JP2518161Y2 - 吸音材料取付金具 - Google Patents

吸音材料取付金具

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JP2518161Y2
JP2518161Y2 JP12668290U JP12668290U JP2518161Y2 JP 2518161 Y2 JP2518161 Y2 JP 2518161Y2 JP 12668290 U JP12668290 U JP 12668290U JP 12668290 U JP12668290 U JP 12668290U JP 2518161 Y2 JP2518161 Y2 JP 2518161Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、吸音材料を取付ける際に使用する吸音材料
取付金具の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来は、吸音材料を取付ける場合に、第3図に示すよ
うなピン101を使用していた。ピン101は、台座103にそ
の基端を固定されている。
かかる構成の金具を使用して吸音材料105を取付ける
場合には、まず、台座103を接着剤によって取付面107に
固定する。そして、吸音材料105をピン101に刺して台座
103に密着させた状態で固定する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の構成によると次のような問題があった。
一般に、吸音材料105としては、グラスウール等の多
孔質性のものが使用される。この種の吸音材料105にあ
っては、低音域での吸音効果が中・高音域での吸音効果
に比べて低いという特性がある。
そこで、そのような低音域における吸音効果を高める
場合には、吸音材料105の厚さ(d)を厚くする、或
は、吸音材料105の背面側に空気層を設けるといった手
段が考えられる。
しかしながら、吸音材料105の厚さ(d)を厚くすれ
ば、それだけ物量が増大してコストが上昇してしまうと
いう問題があった。
又、従来の場合には、吸音材料105が台座103ひていは
取付面107に略密着した状態で取付けられるために、吸
音材料105の背面側に空気層を設けることができないと
いう事情があり、結局、低音域での吸音効果を向上させ
ることができないという問題があった。
又、吸音材料105を取付面107に略密着させた状態で取
付けているので、施工段差或は反りが吸音材料105の表
面に反映され易く、良好な仕上状態を得ることができな
いおそれがあった。
さらに、取付面107に凹凸がある場合には、下地処理
を行うか或はその凹凸に沿った状態で吸音材料105を取
付けなければならず、作業が煩雑になってしまうという
問題があった。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその
目的とするところは、物量を増大させることなく低音域
での吸音効果を向上させるとともに、取付作業を容易に
することが可能な吸音材料取付金具を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するべく本願考案による吸音材料取付
金具は、取付面に固定される台座と、上記台座に固定さ
れた吸音材料に差し込まれるピンと、上記ピンの任意の
位置に取付けられ上記吸音材料を反台座側に支持する支
持プレートと、を具備したことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
まず、台座を取付面に固定する。次に、ピンの先端部
に吸音材料を差し込んで、支持プレートに密着させる。
つまり、支持プレートと取付面との間に空気層が形成
されることになり、それによって、吸音材料の厚さを厚
くすることなく、低音域での吸音効果を向上させるもの
である。
又、空気層を設けたことにより、取付面に凹凸がある
ような場合にも、その凹凸を吸収することができる等、
取付作業の容易化にも大きく寄与する。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図を参照して本考案の一実施例
を説明する。第1図は本実施例による吸音材料取付金具
の構成を示す斜視図であり、まず、台座1がある。この
台座1は、取付面3に接着剤によって接着・固定される
プレート5と、このプレート5の中央に突設されたボス
7とから構成されている。
上記ボス7には第2図に示すように凹部9が形成され
ていて、該凹部9内には、ピン11の基端部が挿入・固定
されている。上記ピン11の先端は刺状に形成されてお
り、又、ピン11には雄ねじ部13が形成されている。
上記ピン11には支持プレート15がピン11の軸方向に移
動可能に取付けられている。すなわち、支持プレート15
の中央部には貫通孔が形成されていて、該貫通孔には上
記雄ねじ部13に螺合する雌ねじ部(第2図に示す)17が
設けられている。よって、支持プレート15を適宜の方向
に回転させることにより、ピン11に沿って移動させるこ
とができる。
かかる構成をなす吸音材料取付金具を使用して吸音材
料19を取付ける場合には、第2図に示すような状態で行
う。まず、台座1のプレート3を接着剤によって取付面
3に接着・固定する。
次に、支持プレート15をピン11に沿って適宜の方向に
移動させることにより、その位置を決定する。
次に、吸音材料19をピン11の先端部に差し込んで、支
持プレート15に密着させた状態とする。そして、支持プ
レート15より突出したピン11の先端部にキャップ21を被
冠・固定して完了する。そして、支持プレート15と取付
面3との間には、空気層23が形成されたことになる。
以上本実施例によると次のような効果を奏することが
できる。
まず、空気層23を形成することが可能となり、それに
よって、低音域における吸音効果を向上させることがで
きる。
その際、吸音材料19の厚さ(d)を厚くする必要はな
く、寧ろ、空気層23を設けたことにより低音域での吸音
効果が向上するので、薄くすることができるとともに、
密度が低い材料を使用することが可能となる。
支持プレート15の位置を適宜変更することにより、空
気層23の厚さ(d′)を調整することができるので、そ
れによって、低音域における吸音効果の調整が可能とな
る。
取付面3の表面に凹凸があるような場合にも、その凹
凸を空気層によって吸収できるので、下地処理が不要に
なる等、吸音材料19の取付作業が簡単になる。
施工誤差によって、吸音材料19の表面に段差或は反り
が生じた場合にも、支持プレート15の位置を適宜調整す
ることにより、容易に吸収することができ、良好な仕上
面を提供することが可能となる。
尚、本考案は前記一実施例に限定されるものではな
い。
台座1、支持プレート15等の形状、大きさ、ピン11の
長さ、形状等については図示するものに限定されず、状
況に応じて種々のものが考えられる。
支持プレート15をピン11に沿って移動可能にするか固
定するかについては任意であり、又、移動させる場合に
も、その移動手段としては、ネジ方式以外にも公知のあ
らゆる手段の採用が可能である。
又、支持プレート15をピン11に固定とした場合には、
支持プレート15からピン11の先端までの距離が異なる複
数種類のものを準備して(例えば、25mm、50mm、100mm
の3種類)、厚さ(d)の異なる様々な吸音材料19に対
応することが考えられる。
同様に、空気層23の厚さ(d′)についても、低音吸
収を行う周波数によって異なるので、支持プレート15と
台座1との距離が異なる複数種類のものを用意してお
き、種々のレースに対応することが考えられる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案による吸音材料取付金具に
よると、取付面との間に空気層を形成することが可能と
なり、吸音材料の厚さを厚くする等物量の増大を来すこ
となく、低音域での吸音効果の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す図で、第1
図は吸音材料取付金具の斜視図、第2図は吸音材料を取
付けた状態を示す図、第3図は従来の吸音材料取付金具
の斜視図である。 1……台座、11……ピン、15……支持プレート、19……
吸音材料

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付面に固定される台座と、上記台座に固
    定された吸音材料に差し込まれるピンと、上記ピンの任
    意の位置に取付けられ上記吸音材料を反台座側に支持す
    る支持プレートと、を具備したことを特徴とする吸音材
    料取付金具。
JP12668290U 1990-11-30 1990-11-30 吸音材料取付金具 Expired - Lifetime JP2518161Y2 (ja)

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JPH0485395U JPH0485395U (ja) 1992-07-24
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