JP2519928Y2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2519928Y2
JP2519928Y2 JP1990083451U JP8345190U JP2519928Y2 JP 2519928 Y2 JP2519928 Y2 JP 2519928Y2 JP 1990083451 U JP1990083451 U JP 1990083451U JP 8345190 U JP8345190 U JP 8345190U JP 2519928 Y2 JP2519928 Y2 JP 2519928Y2
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film
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博 小松崎
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラに関し、更に詳しくは、フイルムパ
トローネを軸方向から装填するカメラの構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
米国特許第4834306号,同第4832275号、さらに特開平
2-124564号公報等に開示されたフイルパトローネは、未
使用状態でフイルム先端までパトローネ本体内に収納し
ており、スプールの回転によりフイルムを送り出せる構
造となっている。これによれば、フイルム先端部が予め
引き出されている従来のフイルムパトローネと異なり、
フイルム先端部の取り扱いに戸惑うようなことがなく、
カメへの装填操作が簡単になるという利点がある。
このようなフイルムパトローネを使用するカメラは、
例えば米国特許第4841319号に開示されている。このカ
メラは、パトローネの収納部が形成されたパトローネ保
持部材をカメラボディから突出した開き位置と、カメラ
ボディ内に入り込んだ閉じ位置との間で回動させる構造
となっており、開き位置に移動させたパトローネ保持部
材に対してフイルムパトローネを軸方向から装填するよ
うにしている。
そして上記カメラでは、パトローネ保持部材をカメラ
ボディに対して回動自在に取り付けるために、パトロー
ネ保持部材に一対のピンを突設し、これらのピンをカメ
ラボディの内部に形成した穴に挿入しながらパトローネ
保持部材をカメラボディに組み込むようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記のように、パトローネ保持部材に互
いに逆向きに突設された一対のピンをカメラボディ内部
の穴に嵌入させるためには、一方のピンを対応する一方
の穴に入れておき、その状態を維持しながら他方の穴に
他方のピンを嵌め込まなくてはならず、作業性が悪いと
いう欠点がある。さらに、上記作業のためには、パトロ
ーネ保持部材を傾けながらカメラボディに組み込まなく
てはならないので、カメラボディとパトローネ保持部材
との間にある程度の隙間をとっておく必要があり、組み
込み後にガタがでやすいことや遮光の点で不利である。
〔考案の目的〕
本考案はこのような従来技術の欠点を解決するために
なされたもので、カメラボディに対して回動自在に取り
付けられるパトローネ保持部材の組み立て作業を簡略に
して量産適性を向上させ、しかも組み付け時のガタ等も
生じることがないようにしたカメラを提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のカメラには、収
納室が形成されたパトローネ保持部材と、このパトロー
ネ保持部材に突設された一対の軸着ピンと、この一対の
軸着ピンをその軸方向に対して直角な方向から受け入れ
るようにカメラボディに形成された一対の凹部と、これ
らの凹部との間に軸着ピンをそれぞれ挟持し、パトロー
ネ保持部材をカメラボディに入り込んだ閉じ位置とカメ
ラボディから突出した開き位置との間で回動自在に保持
するとともに、パトローネ保持部材が前記閉じ位置と開
き位置との間で回動するときの通路となる開口が形成さ
れた押さえ板とを設けたものである。
〔作用〕
以上によれば、一対の凹部に一対の軸着ピンをその軸
方向に対して直角な方向から嵌め込むだけでカメラボデ
ィにパトローネ保持部材を組み込むことができ、さら
に、その上から押さえ板を装着することにより、軸着ピ
ンは押さえ板と凹部との間に挟持される。そして、パト
ローネ保持部材は一対のピンを中心とし、開口を通って
閉じ位置と開き位置との間で回動自在となる。
以下、本考案の一実施例を添付図面を参照しつつ詳細
に説明する。
〔実施例〕
本考案を用いたカメラの背面側の構造を示す第1図に
おいて、カメラはカメラボディ10、パトローネ保持部材
11、及び押さえ板12から構成されている。
カメラボディ10の背面には、中央にフイルム露光位置
となる露光用開口20が設けられ、その両側にパトローネ
保持部材11が入り込む供給室23と、巻取り軸24を有する
巻取り室22とが設けられている。
第3図に示すように、前記供給室23にはフイルムパト
ローネ17を押下する押さえバネ25と、パトローネ保持部
材11をカメラボディから突出した開き位置に向けて押圧
する押圧ピン26と、さらにフイルムパトローネ17のスプ
ール18に係合してフイルムを送り出すためのフォーク28
とが設けられている。また、第1図に示す供給室23の開
口部には、一対の凹部30が設けられている。この一対の
凹部30は、後述する一対の軸着ピン31をその軸方向に対
して直角方向から受入れるように形成され、その深さは
軸着ピン31の外径と同じ深さとなっている。
前記パトローネ保持部材11は、円筒部35と平板部36と
を一体成形したもので、平板部36の両側には一対の軸着
ピン31が突出されている。これらの軸着ピン31は、パト
ローネ保持部材11が閉じ位置と開き位置とに回動すると
きの回動軸となる。
前記円筒部35には、フイルムパトローネ17を軸方向か
ら装填する収納室37が設けられている。この収納室37に
は、スプール18とフォーク28とを係合させるため、下方
に開口38を有し、また、フイルムを送り出すためのフイ
ルム給送口39(第2図参照)を備えている。なお、第1
図に示すように、円筒部35の縦寸法Kは、フイルムパト
ローネ17の縦寸法Lより短く形成している。このため、
収納室37からフイルムパトローネ17を簡単に引き抜くこ
とができる。
パトローネ保持部材11に設けた一対の軸着ピン31をカ
メラボディ10に設けた一対の凹部30に挿入し、その後、
押さえ板12を装着する。これにより、前記一対の軸着ピ
ン31は、一対の凹部30と押さえ板12との間に挟持され
る。また、この押さえ板12は、パトローネ保持部材11が
回動するときの通路となる開口40を備えている。なお、
本考案に係る実施例の押さえ板12は、カメラホディ10の
後面を一体にカバーする裏蓋となり、したがって、押さ
え板12にはファインダ接眼部に対応する窓41が設けられ
ている。
パトローネ保持部材11の一方の側面には、図示のよう
に屈曲したカム溝46が形成され、このカム溝46には操作
ピン45が係合している。操作ピン45は、第1図に示すよ
うに操作レバー47が設けられており、この操作レバー47
をバネ49の付勢に抗して上方にスライドさせることによ
って、パトローネ保持部材を閉じ位置から開き位置に回
動させることができる。
前記カム溝46は、第3図に示すように左端から第1当
たり溝57、第1ガイド溝58、第2当たり溝59、及び、第
2ガイド溝60とからなる連なったM字型の溝となってお
り、第2ガイド溝60の右端は外部に開放されている。ま
た、スイッチ65は、パトローネ保持部材11が閉じ位置移
動されたときに、操作レバー47に植設した突起47aの押
圧によりONし、フイルムの装填完了を検知する。
次に、以上のように構成された実施例の作用について
簡単に説明する。
パトローネ保持部材11の組み付けは、カメラボディ10
を組み立てた後に、その背面側から行われる。第1図に
示したように、供給室23の下部には一対の凹部30が臨出
しているから、この凹部30にパトローネ保持部材11の軸
着ピン31をそれぞれ軸方向に対して直角な方向から嵌め
込めばよい。また、カム溝46の後端側は開放されている
から、この開放端から操作ピン45をカム溝46内に導入し
ておく。
しかる後に、押さえ板12の開口40を通してパトローネ
保持部材11が突出するように押さえ板12の取り付け位置
を決め、ビスで押さえ板12をカメラボディ10の背面に固
定すればよい。なお、押さえ板12の内面には、周知のフ
イルム圧板等が組み付けられていることから、こうして
押さえ板12を取り付けることによってカメラの組み付け
が完了する。
このように、カメラボディ10の背面に臨出した一対の
凹部30に対し、パトローネ保持部材11に突出した軸着ピ
ン31を軸方向に直角な方向から嵌め込み、後は押さえ板
12を固定すればパトローネ保持部材11の組み込みができ
るから、その組み立て作業が簡単になり、量産適性を向
上させることができる。また、押さえ板12はカメラボデ
ィ10の後面をカバーする裏蓋と一体に形成されているた
めコストダウンとなり、また、防滴性や防塵性が向上す
る。さらに、第2ガイド溝60の右端を開放しているた
め、カメラボディ10に操作ピン45を組み込んだ後にパト
ローネ保持部材11を挿入することができる。これにより
組立作業が簡単となり、量産効果の向上が図れる。
上記カメラにフイルムパトローネ17を装填するには、
操作レバー47を上方にスライドさせる。これにより、パ
トローネ保持部材11は押圧ピン26の付勢により、軸着ピ
ン31を中心として反時計方向に回転する。この回転と同
時に操作ピン45が第1当たり溝57から第1ガイド溝58に
滑動し第2当たり溝59と当接する。これによって第4図
に示すようにパトローネ保持部材11が開き位置の状態と
なり、収納室37にフイルムパトローネ17を簡単に装填で
きる。なお、パトローネ保持部材11が閉じ位置状態と開
き位置状態とにおいて、操作ピン45の位置は開き位置状
態の方が上位に位置しているため、スイッチ65がOFFと
なっている。
その後、フイルムパトローネ17が装填されたパトロー
ネ保持部材11を時計方向に回転させると、操作ピン45が
第2ガイド溝58から第1当たり溝57に滑動してパトロー
ネ保持部材11をロックする。これと同時にスイッチ65は
突起47aによってONされ、フイルムの装填完了を検知す
る。
さらに、本考案に係る実施例では、供給室23を外部に
露呈させることができる。供給室23を露呈させる場合に
は、第4図に示すパトローネ保持部材11が開き位置の状
態から操作レバー47を上方にスライドさせると、パトロ
ーネ保持部材11が前述と同様に回転する。この回転と同
時に、操作ピン45は、第2当たり溝59から第2ガイド溝
60に滑動して第2ガイド溝60の開放位置から外部に脱落
する。これにより、パトローネ保持部材11は第5図に示
すようになり、供給室23の点検、及び修理が容易に行え
る。
なお、パトローネ保持部材11が閉じ位置状態と第5図
に示す状態とにおいて、操作ピン45の位置は第5図に示
す状態の方が下位に位置しているため、スイッチ65がOF
Fとなっており、このスイッチ65によってパトローネ保
持部材11が閉じ位置の状態と開き位置の状態、又は第5
図に示す状態とを検知することができる。これによれ
ば、それぞれの位置にスイッチを配置する必要がないた
め、コストダウンとなるものである。
第5図に示す状態からパトローネ保持部材11を閉じ位
置に戻す場合には、操作レバー47を上方に操作しながら
パトローネ保持部材11を時計方向に回転させる。これに
より、操作ピン45が第2ガイド溝60の開放位置と係合す
る。以後、パトローネ保持部材11を時計方向に回転させ
ることにより、操作ピン45は、第2ガイド溝60から第2
当たり溝59に滑動し、第4図に示す開き位置状態に戻
る。以後、パトローネ保持部材11を時計方向に回転させ
ることにより、操作ピン45は、第2ガイド溝58から第1
当たり溝57に滑動して、第3図に示す閉じ位置状態に戻
るものである。
なお、本考案の実施例に使用したフイルムパトローネ
17は、前述したようにフイルム先端を内部に収納した状
態で収納室37から出し入れされる。このため、フイルム
給送口39にフイルム先端の通路となる切欠きを設ける必
要がなく、したがってパトローネ保持部材11を成型時、
前記切欠きを設けることにより変形、例えばソリなどを
考慮して成型する必要がない。これにより、パトローネ
保持部材11を成型時寸法精度の向上が図れる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案においては、一対の軸着ピンを一
対の凹部に落とし込むだけで、パトローネ保持部材をカ
メラボディに組み込めるため、量産効果に優れるととも
に、組立工数の削減になり、コストダウンとなる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るカメラの分解斜視図で
ある。 第2図は、パトローネ保持部材の外観を示す斜視図であ
る。 第3図は、パトローネ保持部材が閉じ位置の状態を示す
断面図である。 第4図は、パトローネ保持部材が開き位置の状態を示す
断面図である。 第5図は、供給室を露呈させた状態を示す断面図であ
る。 10……カメラボディ 11……パトローネ保持部材 12……押さえ板 17……フイルムパトローネ 30……凹部 31……軸着ピン 37……収納室 40……開口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】未使用状態でフイルム先端まで収納したパ
    トローネが軸方向から装填され、スプールの回転により
    送り出されるフイルムの送出口が形成された収納室を備
    えたパトローネ保持部材と、このパトローネ保持部材に
    突設された一対の軸着ピンと、この一対の軸着ピンをそ
    の軸方向に対して直角な方向から受け入れるようにカメ
    ラボディに形成された一対の凹部と、これらの凹部との
    間に軸着ピンをそれぞれ挟持し、パトローネ保持部材を
    カメラボディに入り込んだ閉じ位置とカメラボディから
    突出した開き位置との間で回動自在に保持するととも
    に、パトローネ保持部材が前記閉じ位置と開き位置との
    間で回動するときの通路となる開口が形成された押さえ
    板とを備えたことを特徴とするカメラ。
JP1990083451U 1990-08-06 1990-08-06 カメラ Expired - Lifetime JP2519928Y2 (ja)

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4841319A (en) 1988-05-09 1989-06-20 Eastman Kodak Company Apparatus for loading a film cassette into a camera

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