JP2517794B2 - 鉄道分岐部の走行路接続装置 - Google Patents
鉄道分岐部の走行路接続装置Info
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- JP2517794B2 JP2517794B2 JP2339114A JP33911490A JP2517794B2 JP 2517794 B2 JP2517794 B2 JP 2517794B2 JP 2339114 A JP2339114 A JP 2339114A JP 33911490 A JP33911490 A JP 33911490A JP 2517794 B2 JP2517794 B2 JP 2517794B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄道分岐部において分岐軌道と連結軌道の走
行路同士を接続するための走行路接続装置に関するもの
である。
行路同士を接続するための走行路接続装置に関するもの
である。
鉄道の分岐部は、一般的には一つの分岐軌道を複数の
連結軌道の間で移動させて列車進路を切換えるように構
成される。
連結軌道の間で移動させて列車進路を切換えるように構
成される。
浮上式鉄道の分岐部を例にとって説明すると、第5図
において、Aはたとえば分岐始点側の本線軌道、Bは連
結軌道の一つとしての分岐終点側の本線軌道(以下、第
1連結軌道という)、Cはたとえば列車を中間駅に引込
むための別の連結軌道としての側線軌道、Dは分岐軌道
である。
において、Aはたとえば分岐始点側の本線軌道、Bは連
結軌道の一つとしての分岐終点側の本線軌道(以下、第
1連結軌道という)、Cはたとえば列車を中間駅に引込
むための別の連結軌道としての側線軌道、Dは分岐軌道
である。
分岐軌道Dは、長さ方向の複数個所で垂直軸P…まわ
りに屈折可能に構成され、この分岐軌道Dを、基端部が
分岐始点側本線軌道Aに垂直軸Qまわりに回動可能に連
結された状態で、図示しない台車により、先端部が第1
連結軌道Bに連結される第5図実線で示す第1分岐位置
と、先端部が第2連結軌道Cに連結される第5図仮想線
の第2分岐位置との間で移動させることにより、列車進
路を切換えるようにしている。
りに屈折可能に構成され、この分岐軌道Dを、基端部が
分岐始点側本線軌道Aに垂直軸Qまわりに回動可能に連
結された状態で、図示しない台車により、先端部が第1
連結軌道Bに連結される第5図実線で示す第1分岐位置
と、先端部が第2連結軌道Cに連結される第5図仮想線
の第2分岐位置との間で移動させることにより、列車進
路を切換えるようにしている。
このような鉄道分岐部においては、両分岐位置で分岐
軌道Dと両連結軌道B,Cの走行路D1,B1,C1同士を、相対
向する端部で走行衝撃を起こす段差が生じない面一状態
で接続する必要がある。
軌道Dと両連結軌道B,Cの走行路D1,B1,C1同士を、相対
向する端部で走行衝撃を起こす段差が生じない面一状態
で接続する必要がある。
一方、軌道切換時における分岐軌道先端部の移動軌跡
は、気温の変化による分岐軌道Dの長さ変化等によって
一定しないため、軌道切換時には、走行路端部同士の干
渉を防止する必要がある。
は、気温の変化による分岐軌道Dの長さ変化等によって
一定しないため、軌道切換時には、走行路端部同士の干
渉を防止する必要がある。
従来、この走行路の接続装置として第6,7図に示すも
のが公知である。図では分岐軌道Dが第1分岐位置にセ
ットされた状態を例示している。
のが公知である。図では分岐軌道Dが第1分岐位置にセ
ットされた状態を例示している。
両軌道D,Bの走行路D1,B1の相対向する端部において、
列車の車輪(ゴムタイヤ)Hが通る左右二個所に凹部1,
2が設けられ、分岐軌道側凹部1に固定プレート3、連
結軌道側凹部2に可動プレート4が、それぞれ上面が走
行路D1,B1と面一となる状態で設けられている。
列車の車輪(ゴムタイヤ)Hが通る左右二個所に凹部1,
2が設けられ、分岐軌道側凹部1に固定プレート3、連
結軌道側凹部2に可動プレート4が、それぞれ上面が走
行路D1,B1と面一となる状態で設けられている。
可動プレート4は、凹部2に固定された支持板5に走
行路長さ方向にスライド可能に支持され、油圧シリンダ
6の押し引き作用により、この可動プレート4が、図示
のように先端が固定プレート3の端面に当接する接続位
置と、同端面から離間する接続解除位置との間で移動し
うるように構成されている。
行路長さ方向にスライド可能に支持され、油圧シリンダ
6の押し引き作用により、この可動プレート4が、図示
のように先端が固定プレート3の端面に当接する接続位
置と、同端面から離間する接続解除位置との間で移動し
うるように構成されている。
なお、可動プレート4と支持板5とは、櫛歯状部分4
a,5aで噛み合わされ、互いの上面が面一状態に保たれて
いる。また、第7図中、7は固定プレート取付用のブラ
ケット、8は支持板取付用のブラケットである。
a,5aで噛み合わされ、互いの上面が面一状態に保たれて
いる。また、第7図中、7は固定プレート取付用のブラ
ケット、8は支持板取付用のブラケットである。
ところが、このような油圧シリンダ駆動式の走行路接
続装置によると、油圧シリンダ用制御弁とその制御装
置、電気配線および油圧配管等の種々の設備が必要とな
るため、設備コストが高くつくとともに、メンテナンス
が面倒でその費用も高くなる。
続装置によると、油圧シリンダ用制御弁とその制御装
置、電気配線および油圧配管等の種々の設備が必要とな
るため、設備コストが高くつくとともに、メンテナンス
が面倒でその費用も高くなる。
また、構成が複雑となる分、故障も多くなる上に、油
圧特有の問題として、油漏れや、気温の変化によるシリ
ンダ作動油の粘度変化等によって作動が不安定となり易
い。
圧特有の問題として、油漏れや、気温の変化によるシリ
ンダ作動油の粘度変化等によって作動が不安定となり易
い。
そこで本発明は、油圧を用いない簡単な構成で設備を
簡略化しうるとともに、作動の安定性を高めることがで
きる鉄道分岐部の走行路接続装置を提供するものであ
る。
簡略化しうるとともに、作動の安定性を高めることがで
きる鉄道分岐部の走行路接続装置を提供するものであ
る。
本発明は、分岐軌道を、複数の連結軌道に選択的に連
結される複数の分岐位置間で移動させて列車の進路を切
換える鉄道分岐部において、上記分岐軌道および連結軌
道のうちの一方の軌道における走行路の端部に、走行路
長さ方向にスライド可能な可動プレートと、この可動プ
レートを走行路端部から突出させて他方の軌道の走行路
端部に押付ける方向のバネ力を発揮するバネとが設けら
れ、一方、他方の軌道の走行路端部に走行路幅方向にガ
イドレールが設けられるとともに、上記可動プレート
に、このガイドレールに接して可動プレートの走行路端
部からの突出量を規制するガイド部材が設けられてなる
ものである(請求項1)。
結される複数の分岐位置間で移動させて列車の進路を切
換える鉄道分岐部において、上記分岐軌道および連結軌
道のうちの一方の軌道における走行路の端部に、走行路
長さ方向にスライド可能な可動プレートと、この可動プ
レートを走行路端部から突出させて他方の軌道の走行路
端部に押付ける方向のバネ力を発揮するバネとが設けら
れ、一方、他方の軌道の走行路端部に走行路幅方向にガ
イドレールが設けられるとともに、上記可動プレート
に、このガイドレールに接して可動プレートの走行路端
部からの突出量を規制するガイド部材が設けられてなる
ものである(請求項1)。
また、請求項2の発明は、請求項1の構成において、
可動プレートと他方の軌道における走行路の相対向する
端部に、この両者を分岐軌道の各分岐位置で離反不能に
連結する係合部が設けられてなるものである。
可動プレートと他方の軌道における走行路の相対向する
端部に、この両者を分岐軌道の各分岐位置で離反不能に
連結する係合部が設けられてなるものである。
この構成によると、バネ力により可動プレートが他方
の軌道の走行路端部に押付けられて走行路同士の接続状
態が得られる。一方、軌道切換時には、ガイドレールと
ガイド部材とによって可動プレートの突出量が規制され
るため、可動プレートと他方の軌道の走行路端部との干
渉を防止することができる。
の軌道の走行路端部に押付けられて走行路同士の接続状
態が得られる。一方、軌道切換時には、ガイドレールと
ガイド部材とによって可動プレートの突出量が規制され
るため、可動プレートと他方の軌道の走行路端部との干
渉を防止することができる。
このように、走行路接続のための駆動力として油圧に
代えてバネ力を用いることにより、油圧設備が一切不要
となり、構成を格段に簡略化することができる。
代えてバネ力を用いることにより、油圧設備が一切不要
となり、構成を格段に簡略化することができる。
また、故障のおそれがないとともに、油漏れやシリン
ダ作動油の粘度変化といった油圧特有の問題点もなくな
り、作動の安定性を向上させることができる。
ダ作動油の粘度変化といった油圧特有の問題点もなくな
り、作動の安定性を向上させることができる。
また、請求項2の構成によると、列車通過時の車輪の
摩擦力によって接続部分が開いてしまうおそれがなくな
るため、接続状態が一層安定したものとなる。
摩擦力によって接続部分が開いてしまうおそれがなくな
るため、接続状態が一層安定したものとなる。
本発明の実施例を第1図乃至第4図によって説明す
る。
る。
分岐軌道Dおよび第1、第2両連結軌道B,Cにおける
走行路D1,B1,C1の相接続される端部において、車輪が通
る左右二個所に凹部11,12が設けられ、分岐軌道D側の
凹部11に、下側から順にブラケット13、受け板14、ガイ
ドプレート15が設けられ、可動プレート16が、走行路D1
と上面面一状態で、かつ、受け板14上でガイドプレート
15に沿って走行路長さ方向にスライド可能に設けられて
いる。
走行路D1,B1,C1の相接続される端部において、車輪が通
る左右二個所に凹部11,12が設けられ、分岐軌道D側の
凹部11に、下側から順にブラケット13、受け板14、ガイ
ドプレート15が設けられ、可動プレート16が、走行路D1
と上面面一状態で、かつ、受け板14上でガイドプレート
15に沿って走行路長さ方向にスライド可能に設けられて
いる。
なお、ガイドプレート15と可動プレート16は櫛歯状部
分15a,16a同士が噛み合って互いの上面が面一状態に保
たれている。
分15a,16a同士が噛み合って互いの上面が面一状態に保
たれている。
また、可動プレート16および受け板14双方の下面にバ
ネ取付座17,18が相対向して設けられ、この両バネ取付
座17,18間に設けられた圧縮コイルバネ(以下、単にバ
ネという)19により、可動プレート16が走行路がD1の先
端から連結軌道側に突出する方向のバネ力を付与されて
いる。
ネ取付座17,18が相対向して設けられ、この両バネ取付
座17,18間に設けられた圧縮コイルバネ(以下、単にバ
ネという)19により、可動プレート16が走行路がD1の先
端から連結軌道側に突出する方向のバネ力を付与されて
いる。
さらに、可動プレート16の先端部下側にガイドローラ
20が垂直軸21まわりに回転自在に設けられている。
20が垂直軸21まわりに回転自在に設けられている。
一方、両連結軌道B,C側の凹部12には、ブラケット22
を介して固定プレート23が、走行路B1,C1と上面面一状
態で、かつ、先端が走行路B1,C1の端面とほぼ一致する
状態で取付けられ、第1および第2両分岐位置で可動プ
レート16がバネ力によりこの固定プレート23に互いの先
端面で当接して走行路接続状態が得られるようになって
いる。
を介して固定プレート23が、走行路B1,C1と上面面一状
態で、かつ、先端が走行路B1,C1の端面とほぼ一致する
状態で取付けられ、第1および第2両分岐位置で可動プ
レート16がバネ力によりこの固定プレート23に互いの先
端面で当接して走行路接続状態が得られるようになって
いる。
また、可動および固定両プレート16,23の相当接する
端部の下側に雄雌の関係をもって鉤形に折れ曲った係合
部24,25が設けられ、軌道切換時に分岐軌道Dが分岐位
置に到達した時点でこの係合部24,25同士が係合し合う
ことにより、両プレート16,23が離反不能に連結され
る。これにより、列車通過時の車輪の摩擦力による接続
部分の開きが防止される。
端部の下側に雄雌の関係をもって鉤形に折れ曲った係合
部24,25が設けられ、軌道切換時に分岐軌道Dが分岐位
置に到達した時点でこの係合部24,25同士が係合し合う
ことにより、両プレート16,23が離反不能に連結され
る。これにより、列車通過時の車輪の摩擦力による接続
部分の開きが防止される。
また、両連結軌道B,Cには、走行路先端部にガイドレ
ール26が走行路幅方向に設けられている。このガイドレ
ール26は、両走行路B1,C1における固定プレート23の下
側の位置で、全凹部12…に跨って設けられ、可動プレー
ト16のガイドローラ20が、可動プレート16に加えられる
バネ力により常時このガイドレール26に接触している。
第3図中、27はガイドレール取付部材である。
ール26が走行路幅方向に設けられている。このガイドレ
ール26は、両走行路B1,C1における固定プレート23の下
側の位置で、全凹部12…に跨って設けられ、可動プレー
ト16のガイドローラ20が、可動プレート16に加えられる
バネ力により常時このガイドレール26に接触している。
第3図中、27はガイドレール取付部材である。
このガイドローラ20とガイドレール26とにより、可動
プレート16の走行路D1からの突出量が規制され、軌道切
換時に同プレート16が両連結軌道側走行路B1,C1(固定
プレート23を含む)の先端と強く擦れ合うこと(干渉)
が防止され、これらの損傷が防止されるとともに、軌道
切換動作が殆ど抵抗なくスムースに行なわれる。
プレート16の走行路D1からの突出量が規制され、軌道切
換時に同プレート16が両連結軌道側走行路B1,C1(固定
プレート23を含む)の先端と強く擦れ合うこと(干渉)
が防止され、これらの損傷が防止されるとともに、軌道
切換動作が殆ど抵抗なくスムースに行なわれる。
なお、両走行路B1,C1における左右いずれか一方の凹
部12内に第3図仮想線で示すように接続検出用のセンサ
(たとえばリミットスイッチ)28を設け、このセンサ28
によって両分岐位置で可動プレート16と固定プレート23
の接触(接続完了)を検出するようにしてもよい。
部12内に第3図仮想線で示すように接続検出用のセンサ
(たとえばリミットスイッチ)28を設け、このセンサ28
によって両分岐位置で可動プレート16と固定プレート23
の接触(接続完了)を検出するようにしてもよい。
他の実施例 (イ)上記実施例では分岐軌道Dの走行路D1に可動プレ
ート16とバネ19、連結軌道B,Cの走行路B1,C1に固定プレ
ート23を設けたが、これとは逆に、連結軌道側走行路
B1,C1に可動プレート16とバネ19、分岐軌道側走行路D1
に固定プレート23を設けてもよい。
ート16とバネ19、連結軌道B,Cの走行路B1,C1に固定プレ
ート23を設けたが、これとは逆に、連結軌道側走行路
B1,C1に可動プレート16とバネ19、分岐軌道側走行路D1
に固定プレート23を設けてもよい。
(ロ)可動プレート16を固定プレート23に押付けるバネ
として、上記実施例の圧縮バネ19に代えて引張りバネを
用いてもよい。
として、上記実施例の圧縮バネ19に代えて引張りバネを
用いてもよい。
(ハ)上記実施例にように可動プレート16を固定プレー
ト23に接触させて走行路接続状態を得るようにすれば、
この接続部分の密着性が良い等の利点があるが、固定プ
レート23を設けずに、可動プレート16を相手方走行路の
端面(コンクリート面)に押付けるようにしてもよい。
ト23に接触させて走行路接続状態を得るようにすれば、
この接続部分の密着性が良い等の利点があるが、固定プ
レート23を設けずに、可動プレート16を相手方走行路の
端面(コンクリート面)に押付けるようにしてもよい。
(ニ)可動プレート16に設けられるガイド部材として、
上記実施例のローラ20に代えて滑りの良いプラスチック
製の滑子を用いてもよい。
上記実施例のローラ20に代えて滑りの良いプラスチック
製の滑子を用いてもよい。
(ホ)上記実施例では可動および固定両プレート16,23
の先端上部に係合部24,25を設けたが、これに代えて可
動プレート16の先端下部と連結軌道側のブラケット22の
先端部に相係合する係合部を設けてもよい。
の先端上部に係合部24,25を設けたが、これに代えて可
動プレート16の先端下部と連結軌道側のブラケット22の
先端部に相係合する係合部を設けてもよい。
(ヘ)上記実施例では分岐軌道側走行路D1と連結軌道側
走行路B1,C1とを左右二個所で接続する構成をとった
が、この接続個所は車両の車輪配置に応じて決定すれば
よい。
走行路B1,C1とを左右二個所で接続する構成をとった
が、この接続個所は車両の車輪配置に応じて決定すれば
よい。
(ト)上記実施例では、一つの分岐軌道Dと二つの連結
軌道B,Cを備えた鉄道分岐部を例にとったが、連結軌道
が三つ以上の分岐部、または複数の分岐軌道と複数の連
結軌道からなる分岐部にも上記同様に適用することがで
きる。
軌道B,Cを備えた鉄道分岐部を例にとったが、連結軌道
が三つ以上の分岐部、または複数の分岐軌道と複数の連
結軌道からなる分岐部にも上記同様に適用することがで
きる。
また、分岐軌道と連結軌道の双方が相接近する方向に
移動して進路を転換する分岐部にも適用可能である。
移動して進路を転換する分岐部にも適用可能である。
上記のように本発明によるときは、バネ力により可動
プレートを他方の軌道の走行路端部に押付けて走行路同
士を接続し、軌道切換時には、ガイドレールとガイド部
材とにより可動プレートの突出量を規制して、可動プレ
ートと他方の軌道の走行路端部との干渉を防止する構成
としたから、従来の油圧シリンダ駆動式の走行路接続装
置と比較して、油圧シリンダ用制御弁とその制御装置、
電気配線および油圧配管等の各種油圧設備が一切不要と
なり、構成を格段に簡略化することができる。
プレートを他方の軌道の走行路端部に押付けて走行路同
士を接続し、軌道切換時には、ガイドレールとガイド部
材とにより可動プレートの突出量を規制して、可動プレ
ートと他方の軌道の走行路端部との干渉を防止する構成
としたから、従来の油圧シリンダ駆動式の走行路接続装
置と比較して、油圧シリンダ用制御弁とその制御装置、
電気配線および油圧配管等の各種油圧設備が一切不要と
なり、構成を格段に簡略化することができる。
このため、設備コストが安くなるとともに、メンテナ
ンスが容易となり、その費用も安くてすむ。
ンスが容易となり、その費用も安くてすむ。
また、構成が簡単な分、故障のおそれが少ないととも
に、油漏れやシリンダ作動油の粘度変化といった油圧特
有の問題点もなくなり、作動の安定性を向上させること
ができる。
に、油漏れやシリンダ作動油の粘度変化といった油圧特
有の問題点もなくなり、作動の安定性を向上させること
ができる。
また、可動プレートと他方の軌道における走行路の相
対向する端部に、この両者を分岐軌道の各分岐位置で離
反不能に連結する係合部を設けた請求項2の構成による
と、列車通過時の車輪の摩擦力によって接続部分が開い
てしまうおそれがなくなるため、接続の安定性が一層高
いものとなる。
対向する端部に、この両者を分岐軌道の各分岐位置で離
反不能に連結する係合部を設けた請求項2の構成による
と、列車通過時の車輪の摩擦力によって接続部分が開い
てしまうおそれがなくなるため、接続の安定性が一層高
いものとなる。
第1図は本発明の実施例を示す鉄道分岐部の一部平面
図、第2図は第1図の一部拡大図、第3図は第2図III
−III線断面図、第4図は第3図IV−IV線断面図、第5
図は本発明の技術的背景を説明するための鉄道分岐部の
概略平面図、第6図は従来の走行路接続装置を示す平面
図、第7図は第6図VII−VII線拡大断面図である。 B,C……連結軌道、D……分岐軌道、16……可動プレー
ト、19……バネ、20……ガイド部材としてのガイドロー
ラ、23……可動プレートが押付けられる固定プレート、
26……ガイドレール。
図、第2図は第1図の一部拡大図、第3図は第2図III
−III線断面図、第4図は第3図IV−IV線断面図、第5
図は本発明の技術的背景を説明するための鉄道分岐部の
概略平面図、第6図は従来の走行路接続装置を示す平面
図、第7図は第6図VII−VII線拡大断面図である。 B,C……連結軌道、D……分岐軌道、16……可動プレー
ト、19……バネ、20……ガイド部材としてのガイドロー
ラ、23……可動プレートが押付けられる固定プレート、
26……ガイドレール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 月橋 信夫 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財 団法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 杉山 兆旦 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財 団法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 鶴田 裕司 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財 団法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 田仲 秀基 兵庫県加古郡稲美町野寺853―3 (72)発明者 吉田 勝彦 兵庫県高砂市米田町米田933―27
Claims (2)
- 【請求項1】分岐軌道を、複数の連結軌道に選択的に連
結される複数の分岐位置間で移動させて列車の進路を切
換える鉄道分岐部において、上記分岐軌道および連結軌
道のうちの一方の軌道における走行路の端部に、走行路
長さ方向にスライド可能な可動プレートと、この可動プ
レートを走行路端部から突出させて他方の軌道の走行路
端部に押付ける方向のバネ力を発揮するバネとが設けら
れ、一方、他方の軌道の走行路端部に走行路幅方向にガ
イドレールが設けられるとともに、上記可動プレート
に、このガイドレールに接して可動プレートの走行路端
部からの突出量を規制するガイド部材が設けられてなる
ことを特徴とする鉄道分岐部の走行路接続装置。 - 【請求項2】可動プレートと他方の軌道における走行路
の相対向する端部に、この両者を分岐軌道の各分岐位置
で離反不能に連結する係合部が設けられてなることを特
徴とする請求項1記載の鉄道分岐部の走行路接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2339114A JP2517794B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 鉄道分岐部の走行路接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2339114A JP2517794B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 鉄道分岐部の走行路接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04203103A JPH04203103A (ja) | 1992-07-23 |
JP2517794B2 true JP2517794B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=18324392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2339114A Expired - Fee Related JP2517794B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 鉄道分岐部の走行路接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517794B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104499387B (zh) * | 2014-12-30 | 2016-08-24 | 中国铁建重工集团有限公司 | 一种中低速磁浮道岔梁间的连接装置 |
CN107326753A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-11-07 | 中国铁建重工集团有限公司 | 磁浮道岔梁间过渡连接装置及磁悬浮道岔系统 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2339114A patent/JP2517794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04203103A (ja) | 1992-07-23 |
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