JP2519611B2 - 多連式プランジャポンプ - Google Patents
多連式プランジャポンプInfo
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- JP2519611B2 JP2519611B2 JP3093149A JP9314991A JP2519611B2 JP 2519611 B2 JP2519611 B2 JP 2519611B2 JP 3093149 A JP3093149 A JP 3093149A JP 9314991 A JP9314991 A JP 9314991A JP 2519611 B2 JP2519611 B2 JP 2519611B2
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- suction
- plunger
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- discharge
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、農業の共同防
除や無人防除作業や海洋の養殖施設の海水による洗浄作
業に使用される大型の多連式プランジャポンプの改良に
関するものである。
除や無人防除作業や海洋の養殖施設の海水による洗浄作
業に使用される大型の多連式プランジャポンプの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】大型の多連式プランジャポンプは、小型
や中型のプランジャポンプと同様に、横一列に並んだ多
連プランジャに対応して各吸引・吐出口を横一列に並べ
て構成されていた。
や中型のプランジャポンプと同様に、横一列に並んだ多
連プランジャに対応して各吸引・吐出口を横一列に並べ
て構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成だと、300l/min 以上の大容量の送水機能を発
揮させるために、各吸引・吐出口の口径を大きくした場
合には、それに対応して多連式プランジャの間隔も拡が
って、その分、クランク軸が長くなり、クランク軸に生
じる曲げモーメントやねじりモーメントが大きくなって
破損し易くなるという問題があった。また、多連式プラ
ンジャポンプの大型化に伴い、ピストンシリンダの壁面
を押す力が増加するために、ピストンシリンダの肉厚寸
法を大きくしなければならず、ポンプが極端に重量化
し、また、吐出容量の増加に伴って吐出流体の持つ脈動
のエネルギが増加して、大型のアキュムレータが必要と
なるという問題があった。本発明は、かかる従来の問題
点に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろはプランジャーの往復動の際にクランク軸に作用する
モーメントを小さくすることができ、また、多連プラン
ジャの往復運動によって生じる吐出流体の脈動を平滑化
することができる多連式プランジャポンプを提供するこ
とにある。
構成だと、300l/min 以上の大容量の送水機能を発
揮させるために、各吸引・吐出口の口径を大きくした場
合には、それに対応して多連式プランジャの間隔も拡が
って、その分、クランク軸が長くなり、クランク軸に生
じる曲げモーメントやねじりモーメントが大きくなって
破損し易くなるという問題があった。また、多連式プラ
ンジャポンプの大型化に伴い、ピストンシリンダの壁面
を押す力が増加するために、ピストンシリンダの肉厚寸
法を大きくしなければならず、ポンプが極端に重量化
し、また、吐出容量の増加に伴って吐出流体の持つ脈動
のエネルギが増加して、大型のアキュムレータが必要と
なるという問題があった。本発明は、かかる従来の問題
点に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろはプランジャーの往復動の際にクランク軸に作用する
モーメントを小さくすることができ、また、多連プラン
ジャの往復運動によって生じる吐出流体の脈動を平滑化
することができる多連式プランジャポンプを提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的のために提案
された本発明の請求項1の多連式プランジャポンプは、
クランクにて往復動する多連プランジャーに対応して横
方向に列設される5つの吸引・吐出口をポンプ本体のヘ
ッド部に形成し、吸引・吐出口から流体を吸引・吐出す
るように構成された多連式プランジャーポンプにおい
て、各吸引・吐出口の中心位置をこれら吸引・吐出口の
列設方向に対して前後にずらせて2列にするとともに、
前側に2つの吸引・吐出口を後側に3つの吸引・吐出口
をそれぞれ配設し、横方向および斜め方向で隣接する吸
引・吐出口が互いに近接するように配設するとともに、
これら吸引・吐出口を有するヘッド部を一体形成し、各
吸引・吐出口の位置に対応して多連プランジャーの長さ
寸法を調整したことを特徴とするものである。また、請
求項2の多連式プランジャポンプは、請求項1の多連式
プランジャポンプにおいて、多連プランジャの連結杆が
取り付けられるクランクの各クランクピンに位相差を設
け、押力が部分的に集中しない順序でプランジャを往復
動させるように構成したことを特徴とするものである。
された本発明の請求項1の多連式プランジャポンプは、
クランクにて往復動する多連プランジャーに対応して横
方向に列設される5つの吸引・吐出口をポンプ本体のヘ
ッド部に形成し、吸引・吐出口から流体を吸引・吐出す
るように構成された多連式プランジャーポンプにおい
て、各吸引・吐出口の中心位置をこれら吸引・吐出口の
列設方向に対して前後にずらせて2列にするとともに、
前側に2つの吸引・吐出口を後側に3つの吸引・吐出口
をそれぞれ配設し、横方向および斜め方向で隣接する吸
引・吐出口が互いに近接するように配設するとともに、
これら吸引・吐出口を有するヘッド部を一体形成し、各
吸引・吐出口の位置に対応して多連プランジャーの長さ
寸法を調整したことを特徴とするものである。また、請
求項2の多連式プランジャポンプは、請求項1の多連式
プランジャポンプにおいて、多連プランジャの連結杆が
取り付けられるクランクの各クランクピンに位相差を設
け、押力が部分的に集中しない順序でプランジャを往復
動させるように構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明の請求項1の多連式プランジャポンプに
よれば、各吸引・吐出口の中心位置をこれら吸引・吐出
口の列設方向に対して前後にずらせて2列にするととも
に、隣接する吸引・吐出口が互いに近接するように配設
したので、各吸引・吐出口の口径を大きくしても、隣接
する吸引・吐出口を前後方向への位置ずれ幅を大きくす
ることにより、多連プランジャの中心軸の間隔を拡げる
必要がなくなり、クランク軸の長寸法化を防止すること
ができ、したがって、プランジャーの往復動の際にクラ
ンク軸に作用する曲げ応力やねじり応力が過大になら
ず、大容量の送水にも充分に耐えることができる。しか
も、各吸引・吐出口の位置に対応して各プランジャーの
長さを設定したので、プランジャの押力機能を低下する
ことがなくなる。しかも、各吸引・吐出口の中心位置を
これら吸引・吐出口の列設方向に対して前後にずらせて
2列にするとともに、前側に2つの吸引・吐出口を後側
に3つの吸引・吐出口をそれぞれ配設し、横方向および
斜め方向で隣接する吸引・吐出口が互いに近接するよう
に配設するとともに、これら吸引・吐出口を有するヘッ
ド部を一体形成したので、幅寸法が小さくスリムでコン
パクトなポンプとなり、大きな設置スペースが不要とな
る。また、5つの吸引・吐出口が可能な限り近接した状
態で配設されることにより、構造強度を大きくすること
ができる。 しかも、各プランジャは5つの吸引・吐出口
に対応して近接かつバランス良く配置されることになる
ので、各プランジャの往復動作がバランス良くスムーズ
に行われ、また不用意な力がヘッド部などにかかるのを
防止することができる。 さらに、5つの吸引・吐出口を
集中して配設されることにより、多連式プランジャポン
プの製造が容易となる。本発明の請求項2の多連式プラ
ンジャポンプによれば、クランク軸のクランクピンに位
相差を設け、プランジャの押力が部分的に集中しない順
序でプランジャを往復運動させるように構成したので、
多連プランジャの往復運動によって生じる吐出流体の脈
動を平滑化して、アキュムレータが不要となり、流量変
動の少ない散水が可能となる。
よれば、各吸引・吐出口の中心位置をこれら吸引・吐出
口の列設方向に対して前後にずらせて2列にするととも
に、隣接する吸引・吐出口が互いに近接するように配設
したので、各吸引・吐出口の口径を大きくしても、隣接
する吸引・吐出口を前後方向への位置ずれ幅を大きくす
ることにより、多連プランジャの中心軸の間隔を拡げる
必要がなくなり、クランク軸の長寸法化を防止すること
ができ、したがって、プランジャーの往復動の際にクラ
ンク軸に作用する曲げ応力やねじり応力が過大になら
ず、大容量の送水にも充分に耐えることができる。しか
も、各吸引・吐出口の位置に対応して各プランジャーの
長さを設定したので、プランジャの押力機能を低下する
ことがなくなる。しかも、各吸引・吐出口の中心位置を
これら吸引・吐出口の列設方向に対して前後にずらせて
2列にするとともに、前側に2つの吸引・吐出口を後側
に3つの吸引・吐出口をそれぞれ配設し、横方向および
斜め方向で隣接する吸引・吐出口が互いに近接するよう
に配設するとともに、これら吸引・吐出口を有するヘッ
ド部を一体形成したので、幅寸法が小さくスリムでコン
パクトなポンプとなり、大きな設置スペースが不要とな
る。また、5つの吸引・吐出口が可能な限り近接した状
態で配設されることにより、構造強度を大きくすること
ができる。 しかも、各プランジャは5つの吸引・吐出口
に対応して近接かつバランス良く配置されることになる
ので、各プランジャの往復動作がバランス良くスムーズ
に行われ、また不用意な力がヘッド部などにかかるのを
防止することができる。 さらに、5つの吸引・吐出口を
集中して配設されることにより、多連式プランジャポン
プの製造が容易となる。本発明の請求項2の多連式プラ
ンジャポンプによれば、クランク軸のクランクピンに位
相差を設け、プランジャの押力が部分的に集中しない順
序でプランジャを往復運動させるように構成したので、
多連プランジャの往復運動によって生じる吐出流体の脈
動を平滑化して、アキュムレータが不要となり、流量変
動の少ない散水が可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の多連式プランジャポンプの実
施例を図面に基づいて説明する。図1および図2は吐出
量500l/min の5連プランジャポンプの平面図および
側断面図を示している。図3は5連プランジャポンプの
ヘッド部を示す側断面図、図4は5連プランジャポンプ
のテーパ軸継手の正面図を示している。図中、1はポン
プ本体であって、このポンプ本体1のヘッド部2には5
本のプランジャ3(31,32,33,34,35)が
横方向に列設されており、各ブランジャ3はヘッド部2
のシリンダー4内で往復動するように構成されており、
シリンダ4は4本のボルト、ナット4aにてクランクケ
ース1aにネジ止めされている。
施例を図面に基づいて説明する。図1および図2は吐出
量500l/min の5連プランジャポンプの平面図および
側断面図を示している。図3は5連プランジャポンプの
ヘッド部を示す側断面図、図4は5連プランジャポンプ
のテーパ軸継手の正面図を示している。図中、1はポン
プ本体であって、このポンプ本体1のヘッド部2には5
本のプランジャ3(31,32,33,34,35)が
横方向に列設されており、各ブランジャ3はヘッド部2
のシリンダー4内で往復動するように構成されており、
シリンダ4は4本のボルト、ナット4aにてクランクケ
ース1aにネジ止めされている。
【0007】ヘッド部2には5本の縦吸排水路5を横方
向に列設されており、これら縦吸排水路5はプランジャ
3の中心軸の延長線上に位置している。各縦吸排水路5
の上部および下部には吐出口6および吸引口7が形成さ
れている。吐出口6および吸引口7には弁座8a,9a
が形成され、この弁座8a,9aに吐出弁体8および吸
引弁体9がそれぞれ装着されている。8b,9bは弁ば
ねである。
向に列設されており、これら縦吸排水路5はプランジャ
3の中心軸の延長線上に位置している。各縦吸排水路5
の上部および下部には吐出口6および吸引口7が形成さ
れている。吐出口6および吸引口7には弁座8a,9a
が形成され、この弁座8a,9aに吐出弁体8および吸
引弁体9がそれぞれ装着されている。8b,9bは弁ば
ねである。
【0008】各縦吸排水路5の位置は横方向に対して前
後にずらせており、中央に位置する縦吸排水路5の弁体
8,9の中心と、両端に位置する縦吸排水路5の弁体
8,9の中心は後列の同一直線上に位置させ、残りの縦
吸排水路5の弁体8,9を前列の同一直線上に位置させ
て隣接する吐出・吸引口6,7をできるだけ近接させる
ことにより、多連プランジャ3の中心軸間の距離が最小
となるように構成されている。また、クランク軸20の
各クランクピン21a〜21eは72度ずつの位相差が
持つように構成されており、かつプランジャ3が押され
る順番は、まずプランジャ31を押圧した後、プランジ
ャ34、プランジャ32、プランジャ35、プランジャ
33の順に押圧するように構成されており、これによ
り、押力が部分的に集中しないようにし、クランク軸2
0の安全率を高めている。また、各プランジャー3の長
さ寸法は、プランジャ3を押した状態でプランジャ3の
先端が各縦吸排水路5内に臨むように調整している。す
なわち、プランジャ3の長さ寸法は、中央プランジャ3
3に隣接する2本のプランジャ32,34の長さを残り
3本のプランジャ31,33,35に比べて長くしてい
る。22は連結杆である。
後にずらせており、中央に位置する縦吸排水路5の弁体
8,9の中心と、両端に位置する縦吸排水路5の弁体
8,9の中心は後列の同一直線上に位置させ、残りの縦
吸排水路5の弁体8,9を前列の同一直線上に位置させ
て隣接する吐出・吸引口6,7をできるだけ近接させる
ことにより、多連プランジャ3の中心軸間の距離が最小
となるように構成されている。また、クランク軸20の
各クランクピン21a〜21eは72度ずつの位相差が
持つように構成されており、かつプランジャ3が押され
る順番は、まずプランジャ31を押圧した後、プランジ
ャ34、プランジャ32、プランジャ35、プランジャ
33の順に押圧するように構成されており、これによ
り、押力が部分的に集中しないようにし、クランク軸2
0の安全率を高めている。また、各プランジャー3の長
さ寸法は、プランジャ3を押した状態でプランジャ3の
先端が各縦吸排水路5内に臨むように調整している。す
なわち、プランジャ3の長さ寸法は、中央プランジャ3
3に隣接する2本のプランジャ32,34の長さを残り
3本のプランジャ31,33,35に比べて長くしてい
る。22は連結杆である。
【0009】シリンダ4とクランクケース1aには4対
のテーパ軸継手10が直角に埋め込まれており、シリン
ダ4をクランクケース1aに装着する際には、テーパ軸
継手10によってシリンダ4をクランクケース1aに誘
導してねじ止めし、プランジャ3の中心とシリンダ4の
中心との位置を正確に合致させることにより、大型の多
連式プランジャポンプの製作を容易にしている。
のテーパ軸継手10が直角に埋め込まれており、シリン
ダ4をクランクケース1aに装着する際には、テーパ軸
継手10によってシリンダ4をクランクケース1aに誘
導してねじ止めし、プランジャ3の中心とシリンダ4の
中心との位置を正確に合致させることにより、大型の多
連式プランジャポンプの製作を容易にしている。
【0010】すなわち、テーパ軸継手10は、シリンダ
4に埋め込まれる雌金具付テーパ軸11と、クランクケ
ース4に埋め込まれる雄金具付きテーパ軸12とで構成
されており、シリンダ4の装着時には雌金具付きテーパ
軸11と雄金具付きテーパ軸12を合わせて順番に締め
付けることにより、プランジャ3の中心軸と、シリンダ
4の中心とが正確に一致させることができ、シリンダ4
の取りつけが容易になる。また、雌金具付テーバ軸11
と雄金具付きテーパ軸12とによりシリンダ3をクラン
クケース4に締め付けるために、一時的に、無理な押力
が作用してもシリンダ4のたわみが抑えられ、水漏れ等
の問題を解消することができる。このように、シリンダ
4を装着する際のプランジャ3の中心とシリンダ4の中
心との位置決めは、4本のテーパ軸継手10を用いて正
確に行うので、長期間使用してもシールパッキンの片減
り等による水漏れを生じず、また、シリンダ4の中心部
で、これら4本のテーパ軸継手10によってシリンダ4
をクランクケース1aに固定しているために、無理な押
力がシリンダ4に作用してもシリンダ4全体の曲がりを
抑えることができ、耐久性の高いポンプとすることがで
きる。
4に埋め込まれる雌金具付テーパ軸11と、クランクケ
ース4に埋め込まれる雄金具付きテーパ軸12とで構成
されており、シリンダ4の装着時には雌金具付きテーパ
軸11と雄金具付きテーパ軸12を合わせて順番に締め
付けることにより、プランジャ3の中心軸と、シリンダ
4の中心とが正確に一致させることができ、シリンダ4
の取りつけが容易になる。また、雌金具付テーバ軸11
と雄金具付きテーパ軸12とによりシリンダ3をクラン
クケース4に締め付けるために、一時的に、無理な押力
が作用してもシリンダ4のたわみが抑えられ、水漏れ等
の問題を解消することができる。このように、シリンダ
4を装着する際のプランジャ3の中心とシリンダ4の中
心との位置決めは、4本のテーパ軸継手10を用いて正
確に行うので、長期間使用してもシールパッキンの片減
り等による水漏れを生じず、また、シリンダ4の中心部
で、これら4本のテーパ軸継手10によってシリンダ4
をクランクケース1aに固定しているために、無理な押
力がシリンダ4に作用してもシリンダ4全体の曲がりを
抑えることができ、耐久性の高いポンプとすることがで
きる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の請求項1の多連式プランジャポンプによると、プラ
ンジャーの往復動の際にクランク軸に作用する曲げ応力
やねじり応力が過大にならず、大容量の送水にも充分に
耐えることができ、また、軽量化ならびに設置性が向上
する。また、大きな設置スペースが不要となる。構造強
度を大きくすることができる。しかも、各プランジャの
往復動作がバランス良くスムーズに行われ、また不用意
な力がヘッド部などにかかるのを防止することができ、
5つの吸引・吐出口を集中して配設されることにより、
多連式プランジャポンプの製造が容易となり、製造コス
トの低減化が可能となる。本発明の請求項2の多連式プ
ランジャポンプによれば、多連プランジャの往復運動に
よって生じる吐出流体の脈動を平滑化して、アキュムレ
ータが不要となり、流量変動の少ない散水が可能とな
る。また吐出ホースの振動もほとんどなく、作業性が増
す。
明の請求項1の多連式プランジャポンプによると、プラ
ンジャーの往復動の際にクランク軸に作用する曲げ応力
やねじり応力が過大にならず、大容量の送水にも充分に
耐えることができ、また、軽量化ならびに設置性が向上
する。また、大きな設置スペースが不要となる。構造強
度を大きくすることができる。しかも、各プランジャの
往復動作がバランス良くスムーズに行われ、また不用意
な力がヘッド部などにかかるのを防止することができ、
5つの吸引・吐出口を集中して配設されることにより、
多連式プランジャポンプの製造が容易となり、製造コス
トの低減化が可能となる。本発明の請求項2の多連式プ
ランジャポンプによれば、多連プランジャの往復運動に
よって生じる吐出流体の脈動を平滑化して、アキュムレ
ータが不要となり、流量変動の少ない散水が可能とな
る。また吐出ホースの振動もほとんどなく、作業性が増
す。
【図1】本発明の多連式プランジャポンプの実施例を示
す平面図
す平面図
【図2】本発明の多連式プランジャポンプの実施例を示
す側断面図
す側断面図
【図3】本発明の多連式プランジャポンプのヘッド部を
示す側断面図
示す側断面図
【図4】本発明の多連式プランジャポンプのテーパ軸継
手の正面図
手の正面図
3・・・プランジャ 20・・・クランク軸 21a〜21e・・・クランクピン 6・・・吐出口 7・・・吸引口
Claims (2)
- 【請求項1】 クランクにて往復動する多連プランジャ
ーに対応して横方向に列設される5つの吸引・吐出口を
ポンプ本体のヘッド部に形成し、吸引・吐出口から流体
を吸引・吐出するように構成された多連式プランジャー
ポンプにおいて、各吸引・吐出口の中心位置をこれら吸
引・吐出口の列設方向に対して前後にずらせて2列にす
るとともに、前側に2つの吸引・吐出口を後側に3つの
吸引・吐出口をそれぞれ配設し、横方向および斜め方向
で隣接する吸引・吐出口が互いに近接するように配設す
るとともに、これら吸引・吐出口を有するヘッド部を一
体形成し、各吸引・吐出口の位置に対応して多連プラン
ジャーの長さ寸法を調整したことを特徴とする多連式プ
ランジャーポンプ。 - 【請求項2】 多連プランジャの連結杆が取り付けられ
るクランクの各クランクピンに位相差を設け、押力が部
分的に集中しない順序でプランジャーを往復動させるよ
うに構成したことを特徴とする請求項1に記載の多連式
プランジャーポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093149A JP2519611B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 多連式プランジャポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093149A JP2519611B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 多連式プランジャポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599118A JPH0599118A (ja) | 1993-04-20 |
JP2519611B2 true JP2519611B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=14074482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3093149A Expired - Fee Related JP2519611B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 多連式プランジャポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519611B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108087262B (zh) * | 2017-12-13 | 2019-03-12 | 宁波修远机电有限公司 | 一种高压大流量柱塞泵 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5121202Y2 (ja) * | 1971-03-13 | 1976-06-02 | ||
JPH073027Y2 (ja) * | 1988-07-13 | 1995-01-30 | 日機装株式会社 | 3連式ダイヤフラム型往復動ポンプ |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3093149A patent/JP2519611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0599118A (ja) | 1993-04-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |