JP2518793Y2 - コンクリートの流動特性検出装置 - Google Patents

コンクリートの流動特性検出装置

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JP2518793Y2
JP2518793Y2 JP1990047541U JP4754190U JP2518793Y2 JP 2518793 Y2 JP2518793 Y2 JP 2518793Y2 JP 1990047541 U JP1990047541 U JP 1990047541U JP 4754190 U JP4754190 U JP 4754190U JP 2518793 Y2 JP2518793 Y2 JP 2518793Y2
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート製造技術に係り、特に最適な
水分供給の自動化に関する。
〔従来の技術〕
コンクリートは、ポルトランドセメント等の接合物質
に対して砂・砂利等の骨材および水を所定比率で配合し
て製造される。
製造されたコンクリートは、スランプ値と呼ばれる流
動特性値によってその性質が決定される。
すなわち、配合される水分量が多くスランプ値が高い
ほど生成されるコンクリートの初期強度は低く、逆にス
ランプ値が低いほど初期強度は高くなる。
前記スランプ値は、その需要現場によって要求される
値も異なってくる。たとえば、ダム建設等の用途に用い
られる場合には、比較的低いスランプ値を有するコンク
リートが要求され、一般の建築現場等ではこれに較べて
比較的高いスランプ値のものが要求される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記混練作業に先だって、事前に砂の含水
量および砂利の表面水量を測定した上で、混練部内への
水供給量を算出しているが、これらの材料が混練部内に
供給された状態では水分が混練部の下部近傍に浸漬して
いくため、混練部内における水分量が測定箇所によって
不均一となり、混練前の砂および砂利に含まれる正確な
水分量の測定は困難であった。そのため、混練部内への
最終的な供給水量の決定は、熟練オペレータによる目視
に基づいて行われているのが現状であった。
このような点に鑑みて、混練部におけるモータのトル
クから内部のコンクリートの流動状態を換算する方法も
考えられている。この方法では、撹拌時に駆動源である
モータの電力量がトルクと回転数との積に比例すること
に着目して電力値と回転数とからトルクを計算すること
でスランプ値に換算していた。
ところが、前者のオペレータの目視による場合には、
オペレータのいわば勘に依存する部分が大きく、オペレ
ータによってその判断が区々となる可能性があり、安定
した品質のコンクリートを大量に提供できないという難
点があった。
また、後者の技術では、モータの回転数が一定である
という前提にその電力量からトルク計測を行っている
が、モータには電圧変動の影響があり、単純に電力量を
積算してトルクを算出しただけでは誤差が多く、正確な
スランプ値への換算が困難であった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、水分含有量の安定したコンクリートを
大量に製造可能とすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、接合材と骨材と水とを供給、混練する混練
部の流出管から流出されたコンクリートが、前記流出管
の端縁が入り込んでいる運搬手段の受け口に堆積してい
るときの挙動形状を撮影するカメラと、前記カメラから
の撮像信号を処理する画像処理部とを備え、前記撮像信
号から得られた画像を分析して前記流出管の端縁から前
記コンクリートの最高面までの高さと、前記流出管の側
面と隆起状態の前記コンクリート面との角度とを検出
し、前記高さ及び前記角度に基づいて前記コンクリート
の流動特性を判定することを特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、コンクリートの流動状態によ
って混練部から流出された際の挙動形状にも差異がある
点に着目している。
すなわち、この挙動形状を画像認識してその特徴値を
比較することによって、コンクリートの流動特性を客観
的に検出することが可能となる。したがって、この検出
値に基づいて水分量をフィードバック制御することによ
って、品質の安定したコンクリートを定常的に製造する
ことができ、コンクリート製造の完全自動化を実現する
ことができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である検査装置の概略を示
すためのものであり、同図(a)〜(c)はそれぞれミ
キサー車の受け口におけるコンクリートの状態を示す説
明図である。
本実施例の検出装置は、主としてCCDカメラ23と、レ
ーザスリット光源22と、画像処理部である静止画生成装
置9および制御部5とで構成されている。
混練部1(図2)から流出され、運搬手段であるミキ
サー車の受け口21に落下したコンクリート3は、その挙
動形状をCCDカメラ23によって撮影される。
CCDカメラ23による撮影画像は静止画生成装置9およ
びVTR10を経てCRTモニタ12および制御部5に送出され
る。制御部5では、撮影画像信号を二値化あるいは多値
化処理してその画素を分析する。
具体的には、コンクリート3の特徴形状として、流出
管24の受け口21に入り込んでいる口端部からコンクリー
ト面までの高さhと、管側面と隆起状態のコンクリート
面との角度θが撮影画像の画素分析により算出される。
そしてこれらの特徴量hとθとよりコンクリート3のス
ランプ値を換算する。
たとえば、水分量が比較的少ないコンクリート3で
は、コンクリート3は隆起状態となるため、θはより鋭
角となり、hも大となる(第1図(a))。一方、水分
量が多い場合には隆起はなだらかになるため、特徴量θ
は鈍角となり、hも小さくなる(第1図(c))。そし
て、水分量が両者の中間である場合には、θおよびhも
これらの中間の値となる(第1図(b))。
このような、スランプ値の検出結果に基づく制御方法
をブロック図で示したものが第2図である。すなわち、
本実施例の如き検出装置で得られた検出値、たとえばθ
およびhの特徴値は制御部5の有する記憶部33内に格納
されたデータと比較されてスランプ値に換算される。そ
してこの換算スランプ値は、制御部5の有する目標値と
比較され、この目標値を0とするような制御量が制御部
5によって決定される。この制御量に基づいて制御部5
は水供給バルブ34を開閉して混練部1への水分供給量を
調整する。混練部1内では制御結果に基づく新たなスラ
ンプ値が検出されてこれに基づきフィードバック制御が
繰り返される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、コンクリートの流動特性を客観的に
検出することが可能となるため、この検出値に基づいた
最適な水分量の供給が可能となる。この結果、品質の安
定したコンクリートを大量かつ定常的に供給することが
できる。
また、前記により製造工程の完全自動化を実現するこ
とができ、効率的なコンクリートの供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である検査装置の概略を示す
ためのものであり、(a)〜(c)はそれぞれミキサー
車の受け口におけるコンクリートの状態を示す説明図、
第2図は本実施例に基づく制御方法を説明するためのブ
ロック図である。 1……混練部、3……コンクリート、5……制御部(画
像処理部)、23……CCDカメラ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 一夫 東京都千代田区富士見2丁目10番26号 前田建設工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−46629(JP,A) 特開 昭58−135438(JP,A) 実開 平3−77605(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合材と骨材と水とを供給、混練する混練
    部の流出管から流出されたコンクリートが、前記流出管
    の端縁が入り込んでいる運搬手段の受け口に堆積してい
    るときの挙動形状を撮影するカメラと、 前記カメラからの撮像信号を処理する画像処理部とを備
    え、 前記撮像信号から得られた画像を分析して前記流出管の
    端縁から前記コンクリートの最高面までの高さと、前記
    流出管の側面と隆起状態の前記コンクリート面との角度
    とを検出し、 前記高さ及び前記角度に基づいて前記コンクリートの流
    動特性を判定することを特徴とするコンクリートの流動
    特性検出装置。
JP1990047541U 1990-05-07 1990-05-07 コンクリートの流動特性検出装置 Expired - Fee Related JP2518793Y2 (ja)

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JP7122276B2 (ja) * 2019-03-04 2022-08-19 鹿島建設株式会社 品質評価装置及び品質評価方法
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