JP2517046Y2 - 吊戸の下部ガイド装置 - Google Patents

吊戸の下部ガイド装置

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JP2517046Y2
JP2517046Y2 JP1811091U JP1811091U JP2517046Y2 JP 2517046 Y2 JP2517046 Y2 JP 2517046Y2 JP 1811091 U JP1811091 U JP 1811091U JP 1811091 U JP1811091 U JP 1811091U JP 2517046 Y2 JP2517046 Y2 JP 2517046Y2
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三男 寺園
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、吊戸本体が上レールに
ランナーを介して走行自在に吊下げ保持され、床面下に
磁力にて突出引退自在に設けられたガイドピンが吊戸本
体の下面側に形成された走行溝にその突出状態で挿入さ
れて走行ガイドをおこなう吊戸の下部ガイド装置に関
し、詳しくは磁力を利用してガイドピンを突出保持する
構成において、その磁力にて格納姿勢のガイドピンが突
出する突出動作が阻害されるのを回避しようとする技術
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、吊戸本体が上
レールにランナーを介して走行自在に吊下げ保持され、
床面下に磁力に突出引退自在に設けられたガイドピンが
吊戸本体の下端面に形成された走行溝に磁力にて上昇さ
れてその突出状態で挿入されて走行ガイドをおこなう吊
戸の下部ガイド装置においては、ガイドピン4は床面下
に埋設された筒状の収納体Cに対して昇降するものであ
る。そしてガイドピン4の下端には磁石26が設けら
れ、収納体C側の筒壁面に保持用磁石27が設けられ、
ガイドピン4を上方に突出さした突出姿勢において、ガ
イドピン4側の磁石26が収納体C側の保持用磁石27
に磁着して、ガイドピン4の突出姿勢を保持するように
してある。そして収納体Cの底板部28はビス31aに
て床側に固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところがこのような構
成のものにおいては、収納体Cがその底板部28におい
て鉄製のような磁性体のビス31aにて床側に固定され
ているが故に、ガイドピン4の下端部に設けた磁石26
が磁性体のビス31aにその下降時に近接して、ガイド
ピン4の上方への突出動作が阻害されるという問題があ
った。
【0004】本考案はこのような問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、ガイドピンの
下端部に磁石を設けてこの磁石にてガイドピンが突出し
た姿勢を保持するようになしながら、下端部に設けた磁
石にてガイドピンが突出する動作を阻害するのを回避
し、ガイドピンの突出動作を円滑におこなうことができ
る吊戸の下部ガイド装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の吊戸の下部ガイ
ド装置は、吊戸本体3が上レール1にランナー2を介し
て走行自在に吊下げ保持され、床面に磁力にて突出引退
自在に設けられたガイドピン4が吊戸本体3の下端面に
形成された走行溝5にその突出状態で挿入されて走行ガ
イドをおこなう吊戸の下部ガイド装置であって、床面下
に筒状の収納体Cが埋設されるとともにこの収納体C内
にガイドピン4が突出自在に収納され、ガイドピン4の
下端部に磁石26を設けるとともに収納体Cの筒壁面に
ガイドピン4が上方に突出した状態で前記磁石26に磁
着する保持用磁石27を設け、収納体Cの底板部28が
非磁性体の固定具31にて床側に固定されて成ることを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように、床面下に筒状の収納体Cが埋設さ
れるとともにこの収納体C内にガイドピン4が突出自在
に収納され、ガイドピン4の下端部に磁石26を設ける
とともに収納体Cの筒壁面にガイドピン4が上方に突出
した状態で前記磁石26に磁着する保持用磁石27を設
け、収納体Cの底板部28が非磁性体の固定具31にて
床側に固定されることによって、ガイドピン4の突出姿
勢においてガイドピン4の下端部に設けた磁石26を収
納体C側の保持用磁石27に磁着させることで、ガイド
ピン4の突出姿勢を良好に維持しながら、ガイドピン4
の下端部の磁石26に対向している固定具31は非磁性
体であり、固定具31にてガイドピン4の突出動作を阻
害するのを回避し、ガイドピン4を円滑に突出動作させ
るようにしたものである。
【0007】
【実施例】吊戸本体3の上端の前後部にはランナー2,
2が取付けられ、これらランナー2が走行受片10,1
0を備えた断面コ字型の上レール1に走行自在に挿入さ
れ、吊戸本体3を上レール1に走行自在に保持してあ
る。床面11には適宜間隔を隔ててガイドピン4が磁力
にて突出引退自在に設けられている。そして吊戸本体3
の下端には走行溝5が全長に形成されている。走行溝5
は例えば鉄板のような磁性体にて形成されていてもよ
い。吊戸本体3の走行溝5の前後部には吸引用磁石7を
設けてある。しかして吊戸本体3の閉塞方向への走行に
際して、床面下に沈んでいるガイドピン4を吸引用磁石
7にて磁着して引き上げ、ガイドピン4が吊戸本体3の
下端面の走行溝5に突入し、かかる突入状態が維持され
て走行ガイドをおこなうことができるようにしてある。
【0008】ガイドピン4は床面下に埋入された外筒1
2に対して昇降自在に挿入され、ガイドピン4の先端に
磁石6を取付けてある。ガイドピン4の先端に設けられ
た磁石6とはその磁極を異ならせた吸引用磁石7の他極
をガイドピン4側の磁石6とは同極になしてガイドピン
4を床面下に引退させる反発用の磁石部分9になしてあ
る。この吸引用磁石7の両側には鉄板のような磁性体に
て形成された傾斜ガイド8が形成されている。
【0009】しかして吊戸本体3の閉塞方向への走行に
て、傾斜ガイド部8にて床面から不測に突出しているガ
イドピン4を床面下に押さえ込み、さらに床面から突出
しているガイドピン4を反発用磁石7にてガイドピン4
をその上端の磁石6を介して磁着して引き上げ、磁性体
にて形成された傾斜ガイド部8に磁石6が磁着してさら
にガイドピン4は上昇され、吊戸本体3の走行溝5へと
案内され、かかるガイドピン4にて吊戸本体3がガイド
されて走行されるのである。そしてガイドピン4が走行
溝5の終端に達すると、傾斜ガイド部8にてガイドピン
4は押し下げられ、そして最終的には反発用磁石9にて
ガイドピン4を完全に外筒12の内部に押し下げておく
ものである。
【0010】かかる場合、ガイドピン4と外筒12間に
ごみが侵入してガイドピン4の動きが阻害されるような
虞れが生じる状態のときには、ガイドピン4を容易に抜
いて侵入したごみを容易に除去してその保守をおこなえ
るようにしてある。以下その構成を詳述する。床面下に
外筒12が外周の係止突起18を介して抜け止めされて
埋設されている。外筒12の上端周部にはフランジ19
が形成され、フランジ19を床面11に当接させること
で、外筒12の挿入深さを決めてある。外筒12の内部
にはその上方の内径が大きくなった大径箇所23に、外
筒12よりは充分に短い筒状の中間スペーサー16が挿
抜自在に挿入され、中間スペーサー16と外筒12の内
径が略等しくなっている。中間スペーサー16及び外筒
12内にガイドピン4が昇降自在に挿入されている。そ
して中間スペーサー16の上端に引き外し用のフランジ
17が周部に延出され、このフランジ17が外筒12の
フランジ19に重ねられている。さらにガイドピン4に
はピン20が固定され、このピン20が中間スペーサー
16に形成された長孔21に挿通されている。しかし
て、外筒12とガイドピン4間にごみが詰まった場合に
は、板状の治具22を中間スペーサー16のフランジ1
7と外筒12のフランジ19間に挿入して持ち上げ、中
間スペーサー16を上方に引き抜く。かかる場合、長孔
21の下端がピン20に当接して、ガイドピン4を外筒
12から引く抜くことができるようにしてある。
【0011】このように、床面下に外筒12が埋設され
るとともに外筒12内に外筒12よりは充分に短い筒状
の中間スペーサー16が挿抜自在に挿入され、中間スペ
ーサー16及び外筒12内にガイドピン4が昇降自在に
挿入され、中間スペーサー16の上端に引き外し用のフ
ランジ17が周部に延出されることで、ガイドピン4と
外筒12との間にごみが侵入してガイドピン4の動きが
阻害されるような場合には、中間スペーサー16のフラ
ンジ17の下面に例えば板状の外し用の治具22を挿入
するなどして中間スペーサー16を容易に外し、中間ス
ペーサー16を外すことで、ガイドピン4と外筒12間
に融通をもたせ、ガイドピン4を外筒12から抜いて内
部のごみの除去を容易におこなえるのである。
【0012】治具22は図6に示すように、溝型材の底
面に大径孔28を形成し、この大径孔28に連通させて
切欠き24が形成されたものであり、大径孔28を中間
スペーサー16のフランジ17に遊挿し、治具22をス
ライドさせて、切欠き24の周部部分25をフランジ1
7の下面に差し込み、その後、治具22を引き上げて、
中間スペーサー16及びガイドピン4を引き上げるもの
である。図7は治具22の他の実施例を示し、治具22
aを板状に形成し、その切欠き24の周部部分25をフ
ランジ17の下面に差し込み、中間スペーサー16を引
き上げるものである。
【0013】ガイドピン4の下端には磁石26が取付け
られ、そして中間スペーサー16の周部側壁にも保持用
磁石27が埋設され、しかして、ガイドピン4が吊戸本
体3側に磁着されて最も引き上げられた状態で、ガイド
ピン4の下端の磁石が保持用磁石27に磁着されて、ガ
イドピン4の引き上げられた状態を保持することができ
るようにしてある。かかる引き上げられた状態を保持す
ることで、ガイドピン4は吊戸本体3の走行溝3に深く
挿通され、ガイド機能を安定させるものである。
【0014】中間スペーサー16の下端には係止爪29
が弾性変位自在に設けられ、この係止爪29が外筒12
の凹所30に係脱自在に係合することで、中間スペーサ
ー16が不測に上昇することがないようにしてある。こ
の係止爪29はなくてもよい。そして、ガイドピン4を
収納する収納体Cを構成する中間スペーサー16及び外
筒12のうち、外筒12の底板部28は例えばステンレ
ス鋼のビスを固定具31として使用するものである。
【0015】このように、床面下に筒状の収納体Cが埋
設されるとともにこの収納体C内にガイドピン4が突出
自在に収納され、ガイドピン4の下端部に磁石26を設
けるとともに収納体Cの筒壁面にガイドピン4が上方に
突出した状態で前記磁石26に磁着する保持用磁石27
を設け、収納体Cの底板部28が非磁性体の固定具31
にて床側に固定されることで、ガイドピン4の突出姿勢
においてガイドピン4の下端部に設けた磁石26を収納
体C側の保持用磁石27に磁着させることで、ガイドピ
ン4の突出姿勢を良好に維持しながら、ガイドピン4の
下端部の磁石26に対向している固定具31は非磁性体
であり、固定具31にてガイドピン4の突出動作を阻害
するのを回避し、ガイドピン4を円滑に突出動作させる
のである。
【0016】尚、実施例においては、中間スペーサー1
6とガイドピン4とをピン20と長孔21を介して連結
したが、中間スペーサー16とガイドピン4とは連結し
なくてもよいものである。
【0017】
【考案の効果】本考案は上述のように、床面下に筒状の
収納体が埋設されるとともにこの収納体内にガイドピン
が突出自在に収納され、ガイドピンの下端部に磁石を設
けるとともに収納体の筒壁面にガイドピンが上方に突出
した状態で前記磁石に磁着する保持用磁石を設け、収納
体の底板部が非磁性体の固定具にて床側に固定されるか
ら、ガイドピンの突出姿勢においてガイドピンの下端部
に設けた磁石を収納体側の保持用磁石に磁着させること
で、ガイドピンの突出姿勢を良好に維持しながら、ガイ
ドピンの下端部の磁石に対向している固定具は非磁性体
であり、固定具にてガイドピンの突出動作を阻害するの
を回避し、ガイドピンを円滑に突出動作させることがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の一実施例のガイドピン部分の
正面図、(b)は同上のガイドピンが磁力で昇降される
動作を示す側断面図、(c)は同上の磁石の磁極を示す
説明図である。
【図2】同上のガイドピンの昇降を説明する一部破断し
た部分正面図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上のガイドピンが中間スペーサーとともに引
き上げられている状態を示す側断面図である。
【図6】(a)は同上の治具の斜視図、(b)は同上の
作用を説明する平面図である。
【図7】同上の治具の他の実施例の平面図である。
【図8】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 上レール 2 ランナー 3 吊戸本体 4 ガイドピン 5 走行溝 26 磁石 28 底板部 31 固定具 C 収納体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊戸本体が上レールにランナーを介して
    走行自在に吊下げ保持され、床面に磁力にて突出引退自
    在に設けられたガイドピンが吊戸本体の下端面に形成さ
    れた走行溝にその突出状態で挿入されて走行ガイドをお
    こなう吊戸の下部ガイド装置であって、床面下に筒状の
    収納体が埋設されるとともにこの収納体内にガイドピン
    が突出自在に収納され、ガイドピンの下端部に磁石を設
    けるとともに収納体の筒壁面にガイドピンが上方に突出
    した状態で前記磁石に磁着する保持用磁石を設け、収納
    体の底板部が非磁性体の固定具にて床側に固定されて成
    る吊戸の下部ガイド装置。
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