JP2519359Y2 - 液晶表示器 - Google Patents
液晶表示器Info
- Publication number
- JP2519359Y2 JP2519359Y2 JP1987173140U JP17314087U JP2519359Y2 JP 2519359 Y2 JP2519359 Y2 JP 2519359Y2 JP 1987173140 U JP1987173140 U JP 1987173140U JP 17314087 U JP17314087 U JP 17314087U JP 2519359 Y2 JP2519359 Y2 JP 2519359Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- degrees
- nematic liquid
- polarization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Liquid Crystal (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本考案は液晶分子が大きな捩り角をもついわゆるホワ
イトモード電界効果型の液晶表示器に関する。
イトモード電界効果型の液晶表示器に関する。
ロ）従来の技術 近年、高時分割駆動においてコントラストが高く視野
角の広い液晶表示器として、特開昭62−174725号公報等
に示されるような、液晶分子の捩り角が大きい電界効果
型の液晶表示器が開発され商品化されてきた。しかしこ
の表示モードは液晶の複屈折性を利用しているので干渉
色が表われるので、表示の自然さを求めて、例えば日経
マイクロデバイス誌1987年10月号に掲載されている様な
干渉色を減じる方法が検討され、商品化されはじめた。
その中で最も基本的な色消し法は同誌第88頁に示される
液晶材料の屈折率異方性Δｎと液晶層厚ｄの積であるい
わゆるｄ・Δｎ値の調整とされているが、高時分割駆動
下でのコントラスト、視野角といった光学特性を高く維
持させていると淡青色が完全には無くならない。
角の広い液晶表示器として、特開昭62−174725号公報等
に示されるような、液晶分子の捩り角が大きい電界効果
型の液晶表示器が開発され商品化されてきた。しかしこ
の表示モードは液晶の複屈折性を利用しているので干渉
色が表われるので、表示の自然さを求めて、例えば日経
マイクロデバイス誌1987年10月号に掲載されている様な
干渉色を減じる方法が検討され、商品化されはじめた。
その中で最も基本的な色消し法は同誌第88頁に示される
液晶材料の屈折率異方性Δｎと液晶層厚ｄの積であるい
わゆるｄ・Δｎ値の調整とされているが、高時分割駆動
下でのコントラスト、視野角といった光学特性を高く維
持させていると淡青色が完全には無くならない。
ハ）考案が解決しようとする問題点 本考案は上述の点を考慮してなされたもので、光学特
性を高く維持したまま背景を無彩色化した液晶表示器を
提供するものである。
性を高く維持したまま背景を無彩色化した液晶表示器を
提供するものである。
ニ）問題点を解決するための手段 本考案は上述のｄ・Δｎ値で調整したホワイトモード
電界効果型の液晶表示器において、それに用いる偏光子
の分光透過率を、600nmを基準にした時500nm及び430nm
において70％以下としたものである。
電界効果型の液晶表示器において、それに用いる偏光子
の分光透過率を、600nmを基準にした時500nm及び430nm
において70％以下としたものである。
ホ）作用 これにより透過光の分光特性が平均化される。
ヘ）実施例 第１図は本考案実施例の液晶表示器の断面図で、
（１）（１）は互いに直交するマトリクス電極（11）
（11）…と配向膜（12）（12）を有し、シール材（２）
で所定間隔に平行に貼り合わされた基板である。（３）
はその基板（１）（１）間に挟持されたネマティック液
晶で、200〜270度の捩り角のらせん状分子配向をされて
いる。（４）（４）はネマティック液晶（３）を挟むよ
うに配置された偏光板である。そしてコントラストを良
好に保ち、かつ広く視野角を維持して液晶分子の複屈折
性に基づく特有の干渉色を減じる、即ちホワイトモード
とする条件として、ｄ・Δｎ値を0.40〜0.70μｍとし、
２枚の偏光板（４）（４）の偏光軸が互いに60〜90度を
なし、一方の偏光板と隣接する基板の配向膜（12）の配
向処理方向とを略45度としている。そして本考案におい
ては偏光板（４）に分光透過率をもたせ、600nmの透過
率を100とした時500nmにおいて30〜60、430nmにおいて4
0〜70とした。
（１）（１）は互いに直交するマトリクス電極（11）
（11）…と配向膜（12）（12）を有し、シール材（２）
で所定間隔に平行に貼り合わされた基板である。（３）
はその基板（１）（１）間に挟持されたネマティック液
晶で、200〜270度の捩り角のらせん状分子配向をされて
いる。（４）（４）はネマティック液晶（３）を挟むよ
うに配置された偏光板である。そしてコントラストを良
好に保ち、かつ広く視野角を維持して液晶分子の複屈折
性に基づく特有の干渉色を減じる、即ちホワイトモード
とする条件として、ｄ・Δｎ値を0.40〜0.70μｍとし、
２枚の偏光板（４）（４）の偏光軸が互いに60〜90度を
なし、一方の偏光板と隣接する基板の配向膜（12）の配
向処理方向とを略45度としている。そして本考案におい
ては偏光板（４）に分光透過率をもたせ、600nmの透過
率を100とした時500nmにおいて30〜60、430nmにおいて4
0〜70とした。
具体的に例示する。液晶分子の捩り角260度、ｄ・Δ
ｎ値0.66μｍ、偏光板と配向処理方向のなす角表面側50
度背面側45度、上下の偏光板のなす角75度において色度
座標ｘ＝0.24 y＝0.30（背景色淡青色）のホワイトモー
ド液晶表示器を得た。この時の1/200デューティ時分割
での非点灯時特性は第２図（イ）となった。これに第３
図に示すような特性を有する偏光板（淡褐色乃至橙色を
呈する）を１方の偏光板と交換して用いたところ、第２
図に示す様な非点灯時特性（ロ）点灯時特性（ハ）を示
した。この非点灯時の色度座標はｘ＝0.32y＝0.35で標
準白色光源に近い。この時のコントラスト比は5.8で標
準偏光板を用いた時と同等の値を示し、視野角にも影響
を与えなかった。尚偏光板の偏光度に波長依存性をもた
せるとコントラストが低下するので好ましくない。
ｎ値0.66μｍ、偏光板と配向処理方向のなす角表面側50
度背面側45度、上下の偏光板のなす角75度において色度
座標ｘ＝0.24 y＝0.30（背景色淡青色）のホワイトモー
ド液晶表示器を得た。この時の1/200デューティ時分割
での非点灯時特性は第２図（イ）となった。これに第３
図に示すような特性を有する偏光板（淡褐色乃至橙色を
呈する）を１方の偏光板と交換して用いたところ、第２
図に示す様な非点灯時特性（ロ）点灯時特性（ハ）を示
した。この非点灯時の色度座標はｘ＝0.32y＝0.35で標
準白色光源に近い。この時のコントラスト比は5.8で標
準偏光板を用いた時と同等の値を示し、視野角にも影響
を与えなかった。尚偏光板の偏光度に波長依存性をもた
せるとコントラストが低下するので好ましくない。
ト）考案の効果 本考案は上述の如くｄ・Δｎ値の調整によるホワイト
モードに分光透過率をもたせた偏光板を用いたので光学
特性を悪化させることなく背景色を無彩色化することが
できた。
モードに分光透過率をもたせた偏光板を用いたので光学
特性を悪化させることなく背景色を無彩色化することが
できた。
第１図は本考案実施例の液晶表示器の断面図、第２図は
1/200デューティ駆動液晶表示器の分光特性図、第３図
は本考案に用いた偏光板の分光特性図である。 （１）（１）…基板、（３）…ネマティック液晶、
（４）（４）…偏光板。
1/200デューティ駆動液晶表示器の分光特性図、第３図
は本考案に用いた偏光板の分光特性図である。 （１）（１）…基板、（３）…ネマティック液晶、
（４）（４）…偏光板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 須崎 剛 鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−31822（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−163015（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−73525（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】電極を有した２枚の基板と、その基板間に
挾持され200〜270度の捩り角を持つらせん状分子配向さ
れｄ・Δｎ値が0.40〜0.70μｍのネマティック液晶と、
そのネマティック液晶を挟み上下の偏光軸が互いに60〜
90度をなし少なくとも一方の偏光軸と隣接するネマティ
ック液晶の配向処理方向とは略45度をなす偏光子とを具
備し、前記偏光子の少なくとも一方は600nmの光に対す
る透過率に対し500nm及び430nmの光に対する透過率が70
％以下であることを特徴とする液晶表示器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987173140U JP2519359Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 液晶表示器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987173140U JP2519359Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 液晶表示器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0177621U JPH0177621U (ja) | 1989-05-25 |
| JP2519359Y2 true JP2519359Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=31465076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987173140U Expired - Lifetime JP2519359Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 液晶表示器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519359Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP1987173140U patent/JP2519359Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0177621U (ja) | 1989-05-25 |
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