JP2519731Y2 - 識別マーク付き樹脂ハウジング - Google Patents
識別マーク付き樹脂ハウジングInfo
- Publication number
- JP2519731Y2 JP2519731Y2 JP1990041466U JP4146690U JP2519731Y2 JP 2519731 Y2 JP2519731 Y2 JP 2519731Y2 JP 1990041466 U JP1990041466 U JP 1990041466U JP 4146690 U JP4146690 U JP 4146690U JP 2519731 Y2 JP2519731 Y2 JP 2519731Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin housing
- identification mark
- product
- light
- identification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、種別や機能等の情報を、光学的に検出可
能に表わされた識別マークを備えた樹脂ハウジングに関
するものである。
能に表わされた識別マークを備えた樹脂ハウジングに関
するものである。
従来の技術 例えば、ICやLSI等の集積回路や、マイクロコンピュ
ータ等のECU(Electronic Control Unit)において
は、保護等の目的のためにその全体を樹脂ハウジングで
封止するのが一般的であり、そのために形状や大きさが
似通っているものにあっては、外見からは判別しにくい
ことから製品の表面に製品番号を表示して、使用者が目
視して容易に識別できるようになっている。
ータ等のECU(Electronic Control Unit)において
は、保護等の目的のためにその全体を樹脂ハウジングで
封止するのが一般的であり、そのために形状や大きさが
似通っているものにあっては、外見からは判別しにくい
ことから製品の表面に製品番号を表示して、使用者が目
視して容易に識別できるようになっている。
しかし、このような外見からは識別しにくい製品の場
合には、この製品を部品の一つとして用いる工場の組立
ライン上などにおいては、自動識別し易くするために、
更に製品の表面に種類や機能等の識別情報を付したラベ
ルを貼付したり、バーコードを捺印したりして光学的に
読取り可能に表示している場合が多い。
合には、この製品を部品の一つとして用いる工場の組立
ライン上などにおいては、自動識別し易くするために、
更に製品の表面に種類や機能等の識別情報を付したラベ
ルを貼付したり、バーコードを捺印したりして光学的に
読取り可能に表示している場合が多い。
考案が解決しようとする課題 しかし、前述した従来の場合においては、製品にラベ
ルを貼付するか、バーコードを捺印するかによって識別
情報を表示し、これを光学的読取り手段によって読み取
られて自動選別する方法を取るため、ラベルの貼付やバ
ーコードの捺印のために工数が増えてコストアップとな
るという問題があった。
ルを貼付するか、バーコードを捺印するかによって識別
情報を表示し、これを光学的読取り手段によって読み取
られて自動選別する方法を取るため、ラベルの貼付やバ
ーコードの捺印のために工数が増えてコストアップとな
るという問題があった。
また、このラベルを貼付したり、バーコードを捺印し
て識別情報を表示する方法においては、表示部分が平面
的であることから、表示部の汚れや異物の付着等によっ
て、識別情報の読取りが不正確となったり、自動選別が
困難となる等の虞れがあった。
て識別情報を表示する方法においては、表示部分が平面
的であることから、表示部の汚れや異物の付着等によっ
て、識別情報の読取りが不正確となったり、自動選別が
困難となる等の虞れがあった。
また、特開昭63-199342号公報には、ベースマシーン
におけるパレット管理装置について記載されている。こ
れは、パレット側に識別番号表示手段として設けられた
複数の孔を形成した遮光板と、この表示手段である遮光
板の表示内容を読取る光学的読取り装置とから構成され
ている。しかし、この遮光板によってパレットの識別を
行なうためには、光学的読取り装置を、遮光板が通過す
る位置に配置しておく必要があり、したがって、光学的
読取り装置を対象物に接近して配置することが不可欠で
あった。
におけるパレット管理装置について記載されている。こ
れは、パレット側に識別番号表示手段として設けられた
複数の孔を形成した遮光板と、この表示手段である遮光
板の表示内容を読取る光学的読取り装置とから構成され
ている。しかし、この遮光板によってパレットの識別を
行なうためには、光学的読取り装置を、遮光板が通過す
る位置に配置しておく必要があり、したがって、光学的
読取り装置を対象物に接近して配置することが不可欠で
あった。
しかし、取扱う製品によっては、離れた位置からでも
識別可能とする必要があり、例えば、製品に一定の入射
角で光線を当てて、その反射光をカメラあるいは光電管
等の受光装置で受光して、その表示内容を読取るもの
で、識別マークとしてはバーコードを用いたものがあ
る。しかし、この場合にもバーコードを印刷あるいは捺
印する必要があり、また、表示部分が平面的なため表示
面が汚れると識別困難となる虞れがある。
識別可能とする必要があり、例えば、製品に一定の入射
角で光線を当てて、その反射光をカメラあるいは光電管
等の受光装置で受光して、その表示内容を読取るもの
で、識別マークとしてはバーコードを用いたものがあ
る。しかし、この場合にもバーコードを印刷あるいは捺
印する必要があり、また、表示部分が平面的なため表示
面が汚れると識別困難となる虞れがある。
この考案は、上記の事情に鑑みなされたもので、ラベ
ル貼付やバーコード捺印等の後付け作業が不要であると
ともに、表示部が汚れたり光学的手段によって識別可能
な識別マーク付き樹脂ハウジングを提供することを目的
としている。
ル貼付やバーコード捺印等の後付け作業が不要であると
ともに、表示部が汚れたり光学的手段によって識別可能
な識別マーク付き樹脂ハウジングを提供することを目的
としている。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための手段としてこの考案におい
ては、保護あるいは形状固定のために製品を被うように
設けられる樹脂ハウジングにおいて、同一の光源に対す
る反射方向の異なる平面を備えた凹凸形状が、複数組合
わされて、ハウジング表面の所定のエリア内に一体形成
されていることを特徴としている。
ては、保護あるいは形状固定のために製品を被うように
設けられる樹脂ハウジングにおいて、同一の光源に対す
る反射方向の異なる平面を備えた凹凸形状が、複数組合
わされて、ハウジング表面の所定のエリア内に一体形成
されていることを特徴としている。
作用 製品の表面を被う樹脂ハウジングの所定の位置に、識
別マークとして同一の光源に対する反射方向の異なる平
面を備えた凹凸形状が、複数組合わされて、ハウジング
表面の所定のエリア内に一体形成されている。
別マークとして同一の光源に対する反射方向の異なる平
面を備えた凹凸形状が、複数組合わされて、ハウジング
表面の所定のエリア内に一体形成されている。
したがって、反射方向の異なる平面を備えた凹凸形状
が複数組合わせて形成され、所定の方向から前記平面に
光を当てるとともに、その反射光をカメラや光電管等の
機器によって受光することにより、そこに示されている
情報を読取って、製品の識別が行なわれる。したがっ
て、識別情報を常に正確に読取ることができるため、自
動選別を確実に行なうことができる。
が複数組合わせて形成され、所定の方向から前記平面に
光を当てるとともに、その反射光をカメラや光電管等の
機器によって受光することにより、そこに示されている
情報を読取って、製品の識別が行なわれる。したがっ
て、識別情報を常に正確に読取ることができるため、自
動選別を確実に行なうことができる。
実施例 以下、この考案の識別マーク付き樹脂ハウジングをEC
U(Electronic Control Unit)のハウジングに用い、出
荷テストのために製品の識別を行なう場合に適用した実
施例を第1図ないし第6図に基づいて説明する。
U(Electronic Control Unit)のハウジングに用い、出
荷テストのために製品の識別を行なう場合に適用した実
施例を第1図ないし第6図に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は第1実施例を示すもので、ECU
を樹脂封止して樹脂ハウジング1が形成され、この樹脂
ハウジング1の表面の所定の位置、例えば、ライン上に
載置された状態で上となる面には、基面1aと平行な上面
2aを有する直方体2と、基面1a対して傾いた傾斜面3aを
有する楔形体3とが樹脂ハウジング1と一体に突出形成
され、かつ間隔をもって列設されており、直方体2と楔
形体3との2種類の凹凸形状の並び方によって、所定の
情報を表わす識別マーク4として形成されている。
を樹脂封止して樹脂ハウジング1が形成され、この樹脂
ハウジング1の表面の所定の位置、例えば、ライン上に
載置された状態で上となる面には、基面1aと平行な上面
2aを有する直方体2と、基面1a対して傾いた傾斜面3aを
有する楔形体3とが樹脂ハウジング1と一体に突出形成
され、かつ間隔をもって列設されており、直方体2と楔
形体3との2種類の凹凸形状の並び方によって、所定の
情報を表わす識別マーク4として形成されている。
一方、読取り装置としては、基面1aと平行な直方体2
の上面2aに垂直な線Nを挟んでほぼ対称となる位置にカ
メラCと光源Lとが対峙するように配置されており、光
源Lから照射される光線Bの入射角θ1と、この光線B
の反射光を受光するカメラCの設置角度θ2(水平に対
する角度)との差の絶対値が30度以下、すなわち、 |θ1−θ2|≦30°となるように設置されている。
の上面2aに垂直な線Nを挟んでほぼ対称となる位置にカ
メラCと光源Lとが対峙するように配置されており、光
源Lから照射される光線Bの入射角θ1と、この光線B
の反射光を受光するカメラCの設置角度θ2(水平に対
する角度)との差の絶対値が30度以下、すなわち、 |θ1−θ2|≦30°となるように設置されている。
そして、ECUの所定の位置に形成された複数の直方体
2と楔形体3とからなる識別マーク4は、光源Lから照
射された光線Bのうち、直方体2の上面2aに反射された
光線Bは全反射してカメラCに到達し、また楔形体3の
斜面3aに当った光線Bは、カメラCから外れた方向へ反
射して受光されないようになっており、例えば、楔形体
3を「1」、直方体2を「0」とすると第1図は「101
0」と読める。
2と楔形体3とからなる識別マーク4は、光源Lから照
射された光線Bのうち、直方体2の上面2aに反射された
光線Bは全反射してカメラCに到達し、また楔形体3の
斜面3aに当った光線Bは、カメラCから外れた方向へ反
射して受光されないようになっており、例えば、楔形体
3を「1」、直方体2を「0」とすると第1図は「101
0」と読める。
したがって、出荷テストを行なう前に、ECUの各製品
に光線Bを照射してその反射光のうちから、カメラCに
入射する反射光のみを受光することにより、直方体2と
楔形体3の配列から情報を読取って、ECUの種類等を識
別する。
に光線Bを照射してその反射光のうちから、カメラCに
入射する反射光のみを受光することにより、直方体2と
楔形体3の配列から情報を読取って、ECUの種類等を識
別する。
そして、識別したECUに対しては、その種類に応じた
テスト内容、すなわち、出荷テスト時の入力パターンと
応答パターンとが特定されて通電テストが行なわれる。
テスト内容、すなわち、出荷テスト時の入力パターンと
応答パターンとが特定されて通電テストが行なわれる。
なお、この実施例においては、光源LとカメラCとが
ほぼ対称に配置されている場合について説明したが、カ
メラCの位置は、反射光の光線上もしくはその付近であ
れば、非対称の位置でもよい。
ほぼ対称に配置されている場合について説明したが、カ
メラCの位置は、反射光の光線上もしくはその付近であ
れば、非対称の位置でもよい。
考案の効果 以上、説明したようにこの考案の識別マーク付き樹脂
ハウジングは、保護あるいは形状固定のために製品を被
うように設けられる樹脂ハウジングにおいて、同一の光
源に対する反射方向の異なる平面を備えた凹凸形状が、
複数組合わされて、ハウジング表面の所定のエリア内に
一体形成してあるので、識別マークを記したラベルの貼
付、あるいはバーコード捺印等の作業工程が不要とな
り、コストダウンが図れるとともに、光学機器によって
自動読み取り可能とすることができる。
ハウジングは、保護あるいは形状固定のために製品を被
うように設けられる樹脂ハウジングにおいて、同一の光
源に対する反射方向の異なる平面を備えた凹凸形状が、
複数組合わされて、ハウジング表面の所定のエリア内に
一体形成してあるので、識別マークを記したラベルの貼
付、あるいはバーコード捺印等の作業工程が不要とな
り、コストダウンが図れるとともに、光学機器によって
自動読み取り可能とすることができる。
第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は樹脂ハウジングの表面部分の斜視図、第2
図は識別マークの直方体に当った光線の反射状態を示す
説明図、第3図は同じく楔形態に当った光線の反射状態
を示す説明図である。 1,……樹脂ハウジング、1a,……基面、2……直方体、
3……楔形体、4……識別マーク、B……光線、L……
光源、C……カメラ。
で、第1図は樹脂ハウジングの表面部分の斜視図、第2
図は識別マークの直方体に当った光線の反射状態を示す
説明図、第3図は同じく楔形態に当った光線の反射状態
を示す説明図である。 1,……樹脂ハウジング、1a,……基面、2……直方体、
3……楔形体、4……識別マーク、B……光線、L……
光源、C……カメラ。
Claims (1)
- 【請求項1】保護あるいは形状固定のために製品を被う
ように設けられる樹脂ハウジングにおいて、 同一の光源に対する反射方向の異なる平面を備えた凹凸
形状が、複数組合わされて、ハウジング表面の所定のエ
リア内に一体形成されていることを特徴とする識別マー
ク付き樹脂ハウジング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990041466U JP2519731Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 識別マーク付き樹脂ハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990041466U JP2519731Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 識別マーク付き樹脂ハウジング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04754U JPH04754U (ja) | 1992-01-07 |
JP2519731Y2 true JP2519731Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31552158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990041466U Expired - Lifetime JP2519731Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 識別マーク付き樹脂ハウジング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519731Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS579787A (en) * | 1980-06-20 | 1982-01-19 | Ss Pharmaceut Co Ltd | Thiazinobenzimidazole derivative and its preparation |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP1990041466U patent/JP2519731Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04754U (ja) | 1992-01-07 |
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