JP2517525B2 - 延縄用テグスの巻取繰出装置 - Google Patents

延縄用テグスの巻取繰出装置

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JP2517525B2
JP2517525B2 JP5214908A JP21490893A JP2517525B2 JP 2517525 B2 JP2517525 B2 JP 2517525B2 JP 5214908 A JP5214908 A JP 5214908A JP 21490893 A JP21490893 A JP 21490893A JP 2517525 B2 JP2517525 B2 JP 2517525B2
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winding
take
rope
tegus
drum
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登四男 久安
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MOMOI SEIMO KK
UCHIDA YUATSU HAKUYO KIKAI KK
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MOMOI SEIMO KK
UCHIDA YUATSU HAKUYO KIKAI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマグロ延縄漁業における
投縄、あるいは揚縄の際の巻取繰出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、マグロ延縄漁業においては20ト
ン未満の小型船を中心に従来のビニロンなどマルチフィ
ラメント製撚り縄(以後黒縄と称呼する)からナイロン
モノフィラメント製単繊維縄(以後テグス縄と称呼す
る)への転換が行われている。このテグス縄は、魚の喰
いが非常に良いこと及び魚が生きたまま揚げることが多
い等の利点がある反面、テグス縄使用時には、もつれの
発生が多く跳ねやすいというテグス縄の特有の性状か
ら、取扱が難しく、作業労働の複雑さに起因する効率の
低下や作業時間の延長を引き起こす問題がある。そこで
この問題点を解決するために一部の漁船では図4に示す
ように、カッセット式のリ−ルにテグス縄を巻取り、そ
れを繰り出し機a又は巻き取り機bに嵌め込んで投・揚
縄を行うという方式がとられています。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記カセ
ット方式では、投・揚縄時共5000〜6000m毎に
カセットリ−ルの交換作業をおこなわなければならず交
換のための気遣いと30〜40Kgあるカセットリ−ル
を揺れる船内で取り外し、取り付ける作業が非常な重労
働となっているのが現状である。又現状では投縄機cと
繰り出し機aとは連動していないために、投縄中にいざ
投縄機cを止めなければならないとき、カセットリ−ル
は慣性で一方的に縄を繰り出してしまい、もつれを引き
起こす原因となり、反対に繰り出し機aの油圧ブレ−キ
の調整を誤ると投縄機c上でテグス縄が焼けたり切断事
故を引き起こすことが多々ある。更に揚縄時にはライン
ホラ−dと巻取り機bとの非連動性からテグス縄を一定
テンションで巻き取れず、低テンションで巻き取るとき
に縄接続部の金具がはじけ巻取り機b上で縄がもつれや
すくなる等の問題がある。本発明では上記諸問題点を解
消するために、固定式大型ドラムによる巻き取りあるい
は、繰り出し機能を持たせた巻取繰出装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の上記目的は次の
如き構成の装置によって達成できる。即ちその要旨は枠
体内に、少なくとも1個の巻取繰出ドラムを横架せし
め、該巻取繰出ドラムを油圧モーターによって駆動回転
自在とするとともに、油圧ブレーキによって投縄機、あ
るいは揚縄機の停止に伴い、瞬時に上記巻取繰出ドラム
を停止できる機構とし、更に上記巻取繰出ドラムの前方
に、巻き取り用のシフター装置を架設せしめ、上記巻取
繰出ドラムの回転速度を、投縄機、あるいは揚縄機の回
転速度に応じて調整できる構成としたことを特徴とする
延縄用テグスの巻取繰出装置である。
【0005】
【作用】本発明の巻取繰出装置では、投縄の際には、投
縄機と巻取繰出ドラムとの回転速度を同期とすることに
よってテグス縄のたるみを防止し、緊急の際に投縄機を
停止させた場合には、これと連動して油圧ブレ−キによ
って急停止する機構とするために、急激なたるみによる
テグス縄のもつれが防止できることとなる。又揚縄の際
には、揚縄機と巻取繰出ドラムとの間にたるみ取り装置
を設け、常にテグス縄がたるまないように、巻取繰出ド
ラムの回転速度を調整することによって、テグス縄のも
つれ、あるいは切断を防止することが可能となるもので
ある。
【0006】
【実施例】以下本発明の巻取繰出装置を、その実施例を
示す図面を参酌し乍ら詳述する。図1は本発明の正面
図、図2は同側面図であり、2個の巻取繰出ドラム1、
1が枠体2、2間に、その上下方向に渡って横架されて
いる。この巻取繰出ドラム1、1は、駆動用油圧モ−タ
−3、3によって駆動回転自在とされ、しかもそれぞれ
の油圧ブレ−キ4、4によってその回転を自在に停止で
きる機構とするものである。又上記巻取繰出ドラム1、
1の前方には、シフタ−装置5が架設されている。この
シフタ−装置5は、揚縄時におけるテグス縄を上記巻取
繰出ドラム1に均等に巻き取るためのガイド機構であ
り、上記駆動用油圧モ−タ−3、3に連動されるネジ軸
6の回転によりシフタ−7が左右交互に反復移動する機
構とするものである。
【0007】そこで図3に示すように、延縄漁船Aの後
方中央に巻取繰出装置Bが設置され、上記延縄漁船Aの
後端に、投縄機8が設置される。又上記延縄漁船Aの船
首側には、揚縄機9およびたるみ取り装置10が設置さ
れる構成である。そして投縄する際には、上記巻取繰出
装置Bの巻取繰出ドラム1に巻かれたテグス縄11は、
ガイドロ−ラ−12によって投縄機8に導かれ、投縄用
スイッチ13により投縄機8を起動させたときは、上記
巻取繰出ドラム1を同投縄機8の回転速度と同期となる
まで駆動回転させ、後に電気制御により空転状態とす
る。
【0008】次に揚縄する際には、テグス縄11は揚縄
機9、たるみ取り装置10および各部に設けられたガイ
ドロ−ラ−12によって巻取繰出装置Bに導かれる構成
とする。そして上記巻取繰出ドラム1は、揚縄機9に連
動して駆動回転させ、更に揚縄機9と巻取繰出装置Bと
の間に、重力を利用したたるみ取り装置10とたるみ状
態を検出するセンサ−を設けることによって、たるみが
発生すれば、油圧の圧力を上げることにより、巻き取り
速度を増加させ、又張りすぎ状態が発生すれば、油圧を
下げるか、あるいは油圧ブレ−キにより巻き取り速度を
下げる機構とするものである。
【0009】
【発明の効果】以上述べて来た如く本発明によれば、従
来のようにカセット交換をする必要が無いためにその交
換作業が省略することができ、更に投縄時、あるいは揚
縄時のテグス縄のもつれ、又は切断などの事故が発生す
ることがないために、作業性が非常に向上し、作業時間
の短縮化による漁獲物の鮮度保持の効率化などの効果を
奏するものである。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面説明図である。
【図2】本発明の同側面説明図である。
【図3】本発明の延縄漁船漁労機械配置説明図である。
【図4】従来の延縄漁船漁労機械配置説明図である。
【符号の説明】
1 巻取繰出ドラム 3 駆動用油圧モ−タ− 4 油圧ブレ−キ 5 シフタ−装置 8 投縄機 9 揚縄機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体内に、少なくとも1個の巻取繰出ド
    ラムを横架せしめ、該巻取繰出ドラムを油圧モーターに
    よって駆動回転自在とするとともに、油圧ブレーキによ
    って投縄機、あるいは揚縄機の停止に伴い、瞬時に上記
    巻取繰出ドラムを停止できる機構とし、更に上記巻取繰
    出ドラムの前方に、巻き取り用のシフター装置を架設せ
    しめ、上記巻取繰出ドラムの回転速度を、投縄機、ある
    いは揚縄機の回転速度に応じて調整できる構成としたこ
    とを特徴とする延縄用テグスの巻取繰出装置。
JP5214908A 1993-08-06 1993-08-06 延縄用テグスの巻取繰出装置 Expired - Lifetime JP2517525B2 (ja)

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JPH0750965A JPH0750965A (ja) 1995-02-28
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JPS4929232A (ja) * 1972-07-14 1974-03-15

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