JP2538104Y2 - 吊戸の下部ガイド装置 - Google Patents

吊戸の下部ガイド装置

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JP2538104Y2
JP2538104Y2 JP1990112710U JP11271090U JP2538104Y2 JP 2538104 Y2 JP2538104 Y2 JP 2538104Y2 JP 1990112710 U JP1990112710 U JP 1990112710U JP 11271090 U JP11271090 U JP 11271090U JP 2538104 Y2 JP2538104 Y2 JP 2538104Y2
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JP
Japan
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guide pin
magnet
magnetic pole
guide
suspension door
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JP1990112710U
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English (en)
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JPH0468177U (ja
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三男 寺園
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、吊戸本体が上レールにランナーを介して走
行自在に吊下げ保持され、床面下に磁力にて突出引退自
在に設けられたガイドピンが吊戸本体の下端面に形成さ
れた走行溝にその突出状態で挿入されて走行ガイドをお
こなう吊戸の下部ガイド装置に関し、詳しくはガイドピ
ンが床面から不測に突出していてもこれに衝突するのを
回避しようとする技術に係るものである。
[従来の技術] 従来、第6図に示すように、吊戸本体3が上レールに
ランナーを介して走行自在に吊下げ保持され、床面下に
磁力にて突出引退自在に設けられたガイドピン4が吊戸
本体3の下端面に形成された走行溝5に磁力にて上昇さ
れてその突出状態で挿入されて走行ガイドをおこなう吊
戸の下部ガイド装置においては、ガイドピン4が床面下
に埋設された筒部12に対して昇降するものである。
[考案が解決しようとする課題] ところがこのような構成のものにあっては、床面下の
筒部12に対してガイドピン4が昇降自在に挿入されてい
るが故に、ガイドピン4と筒部12との間にごみが入り、
ガイドピン4が突出したままの状態になることがあり、
このようにガイドピン4が床面11から突出している場合
には、このガイドピン4が吊戸本体3側に設けられてい
る吸引用磁石7或いはその近傍に衝突することがあり、
ガイドピン4にて走行が阻害されることがあるという問
題があった。
本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ガイドピンが不測に突出
していてもこれを吊戸本体にて押し込むことができ、不
測にガイドピンが突出していてもこれにて走行が阻害さ
れることがない吊戸の下部ガイド装置を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案の吊戸の下部ガイド装置は、吊戸本体3が上レ
ール1にランナー2を介して走行自在に吊下げ保持さ
れ、床面に、磁力にて突出引退自在に設けられたガイド
ピン4が、吊戸本体3の下端面に形成された走行溝5
に、その突出状態で挿入されて走行ガイドをおこなう吊
戸の下部ガイド装置であって、吊戸本体3側の下端に略
水平状に設けた吸引用磁石7における吊戸本体3の外側
の磁極Nを、ガイドピン4の上端に設けた磁石6の磁極
Nとは同極とするとともに、吸引用磁石7における吊戸
本体3の内側の磁極Sを、ガイドピン4の上端に設けた
磁石6の磁極Nとは異極として、吊戸本体3の外側の磁
極Nとガイドピン4の上端に設けた磁石6の磁極Nとが
同極となって近接または対向した状態では、ガイドピン
4は床面11の下方に引退し、かつ磁石部分9を含む吸引
用磁石7全体の両側に、傾斜ガイド8,8aを形成して成る
ものである。
[作用] このように、吊戸本体3側の下端に略水平状に設けた
吸引用磁石7における吊戸本体3の外側の磁極Nを、ガ
イドピン4の上端に設けた磁石6の磁極Nとは同極とす
るとともに、吸引用磁石7における吊戸本体3の内側の
磁極Sを、ガイドピン4の上端に設けた磁石6の磁極N
とは異極として、吊戸本体3の外側の磁極Nとガイドピ
ン4の上端に設けた磁石6の磁極Nとが同極となって近
接または対向した状態では、ガイドピン4は床面11の下
方に引退し、かつ磁石部分9を含む吸引用磁石7全体の
両側に、傾斜ガイド8,8aを形成したことによって、床面
11から不測に突出しているガイドピン4を、傾斜ガイド
8,8aにより床面11の下に押し込み、また床面11から突出
しているガイドピン4を磁石部分9による反発力を利用
して押し込んで、ガイドピン4が走行溝5に入る際、又
は出る際の両方の時に、そのガイドピン4は邪魔になる
ことがなく確実に押し込まれる。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
吊戸本体3の上端の前後部にはランナー2,2が取付け
られ、これらランナー2が走行受片10,10を備えた断面
コ字型の上レール1に走行自在に挿入され、吊戸本体3
を上レール1に走行自在に保持してある。床面11には適
宜間隔を隔ててガイドピン4が磁力にて突出引退自在に
設けられている。そして吊戸本体3の下端には走行溝5
が全長に形成されている。走行溝5は例えば鉄板のよう
な磁性体にて形成されていてもよいが、断面略逆U字型
のものを挿入固着して走行溝5を形成してもよい。吊戸
本体3の走行溝5の前後部には吸引用磁石7を設けてあ
る。しかして吊戸本体3の閉塞方向への走行に際して、
床面下に沈んでいるガイドピン4を吸引用磁石7にて磁
着して引き上げ、ガイドピン4が吊戸本体3の下端面の
走行溝5に突入し、かかる突入状態が維持されて走行ガ
イドをおこなうことができるようにしてある。
ガイドピン4は床面下に埋入された筒部12に対して昇
降自在に挿入され、ガイドピン4の先端に磁石6を取付
けてある。ガイドピン4には摺動突条13が形成され、筒
部12に対して抵抗少なく摺動昇降できるようにしてあ
る。
吊戸本体3側の下端に略水平状に設けた吸引用磁石7
における吊戸本体3の外側の磁極Nを、ガイドピン4の
上端に設けた磁石6の磁極Nとは同極とするとともに、
吸引用磁石7における吊戸本体3の内側の磁極Sを、ガ
イドピン4の上端に設けた磁石6の磁極Nとは異極とし
て、吊戸本体3の外側の磁極Nとガイドピン4の上端に
設けた磁石6の磁極Nとが同極となって近接または対向
した状態では、ガイドピン4は床面11の下方に引退させ
る反発用の磁石部分9になしてある。この吸引用磁石7
の両側には鉄板のような磁性体にて形成された傾斜ガイ
ド8,8aが形成されている。
しかして吊戸本体3の閉塞方向への走行にて、傾斜ガ
イド部8にて床面から不測に突出しているガイドピン4
を床面下に押さえ込み、さらに床面から突出しているガ
イドピン4を反発用磁石9にてその反発を利用して押し
込み、そして一層の吊戸本体3の走行で吸引用磁石7に
てガイドピン4をその上端の磁石6を介して磁着して引
き上げ、磁性体にて形成された傾斜ガイド部8aに磁石6
が磁着してさらにガイドピン4は上昇され、吊戸本体3
の走行溝5へと案内され、かかるガイドピン4にて吊戸
本体3がガイドされて走行されるのである。そしてガイ
ドピン4が走行溝5の終端に達すると、傾斜ガイド8aに
てガイドピン4は押し下げられ、そして最終的には反発
用磁石9にてガイドピン4を完全に筒部12の内部に押し
下げておくものである。
床面下に筒部12が外周の係止突起18を介して抜け止め
されて埋設されている。筒部12の上端周部にはフランジ
19が形成され、フランジ19を床面11に当接させること
で、筒部12の挿入深さを決めてある。筒部12の内部には
その上方の内径が大きくなった大径箇所23に、筒部12よ
りは充分に短い筒状の中間スペーサー16が挿抜自在に挿
入され、中間スペーサー16と筒部12の内径が略等しくな
っている。中間スペーサー16及び筒部12内にガイドピン
4が昇降自在に挿入されている。そして中間スペーサー
16の上端に引き外し用のフランジ17が周部に延出され、
このフランジ17が筒部12のフランジ19に重ねられてい
る。さらにガイドピン4にはピン20が固定され、このピ
ン20が中間スペーサー16に形成された長孔21に挿通され
ている。しかして、筒部12とガイドピン4間にごみが詰
まった場合には、板状の治具22を中間スペーサー16のフ
ランジ17と筒部12のフランジ19間に挿入して持ち上げ、
中間スペーサー16を上方に引き抜く。かかる場合、長孔
21の下端がピン20に当接して、ガイドピン4も筒部12か
ら引き抜くことができるようにしてある。
ガイドピン4の下端には磁石26が取付けられ、そして
中間スペーサー16の周部側壁にも保持用磁石27が埋設さ
れ、しかして、ガイドピン4が吊戸本体3側に磁着され
て最も引き上げられた状態で、ガイドピン4の下端の磁
石26が保持用磁石27に磁着されて、ガイドピン4の引き
上げられた状態を保持することができるようにしてあ
る。かかる引き上げられた状態を保持することで、ガイ
ドピン4は吊戸本体3の走行溝5に深く挿通されて、ガ
イド機能を安定させるものである。
中間スペーサー16の下端には係止爪29が弾性変位自在
に設けられ、この係止爪29が筒部12の凹所30に係脱自在
に係合することで、中間スペーサー16が不測に上昇する
ことがないようにしてある。この係止爪29はなくてもよ
い。
そして、実施例においては、中間スペーサー16とガイ
ドピン4とをピン20と長孔21を介して連結したが、中間
スペーサー16とガイドピン4とは連結しなくてもよいも
のである。
以上のように本考案は、吸引用磁石7の外側に床面11
より突出しているガイドピン4に当接してこれを押し込
む傾斜ガイド8が形成されたものである。
このように、吸引用磁石7の外側に床面11より突出し
ているガイドピン4に当接してこれを押し込む傾斜ガイ
ド8が形成されることで、ガイドピン4が床面11から不
測に突出していても、吊戸本体3を走行させてその傾斜
ガイド8にてガイドピン4を押し込み、ガイドピン4が
吸引用磁石7やその近傍に衝突するのを回避している。
つまり、ガイドピン4が不測に突出して吊戸本体3の走
行を阻害するのを回避するのである。
[考案の効果] 本考案は前記のように構成して成るもので、床面から
不測に突出しているガイドピンを、傾斜ガイドにより床
面の下方に押し込み、また床面から突出しているガイド
ピンを磁石部分による反発力を利用して押し込んで、ガ
イドピンが走行溝に入る際、又は出る際の両方の時に、
そのガイドピンが邪魔になることがなく確実に押し込む
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部破断した部分正面図、
第2図は同上の断面図、第3図は同上の正面図、第4図
(a)(b)(c)は同上のガイドピン部分の正面図、
ガイドピンが磁力で上昇される動作を示す側断面図、ガ
イドピンが中間スペーサーとともに引き上げられている
状態を示す側断面図、第5図は同上の走行溝の端部の底
面図、第6図は従来例の断面図である。 1……上レール、2……ランナー、3……吊戸本体、4
……ガイドピン、5……走行溝、6……磁石、7……吸
引用磁石、8,8a……傾斜ガイド、9は磁石部分、11……
床面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊戸本体が上レールにランナーを介して走
    行自在に吊下げ保持され、床面に、磁力にて突出引退自
    在に設けられたガイドピンが、吊戸本体の下端面に形成
    された走行溝に、その突出状態で挿入されて走行ガイド
    をおこなう吊戸の下部ガイド装置であって、吊戸本体側
    の下端に略水平状に設けた吸引用磁石における吊戸本体
    の外側の磁極を、ガイドピンの上端に設けた磁石の磁極
    とは同極とするとともに、吸引用磁石における吊戸本体
    の内側の磁極を、ガイドピンの上端に設けた磁石の磁極
    とは異極として、吊戸本体の外側の磁極とガイドピンの
    上端に設けた磁石の磁極とが同極となって近接または対
    向した状態では、ガイドピンは床面の下方に引退し、か
    つ磁石部分を含む吸引用磁石全体の両側に、傾斜ガイド
    を形成して成る吊戸の下部ガイド装置。
JP1990112710U 1990-10-26 1990-10-26 吊戸の下部ガイド装置 Expired - Lifetime JP2538104Y2 (ja)

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JPH0468177U JPH0468177U (ja) 1992-06-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB8308301D0 (en) * 1983-03-25 1983-05-05 Westinghouse Brake & Signal Sliding door edge support
JPS6128881U (ja) * 1984-07-25 1986-02-21 松下電工株式会社 吊り戸
JP2754270B2 (ja) * 1989-12-22 1998-05-20 大阪金具株式会社 吊戸のガイドレール装置

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