JPH073027Y2 - 3連式ダイヤフラム型往復動ポンプ - Google Patents

3連式ダイヤフラム型往復動ポンプ

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JPH073027Y2
JPH073027Y2 JP9190688U JP9190688U JPH073027Y2 JP H073027 Y2 JPH073027 Y2 JP H073027Y2 JP 9190688 U JP9190688 U JP 9190688U JP 9190688 U JP9190688 U JP 9190688U JP H073027 Y2 JPH073027 Y2 JP H073027Y2
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JP
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diaphragm
pump
drive unit
triple
reciprocating pump
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秀俊 弓場
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Nikkiso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ダイヤフラム型往復動ポンプに係り、更に詳
細には、3つのダイヤフラムポンプユニットを1つの駆
動ユニットで駆動するよう構成した3連式ダイヤフラム
型往復動ポンプに関する。
〔従来の技術〕
ダイヤフラム型往復動ポンプは、軸封部を有しないので
液漏れが発生されることがなく、例えば化学プロセスな
どに用いられる各種流体用のポンプとして広く使用され
ている。
しかるに、このようなダイヤフラム型ポンプは往復動ポ
ンプであるので、脈動現象が発生する。すなわち、取扱
液の吐出は吸込工程では行なわれず吐出工程のみにおい
て行なわれ、しかも前記吐出工程における吐出流量は吐
出工程に対してサインカーブ状に脈動する。そして、こ
のような流量の脈動に対応して吐出圧力も脈動すると共
にポンプ負荷も変動される。この結果、大きな容量の駆
動源を要すると共に、一方配管系は通常の配管系より大
きなサイズを必要とし且つ振動を発生し、またアキュム
レータなどの設備も必要とする。そして、上述のような
難点はポンプ吐出流量の増大にしたがって増大する。
そこで、前記難点を解決するために、特に大容量のダイ
ヤフラム型往復動ポンプ設備に対しては、相互に位相を
ずらせた3連式ダイヤフラム型往復動ポンプ(以降単に
3連式ダイヤフラムポンプと称することがある)が用い
られる。すなわち、このような3連式ダイヤフラムポン
プにおいては、個々のポンプの脈動が効果的に平準化消
去されるので、前記難点が解消される。
そして、このような3連式ダイヤフラムポンプとして
は、一般に、第4図に示すように3つの同型のダイヤフ
ラム型往復同ポンプ10a,10b,10cを連結する方式(連結
型方式)か、第5図ならびに第6図に示すように駆動部
ケーシング12内に収納される共通の駆動ユニット14によ
ってそれぞれ駆動される3つのダイヤフラムポンプユニ
ット16a,16b,16cで構成する方式(一体型方式)かが使
用ないしは提案されている。なお、一体型方式におい
て、3つのダイヤフラムポンプ16a,16b,16cは、第1の
一体型方式(第5図)においては駆動部ケーシング12の
正面に整列され、第2の一体型方式(第6図)において
は中央のダイヤフラムポンプ16bが突出されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述のような3連式ダイヤフラムポンプ
は、連結型方式においても一体型方式においても何れも
次に述べるような問題点を有していた。
先ず、連結型方式(第4図)においては、3つのダイヤ
フラム型往復動ポンプ10a,10b,10cを使用するので、全
体としての構成部品数が非常に多くなり、多数の予備品
を要すると同時に保守が面倒となる。また、設備幅Waに
大きな長さを必要とする。次に、第1の一体型方式(第
5図)においては、各プランジャ18a,18b,18cの間隔が
大きな距離を必要とするので、駆動ユニット14を構成す
るクランク機構(図示せず)などが大型となり、駆動ユ
ニット14全体が大型,重量化し、したがって装置全体も
大型重量化し、コストが上昇する。なお、設置幅Wbは連
結型方式の設置幅Waよりは幾分減少されるが、なお大き
な長さを必要とする。また、第2の一体型方式(第6
図)は、中央のダイヤフラムポンプユニット16bが突出
されているので、各プランジャ18a,18b,18cの間隔を減
少することができ、したがって駆動部ケーシング12の幅
すなわち設置幅Wcが第1の一体型方式の設置幅Wbより可
成り減少し、駆動ユニット14全体あるいは装置全体も可
成り小型,軽量化される。しかしながら反面、ダイヤフ
ラムポンプユニットは、その接液部の構成を異にしなけ
ればならないので、ユニット16a,16cとユニット16bの2
種類が必要となり、相互の互換性が失われる。更に、ポ
ンプユニットの分解保守に際しては、特に中央のポンプ
ユニット16bが干渉するので、繁雑であると共に不要な
作業を必要とする。このように、前述のような3連式ダ
イヤフラムポンプはそれぞれに幾つかの問題点を有して
いた。
そこで、本考案の目的は、構造がコンパクト,軽量で、
保守性に優れ、且つ安価に構成することができる3連式
のダイヤフラム型往復動ポンプを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
先の目的を達成するために、本考案に係る3連式ダイヤ
フラム型往復動ポンプは、駆動ユニットを収納する駆動
部ケーシングの内部に前記駆動ユニットによって往復動
駆動される3本のプランジャを同一軸線方向平列状に配
置すると共に、3つのダイヤフラムポンプユニットを前
記駆動部ケーシングに対して前記プランジャに対向する
正面側と直交する両側面側とに配設し、前記3本のプラ
ンジャによって発生される脈動油圧をそれぞれ真直なら
びにエルボ状の油圧路を介して前記3つのダイヤフラム
ポンプユニットの油圧室にそれぞれ導通するよう構成す
ることを特徴とする。
〔作用〕
本考案に係る3連式のダイヤフラム型往復動ポンプは、
共通の駆動ユニットからなる一体型方式に構成され、し
かもこの一体型方式において、3つのダイヤフラムポン
プユニットは駆動部ケーシングの正面と左右両側面とに
互いに分離して配設されると共に、対応するプランジャ
とは油圧路を介して導通される。したがって、各ポンプ
ユニットは同一に構成されると共に、各プランジャの配
置間隔は最適の最小寸法に設定することができる。した
がって、駆動ユニットを含む装置全体がコンパクト,軽
量に構成されると共に、保守性が良好となり、且つ価格
が低減される。
〔実施例〕
次に、本考案に係る3連式ダイヤフラム型往復動ポンプ
の一実施例につき添付図面を参照しながら以下詳細に説
明する。なお、本考案は共通の駆動ユニットからなる一
体型方式に構成されるので、説明の便宜上、第5図なら
びに第6図に示す従来の構造と同一構成部分については
同一参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第1図ならびに第2図において、本考案の3連式ダイヤ
フラムポンプは、基本的には、駆動部ケーシング12と、
この駆動部ケーシング12の図において左側部分に収納さ
れる駆動ユニット14と、駆動部ケーシング12の図におい
て右側部分に同一軸線方向平列状に配置される3本のプ
ランジャ18a,18b,18cと、駆動部ケーシング12の第1図
においてそれぞれ上方側面,正面,下方側面に配置され
る3つのダイヤフラムポンプユニット16a,16b,16cと、
各プランジャ18a,18b,18cによって発生される脈動油圧
をそれぞれ各ダイヤフラムポンプユニット16a,16b,16c
の油圧室20a,20b,20cに導通する真直あるいはエルボ状
の3本の油圧路22a,22b,22cから構成される。なお、駆
動ユニット14は各プランジャ18a,18b,18cを往復動駆動
するためのクランク機構(図示せず)などからなり、駆
動軸24を介して電動機(図示せず)によって回転され
る。
ダイヤフラムポンプユニット16a,16b,16cはすべて同一
に構成され、これらはその内の1つ16bを第3図に拡大
して示すように、ダイヤフラム26bによって画成される
前記油圧室20bとポンプ室28bとからなり、そしてポンプ
室28bには図において下方から上方へ順に吸込口30b,吸
込弁32b,吐出弁34b,吐出口36bが設けられ、油圧室20bに
は連通路38bを介して油留室40bが接続される。なお、ダ
イヤフラム26bの両面にはこのダイヤフラムの過大変位
を防止する保護用のバックアッププレート42b,44bが設
けられている。このような構成において、プランジャ18
bが駆動ユニット14によって往復動駆動されると、これ
によって発生される脈動油圧が油圧路22bを介して油圧
室20bに作用し、これに圧力変動が発生され、ダイヤフ
ラム26bが脈動してポンプ室28bにポンプ動作を発生させ
る。すなわち、取扱い液は、吸込弁32bならびに吐出弁3
4bの作用を介して、吸込口30bから流入され吐出口36bか
ら吐出される。なお、油留室40bは前記ポンプ動作中に
おける油圧室20b内の過圧油の逃出を許容すると共に、
不足油の補給を行なう。
しかるにこの場合、個々のダイヤフラムポンプユニット
16a,16b,16cは往復動ポンプであるので、個々のユニッ
ト16a,16b,16cには脈動が発生されるが、本考案は3連
式に構成され、そして各ユニット16a,16b,16cの位相は
互いに所定に規制されているので、合成されたポンプ動
作においては前記脈動現象が極めて良好に消去される。
したがって、駆動源の容量を低下できると共に、配管系
は特別に大径を必要とせず、またアキュムレータなどの
設備も不要となる。
また、本考案に係る3連式ダイヤフラムポンプにおいて
は、前述したように、3つのダイヤフラムポンプユニッ
ト16a,16b,16cは、駆動部ケーシング12の正面と左右両
側面とに互いに分離して配設されると共に、各対応する
プランジャ18a,18b,18cとはそれぞれ真直あるいはエル
ボ状の油圧路22a,22b,22cを介して導通される。したが
って、各プランジャ18a,18b,18cの配置間隔は最適の最
小寸法に設定することができ、プランジャ駆動クランク
機構を含む駆動ユニット14が小形,軽量となり、したが
って装置全体も小形,軽量となる。また、各ダイヤフラ
ムポンプユニット16a,16b,16cが相互に干渉することが
ないので、装置の分解保守を容易に行なうことができ
る。また、構成が簡単であるので、構成部品の数が少な
くなり、保守用の予備品も少くすることができる。
以上説明したように、本考案の3連式ダイヤフラムポン
プによれば、装置全体をコンパクト,軽量に構成できる
と共に、保守性を良好にし、且つ価格を低減することが
できる。また、ポンプ動作の脈動を効果的に消去するこ
とができる。
以上、本考案を好適な実施例について説明したが、本考
案はその精神を逸脱することなく多くの設計変更が可能
である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る3連式ダイヤフラム
型往復動ポンプは、共通の駆動ユニットを収納する駆動
部ケーシングの内部に3本のプランジャを平列状に配置
すると共に3つのダイヤフラムポンプユニットを前記駆
動部ケーシングの正面と左右両側面とに互いに分離して
配設し、そして各ダイヤフラムポンプユニットとこれら
にそれぞれ対応する各プランジャとは油圧路を介して導
通するよう構成したので、駆動部ケーシング内における
各プランジャの配置間隔を最適の最小寸法に設定できる
と共に、各ダイヤフラムポンプユニットを同一に構成す
ることができる。したがって、装置全体が小形,軽量化
されると同時に構成が簡単となり、また分解保守性が良
好となり、且つ価格が低減される。なお、ポンプ動作の
脈動が効果的に消去されることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る3連式ダイヤフラム型往復動ポン
プの一実施例を示す平面図、第2図は第1図に示す3連
式ダイヤフラム型往復動ポンプの側面図、第3図は第1
図のIII−III線断面拡大図、第4図は従来の連結型方式
の3連式ダイヤフラム型往復動ポンプを示す平面図、第
5図は従来の一体型方式の3連式ダイヤフラム型往復動
ポンプの1例を示す平面図、第6図は従来の一体型方式
の3連式ダイヤフラム型往復動ポンプの別の例を示す平
面図である。 12……駆動部ケーシング、14……駆動ユニット 16a,16b,16c……ダイヤフラムポンプユニット 18a,18b,18c……プランジャ 20a,20b,20c……油圧室 22a,22b,22c……油圧路 24……駆動軸、26b……ダイヤフラム 28b……ポンプ室、30b……吸込口 32b……吸込弁、34b……吐出弁 36b……吐出口、38b……連通路 40a,40b,40c……油留室 42b,44b……バックアッププレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動ユニットを収納する駆動部ケーシング
    の内部に前記駆動ユニットによって往復動駆動される3
    本のプランジャを同一軸線方向平列状に配置すると共
    に、3つのダイヤフラムポンプユニットを前記駆動部ケ
    ーシングに対して前記プランジャに対向する正面側と直
    交する両側面側とに配設し、前記3本のプランジャによ
    って発生される脈動油圧をそれぞれ真直ならびにエルボ
    状の油圧路を介して前記3つのダイヤフラムポンプユニ
    ットの油圧室にそれぞれ導通するよう構成することを特
    徴とする3連式ダイヤフラム型往復動ポンプ。
JP9190688U 1988-07-13 1988-07-13 3連式ダイヤフラム型往復動ポンプ Expired - Lifetime JPH073027Y2 (ja)

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JPH0214483U JPH0214483U (ja) 1990-01-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0799140B2 (ja) * 1989-12-28 1995-10-25 株式会社丸山製作所 多連式往復ポンプ
JP2714870B2 (ja) * 1990-01-13 1998-02-16 株式会社丸山製作所 ダイヤフラムポンプ
JP2519611B2 (ja) * 1991-03-29 1996-07-31 元信 浦 多連式プランジャポンプ

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