JP2517897Y2 - 電波発生用ゴムマット - Google Patents

電波発生用ゴムマット

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JP2517897Y2
JP2517897Y2 JP1990403191U JP40319190U JP2517897Y2 JP 2517897 Y2 JP2517897 Y2 JP 2517897Y2 JP 1990403191 U JP1990403191 U JP 1990403191U JP 40319190 U JP40319190 U JP 40319190U JP 2517897 Y2 JP2517897 Y2 JP 2517897Y2
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JP
Japan
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rubber
plate
rubber mat
central region
mat
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Application number
JP1990403191U
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English (en)
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JPH0490293U (ja
Inventor
徹男 三宅
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Maxell Kureha Co Ltd
Original Assignee
Kureha Elastomer Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電波発生用ゴムマッ
トに関し、例えば商店の出口の床上等に敷いて上方に電
波を放射し、この領域を特定の商品が通過したときに警
報装置を作動させるために使用される。
【0002】
【従来の技術】商店の出口の床下や壁、またはカウンタ
台の脚部等に凹部を形成し、この凹部に発振回路と接続
されているコイルを収納して遮蔽し、このコイルから特
定周波数の電波を放射する一方、特定の商品に上記電波
を乱す性質の物体を取付けておき、この特定の商品が上
記電波の放射領域に進入したとき、警報装置を作動させ
て盗難を防止することが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、床下その他に凹部を形成し、この凹部にコイルを収
納し、さらに遮蔽していたので、床下等に凹部を形成し
たり、遮蔽したりするための面倒な工事を必要とし、か
ついったん取付けたコイルを他の場所に移動することが
困難であった。
【0004】この問題を解決するため、未加硫ゴムから
なる長方形の2枚の板の間に絶縁導線を長方形の渦巻き
線状に巻いて作られた薄板状コイルを挟み、しかるのち
加硫接着し、得られたゴムマットを商店の出口の床上等
に置くことが試みられたが、この場合は加硫時における
ゴムと絶縁導線の熱膨張率の差が大きいため、加硫後に
上記のゴムマットが大きく波を打ち、マットとして使用
できなくなるという問題があった。また、上記のゴムマ
ット上に体裁の良好なカーペットを重ねて敷いた場合
は、このカーペットが足で踏まれる度にその位置がずれ
るという問題があった。
【0005】この考案は、床上の任意位置に単に置いて
使用することができ、その際に波を打つことがなく、ま
た他のカーペットを重ねて敷いた際に位置ずれの生じる
ことがない電波発生用ゴムマットを提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係る電波発生
用ゴムマットは、ゴム板と、このゴム板の中央領域を除
く外側領域の層中に埋設された薄い板状コイルとからな
り、この板状コイルが絶縁導線を上記中央領域の周囲に
渦巻き状に巻いて形成されており、上記ゴム板の中央領
域のほぼ全域にわたって1個ないし多数個の孔が穿孔さ
れていることを特徴とする。上記のゴムマットは、ゴム
複合物からなる2枚のゴムシート間に板状コイルを挟ん
で加硫し、しかるのち中央領域に穿孔して作られる。な
お、加硫条件は、圧力5〜50kg/mm2 、温度140〜
170℃、時間10〜60分が好ましい。
【0007】
【作用】上記の電波発生用ゴムマットを所望の床上に敷
いて、板状コイルの引き出し線を発振回路に接続する
と、上記ゴムマットの上方に電波が放射される。しかし
てゴム板の中央領域のほぼ全域にわたって1個ないし多
数個の孔が穿孔されて中央領域の剛性が低下しているた
め、波打ちが消えてゴムマット全体が平坦になる。そし
て、このゴムマットの上にカーペットを重ねたときは、
上記中央領域の孔にカーペット下面が引っ掛かり、その
ためカーペットの位置ずれが生じない。なお、多数個の
孔をあけるときの配列は、格子状配列よりも千鳥状配列
の方が効果的であり、好ましい。
【0008】
【実施例】図1に示す実施例は、長方形のゴム板1と、
このゴム板1の層中に埋設された長方形の板状コイル2
とで構成されている。図中、一点鎖線で描かれた長方形
Nの内側を中央領域1Aとし、外側を外側領域1Bとし
たとき、この外側領域1Bに上記の板状コイル2が埋設
され、内側領域1Aには多数の孔3がゴム板1を貫通す
るように開けられている。そして、板状コイル2の引き
出し線2aは、ゴム板1の外側に突出される。
【0009】上記のゴムマットを製造するため、下記処
方のゴム複合物を用意した。
【0010】次いで、第2図に示すように、上記のゴム
複合物で2枚の長方形のゴムシート11、12(長さ1
500mm、幅500mm、厚さ3.5mm)を成形した。一
方、架橋ポリエチレンで被覆した絶縁導線(直径1.2
5mm)を使用し、長方形N(長辺の長さ1100mm、短
辺の長さ250mm)の外側領域11Bに入る大きさの板
状コイル2を製作した。そして、上記2枚のゴムシート
11、12の間に板状コイル2を挟んで加硫し、しかる
のち中央領域11Aに、第1図に示すように長方形の孔
3(幅14mm、長さ25mm)を多数個、幅方向のピッチ
46mm、長さ方向のピッチ50mmの千鳥状に穿孔した。
【0011】上記のゴムマット10は、加硫直後に存在
していた波打ちが完全に消失し、きれいな平板形状を示
した。このゴムマット10を、第3図に示すように床F
上に敷き、その上にほこり取りマット20を重ねて使用
したところ、このほこり取りマット20の下面がゴムマ
ット10の孔3と係合し、そのためほこり取りマット2
0のずれが生じなかった。
【0012】図4に示す実施例は、図1の多数個の小さ
い孔3の代わりに1個の大きい孔4を中央領域1Aの全
域にわたって穿孔したものである。この場合は、ほこり
取りマット20を重ねた際の窪みが大きくなる反面、そ
のずれが一層確実に防止される。
【0013】
【考案の効果】上記のとおり、この考案は、ゴム板の外
側領域に板状コイルを埋設したものであるから、床上の
任意の場所に単に敷くだけで盗難防止の目的に使用する
ことができ、従来のように床を掘ったり、壁に凹部を形
成したりして、その表面を覆う等の面倒な工事を必要と
しない。そして、上記ゴム板の内側領域には、その全域
にわたって1個または多数個の孔が穿孔されているの
で、このゴムマットが大きく波を打つことがなく、また
その上にほこり取りマット等を重ねて使用した際に、こ
のほこり取りマットの位置がずれることがない。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の一部を破断した斜視図であ
る。
【図2】製造法を説明する斜視図である。
【図3】使用状態を説明する断面図である。
【図4】他の実施例の一部を破断した平面図である。
【符号の説明】
1:ゴム板 1A、11A:中央領域 1B、11B:外側領域 2:板状コイル 3、4:孔 10:ゴムマット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム板と、このゴム板の中央領域を除く外
    側領域の層中に埋設された薄い板状コイルとからなり、
    この板状コイルが絶縁導線を上記中央領域の周囲に渦巻
    き状に巻いて形成されており、上記ゴム板の中央領域の
    ほぼ全域にわたって1個ないし多数個の孔が穿孔されて
    いることを特徴とする電波発生用ゴムマット。
JP1990403191U 1990-12-12 1990-12-12 電波発生用ゴムマット Expired - Lifetime JP2517897Y2 (ja)

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JPH0490293U JPH0490293U (ja) 1992-08-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3919704A (en) * 1972-12-04 1975-11-11 Check Mate Systems Inc System and method for detecting unauthorized removal of goods from protected premises, and magnet detecting apparatus suitable for use therein
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