JP2519817Y2 - エンジンの保護装置 - Google Patents

エンジンの保護装置

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JP2519817Y2
JP2519817Y2 JP1989138637U JP13863789U JP2519817Y2 JP 2519817 Y2 JP2519817 Y2 JP 2519817Y2 JP 1989138637 U JP1989138637 U JP 1989138637U JP 13863789 U JP13863789 U JP 13863789U JP 2519817 Y2 JP2519817 Y2 JP 2519817Y2
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JP
Japan
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engine
fuel injection
control
battery voltage
predetermined value
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JP1989138637U
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JPH0378945U (ja
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貢 長南
芳樹 杠
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、電子燃料噴射制御装置を備えたエンジンの
保護装置に関する。
<従来の技術> 自動二輪車やスノーモービル等に使用される2サイク
ルエンジンとして、気化器による燃料供給方式を採用し
たものにあっては、掃気行程中に排気ポートが開かれて
いるために、若干の混合気(新気)は燃焼ガスと共にシ
リンダ内を素通りしてしまい、燃費が悪いという欠点が
ある。
このため、従来の気化器による燃料供給方式から燃料
噴射弁を用いた電子制御燃料噴射式が採用されつつあり
(特開昭63−255543号公報等参照)、例えば気筒毎に吸
気マニホールド部に燃料噴射弁を設け、全気筒同時噴射
させるようにしたもの等がある。
<考案が解決しようとする課題> ところで、このような電子制御燃料噴射式の2サイク
ルエンジンやその他のエンジンにおいて、バッテリの充
電系等が故障した場合、暫くの間はバッテリの電圧で電
子制御燃料噴射装置が作動するものの、電圧が次第に低
下していくことによって、該装置が異常動作を引き起こ
し、この異常動作によってエンジン自体がオーバランす
る等して破壊を生じるという問題点があった。
そこで、本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、
バッテリの充電系等の故障を使用者にアピールすると共
に、エンジンがオーバランする等して破壊するのを防止
するようにしたエンジンの保護装置を提供することを目
的とする。
<課題を解決するための手段> このため、本考案のエンジンの保護装置は、第1図に
示すように、電子燃料噴射制御装置を備えたエンジンに
おいて、バッテリ電圧を検出する手段と、該バッテリ電
圧検出手段から出力される信号に基づいてバッテリ電圧
が第1の所定値以下時にバッテリ異常を運転者に報知す
るべくエンジンの運転性を悪化させる制御を行い、かつ
前記第1の所定値より小なる第2の所定値以下時にエン
ジン停止制御を行う制御手段と、を備えて構成した。
<作用> かかる構成において、バッテリの充電系等の故障によ
ってバッテリ電圧が低下した場合、燃料噴射系や点火系
等の制御によってエンジンの運転性を悪化させる制御を
行って使用者にそのことをアピールする。更に、バッテ
リ電圧が低下した場合には、燃料噴射や点火をカットす
る等してエンジンを停止する制御が行われる。
従って、エンジンを保護することができ、エンジンの
破壊を未然に防止することが可能となる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本考案のエンジンの一実施例として、電子燃
料噴射制御方式を採用した2サイクルエンジンの制御シ
ステム図である。
即ち、図において、エンジンの本体11には、図示しな
いエアクリーナからアクセルに連動するスロットル弁12
を介し、更に吸気マニホールド13を介して空気が吸入さ
れる。
吸気マニホールド13のブランチ部には、各気筒毎に燃
料噴射弁14が設けられている。各燃料噴射弁14は、ソレ
ノイドに通電されて開弁し通電停止されて閉弁する電磁
式燃料噴射弁であって、コントロールユニット15からの
駆動パルス信号によりソレノイドに通電されて開弁し、
図示しない燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレ
ータにより所定圧力に調整された燃料をエンジン本体11
に噴射供給する。
コントロールユニット15は、各種のセンサからの出力
信号を受け、内蔵のマイクロコンピュータにより演算処
理して、燃料噴射量(噴射時間)Tiと噴射タイミング
(噴射方式)を定め、これに従って駆動パルス信号を燃
料噴射弁14に出力する。
前記各種センサとしては、スロットル弁12上流にエア
フローメータ16が設けられていて、吸入空気量Qに応じ
た信号を出力する。又、図示しないディストリビュータ
に内蔵させてクランク角センサ17が設けられていて、12
0°毎に基準信号を出力する。ここで、前記基準信号の
周期を計測することにより機関の回転数Nを検出でき
る。
又、スロットル弁にポテンショメータ式のスロットル
センサ18が設けられていて、スロットル弁12の開度αに
応じた信号を出力する。更に、エンジン本体11のウォー
タジャケットに水温センサ19が設けられていて、冷却水
温Twに応じた信号を出力する。又、コントロールユニッ
ト15には、その動作電源として又電源電圧VBの検出のた
めバッテリ20の電圧が印加されている。
次に、コントロールユニット15内のマイクロコンピュ
ータによる燃料噴射設定ルーチンを第3図のフローチャ
ートに基づいて説明する。
即ち、ステップ(以下、図と同様にSと略称する)1
では、各センサによって検出されたエンジン運転状態の
情報を入力する。
S2では、吸入空気流量Qとエンジン回転速度Nとに基
づき基本燃料噴射量Tp(=K×Q/N;Kは定数)を演算す
る。
S3では、エンジン温度を代表する冷却水温Tw等によっ
て各種補正係数COEFを設定する。
S4では、バッテリ20の電圧VBによって電圧補正分Tsを
設定する。この電圧補正分Tsは、バッテリ電圧VBの変化
による燃料噴射弁14の有効開弁時間の変化を補正するた
めのものである。
S5では、夫々得られたTp,COEF及びTsにより実際の燃
料噴射量を次式により演算する。
Ti=Tp×COEF+Ts ここで、前記コントロールユニット15内には、バッテ
リ電圧検出手段21から出力される信号に基づいてバッテ
リ電圧が第1の所定値以下時にバッテリ異常を運転者に
報知するべくエンジンの運転性を悪化させる制御を行
い、かつ前記第1の所定値より小なる第2の所定値以下
時にエンジン停止制御を行う制御手段と、が装備されて
いる。
以上の各手段の作用を第4図のフローチャートに基づ
いて説明する。
S11においては、バッテリ電圧VBを検出し、S12に進ん
で、この検出電圧VBを平均化する。
この場合、加重平均等を行って、電圧の検出データを
なまらせる。S13では、バッテリ電圧の平均値(▲
▼)が第1の所定値(例えば8V)以下になったか否かを
判定し、第1の所定値以下とれば、S14に進み、そうで
なければリターンする。S14では、エンジンの運転性を
悪化させる制御として、例えば燃料噴射量Tiを増量する
制御を実行する。S15では、バッテリ電圧の平均値(V
B)が第2の所定値(例えば7V)以下になったか否かを
判定し、第2の所定値以下となれば、S16に進み、そう
でなければリターンする。S16では、エンジン停止制御
として、例えば燃料噴射を停止する。
ここで、第4図のS11はバッテリ電圧検出手段に、S14
及びS16は夫々エンジンの運転性を悪化させる制御とエ
ンジン停止制御を行う制御手段に、夫々相当する。
かかる構成によると、バッテリの充電系等の故障によ
りバッテリ電圧が低下した場合、燃料噴射量を増量する
ことで、エンジンの運転性を悪化させることができ、運
転者に異常をアピールすることができる。そして、最終
的に燃料噴射を停止し、以後燃料噴射が実行できないよ
うにすることで、エンジンがコントロールユニットの異
常な動作によって破壊されるのを防止して、エンジンを
保護することが可能となる。
尚、上記の実施例においては、エンジンの運転性を悪
化させる制御として、例えば燃料噴射量Tiを増量する制
御を実行し、エンジン停止制御として、例えば燃料噴射
を停止する制御を実行するようにしたが、その他の制御
であっても良い。
これには、次のような制御が考えられる。
エンジンの運転性を悪化させる制御としては、 (a)燃料噴射量の減量、増量と減量の両方を行う。
(b)点火時期の遅角,進角或いは遅角と進角の両方を
行う。
(c)ある回転以上で混合比をオーバリッチ化或いは燃
料噴射や点火カットを行って、ある回転以上は回転しな
いようにする。
エンジン停止制御としては、点火をカットする。
尚、上記のバッテリ電圧の低下時にはランプや警報装
置等によって異常を報知するようにしても良い。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案のエンジンの保護装置に
よると、バッテリの充電系等の故障によりバッテリ電圧
が低下した場合に、燃料噴射量の増量や減量等を行っ
て、バッテリ異常を運転者に報知するべくエンジンの運
転性を悪化させる制御並びに、燃料噴射や点火をカット
する等してエンジンの停止制御を行うようにしたから、
運転者に異常をアピールすることができると共に、エン
ジンがコントロールユニットの異常な動作によって破壊
されるのを防止して、エンジンを保護することが可能と
なる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクレーム対応図、第2図は本考案の一
実施例を示すシステム図、第3図は燃料噴射量制御ルー
チンを示すフローチャート、第4図は同上の実施例のエ
ンジンの制御ルーチンを示すフローチャートである。 11…エンジン本体、14…燃料噴射弁、15…コントロール
ユニット、17…クランク角センサ、19…水温センサ、21
…バッテリ電圧検出手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子燃料噴射制御装置を備えたエンジンに
    おいて、 バッテリ電圧を検出する手段と、 該バッテリ電圧検出手段から出力される信号に基づいて
    バッテリ電圧が第1の所定値以下時にバッテリ異常を運
    転者に報知するべくエンジンの運転性を悪化させる制御
    を行い、かつ前記第1の所定値より小なる第2の所定値
    以下時にエンジン停止制御を行う制御手段と、 を備えて構成したことを特徴とするエンジンの保護装
    置。
JP1989138637U 1989-12-01 1989-12-01 エンジンの保護装置 Expired - Lifetime JP2519817Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3235345A1 (de) * 1982-09-24 1984-03-29 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Steuereinrichtung fuer ein kraftstoffzumesssystem einer diesel-brennkraftmaschine
JPS61101665A (ja) * 1984-10-22 1986-05-20 Toyota Motor Corp 燃料ポンプ制御装置

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