外周の円弧
部16と内縁のV形部17とその間の2本の円弧部1
8、18により区分された12か所の網部19a、19
b・・が設けられている。各網部19a、19bには多
数の直交する細片部191、191・・により格子状網
が設けられている。各細片部191、191・・の交差
部には、図5に示すように、各細片部191、191・
・の長手方向とは直角な方向に突起192が突設されて
いる。
9bにおいては、細片部191、191・・は線状部1
2に対して斜めの方向に向けられている。同様に線状部
14と線状部15との間の各網部19bにおいては、細
片部191、191・・は線状部14に対して斜めの方
向に向けられている。即ち、線状部12と線状部13と
の間の各網部19b及び線状部14と線状部15との間
の各網部19bには細片部191が斜めの斜め格子状網
が設けられている。
部19aにおいては、直交する2方向の細片部191、
191のうち一方の細片部191は線状部14の長手方
向と平行に向けられ、他方の細片部191は一方の細片
部191に対して直交する方向に向けられている。同様
に線状部12と線状部15との間の各網部19aにおい
ては、直交する2方向の細片部191、191のうち一
方の細片部191は線状部12の長手方向と平行に向け
られ、他方の細片部191は一方の細片部191に対し
て直交する方向に向けられている。即ち、線状部13と
線状部14との間の各網部19a及び線状部12と線状
部15との間の各網部19aには細片部191が線状部
12、14の長手方向と平行もしくは直交する縦横格子
状網が設けられている。
部18との交差部に設けられた連結棒挿通用透孔であ
る。
とにより回転円板1が構成され、回転円板1の中心部は
図7、8に示すように、回転軸3に取付けられた取付軸
31及び支持板101に取付金具32及びボルト・ナッ
ト33により取付けられている。
の連結棒挿通用透孔181に連結棒182が挿通され、
連結棒182の端部においてボルト・ナット183によ
り支持板101に取付けられている。
は、一方の回転円板1の縦横格子状網を形成する網部1
9aと他方の回転円板1の斜め格子状網を形成する網部
19bとが隣り合うように配設され、図8に示すよう
に、一方の回転円板1の縦横格子状網を形成する網部1
9aの突起192が他方の回転円板1の斜め格子状網を
形成する網部19bの細片部191で囲まれた空間に向
くように配設され、他方の回転円板1の斜め格子状網を
形成する網部19bの突起192が一方の回転円板1の
縦横格子状網を形成する網部19aの細片部191で囲
まれた空間に向くように配設されている。
いては、叙上のように、各回転円板1、1・・には方向
の異なる多数の細片部材191が並設されて形成された
網部19a、19bが設けられ、細片部材191同士の
交差部に突起192が突設され、隣り合う2枚の回転円
板1、1の一方の回転円板1に突設された突起192は
他方の回転円板1の網部19a、19bの細片部材19
1、191間の空間の方向に向けられているので、次の
作用効果がある。即ち、単位体積当たりの表面積が大き
く、突起192による曝気効果による汚水への酸素供給
力が大きいので、廃水処理効率が高い。又、回転円板1
からの生物膜の一斉剥離による処理水の悪化がなく、生
物膜の間隙が均一に形成されており、生物膜の過剰付着
による詰まりがない。
性菌と充分に接触し、好気性菌により充分に処理され、
運転維持コストが安価となる。
を使用して汚水を処理した。 回転軸3の長さL=約1m。 汚水処理槽4の容量:約100リットル。 回転円板1の直径D=500mm。 回転円板1の回転速度:13rpm 回転円板1の周速度:20m/分。 回転円板1の汚水への浸漬率:約40%。 回転円板1の細片部材191の厚さT=4mm(図
5)。 回転円板1の細片部材191の長さL5=10mm(図
5)。 回転円板1の突起192の長さL3=7mm(図5)。 回転円板1、1間の間隔L4=10mm(図9)。 回転円板ブロック1における回転円板1の枚数は20
枚。回転円板1の合計枚数は40枚。回転円板1を構成
する扇形部材19はポリプロピレン製であり、射出成形
により成形されている。
記載のように、円周方向に沿って山部及び谷部が設けら
れた波形の凹凸が設けられた回転円板を備えた汚水処理
装置を使用した。回転円板は厚さ2mmのポリエチレン
シートを真空成形方法により面積拡張率が投影面積比で
約25%の波形の回転円板を成形し、これを20mm間
隔に融着して2ブロック、合計40枚を回転軸にセット
した。
式DOメーターを使用し、水槽中に予め触媒として硫酸
銅を微量加え、脱酸素剤として、無水亜硫酸ナトリウム
を約10グラム加えて溶存酸素(DO)を完全に消費し
た後、回転を開始し、常法に従い、溶存酸素の増加速度
を求めた。これを片対数グラフにプロットし、その直線
性を確認した上、次の(1)式によりKLa(総括酸素
移動容量係数)を算出した。 KLa=2.303/(t2 −t1 )〔log(CS −Ct1 )/(CS −C t2 )・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 尚、CS はその温度における酸素の飽和濃度(mg/リ
ットル)であり、Ct 1 、Ct2 はそれぞれ測定時刻t
1 、t2 における溶存酸素濃度である。因みに、係数K
Laは活性汚泥法散気式酸素供給における物質移動係数
であり、試験に供する汚水処理槽の大きさ、形状、散気
装置の形状、空気量等、又、円板法であれば、円板形
状、枚数、回転速度等の全ての条件を含む係数である。
温度は22℃であった。 実施例1による本発明汚水処理装置によれば、KLa=
12.0hr-1 比較例1による汚水処理装置によれば、KLa=8.5
hr-1 即ち、実施例1による本発明汚水処理装置が比較例1に
よる汚水処理装置よりも酸素供給量が40%程度優れて
いた。尚、実施例1による本発明汚水処理装置の回転円
板の有効表面積は40枚で約21m2 であり、比較例1
の回転円板の有効表面積は40枚で約20m2 である。
り、性状は次の通りである。 水量:800m3 /日。 BOD:700mg/リットル。 COD:520mg/リットル。 T−N:60mg/リットル。 栄養分として燐が不足しているため、燐酸2ナトリウム
(NaHPO4 ・12H2 O)を立ち上がり当初30k
g/日加え、以後は10kg/日に減量した。 回転軸3の長さL=約3.8m。 汚水処理槽4の容量:約15m3 。 回転円板1の直径D=1200mm。 回転円板1の回転速度:10rpm 回転円板1の周速度:40m/分。 回転円板1の汚水への浸漬率:約40%。 回転円板ブロック1の幅L2=600mm。 回転円板ブロック1の数:5ユニット。 その他は実施例1と同様である。このような汚水処理装
置を2台直列×2系列、即ち4台使用して汚水を処理し
た。
板を備えた汚水処理装置を使用した。但し、回転円板の
直径は3.6m、回転軸の長さは7.5mのものを6台
使用した。
装置によって汚水を処理した結果、沈殿後の上澄み液の
水質は次の通りであった。 BOD:25mg/リットル。 COD:43mg/リットル。 窒素分は一部、硝化されていた。BOD除去率は95%
を越えていた。即ち、実施例2の汚水処理装置は比較例
2の汚水処理装置の1/4の設置面積で同様な効果を奏
することができた。
ぼこ」製造工場の廃水)である。濃厚汚水の平均的性状
は次の通りである。 水量:60m3 /日。 BOD:2500mg/リットル。 COD(Cr):3200mg/リットル。 SS:640mg/リットル。 Hexane抽出物:280mg/リットル。 T−N:180mg/リットル。 T−P:65mg/リットル。 本発明の汚水処理装置は次の通りである。 回転軸3の長さL=約2.4m。 回転円板1の直径D=1200mm。 回転円板1の回転速度:10rpm 回転円板ブロック1の幅L2=600mm。 回転円板ブロック1の数:3ユニット。 このような汚水処理装置を3台直列に配置して使用し、
汚水を処理した。
備え、直径2.4m、軸長5mの回転円板装置を5台使
用した。
円板装置により処理の結果、次の数値を得た。 BOD:80mg/リットル。 COD(Cr):120mg/リットル。 T−N:110mg/リットル。 実施例3の回転円板装置においては比較例3の回転円板
装置の1/3の設置面積で同様な効果を奏することがで
きた。
た。廃水の平均的性状は次の通りである。 水量:100m3 /日(400人)。 廃水の平均的性状は次の通りである。 BOD:220mg/リットル。 COD:180mg/リットル。 T−N:38mg/リットル。 T−P:12mg/リットル。 本発明の汚水処理装置は次の通りである。 回転軸3の長さL=1.8m。 回転円板1の直径D=1200mm。 回転円板1の回転速度:10rpm 回転円板ブロック1の幅L2=600mm。 回転円板ブロック1の数:2ユニット。
備え、直径2.4m、軸長4.5mの回転円板装置を2
台使用した。
は、1台のみで硝化が進んだので、その後に全水没の脱
窒素円板(直径600mm、軸長1.8m)で処理し、
T−N:80%の除去率を得た。比較例4の回転円板装
置においては、1台のみではアンモニア態窒素を硝酸態
窒素までの酸化は不可能であった。
管から6m3 /Hr(最大)の流量を分岐し、処理し
た。処理目標はCOD除去率70%、フェノール除去率
95%である。廃水の性状は次の通りである。 BOD:110mg/リットル。 COD:110mg/リットル。 フェノール:10mg/リットル。 Hexane抽出物:50mg/リットル。 本発明の汚水処理装置は次の通りである。 回転軸3の長さL=2.1m。 回転円板1の直径D=1200mm。 回転円板ブロック1の幅L2=500mm。 回転円板ブロック1の数:3ユニット。
工して円板状支持体と一体としたものを多数回転軸に固
定した回転円板式汚水処理装置を使用した。 汚水処理槽の長さ:2.7m 円板直径:2m 円板枚数:24枚(表面積1900m2 ) 回転数:6rpm
装置により汚水を処理した結果は次の通りであった。 COD:20〜40mg/リットル。 フェノール:2mg/リットル以下。 実施例5の汚水処理装置は比較例5の汚水処理装置に比
較して遙かに小型の装置で同様の成果を上げることがで
きた。又、比較例5の汚水処理装置においては、肥厚汚
泥を剥離するため汚水処理槽底部に設けた配管から常時
空気を吹き出す必要があったが、実施例5の汚水処理装
置においては、余剰の生物膜が自然に剥離するため空気
噴出の必要はなかった。
したが、本発明の具体的な構成は図示の実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
の設計変更は本発明に含まれる。
ように4枚の扇形部材19を接続することにより構成す
る代わりに、2枚とか8枚の扇形部材を接続することに
より構成してもよく、複数枚の扇形部材を接続すること
なく、最初から円板形に一体化されたものを使用しても
よい。
処理装置においては、汚水処理の効率が高いので、汚水
の汚染物質を効率的に除去し得る。又、汚水処理の安定
性が高いので、運転維持コストが安い。
いては、使用に際しては、汚水処理の効率及び汚水処理
の安定性が高く、汚水処理性能に優れ、運転維持コスト
が安い。又、回転円板が単一種類の金型で成形できるの
で、製造コストの低減化を図ることができる。
いては、使用に際しては、隣り合う2枚の回転円板の一
方の回転円板の網部を縦横格子状の網部とし、他方の回
転円板の網部を斜め格子状の網部とすることにより一方
の回転円板の網部に突設された突起は他方の回転円板の
網部の細片部材間の空間の方向に向けられることになる
ので、請求項1記載の汚水処理装置を容易に組み立てる
ことができる。
欠正面図。
図。
欠側面図。
の端部付近を示す断面図。
板の連結部の拡大断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数枚の回転円板が間隔をおいて回転軸
に取付けられ、各回転円板が処理槽の汚水中に部分的に
浸漬して回転するように設けられ、汚水が回転円板に付
着している好気性菌と接触し汚水が処理される回転円板
式汚水処理装置であって、各回転円板には方向の異なる
多数の細片部材が並設されて形成された網部が設けら
れ、細片部材同士の交差部に突起が突設され、隣り合う
2枚の回転円板の一方の回転円板に突設された突起は他
方の回転円板の網部の細片部材間の空間の方向に向けら
れていることを特徴とする回転円板式汚水処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の回転円板式汚水処理装置
に使用する回転円板であって、各回転円板には方向の異
なる多数の細片部材が並設されて形成された網部が設け
られ、細片部材同士の交差部に突起が突設されているこ
とを特徴とする回転円板。 - 【請求項3】 請求項1記載の回転円板式汚水処理装置
に使用する回転円板であって、各回転円板には方向の異
なる多数の細片部材が並設されて形成された網部が設け
られ、細片部材同士の交差部に突起が突設され、多数の
細片部材がほぼ放射方向及び放射方向とは直交する縦横
格子状の網部と、ほぼ放射方向とは斜めの相互に直交す
る斜め格子状網部とが設けられていることを特徴とする
回転円板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33292498A JP3593270B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 回転円板式汚水処理装置及び回転円板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33292498A JP3593270B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 回転円板式汚水処理装置及び回転円板 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000153288A true JP2000153288A (ja) | 2000-06-06 |
JP3593270B2 JP3593270B2 (ja) | 2004-11-24 |
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ID=18260341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33292498A Expired - Lifetime JP3593270B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 回転円板式汚水処理装置及び回転円板 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3593270B2 (ja) |
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CN106045019A (zh) * | 2015-04-09 | 2016-10-26 | 积水设备系统株式会社 | 微生物保持用载体、污水的处理方法以及污水处理系统 |
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1998
- 1998-11-24 JP JP33292498A patent/JP3593270B2/ja not_active Expired - Lifetime
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