JP2517269Y2 - ワークの固定装置 - Google Patents

ワークの固定装置

Info

Publication number
JP2517269Y2
JP2517269Y2 JP11844390U JP11844390U JP2517269Y2 JP 2517269 Y2 JP2517269 Y2 JP 2517269Y2 JP 11844390 U JP11844390 U JP 11844390U JP 11844390 U JP11844390 U JP 11844390U JP 2517269 Y2 JP2517269 Y2 JP 2517269Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
surface plate
gate
rails
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11844390U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0475688U (ja
Inventor
八郎 新谷
清 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP11844390U priority Critical patent/JP2517269Y2/ja
Publication of JPH0475688U publication Critical patent/JPH0475688U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517269Y2 publication Critical patent/JP2517269Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、薄板構造物の商品等を組んだ状態で定盤上
に固定するのに使用する装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、薄板構造物等を溶接して組立る作業の際には、
ワークを定盤上で仮止めした状態に固定してから、溶接
によって接合している。ワークの固定に使用する治具な
どの装置は、通常、ワークの形状、強度などに適した装
置を使用している。
この種の例えば、長尺な被溶接部材を位置決め固定す
る従来技術に係る装置としては、実開昭62−72792号公
報に記載されているものがある。この位置決め装置は、
被溶接部材をその長手方向に沿った複数位置で支持して
これを固定するように構成されたものであって、複数の
クランプ装置と、一軸線に沿って複数配置されてこの軸
線に直角な面内において上記クランプ装置を移動させる
クランプ移動装置を備えている。
また、外板に骨組を溶接してなるパネルの組立に使用
するこの種の固定装置としては、特公昭62−5712号公報
に記載されているものがある。この装置では、パネル組
立定盤にパネルの周縁部に係合してこのパネルを拘束す
る拘束装置が設けられており、パネルを拘束した状態で
外板と骨組との仮付け溶接を行うようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術では、固定できるワーク
の範囲は、主として形状、強度から限定されて汎用性に
欠ける欠点があった。従って、ワークごとに段取り替え
を行って一の装置でできるだけ広い範囲のワークに対応
できるようにしているが、多品種少量生産への対応性が
悪いという問題がある。
また、ワークを定盤上に固定するにあたって、ワーク
全体としては固定できてもワークの任意の固定位置で固
定することはできないため、ワークの形状、組合せが複
雑になると固定操作が煩雑になる不都合が指摘されてい
る。
そこで、本考案は、上記従来技術の有する問題点を解
消し、定盤上でワークを固定する加圧力を与えるプレス
装置を定盤の長手方向および幅方向に移動自在にかつ着
脱自在なようにし、定盤上の任意の位置でワークを固定
できるようにして汎用性および操作性を向上させたワー
クの固定装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、ワークを載置
する定盤と、ワークを固定する加圧力を与えるプレス装
置を備えたワークの固定装置において、定盤両側面の長
手方向にレールを敷設するとともに、門型フレームの両
縦桁下部にローラを設け、上記レールに沿ってローラが
転動しかつ両縦桁最下端の押え部が加圧時にレールの下
面に当接するように上記定盤に対して1以上の上記門型
フレームを移動自在に架設し、上記門型フレームの横桁
下面に案内部を定盤の幅方向に形成し、この案内部に摺
動自在に嵌合しかつ着脱自在な取付具に上記プレス装置
を装着したことを特徴とするものである。
〔作用〕
門型フレームを押して定盤の長手方向に移動すること
ができ、しかもこの門型フレームのプレス装置を定盤の
幅方向に移動することができるので、定盤上のあらゆる
位置でプレス装置によってワークを加圧して固定するこ
とができる。加圧時には、門型フレームの下端部の押え
部が加重を担ない、ワーク固定時のバックアップをす
る。
また、ワークの強度などに応じて加圧力を変えるため
に、プレス装置を取付具ごと取り外して別のプレス装置
への交換を簡便に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案によるワークの固定装置の一実施例につ
いて添付の図面を参照して説明する。
第1図において、符号1は、本実施例による固定装置
を示す。この固定装置1は、溶接組立などをする際に固
定するワークが載置される定盤2と、この定盤2の長手
方向に移動自在な門型フレーム3と、この門型フレーム
3に装着されてワークに加圧力を付与するプレス装置4
を備えている。
上記定盤2の長手方向両側面には、この実施例ではL
型部材を用いてなるレール5、5が敷設され、門型フレ
ーム3はこのレール5、5を案内として定盤2の長手方
向に自在に移動できるように定盤2に架け渡されてい
る。
上記門型フレーム3は、その両側の縦桁6、6の下端
部に内側に屈曲する押さえ部7、7が設けられ、第2図
に示されるように、この押さえ部7、7の上面はレール
5、5の水平な下面との間に所定のクリアランスが設定
されるようになっている。
また、門型フレーム3の縦桁6、6の下方には、第3
図に示されるように、レール5の水平面を転動する第1
のローラ8とレール5の垂直面を転動する第2のローラ
9が設けられており、これら第1ローラ8および第2ロ
ーラ9を介して門型フレーム3はレール5に沿って滑ら
かに直線的に移動できるようになっている。この場合、
第1ローラ8は、軸10を介して鉛直面内を回転自在に支
承され、第2ローラ9は水平面内を回転自在に軸11に軸
支され、この軸11は縦桁6に取り付けられた支持体12に
よって支承されている。この第2ローラ9は門型フレー
ム3がレール5に沿って直進するように案内をし、これ
によって門型フレーム3の蛇行が防止される。
一方、門型フレーム3の横桁13の下面部には、その長
手方向(定盤2に対しては幅方向)に設けられた案内部
に沿って移動自在なように上記したプレス装置4が設け
られている。この案内部は第4図および第5図に示され
るように、1組のL型の案内レール15、15によって形成
した案内溝として構成されており、この案内レール15、
15に摺動自在な取付具16にプレス装置4が装着されてい
る。この取付具16は第6図および第7図にその全体の構
成が示されている。すなわち、本実施例にあっては、こ
の取付具16は、案内レール15、15に摺動自在に係合する
円盤状のプレート17と、プレス装置4を保持するクラン
プリング18と、プレート17とクランプリング18とを連結
する連結部材19とから構成され、クランプリング18をボ
ルトナット等の締結部材によってプレス装置4の本体に
締め付けてこれを保持するようになっている。上記プレ
ート17は、第6図に示されるように、円盤の直径が案内
レール15、15によって形成される案内溝の幅よりも小さ
く設定することによって、プレス装置4を保持したまま
案内レール15に沿って直進できるとともに回動すること
ができる。また、案内レール15の一方の端部に切り欠き
部20を設けることによって、取付具16ごとプレス装置4
を着脱できるように構成されている(第8図参照)。
なお、第1図において、符号21は、ストッパを示し、
このストッパ21は、それぞれレール5、5の一端側にお
いて定盤2にピン22を介して回動自在に取付けられてい
る。
本実施例によるワークの固定装置は、以上のように構
成されるものであり、次に、その作用ならびに効果につ
いて説明する。
第10図は、定盤2上で固定する部品を示した斜視図で
ある。このワーク30は、長方形のパネル31とトラス状に
組み付けたフレーム32とからなる。この実施例では、上
記パネル31は、幅2メートル、長さ5メートルである。
第9図は、本考案の固定装置の使用状態における側面
図である。プレス装置4を作動させる油圧源としての手
動の油圧ポンプ23は門型フレーム3の横桁13の上面部に
設置される。油圧ポンプ32とプレス装置4の油圧シリン
ダとに接続されている油圧ホース24は、横桁13の側面に
吊り金具25を介して油圧シリンダに導かれる。この油圧
ホール24は、プレス装置4を保持する取付具16のプレー
ト17が円盤になっているため、プレス装置4を回動自在
に装着できるのでプレス装置4の位置によってねじれて
操作の邪魔にならないようになっている。
しかして、第9図に示されるように、定盤2の上にパ
ネル31を載せこの上にさらにフレーム32を載せた後、プ
レス装置4のラムで押圧する任意の箇所に適当な当て板
33、34を置いておく。そして、この当て板34のある位置
の上にプレス装置4が来るように、門型フレーム3を定
盤2の長手方向に移動させかつプレス装置4自体を案内
レール15に沿って定盤2の幅方向に自在に手押しで移動
することができるので、簡単にプレス装置4を当て板34
の直上にもってくることができる。しかるのち、作業者
は片手で油圧ポンプ23のハンドルを操作して圧油をプレ
ス装置4に送り込むことでプレス装置4のラムが下降し
て当て板34に圧接する。これによってパネル31に対して
フレーム32が固定される。このようにプレス装置4を手
押しで任意の位置に簡単に移動して定盤2上の任意の位
置においてワークに加圧することができるので、適用で
きるワークの範囲が広がり汎用性が向上する。
一方、ワークに対してプレス装置4が加圧力を付与し
ているときは、門型フレーム3の縦桁6の下端の押さえ
部7は、加圧力の反力の作用で僅かながら持ち上がり、
その結果、レール5の下面に当接して門型フレーム3の
バックアップをなしているので、ワークは確実に押圧さ
れる。また、荷重は上記押え部7で受けることになるの
で、第1ローラ8、第2ローラ9に無理な力が加わるの
を防止することができる。加圧を終了した後は、押さえ
部7とレール5の間には隙間ができるので、門型フレー
ム3をレール5に沿って移動させるのに支障が生じるこ
とはない。
溶接仮付け作業が終了し、別のワークとして例えば強
度等が弱いワークを固定する場合には、門型フレーム3
の横桁13の案内レール15の切り欠き部20を塞いでいる閉
塞レール26を取り外してプレス装置4を取付具16ごと取
り外せるので、ワークの強度に応じた加圧力で固定でき
るようにそれに見合った能力のプレス装置4への交換を
容易に行うことができる。
次に、第11図は、本考案による固定装置の第2の実施
例を表した図である。この第2実施例は、門型フレーム
3の横桁13の下面に設けた1組の案内レール15、15に沿
って移動自在なプレス装置4を2台装着したものであ
る。横桁13の上には、手動の油圧ポンプ23が2台設置さ
れてそれぞれが油圧ホース24を介してプレス装置4に接
続されている。
この第2実施例によれば、同時に2点でワークを加圧
することができる。また、加圧力のそれぞれ異なるプレ
ス装置4を用い、ワークの強度に応じて一方のプレス装
置4を使用することができるので、いちいちプレス装置
4の交換をしないですむ利点がある。
次に、第12図は、本考案による固定装置の第3の実施
例を表した図である。この第3実施例では、2以上の門
型フレーム3を定盤2に対して取り付けている。
この実施例では、定盤2の長手方向に沿って複数点に
おいてプレス装置4、4で加圧することができるので、
とくにワークとして長尺な部材の固定に適している。
さらに、第13図は、本考案による固定装置の第4の実
施例を表した図である。この第4実施例では、門型フレ
ーム3の縦桁6の最下面に回転自在なローラ35を組み込
みこんで構成している。
この実施例では、定盤2へ門型フレーム3を取付ける
作業を容易にできるようにしている。すなわち、門型フ
レーム3はこのローラ35を設けることで床上を楽に動か
せるので、図に示す位置まで門型フレーム3を移動さ
せ、定盤2とプレス装置4の間にローラ36を備えた台車
37をおいてプレス装置4によって加圧する。これにより
門型フレーム3は持ち上がるので台車37の上に載せたま
ま門型フレーム3を移動して、当該門型フレーム3の第
1ローラ8、第2ローラ9がレール5を転動するように
セットする。この実施例によるときは、このように重量
のある門型フレーム3の取付を一人で簡便に行える利点
がある。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、レ
ールを案内として、プレス装置が装着された門型フレー
ムを定盤の長手方向に移動自在に架設し、門型フレーム
においてはこのプレス装置を定盤の幅方向に移動自在に
かつ着脱自在に取付具を介して装着しているので、定盤
上の任意の位置でのワークの固定が簡単な操作により可
能となり多様な種類のワークの固定作業に対して段取り
替えを必要とせずに汎用的に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるワークの固定装置の一実施例を示
す斜視図、 第2図は門型フレームのローラと定盤のレールを示した
要部拡大正面図、 第3図は門型フレームのローラと定盤のレールを示した
要部拡大平面図 第4図はワークの固定装置の一実施例の正面図、 第5図は第4図におけるV−V線矢視図 第6図は門型フレームの横桁下面の案内部とプレス装置
を保持する取付具を示した図、 第7図は第6図における取付具の斜視図、 第8図は案内部に切り欠き部を設け取付具を取り外す状
況を説明する図、 第9図は本考案によるワークの固定装置の使用状況を説
明する正面図、 第10図はパネルとフレームからなるワークを表した斜視
図、 第11図は本考案によるワークの固定装置の第2実施例を
示した正面図、 第12図は本考案によるワークの固定装置の第3実施例を
示した斜視図、 第13図は本考案によるワークの固定装置の第4実施例を
示した斜視図である。 1……固定装置、2……定盤、3……門型フレーム、4
……プレス装置、5……レール、6……縦桁、7……押
え部、8、9……ローラ、13……横桁、15……案内レー
ル、16……取付具、17……プレート、20……切り欠き
部、23……油圧ポンプ、30……ワーク、31……パネル、
32……フレーム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを載置する定盤と、ワークを固定す
    る加圧力を与えるプレス装置を備えたワークの固定装置
    において、定盤両側面の長手方向にレールを敷設すると
    ともに、門型フレームの両縦桁下部にローラを設け、上
    記レールに沿ってローラが転動しかつ両縦桁最下端の押
    え部が加圧時にレールの下面に当接するように上記定盤
    に対して1以上の上記門型フレームを移動自在に架設
    し、上記門型フレームの横桁下面に案内部を定盤の幅方
    向に形成し、この案内部に摺動自在に嵌合しかつ着脱自
    在な取付具に上記プレス装置を装着したことを特徴とす
    るワークの固定装置。
JP11844390U 1990-11-09 1990-11-09 ワークの固定装置 Expired - Lifetime JP2517269Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11844390U JP2517269Y2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 ワークの固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11844390U JP2517269Y2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 ワークの固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0475688U JPH0475688U (ja) 1992-07-02
JP2517269Y2 true JP2517269Y2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=31866363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11844390U Expired - Lifetime JP2517269Y2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 ワークの固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517269Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101429680B1 (ko) * 2014-02-20 2014-08-13 주식회사반도인더스 호이스트식 크레인용 박스 거더의 취부 장치
CN114849353B (zh) * 2022-05-11 2023-12-22 安徽祺泉环境科技有限公司 一种空气过滤器边框卡扣压接装置
CN116201723B (zh) * 2023-05-05 2023-07-21 杭州泰尚智能装备股份有限公司 一种自适应循环水泵干腔泄露测试机构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0475688U (ja) 1992-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69838760T2 (de) Vorrichtung zum reibschweissen
US4618089A (en) Apparatus and method for assembling a structure comprising frames and shell plates
JP2517269Y2 (ja) ワークの固定装置
CN210615590U (zh) 一种新能源车电池盒底板搅拌焊夹具
CN113909787B (zh) 一种钢结构人防门骨架拼焊工装及其应用方法
JP3172922B2 (ja) パネル用ワークの自動溶接研削装置
JP2000280073A (ja) ロンジ材取付装置
TWI635037B (zh) 導軌支持裝置及導軌支持方法
CN210334888U (zh) 一种铁轨s形支腿焊接夹具
CN217799943U (zh) 一种脚手板用焊接夹持工装
JP3184577B2 (ja) 鋼板パネル自動溶接装置
JP3605715B2 (ja) ロンジ材取付装置
JP2600864B2 (ja) ワーク位置決め装置
JPH04258372A (ja) I型梁の製作方法
JPH0710872Y2 (ja) 溶接ポジショナ用保持装置
JPH04135016A (ja) プレス装置及びプレス装置による板矯正方法
CN216097300U (zh) 一种汽车扶手骨架总成焊接定位装置
JPH07308831A (ja) ワークに対する部品装着用装置
CN221110515U (zh) 一种单轨车侧梁组焊工装
JPH03239438A (ja) 金属加工機械
CN217991511U (zh) 一种夹具导向定位装置
CN221848345U (zh) 一种可控制角铁厚度的角铁冲压成型设备
JPH0144234Y2 (ja)
JP2523080B2 (ja) 鉄骨構造物の仮組立て装置
CN219094996U (zh) 冰箱支撑板装配设备