JP2516862Y2 - 車両のクラッチ装置 - Google Patents

車両のクラッチ装置

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JP2516862Y2
JP2516862Y2 JP6503390U JP6503390U JP2516862Y2 JP 2516862 Y2 JP2516862 Y2 JP 2516862Y2 JP 6503390 U JP6503390 U JP 6503390U JP 6503390 U JP6503390 U JP 6503390U JP 2516862 Y2 JP2516862 Y2 JP 2516862Y2
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徹 博田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両のクラッチ装置の改良に関し、特に農
用トラクタをはじめ各種車両におけるクラッチ装置のレ
リーズフォークの固定ピンの抜け止めに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
上記のような車両のクラッチ装置として、原動軸と従
動軸との間で、軸方向に摺動して動力を断,接するよう
にしたものが一般的に知られている。
このような従来のクラッチ装置いおいては、メインシ
ャフトの軸上にレリーズハブを摺動させてクラッチの作
動を行っているが、メインシャフトは高速回転であるた
め摺動部の摩耗があり、レリーズハブを少しでも小さ
く,かつ軽量に構成しなければならず、レリーズハブの
固定ピンには、ピンの抜け止めを防止するための割りピ
ンを必要としていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように従来のクラッチ装置においては、レリー
ズハブを固定するために狭いハウジングの内部で割りピ
ンを割る作業が必要であり、レリーズハフの組み立て、
分解,設備作業等が面倒で、作業性が悪い、といった問
題点があった。
本考案は、上記の課題を解決することを目的になされ
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、原動軸と従動
軸との間で、軸方向に摺動して動力を断,接するように
した車両のクラッチ装置において、 レリーズフォークの作動によって摺動可能なレリーズ
ハブの摺動部下方近傍に位置して、レリーズフォークを
固定する固定ピンの頭部を配設し、レリーズフォークの
作動によってクラッチを作動させるときに、レリーズハ
ブの摺動部が常に固定ピン頭部上方にあるように構成し
たことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成により、レリーズフォークを固定する固定
ピンの抜け方向上部にレリーズハブの摺動部が設けられ
ることにより、固定ピンは常に抜け止めされることにな
り、割りピンのような抜け止め部材を必要としない。
また、割りピンのような抜け止め部材を必要としない
から、クラッチハウジングのような狭い場所での抜け止
め作業がなくなり、組立作業が容易に行えると共に、分
解,整備などの作業も容易に行える。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
図において、符号1は農用トラクタのような車両に搭
載されるエンジンで、このエンジン1の後部の出力軸の
外周にフライホイール2が設けられ、このフライホイー
ル2にボルト3によりクラッチカバー4が取り付けられ
ている。このクラッチカバー4内に設けられたダイヤフ
ラムスプリング5に対し、レリーズベアリング6を介し
てレリーズハブ7を押しつけることによりクラッチの作
動を行うようになっている。
上記エンジン1の後方に、クラッチ作動機構を囲うよ
うにしてクラッチハウジング8が取り付けられており、
このクラッチハウジング8の左右方向中央付近に中央壁
9があり、該中央壁9にボス部10が設けられ、その内径
部に対しレリーズハブ7が摺動可能に設けられている。
レリーズハブ7を作動するレリーズフォーク11は、レ
リーズハブ7の作用部12と戻し部13との間にはまり込む
ようになっており、レリーズフォーク11の作動により、
エンジン1の出力(動力)は、クラッチディスク14を介
してメインシャフト15に伝達される。レリーズフォーク
11を支持するレリーズシャフト16は、クラッチハウジン
グ8により両側部が支持されており、その中央部におい
て固定ピン17がレリーズフォーク11上部より差し込まれ
ている。この固定ピン17の頭部18は、レリーズハブ7の
摺動部に近接しており、抜け出ようとするとレリーズハ
ブ7の摺動部に当接して抜け出さないようになってい
る。
上記ボス部10の中央壁9後方側には、レリーズフォー
ク11を組み立てるための組み立て用溝18が設けられてい
る。第2図に示すように、レリーズフォーク11の作動部
は、レリーズハブ7の戻し部13にレリーズフォーク11が
引き掛けられるように構成されている。
なお、上記実施例においては、エンジン1の出力軸を
原動軸とした場合について説明したが、これを中間出力
軸を原動軸とした場合でも同様に実施できるものであ
る。
このような構成の車両のクラッチ装置においては、ま
ず、組み立てるときは、第2図に示すように、レリーズ
フォーク11をクラッチハウジング8内におき、クラッチ
ハウジング8に開けられた左右の孔にレリーズシャフト
16を嵌挿して支持し、レリーズフォーク11をレリーズシ
ャフト16に固定ピン17を挿通することにより固定する。
この固定ピン17の挿通操作は、第3図に示すように、ク
ラッチハウジング8後方の解放部よりレリーズフォーク
11をその差込み孔が見えるように倒しておき、レリーズ
シャフト16を挿通し、固定ピン17を矢印A方向から挿入
して行う。
この状態でレリーズフォーク11を第3図で反時計方向
に回動させて大きく前方へ倒すと共に、その先端をボス
部10の組み立て用溝19に嵌合し、前方からレリーズベア
リング6を圧入したレリーズハブ7を、クラッチハウジ
ング8の仕切り壁9に設けたボス部10に前方から遊嵌
し、レリーズフォーク11の頭部が戻し部13に係合したと
き、レリーズフォーク11を回動して起こし、第1図に示
すようにほぼ垂直にする。この状態では、レリーズフォ
ーク11の先端はレリーズハブ7の戻し部13に遊嵌した状
態となる。軸心部はクラッチディスク14に嵌合したメイ
ンシャフト15が貫通し、クラッチハウジング8とエンジ
ン1を連結させることによりクラッチの組立を完了す
る。
そして、クラッチペダルを踏み込むとレリーズフォー
ク11が前方に回動し、レリーズフォーク11と係合してい
るレリーズハブ7を前方に移動させ、その先端を圧入さ
れたレリーズベアリング6がダイヤフラムスプリング5
を押し付けてクラッチ・オフの状態となる。クラッチペ
ダルを離すと、レリーズフォーク11がほぼ垂直近くまで
回動し、その先端部はレリーズハブ7の後端の係止溝に
係合しているのでレリーズハブ7を後方に移動させ、レ
リーズベアリング6とダイヤフラムスプリング5の当接
部が離れてクラッチ・インの状態となる。
このようなクラッチ操作時において、固定ピン17の頭
部18は、レリーズハブ7の摺動部下方近傍に位置して配
設され、レリーズフォーク11の作動によってクラッチを
作動させるときに、レリーズハブ7の摺動部が常に固定
ピン頭部18上方にあるので抜け止めされ、固定ピン17に
抜け止めのための割りピンを必要とせず、組み立て、分
解,整備が容易となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の車両のクラッチ装置によ
れば、レリーズフォークを固定する固定ピンの抜け方向
上部にレリーズハブの摺動部を設けたから、固定ピンは
常に抜け止めされて抜け止めのための部材が不要とな
る。
また、固定ピンの抜け止め措置が不要となるところか
ら、狭い場所での抜け止め作業の必要がなくなり、組立
作業が容易となり、また、分解,整備などの作業も容易
に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第2図はレ
リーズフォーク作動部の背面図、第3図は要部の側断面
図である。 1……エンジン、2……フライホイール、3……ボル
ト、4……クラッチカバー、5……ダイヤフラムスプリ
ング、6……レリーズベアリング、7……レリーズハ
ブ、8……クラッチハウジング、9……中央壁、10……
ボス部、11……レリーズフォーク、12……レリーズハブ
の作用部、13……レリーズハブの戻し部、14……クラッ
チディスク、15……メインシャフト、16……レリーズシ
ャフト、17……固定ピン、18……固定ピンの頭部、19…
…組み立て用溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動軸と従動軸との間で、軸方向に摺動し
    て動力を断,接するようにした車両のクラッチ装置にお
    いて、 レリーズフォークの作動によって摺動可能なレリーズハ
    ブの摺動部下方近傍に位置して、レリーズフォークを固
    定する固定ピンの頭部を配設し、レリーズフォークの作
    動によってクラッチを作動させるときに、レリーズハブ
    の摺動部が常に固定ピン頭部上方にあるように構成した
    ことを特徴とする車両のクラッチ装置。
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