JP2520015Y2 - 画像読取装置のフィルタ駆動機構 - Google Patents

画像読取装置のフィルタ駆動機構

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JP2520015Y2
JP2520015Y2 JP1990403312U JP40331290U JP2520015Y2 JP 2520015 Y2 JP2520015 Y2 JP 2520015Y2 JP 1990403312 U JP1990403312 U JP 1990403312U JP 40331290 U JP40331290 U JP 40331290U JP 2520015 Y2 JP2520015 Y2 JP 2520015Y2
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実 鈴木
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旭光学工業株式会社
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は複写装置やスキャナ等の
画像読取装置に用いられるフィルタ駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラー複写装置では通常、被写
体の画像情報を、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の各成
分に分解して感光体ドラム上に潜像を作り、これらの潜
像をそれぞれ補色であるシアン、マゼンタ、イエローの
各色で現像して重ね合わせることにより、カラー複写を
得ている。
【0003】図17は、従来のカラー複写装置の一般的
構造例を示すものである。原稿(被写体)Orを載置す
る透明板ガラス11の下方には、照明光源12と、走査
ミラー13,14が配置されている。この照明光源1
2、及び走査ミラー13、14は、図に実線で示す位置
から破線で示す位置に走査され、原稿Orで反射した照
明光は、走査ミラー13、14で反射した後、波長選択
フィルタ(フィルタ駆動機構)15、結像光学系16、
及び固定ミラーを経て、感光体ドラム17に入射する。
【0004】この従来装置においては、色分解を行うた
めに、走査ミラー14と結像光学系16の間に置いたフ
ィルタ駆動機構15により、R、G、Bの3色のカラー
フィルタを順次切り替えて光路内に挿入する。或は、照
明光源12と原稿Orとの間にフィルタ駆動機構を置
き、これを同様にR、G、Bの3色に対応させて切り替
える。そして、それぞれの状態において照明光源12及
び走査ミラー13、14を走査すると、感光体ドラム1
7上に、原理的にR、G、Bに色分解した画像情報(潜
像)を得ることができる。
【0005】感光体ドラム17の外周には、帯電手段1
8、各選択波長に応じた現像手段19(イエロー用19
a、マゼンタ用19b、シアン用19c及び黒用19
d)、転写手段20等の周知のカラー複写装置の要素が
設けられており、感光体ドラム17上に形成された各色
の潜像が現像され、給紙装置21から送り出される被転
写物(紙)22上に重ねて写され、カラー複写が得られ
る。
【0006】ところで、実際の装置構成においては、こ
のフィルタ駆動機構15には、R、G、B(及び必要に
応じM(モノクロ用)の3色(4色)のフィルタを迅速
確実に交換できること、設置スペースが小さくて済むこ
と、等が要求される。例えば特公昭55−30232号
では、回転軸に対し放射方向にこれらのカラーフィルタ
を設け、回転軸の回転によってカラーフィルタを交換す
る構造が提案されているが、この回転タイプは設置スペ
ースが大きい。
【0007】そこで本出願人は特願昭62−13671
3号において、ベルトの幅方向及び長手方向に間隔をお
いて複数の突部を設け、ベルトを回動させてこの突部に
よりカラーフィルタを順次移動させるフィルタ駆動機構
を提供している。この先の出願によれば、カラーフィル
タを直線的に往復移動させることができるので、フィル
タ駆動機構を小型化でき、また、カラーフィルタの交換
を迅速確実に行うことができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によるとベルトに突部を設けなければならないため、
ベルトの製作が面倒となりコストが掛かる問題があっ
た。本考案は前記事情に鑑み案出されたものであって、
本考案の目的は、カラーフィルタの移動空間領域内にフ
ィルタ駆動機構を納め、フィルタ駆動機構全体の小型化
を図り、また、カラーフィルタの交換を迅速確実に行う
ことができ、更にはコストダウンを図れるフィルタ駆動
機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本考案は、被写対を照明する光源と、この光源によって
照明された被写体の像を投影する結像光学系と、この結
像光学系による被写体の像を受光する画像読取部と、被
写体から画像読取部に至る結像光路中に進退可能に配設
され、光源によって照明された被写体像を色分解して画
像読取部に与える複数のカラーフィルタと、前記カラー
フィルタを前記結像光路中に挿入した挿入位置と、結像
光路外に位置させた退避位置との間を往復移動させるフ
ィルタ駆動機構とを有する画像読取装置において、前記
フィルタ駆動機構は、各カラーフィルタに対応して設け
られた各カラーフィルタに係合し揺動することで各カラ
ーフィルタを移動させる複数の揺動アームと、前記各揺
動アームに対応して設けられ、夫々対応する揺動アーム
に連結されて該揺動アームを揺動させる複数のアクチュ
エータと、前記複数のアクチュエータを選択的に作動さ
せる制御手段とを備え、前記揺動アームの基端の揺動支
点は、退避位置に位置するカラーフィルタの、その移動
方向に沿った長さのほぼ中央部の外側に配置され、前記
揺動アームの先端は、カラーフィルタの退避位置側の端
部に連結され、前記アクチュエータは、前記揺動アーム
の揺動支点が配置された箇所と同じ側のカラーフィルタ
の外側に配置されていることを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本考案の好適一実施例を添付図面に従
って説明する。図1はフィルタ駆動機構の正面図、図2
は同要部の断面側面図を示し、フィルタ駆動機構31は
R、G、B、Mの各カラーフィルタ33と、これらカラ
ーフィルタ33を夫々保持する四つの保持枠35と、こ
れら保持枠35に対応して設けられた四つの揺動アーム
37とを含んで構成されている。
【0011】フィルタ駆動機構31は、図3に平面図
で、図4に正面図で示すように、カラー複写装置の一部
を構成するフレーム39の一方の端面39A側に配設さ
れ、フレーム39には走査ミラーで反射された被写体像
を感光体に導く結像光路41が形成されている。
【0012】各カラーフィルタ33を保持する保持枠3
5は図5に正面図で、図6に断面平面図で、図7に断面
側面図で示すように、枠状を呈し、その内周部にはカラ
ーフィルタ保持用の溝351が形成されている。保持枠
35の上辺には案内孔353が形成された突片355が
設けられ、また、一方の縦辺には突起357が形成され
ている。カラーフィルタ33が組み付けられた保持枠3
5は、上部がロッド43により下部がガイド部材45に
より案内され、図1に仮想線で示すように、カラーフィ
ルタ33が結像光路41中に挿入される挿入位置(イ)
と、図1に実線で示すように、結像光路41外に位置す
る退避位置(ロ)との間を直線的に往復移動可能に配設
されている。従って、前記突起357は退避位置(ロ)
側に位置するカラーフィルタ33の端部に形成されてい
ることになる。
【0013】前記ロッド43の一端はレール保持部材4
7により支持され、また、他端はサイドフレーム49を
介して支持されている。レール保持部材47は、図8に
側面図で、図9に正面図で、図10に断面側面図で示す
ように、フレーム39の端面39Aの取付孔に圧入され
る脚部471と、ロッド43が挿入される挿入孔473
とを備え、各ロッド43の一端はこの挿入孔473に挿
入されることで支持されている。
【0014】サイドフレーム49は、図11に左側面図
で、図12に正面図で、図13に右側面図で示すよう
に、その上部にロッド43が挿入支持される挿入孔49
1を備え、各ロッド43の他端はこの挿入孔491に挿
入されることで支持されている。サイドフレーム49
は、その上下に形成された長孔493と、この長孔49
3に挿通されるねじを介してフレーム39の端面39A
の端部に取着され、サイドフレーム49の一側には揺動
アーム37との衝突を防止するための逃げ溝495が形
成されている。
【0015】前記ガイド部材45は、図14に平面図
で、図15に正面図で、図16に側面図で示すように、
保持枠摺動用の四つの案内溝451が形成され、ガイド
部材45はその端面に形成されたピン453がフレーム
39の端面39Aの孔に圧入されることでフレーム39
に取着される。
【0016】前記揺動アーム37は図1及び図2に示す
ように、その先部の長溝371に前記保持枠35の突起
357が係合し、また、基部のボス部に軸373が挿通
され、この軸373はフレーム39の端面壁39A−1
と、支持壁39A−2により支持されている。
【0017】図1に示すように、この軸373により揺
動アーム37は、カラーフィルタ33の退避位置(ロ)
における下方(外側)で、カラーフィルタ33の移動方
向のほぼ中央位置を支点として揺動するように配設され
ている。そして、揺動アーム37が退避位置(ロ)側に
揺動した状態でカラーフィルタ33が結像光路41外に
位置し、また、揺動アーム37が挿入位置(イ)側に揺
動した状態でカラーフィルタ33が結像光路41に臨
み、且つ揺動アーム37の先部は図1に中心線(ハ)で
示すようにカラーフィルタ33外に位置するように配設
されている。
【0018】前記揺動アーム37の揺動は、ソレノイド
51、制御回路53を介して行なわれる。ソレノイド5
1は、揺動アーム37の支点となる軸373が設けられ
箇所と同じ側のカラーフィルタ33の下方(外側)で、
揺動アーム37に対応して端面壁39A−1と支持壁3
9A−2との間に四つ配設されている。各ソレノイド5
1は、コイルが収容されたケース511と、コイルへの
印加電圧の正負の切り換えにより該ケース511から出
没するロッド513とを備え、各ロッド513の先端は
ピン515を介して対応する揺動アーム37の長孔37
5に係合されている。
【0019】各ソレノイド51に対す印加電圧の正負の
切り換えは制御回路53を介して選択的に行なわれ、従
って、制御回路53により各ソレノイド51を介して各
揺動アーム37が揺動し、各カラーフィルタ33が順次
挿入位置(イ)に送り出され、また、退避位置(ロ)に
戻される。尚、図1において61はフィルタ駆動機構3
1を含む光学ユニットのカバーを示す。
【0020】本実施例は前記のように揺動アーム37、
ソレノイド51、制御回路53を介してカラーフィルタ
33を移動させる構成としたので、カラーフィルタ33
を直線的に往復移動させることができ、従って、カラー
フィルタ33の移動空間領域内にフィルタ駆動機構31
を納め、フィルタ駆動機構31全体の小型化を図ること
ができる。また、カラーフィルタ33の挿入位置(イ)
と退避位置(ロ)との間の往復移動を、揺動アーム3
7、ソレノイド51により行なうので、カラーフィルタ
33を迅速確実に交換できる。また、フィルタ駆動機構
31を構成する揺動アーム37やソレノイド51は安価
に製造でき、安価なフィルタ駆動機構31を得ることが
できる。
【0021】尚、実施例ではソレノイドにより揺動アー
ムの往復移動を行なわせる場合について説明したが、揺
動アームの往復移動のうち一方の移動をばね等により行
なわせるようにしてもよい。また、実施例ではアクチュ
エータがソレノイドの場合について説明したが、アクチ
ュエータとしてはソレノイドの他に、エアシリンダや油
圧シリンダ等を用いることが可能である。更に、本実施
例ではカラー複写装置について説明したが、本考案は他
にスキュナ等、種々の画像読取装置のフィルタ駆動機構
に適用可能である。
【0022】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように本考案に係
るフィルタ駆動機構によれば、カラーフィルタの移動空
間領域内にフィルタ駆動機構を納め、フィルタ駆動機構
全体の小型化を図れ、また、カラーフィルタの交換を迅
速確実に行うことができ、更にはコストダウンを図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタ駆動機構の正面図である。
【図2】フィルタ駆動機構の要部の断面側面図である。
【図3】フレームの平面図である。
【図4】フレームの正面図である。
【図5】保持枠の正面図である。
【図6】保持枠の断面平面図である。
【図7】保持枠の断面側面図である。
【図8】レール保持部材の側面図である。
【図9】レール保持部材の正面図である。
【図10】レール保持部材の断面側面図である。
【図11】サイドフレームの左側面図である。
【図12】サイドフレームの正面図である。
【図13】サイドフレームの右側面図である。
【図14】ガイド部材の平面図である。
【図15】ガイド部材の正面図である。
【図16】ガイド部材の側面図である。
【図17】カラー複写装置全体の概念図である。
【符号の説明】
31 フィルタ駆動機構 33 カラーフィルタ 35 保持枠 37 揺動アーム 51 ソレノイド 53 制御回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を照明する光源と、 この光源によって照明された被写体の像を投影する結像
    光学系と、 この結像光学系による被写体の像を受光する画像読取部
    と、 被写体から画像読取部に至る結像光路中に進退可能に配
    設され、光源によって照明された被写体像を色分解して
    画像読取部に与える複数のカラーフィルタと、 前記カラーフィルタを前記結像光路中に挿入した挿入位
    置と、結像光路外に位置させた退避位置との間を往復移
    動させるフィルタ駆動機構と、 を有する画像読取装置において、 前記フィルタ駆動機構は、 各カラーフィルタに対応して設けられ各カラーフィルタ
    に係合し揺動することで各カラーフィルタを移動させる
    複数の揺動アームと、 前記各揺動アームに対応して設けられ、夫々対応する揺
    動アームに連結されて該揺動アームを揺動させる複数の
    アクチュエータと、 前記複数のアクチュエータを選択的に作動させる制御手
    段とを備え、 前記揺動アームの基端の揺動支点は、退避位置に位置す
    るカラーフィルタの、その移動方向に沿った長さのほぼ
    中央部の外側に配置され、 前記揺動アームの先端は、カラーフィルタの退避位置側
    の端部に連結され、 前記アクチュエータは、前記揺動アームの揺動支点が配
    置された箇所と同じ側のカラーフィルタの外側に配置さ
    れている、 ことを特徴とする画像読取装置のフィルタ駆動機構。
JP1990403312U 1990-12-14 1990-12-14 画像読取装置のフィルタ駆動機構 Expired - Lifetime JP2520015Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55146443A (en) * 1979-05-02 1980-11-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd Color correcting exposure control method in color copying machine and its apparatus
JPS63254438A (ja) * 1987-04-13 1988-10-21 Fuji Photo Film Co Ltd 露光制御装置

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