JP2517560Y2 - ガス開閉器 - Google Patents

ガス開閉器

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JP2517560Y2
JP2517560Y2 JP3618890U JP3618890U JP2517560Y2 JP 2517560 Y2 JP2517560 Y2 JP 2517560Y2 JP 3618890 U JP3618890 U JP 3618890U JP 3618890 U JP3618890 U JP 3618890U JP 2517560 Y2 JP2517560 Y2 JP 2517560Y2
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JP
Japan
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nozzle
fixed contact
movable contact
movable
gas switch
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秀俊 高倉
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、変電所に使用される電流開閉用の開閉器に
関するものである。
「従来の技術」 変電所の経済的運用の必要性から、断路器や接地開閉
器に電流開閉能力を要求される場合がある。
例えば、断路器におけるループ電流開閉性能や、接地
開閉器における誘導電流開閉性能である。その際、並切
形の開閉部を有する構造では仕様によっては開閉能力が
不足する場合もあり、開閉性能を向上させるため、様々
な消弧方式が用いられている。
その一方式として、開極時発生するアークの熱により
固定接触部内部の内圧上昇を引き起こし消弧性ガスを吹
き付け消弧するよう、固定接触部に絶縁性材料よりなる
ノズルを配設し、かつ可動接触子の外径とノズルの内径
との差を小さくするという方法がある。
「考案が解決しようとする課題」 この方式においては、固定接触部に配設したノズルの
内径と可動接触子の外径との差が小さいほど、開極時に
固定接触部の内圧上昇が大きくなり、発生するアークへ
の消弧性ガスの吹き付け力が大きいので、電流遮断性能
が向上する。しかし、前記の内径と外径との差が小さい
程、可動接触子と固定接触部との軸心を合わせるため
に、加工及び組立において精度の高い管理を必要とし、
高価なものとなる。
「課題を解決するための手段」 本考案は上記従来技術の欠点を解決することを目的と
するもので、ノズルを可動接触子の軸と垂直の方向にわ
ずかに可動となるよう、シールドとオサエイタではさみ
こみ、かつノズルの内径と可動接触子の外径とを略同径
とするよう構成する。
また、オサエイタを耐アーク性に優れた材料とし、か
つその内径を可動接触子の外径よりわずかに大きくする
ことが望ましい。
「作用」 前記の構成とすることで、運動中の可動接触子の軸心
と固定接触部の軸心との差をノズルの変位により吸収で
きるため、軸心を合わせるための、加工及び組立におけ
る精度管理の向上を望まずに開極時に固定接触部の内圧
上昇を増長し、アークの消弧性能を高めることができ
る。
また、オサエイタをアーク接点として使用することも
可能である。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。第1図および第2図において、固定接触子1を包囲
してシールド2が配設され、その先端部にはフッ素樹脂
などの絶縁物から形成された円筒形状のノズル3が、前
記シールド2と円板状のオサエイタ4とにはさみこまれ
ている。またノズル3は、その内径を固定接触子1に対
向し直線運動して接離する円筒状の動接触子5の外径と
略同径とするとともに、シールド2と接する部分のノズ
ル外径はシールド内径よりわずかに小さくし、直線運動
の軸心と直角方向に変位可能としている。
またオサエイタ4の内径は、可動接触子5の外径より
わずかに大きくしている。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第1図は、開閉器の開閉動作中を示している。可動接
触子5は、ノズル3内をほぼ気密に摺動して右方向へ移
動するので可動接触子5の先端部がノズル3を通過し終
わるまでは、固定接触部6の内部は、ほぼ閉塞状態とな
っている。
従って、固定接触部6の内部の圧力は効率良く上昇
し、可動接触子5がノズル3通過後、絶縁性ガスがオサ
エイタ4と可動接触子5との間のアーク7に吹き付けら
れ良好に消弧される。
第2図は閉路動作中を示している。可動接触子5の軸心
と固定接触部6の軸心が合っていなくてもノズル3とシ
ールド2との内外径の寸法差分、ノズル3が軸心と直角
方向に変位するため可動接触子5はなめらかに、固定接
触子1と接する。
「考案の効果」 以上、本考案によれば、固定接触部のノズルを可動接
触子の軸と垂直方向に変位可能とすることにより、アー
クの熱による消弧室の内圧上昇効率を高め、絶縁性ガス
を効果的にアークに吹き付けることができるので、開閉
器の開閉能力を大巾に向上させることができる。また、
加工および組立てにおいて精度の高い管理を必要としな
いため安価である。
さらに、オサエイタをアーク接点と共用化することに
より、固定接触子の損傷を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は開路動作中を示す断面図、第2図は閉路動作中を
示す断面図である。 図において、 1は固定接触子、2はシールド 3はノズル、4はオサエイタ 5は可動接触子、6は固定接触部 7はアーク である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周にシールドを有する固定接触部と、該
    固定接触部に対向し軸線方向に直線運動して接離する円
    筒状の可動接触子とを有し、前記固定接触部の該可動接
    触子側に絶縁性材料からなる円筒状のノズルを備えてな
    るガス開閉器において、該ノズルは前記可動接触子の軸
    と垂直方向にわずかに可動となるよう前記シールドとオ
    サエイタではさみこみ、かつ該ノズルの内径と前記可動
    接触子の外径とを略同径としたことを特徴とするガス開
    閉器。
  2. 【請求項2】前記オサエイタは、耐アーク性に優れた材
    料よりなり、かつその内径を前記可動接触子の外径より
    わずかに大きくしたことを特徴とする請求項(1)記載
    のガス開閉器。
JP3618890U 1990-04-05 1990-04-05 ガス開閉器 Expired - Lifetime JP2517560Y2 (ja)

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JPH03126332U JPH03126332U (ja) 1991-12-19
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