JP2517604Y2 - 車間距離検知装置 - Google Patents

車間距離検知装置

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JP2517604Y2
JP2517604Y2 JP1991039326U JP3932691U JP2517604Y2 JP 2517604 Y2 JP2517604 Y2 JP 2517604Y2 JP 1991039326 U JP1991039326 U JP 1991039326U JP 3932691 U JP3932691 U JP 3932691U JP 2517604 Y2 JP2517604 Y2 JP 2517604Y2
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vehicle
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light signal
pulsed light
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忠富 石上
則宏 田宮
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、先行車両との車間距
離を検知して運転者に報知する車間距離検知装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は実開昭60−76279号公報に
示された従来の車間距離検知装置を示す斜視図である。
図において、1は装置の本体、2は送光部の光学レン
ズ、3は受光部の光学レンズ、7はパルス光信号、8は
反射パルス光信号である。また、図6は送光部2を含む
装置の断面図である。図において、4は送光部の光学レ
ンズ2と受光部の光学レンズ3の前面に置いた保護ガラ
スである。図5は図6における保護ガラス4を省略して
いる。
【0003】次にこの装置の動作を説明する。パルス光
信号7を送光し、先行車両によるパルス光信号の反射パ
ルス光信号8を受光する。送光信号から受光信号を受け
取るまで時間と光速とから自車両と先行車両との車間距
離を検知する。この従来の車間距離検知装置では、保護
ガラス4により、送光部の光学レンズ2と受光部の光学
レンズ3が砂などの飛来物から損傷を受けることを防止
している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の車
間距離検知装置では、小石などの飛来物が装置に当たる
ことを避けることができず、保護ガラス4に損傷を与え
る大きさの飛来物が当たると保護ガラス4の表面がひど
く傷ついたり、場合によってはガラス割れが生じて、先
行車両との車間距離の測定に支障をきたすという問題点
があった。
【0005】この考案はかかる問題点を解決するために
なされたもので、保護ガラスに損傷を与える大きさの小
石などの飛来物が保護ガラスに当たることを防ぎ、装置
の耐用時間を延長できる車間距離検知装置を得ることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係る車間距離
検知装置は、送光部よりパルス光信号を送光し、先行車
両によるパルス光信号の反射パルス光信号を受光部で
光し、送受光信号の時間関係に基づいて先行車両との車
間距離を検知する車間距離検知装置において、装置本体
の前方に配置され送光部と受光部を保護する網状保護
、および網状保護具の装置本体側の下部に設けられた
土砂排出部を備えると共に、反射パルス光信号を検知す
る時の比較値を高くして検出判断を行うようにしたもの
である。
【0007】
【0008】
【作用】上記のように構成された車間距離検知装置で
は、網状保護具が小石などの飛来物から装置本体を防御
するので保護ガラスの損傷が低減する。この時、網状保
護具からの反射パルス光信号を先行車両として誤検知し
ないために、反射パルス光信号を検知する時の比較値を
高くして検出判断を行うようにしている。
【0009】また、網状保護具の装置本体側の下部に設
けられた土砂排出部によって、網状保護具の網目を通っ
てきた土砂などを排出できる。
【0010】
【実施例】実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1
はこの考案の一実施例による車間距離検知装置を示す斜
視図である。図において、1は装置本体である筐体、2
は送光部の光学レンズ、3は受光部の光学レンズ、4は
送光部の光学レンズ2と受光部の光学レンズ3の前方に
配置した保護ガラス、5は小石などの飛来物から保護ガ
ラス4を防御するための網状保護具で、例えば金網で無
反射塗装を施したものである。6は金網5の編目を通っ
て来た土砂などを装置外に排出するための土砂排出部
で、例えば土砂排出口、7はパルス光信号、8は反射パ
ルス光信号である。
【0011】図2は送光部の光学レンズ2を含む装置の
断面図で、9は制御回路である。また、図3は制御回路
9の構成を詳細に示したブロック図である。図におい
て、91は信号処理回路、92は駆動回路、93は発光
素子、94は受光素子、95は広帯域可変増幅回路、9
6は感度制御信号生成回路、97は検出回路である。
【0012】また、広帯域可変増幅回路95と感度制御
信号生成回路96で感度可変手段aを構成している。こ
れは金網5を先行車両として誤検知することなく、金網
5を設置しない時と同程度の先行車両の最大検知距離を
得るためのものである。図4は感度制御信号生成回路9
6で生成する感度制御信号波形を示すグラフである。横
軸は時間t,縦軸は利得dBを示している。
【0013】次に動作について説明する。保護ガラス4
は、送光部の光学レンズ2と受光部の光学レンズ3が砂
などの飛来物から損傷を受けることを防御し、また、金
網5は、保護ガラス4に損傷を与える大きさの小石など
の飛来物から保護ガラス4を防御している。土砂排出口
6は、金網5の編目を通り抜けてきた小さな土砂を装置
の筐体1から排出している。
【0014】次に制御回路9の動作について説明する。
駆動回路92は、信号処理回路91の発する送信トリガ
信号st1を入力して高速駆動パルス信号st2を生成
し、発光素子93をパルス駆動してパルス光信号st3
を発生する。このパルス光信号st3は送光部の光学レ
ンズ2により集光され所定の拡がり角のあるビーム状の
パルス光信号7として前方に発射される。
【0015】そして、パルス光信号7が先行車両などに
反射して戻って来る反射パルス光信号8は、受光部の光
学レンズ3で集光される。この集光された入射光sr1
は受光素子94の受光面に入射し、光電変換されて高速
微小パルスの受光信号sr2となる。この受光信号sr
2は広帯域可変増幅器95にて所定レベルまで増幅され
た信号sr4となり検出回路97に入力される。この
時、感度制御信号生成回路96では金網5からの反射パ
ルス光信号8による受光信号sr2のレベルを増幅させ
ないために、送信トリガ信号st1を入力して図4に示
すような波形の感度制御信号sr3を生成し、広帯域可
変増幅回路95の利得を制御する。
【0016】検出回路97では増幅した信号sr4を低
く設定した所定レベルと比較して検出信号sr5を出力
する。信号処理回路91ではパルス光信号7に対する反
射パルス光信号8の伝播遅延時間tを送信トリガ信号s
t1と検出信号sr5の時間関係より検出し、先行車両
までの距離rを次式により算出する。
【0017】r = c・t/2 ここで、距離rの単位は[m]、伝播遅延時間tの単位
は[s]であり、cは光速でその単位は[m/s]であ
る。
【0018】この実施例では、受光信号sr2を感度可
変手段aで増幅し、検出回路97でこの増幅した信号s
r4を低く設定した所定レベルと比較して検出信号sr
5を出力するようにしている。感度可変手段aは図4に
示すように感度を変化させている。即ち、反射パルス光
信号の受信感度をパルス光信号の送光時から所定時間の
間は所定レベルの低感度とし、以後経時的に増大させ
る。このため、金網5を先行車両として誤検知するのを
防止できる。また、金網5によって保護ガラスに損傷を
与える大きさの小石などの飛来物から装置を防御でき保
護ガラスの損傷を低減できる。また、たとえ金網5の網
目を通って土砂などの飛来物が金網5内に入り込んで
も、土砂排出口6によって装置外に排出できる。その結
果、安定した測定能力が保持され装置の耐用時間を延長
することが可能となる。
【0019】実施例2. 受光信号sr2を一定の利得で増幅し、反射パルス光信
号を検知する時の比較値を高くして検出判断を行うよう
にしてもよい。即ち、検出回路97において高く設定し
た所定レベルと信号sr4とを比較して、検出信号sr
5を出力するようにしても、金網5を先行車両として誤
検知しない効果が期待できる。
【0020】なお、上記実施例では、金網5を装置本体
の前方に配置したが、車体や光軸調整用のブラケットな
どに設置しても同様の効果が期待できる。
【0021】また、実施例1では金網5からの反射パル
ス光信号8による受光信号sr2のレベルを小さくする
ために感度可変手段aを設けたが、広帯域可変増幅回路
95の利得を一定とし、検出回路97において増幅した
信号sr4と比較する所定レベルを時間的に変化させて
検出させても同様の動作を期待できる。
【0022】また、上記実施例では、網状の保護具とし
て金網5を装置本体の前方に配置したが、金網に限るも
のではなく、格子であったり、金でなく他の材質で構
成されていてもよい。ただし、保護ガラスに損傷を与え
る大きさの小石などの飛来物が装置に当たらないように
するためのものであるので、飛来物を防げる程度の開口
率のものが望ましい。
【0023】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、送光
部よりパルス光信号を送光し、先行車両によるパルス光
信号の反射パルス光信号を受光部で受光し、送受光信号
の時間関係に基づいて先行車両との車間距離を検知する
車間距離検知装置において、装置本体の前方に配置され
送光部と受光部を保護する網状保護具、および網状保護
具の装置本体側の下部に設けられた土砂排出部を備える
と共に、反射パルス光信号を検知する時の比較値を高く
して検出判断を行うようにしたので、保護ガラスに損傷
を与える大きさの小石などの飛来物から装置本体を防御
でき、たとえ小さな飛来物が入り込んできても装置外に
排出できる車間距離検知装置を提供できる効果がある。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1による車間距離検知装置を
示す斜視図である。
【図2】この考案の実施例1による車間距離検知装置の
送光部を含む断面図である。
【図3】この考案の実施例1に係る車間距離検知装置の
制御回路を示すブロック図である。
【図4】この考案の実施例1に係る感度制御信号生成回
路で生成する感度制御信号波形を、時間(t)に対する
利得(dB)で示すグラフである。
【図5】従来の車間距離検知装置を示す斜視図である。
【図6】従来の車間距離検知装置の送光部を含む断面図
である。
【符号の説明】
1 装置の本体 2 送光部の光学レンズ 3 受光部の光学レンズ 4 保護ガラス 5 網状保護具6 土砂排出部 7 パルス光信号 8 反射パルス光信号 9 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−197684(JP,A) 実開 昭62−180784(JP,U) 実開 昭60−76279(JP,U) 実開 昭59−37578(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス光信号を送光部より送光し、先行
    車両による上記パルス光信号の反射パルス光信号を受光
    部で受光し、この送受光信号の時間関係に基づいて上記
    先行車両との車間距離を検知する車間距離検知装置にお
    いて、装置本体の前方に配置され上記送光部と上記受光
    部を保護する網状保護具、および上記網状保護具の上記
    装置本体側の下部に設けられた土砂排出部を備えると共
    に、上記反射パルス光信号を検知する時の比較値を高く
    して検出判断を行うようにしたことを特徴とする車間距
    離検知装置。
JP1991039326U 1991-05-29 1991-05-29 車間距離検知装置 Expired - Lifetime JP2517604Y2 (ja)

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