JP2518008Y2 - 扉開閉用ダンパ構造 - Google Patents

扉開閉用ダンパ構造

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JP2518008Y2
JP2518008Y2 JP1990031343U JP3134390U JP2518008Y2 JP 2518008 Y2 JP2518008 Y2 JP 2518008Y2 JP 1990031343 U JP1990031343 U JP 1990031343U JP 3134390 U JP3134390 U JP 3134390U JP 2518008 Y2 JP2518008 Y2 JP 2518008Y2
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door
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damper
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案はダンパ構造に関し、特に本体に枢支され、か
つ開方向に付勢された扉の開動作を緩かにするためのダ
ンパ構造に関する。
<従来の技術> 例えば空調装置の室内器に於て内部に着脱可能に保持
されたフィルタを定期的に清掃或いは交換するべく該室
内器本体の前面に設けられた板状のフロントグリル
(扉)を開閉可能とする必要がある。
このような装置に於ては、従来、上記フロントグリル
の下縁部にて前倒可能に枢支し、かつその上縁部に公知
のロック機構を設けている。そして、通常は閉状態でロ
ックし、ロック状態を解除するとフロントグリルが自重
にて前傾し、内部フィルタを取外すことができるように
なっている。ここで、フロントグリルが前傾したときに
適当な角度で保持されるように本体とフロントグリルと
の間には、その縁部側に紐が掛渡されている。この紐の
フロントグリル側端部にはフロントグリルの対応フック
に引掛けるフックが設けられており、このフックを取外
すことによりフロントグリルを上記角度よりも大きく前
倒させることができるようになっている。
しかるに、上記したように自重でフロントグリルが開
くことから、そのときの動作が急激であり、美観を損ね
ると云う問題があった。また、フィルタを取外す際に紐
が不定形なためにフィルタの縁に引掛り易く、取外し作
業が煩雑になりがちであった。更に、メンテナンス時に
上記フックを取外し、フロントグリルを大きく前倒させ
た後、再びフックをフロントグリルに引掛ける必要があ
るが、場合によっては不定形な紐が内部機構の隙間等に
挟まり、その作業が厄介になる問題があった。
また、ダンパ機構を別途設けることも考えられるが、
扉の開度規制機構及びダンパ機構の構造が複雑になり、
製造時の作業が煩雑になると共に部品等の管理がやっか
いになりがちであった。
<考案が解決しようとする課題> このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目
的は、本体に対する扉のスムースな開閉動作及び美観を
確保し、本体と扉との係合/離脱が容易であり、しかも
構造が簡便で組み立て前の部品管理などが容易な扉開閉
用ダンパ構造を提供することにある。
[考案の構成] <課題を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、本体に開閉自在
に枢支されると共に開方向に向けて付勢された扉の開動
作を緩かにするためのダンパ構造であって、着脱自在な
係合手段をもって前記本体及び前記扉のいずれか一方に
一端が係合され、かつ枢支されたアームと、前記本体及
び前記扉のいずれか他方にて前記アームの他端を該アー
ムに直交しない方向に移動自在にガイドするガイド手段
と、前記ガイド手段の延在方向に沿って延設されたラッ
クギヤと、前記ラックギヤに歯合するように前記アーム
の他端に枢支されたピニオンギヤと、前記ピニオンギヤ
の回転方向の力を減衰するべく該ギヤに付設されたダン
パとを有し、前記着脱自在な係合手段が、係合する一方
に設けられた枢軸と、係合する他方に設けられ、かつ前
記枢軸を受容する溝が形成された溝部材と、前記係合す
る他方に設けられ、かつ前記溝と共に前記枢軸に弾発的
に係合してこれを抜け止めすることにより前記溝部材と
共に前記枢軸の軸受をなす弾発係合片とを有することを
特徴とする扉開閉用ダンパ構造を提供することにより達
成される。
<作用> このようにすれば、扉の開閉動作がスムースになり、
同時に扉の開角度を規制することができる。また、扉の
開角度を規制する状態と規制しない状態とを係合手段の
簡単な係合/離脱動作で選択することができ、しかも扉
の開度規制用のアームがダンパ機構用のアームを兼ねる
と共にアーム一端の係合手段がそのまま該アームの枢支
構造をなしていることから、部品点数及び組み付け工数
が削減される。
<実施例> 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例に
ついて詳細に説明する。
第1図は本考案が適用された空調装置の室内器の構成
を簡単に示す斜視図である。箱状の本体1の前面部に
は、扉としてのフロントグリル2がその下縁枢支部3を
もって前倒即ち矢印の方向に傾倒可能に枢支されてい
る。また、フロントグリル2の上縁部中央には、本体1
側の対応する部分に設けられた公知のハートカムを利用
したラッチ4に係合するための拡頭突部5が設けられて
いる。更に、フロントグリル2の側縁中央と本体1側の
対応する部分との間にはフロントグリル2の開閉動作を
緩かにすると共にその開角度を規制するためのダンパ構
造6が設けられている。
次にダンパ構造6について第2図〜第5図を参照して
詳細に説明する。フロントグリル2の側縁部中央には舌
片状の軸支持部7が突設され、該軸受には枢軸8が固設
されている。この枢軸8にはアーム9がその一端に設け
られた弾発係合部10をもって上下方向に回動自在に枢支
されている。弾発係合部10は溝部材としてのケーシング
10aと該ケーシングの両側壁に設けられた溝部10bと、枢
軸8を保持するべく溝部10bの一部を覆う拡頭部10dを有
すると共にケーシング10aに立設された弾発係合片とし
ての舌片10cとから構成されている。
一方、第5図に良く示すように、アーム9の他端に
は、両側壁12a、12bを有するケーシング12と、該ケーシ
ングに枢支されたピニオンギヤ13と、同じくケーシング
12に保持され、かつ回転軸15に固着されたギヤ16が上記
ピニオンギヤ13に歯合する回転式ダンパ14とを有するピ
ニオン部11が設けられている。このピニオン部11のピニ
オンギヤ13を枢支する軸17は、本体1側に固着されたラ
ックホルダ19の両側壁部19a、19bに穿設されると共にア
ーム9の枢軸8を中心とする回転方向の接線方向に延在
する長孔21に上下方向に移動可能にガイドされている。
また、ラックホルダ19の下端面には上記したピニオンギ
ヤ13と歯合するラックギヤ22が両長孔21と平行に延設さ
れている。
従って、アーム9のピニオン部11が長孔21の延在方向
に沿ってダンパ14の減衰力を受けつつ移動することによ
り、フロントグリル2がアーム9の規制を受けつつ所定
の範囲で緩かに開閉する。
実際にフロントグリル2が閉じた状態(第2図)から
第4図に示すように開くためには、まずフロントグリル
2の上縁中央部を押圧することによりロック装置4から
拡頭突部5を離脱させる。すると、フロントグリル2が
自重により第1図に矢印に示す方向に緩かに傾倒し第4
図に実線で示すようにアーム9及び長孔21により規制さ
れる角度に停止する。そして内部の図示されないフィル
タ等を着脱することとなる。ここで、内部機構のメンテ
ナンス等の目的でフロントグリル2を更に開きたい場合
には舌片10cを枢軸8から離反する方向に押圧して弾性
変形させ、枢軸8と弾発係合部10との係合状態を解除す
る。すると、第4図に想像線で示すようにアーム9が垂
下した状態で停止すると共にフロントグリル2が自由に
傾倒するようになる。そして、再びアーム9の弾発係合
部10を枢軸8に係合させるには、フロントグリル2及び
アーム9を持上げ、その弾発係合部10の溝部10bを枢軸
8に押込み弾発的に係合させれば良い。
尚、本考案は上記実施例に限定されず様々な応用が可
能であることは云うまでもなく、例えば上記実施例では
本考案に基づくダンパ構造を空調装置の室内器に於ける
フロントグリルの開閉機構に適用したが、乗用車内の収
納ボックス、電子レンジの開閉扉、その他開閉する扉を
用いる家具等に容易に応用することができる。
[考案の効果] このように本考案によれば、本体に対して扉が開閉す
る構造に於て、アーム及び本体のいずれか一方に着脱可
能にアームの一端を枢支し、他端を該アームの回動方向
の接線方向に沿ってガイドし、この他端に枢支されたピ
ニオンギヤを上記扉及び本体のいずれか他方に固着され
たラックギヤに歯合させ、かつダンパをもってピニオン
ギヤに減衰力を作用させることにより扉の開閉動作がス
ムースになり美観が向上する。また、上記したアームの
一端枢支部の着脱が容易であり、かつアームが定まった
範囲でのみ回動することから扉の開閉作業が容易にな
る。扉の開度規制用のアームがダンパ機構用のアームを
兼ねると共にアーム一端の係合手段がそのまま該アーム
の枢支構造をなしていることから、部品点数及び組み付
け工数が削減される。以上のことから本考案の効果は大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された空調装置の室内器を示す模
式的斜視図である。 第2図は第1図の要部側面断面図である。 第3図は第2図のIII−III線について見た平面矢視図で
ある。 第4図は本実施例の作動要領を示す要部断面側面図であ
る。 第5図は、第2図〜第4図のピニオン部のみを拡大して
示す斜視図である。 1…本体、2…フロントグリル 3…枢支部、4…ラッチ 5…拡頭突部、6…ダンパ構造 7…軸支持部、8…枢軸 9…アーム、10…弾発係合部 10a…ケーシング、10b…溝 10c…舌片、10d…拡頭部 11…ピニオン部、12…ケーシング 12a、12b…側壁部 13…ピニオンギヤ、14…ダンパ 15…回転軸、16…ギヤ 17…枢軸、19…ラックホルダ 19a、19b…側壁部 20…長孔、22…ラックギヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に開閉自在に枢支されると共に開方向
    に向けて付勢された扉の開動作を緩かにするためのダン
    パ構造であって、 着脱自在な係合手段をもって前記本体及び前記扉のいず
    れか一方に一端が係合され、かつ枢支されたアームと、 前記本体及び前記扉のいずれか他方にて前記アームの他
    端を該アームに直交しない方向に移動自在にガイドする
    ガイド手段と、 前記ガイド手段の延在方向に沿って延設されたラックギ
    ヤと、 前記ラックギヤに歯合するように前記アームの他端に枢
    支されたピニオンギヤと、 前記ピニオンギヤの回転方向の力を減衰するべく該ギヤ
    に付設されたダンパとを有し、 前記着脱自在な係合手段が、係合する一方に設けられた
    枢軸と、係合する他方に設けられ、かつ前記枢軸を受容
    する溝が形成された溝部材と、前記係合する他方に設け
    られ、かつ前記溝と共に前記枢軸に弾発的に係合してこ
    れを抜け止めすることにより前記溝部材と共に前記枢軸
    の軸受をなす弾発係合片とを有することを特徴とする扉
    開閉用ダンパ構造。
JP1990031343U 1990-03-27 1990-03-27 扉開閉用ダンパ構造 Expired - Lifetime JP2518008Y2 (ja)

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