JP2516571Y2 - 画像アレイ - Google Patents

画像アレイ

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JP2516571Y2
JP2516571Y2 JP40571290U JP40571290U JP2516571Y2 JP 2516571 Y2 JP2516571 Y2 JP 2516571Y2 JP 40571290 U JP40571290 U JP 40571290U JP 40571290 U JP40571290 U JP 40571290U JP 2516571 Y2 JP2516571 Y2 JP 2516571Y2
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JP
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electrode
wide
light emitting
light
protruding portion
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俊次 村野
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Kyocera Corp
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の利用分野】この考案は画像アレイに関し、特に
受発光体と周囲の拡散防止層との段差による電極の断線
の防止に関する。
【0002】
【従来技術】発光ダイオードやフォトダイオード、光電
池等を、一列に多数集積化した画像チップは、プリンタ
ヘッドやイメージセンサの主要部品として用いられてい
る。これらの画像チップでは、半導体基板上に多数の受
発光体を並べ、受発光体上には電極を形成する。受発光
体の周囲には拡散防止層がある。通常拡散防止層は受発
光体の表面よりも盛り上がっており、受発光体と拡散防
止層との間には段差がある。このため、電極は受発光体
からの引き出し部で切断され易くなる。
【0003】このことを図5の従来例で説明する。図に
おいて、2は受発光体、4は拡散防止層、02は金属A
l等の電極である。拡散防止層4は受発光体2よりも表
面 の位置が高く、両者の間には段差04がある。電極
02は蒸着等の後にエッチングで形成するが、段差04
のために図の矢印の向きにエッチングされ易い。これは
段差04の部分で、エッチングが進行しやすいためであ
る。段差04は電極02に直交するため、エッチングが
進むと電極02が切断され易い。以下この明細書では、
段差による意図しない方向へのエッチングをサイドエッ
チと呼ぶ。
【0004】サイドエッチによる電極の切断は、電極0
2の幅を広げれば解消する。しかしこれでは出力が低下
する。そこで図6のように、電極を幅広部06幅狭部0
8とで形成すれば、サイドエッチによる電極の切断は起
こりにくくなる。しかしこの場合もサイドエッチの方向
は電極の幅広部06の長手方向に直交し、電極の切断が
生じにくくなるだけで、切断の可能性があることに変わ
りはない。また半導体プロセスでは、マスクのずれを常
に考慮しなければならない。図6の画像アレイで電極が
上下にずれると、受発光体2の有効面積が変化し出力が
変動する。更にずれがなくても、図の上下方向で出力分
布が非対称となる。
【0005】
【考案の課題】この考案の課題はこれらの問題を解決
し、 (1) サイドエッチが生じる部分で電極の幅を広げると
ともに、サイドエッチの方向を電極の長手方向に平行と
し、電極の切断が生じないようにすること、 (2) 電極の幅広部の出力への影響を最小限に止め、同
時に電極の位置のシフトによる出力への影響を最小限に
止めること、を課題とする。
【0006】
【考案の構成】この考案の画像アレイは、半導体基板上
に複数の受発光体を配列するとともに、各受発光体にそ
れぞれ個別に入出力するための電極を配設した画像アレ
イにおいて、前記受発光体に突き出し部を設け、かつ該
突き出し部上に上記電極の幅広部が位置するとともに、
該幅広部に連続して突き出し部より狭い幅狭部を上記受
発光体上に存在させたことを特徴とする。
【0007】
【考案の作用】図1を参照し、この考案の作用を説明す
る。突き出し部10は幅広部6の下部にあり、段差の方
向は幅広部6の長手方向に平行である。この結果、サイ
ドエッチが進行してもエッチングは幅広部6の長手方向
に進行し、電極は切断しない。また電極が幅広いため、
サイドエッチによる切断は更に生じにくい。幅広部6は
受発光体2の外部にあり、出力には余り関係しない。更
に幅広部6の位置が図での上下にシフトしても、突き出
し部10が覆われる面積が変化するだけで、出力の変動
は小さい。
【0008】
【実施例】発光ダイオード(LED)アレイを例に実施
例を説明するが、発光ダイオードをフォトダイオードと
すれば、全く同様にしてフォトダイオードアレイが得ら
れる。
【0009】図1において、2は発光ダイオードの発光
体、4は周囲の拡散防止層でSi3N4やSiO2等の絶縁
体を用いる。6は電極の幅広部、8は電極の幅狭部、1
0 は発光体2の突き出し部である。12は電極のボン
ディングパッドで、この部分にリード線をワイヤボンデ
ィングする。
【0010】図1の実施例での、寸法配置の例を示す。
実施例では電極等の形成ルールを10μmルールとし、
電極や拡散防止層等の形成マスクのずれを最大5μmと
して設計した。発光体2は図での横幅が50μm、長さ
が60μm、電極の幅狭部8は幅が最小幅の10μm、
長さが70μmである。また幅広部6は幅が30μmで
ある。突き出し部10は幅が20μmで、長さが15μ
mである。この結果電極が上下にずれても5μm以下の
ずれであれば、突き出し部10の中でのずれにとどま
り、出力への影響は小さい。また5μm以下の横方法の
ずれでは、幅広部6の横ずれは突き出し部10の中での
ずれに止まり、影響は小さい。それ以上の横ずれが予想
される場合、幅広部6の幅を更に広げれば良い。このよ
うに位置の誤差に対する許容度が高いのは、幅広部6が
発光体2の外部の突き出し部10の上にあり、発光体2
とは関係しないからである。
【0011】図2に、他の実施例を示す。図1の実施例
との相違は、ボンディングパッド12を図での下方向に
揃えて配置したことである。画像アレイは高精密なIC
であり、300DPI(300ドット/インチ)の場
合、発光体2の繰り返し周期は85.6μm、400D
PIでは64μmとなる。このためワイヤボンディング
に用いたリード線も高密度で配置される。そこで図1の
ように、ボンディングパッド12を1個置きに上下に配
置すれば、ワイヤボンディングのリード線密度は図2の
場合の1/2となる。この結果、ワイヤボンディングが
容易でリード線の配置が容易となる。図2と図1との他
の相違点は、図1では図での上下の両方に幅広部6と突
き出し部10を設けたが、図2では図での下側のみに幅
広部6と突き出し部10を設けた点である。これは図1
の実施例では、図の上下方向での発光体4の対称性を考
慮し、突き出し部10の非被覆部分からの発光が上下同
じように生じるようにしたからである。しかし突き出し
部10の非被覆部分(幅広部6で覆われていない露出部
分)の面積は小さく、この点の効果は大きくはない。ま
たサイドエッチによる電極の切断が問題となるのは、ボ
ンディングパッド12に接続した方向(この方向を基部
方向という)のみである。ボンディングパッド12に接
続しない方向(図2の上側)で電極の幅狭部8が切断し
ても、問題はない。このように発光体2の上下両側に幅
広部6と突き出し部10とを設けるのは、突き出し部1
0の非被覆部分からの発光を上下対称にするためで、非
被覆部分の面積が小さいため、余り重要ではない。
【0012】図3に、突き出し部10の周囲を拡大して
示す。幅広部6は突き出し部10よりも幅が広く、かつ
その先端は発光体2よりも下にある。14は、拡散防止
層4と発光体2や突き出し部10との間の段差である。
【0013】図4に、突き出し部10の断面を示す。図
において、16はn型のGa−As基板で、18は基板1
4上にエピタキシャル成長させたGa−As−Pのn型
層、20は拡散防止層4の窓(露出部)からZnをP型
不純物として不純物拡散させたp型層である。発光体2
の部分では、p型層20とn型層18との界面が発光面
となり、電極の幅狭部8等からの電流で発光し、電極の
幅狭部8で遮蔽されていない部分から出力光が発光す
る。
【0014】実施例の製造工程と作用を示す。n型Ga
−As基板16に、Ga−As−P層18をエピタキシャ
ル成長させ、Si3N4やSiO2等の拡散防止層4を形成
する。拡散防止層4をエッチングして窓を開けてZnを
不純物拡散させ、p型層20を形成し、発光体2や突き
出し部10とする。この後金属Alを全面に真空蒸着
し、フォトレジストを塗布して露光し、金属Alの不要
部をエッチングした後、フォトレジストを除去する。
【0015】この時段差14の部分でサイドエッチが生
じ易いが、サイドエッチは矢印のように図3での上下方
向に進行する。ッサイドエッチ部を22として、図3に
示す。図での上下にサイドエッチが進行しても、電極の
幅広部6が切断されることはない。即ちサイドエッチに
よる電極の切断は生じない。また幅広部6は幅が広く、
仮にサイドエッチが予測しない方向に進行しても、幅広
部6の切断には至りにくい。なお図2の場合、図の上部
で電極の幅狭部8がサイドエッチで切断され易いが、こ
の部分で切断されても電極8の性能には関係しない。
【0016】突き出し部10や幅広部6は配線等のルー
ルの10μmよりも広く、製造は容易である。マスク等
のずれのため、電極の幅広部6や幅狭部8が発光体2に
対し図の上下にずれても、突き出し部10に対する幅広
部6の相対位置が変化するだけで、発光特性への影響は
小さい。幅広部6が発光体2の外にあるため、幅広部6
や幅狭部8が横方向にずれても、図6の場合よりは出力
への影響が小さい。
【0017】図1の実施例の場合、ボンディングパッド
は1個置きに図での上下に交互に配置される。この結
果、ワイヤボンディングの密度が図2の1/2となり、
ワイヤボンディングが容易となる。
【0018】
【考案の効果】この考案では、以下の効果が得られる。 (1) サイドエッチによる電極の切断が生じない。 (2) 幅広部による出力への影響が小さく、かつその位
置がシフトしても出力への影響が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の要部平面図である。
【図2】第2の実施例の要部平面図である。
【図3】図1の要部拡大平面図である。
【図4】図4は図3の断面図である。
【図5】従来例の平面図である。
【図6】従来例の平面図である。
【符号の説明】
2 発光体 4 拡散防止層 6 電極の幅広部 8 電極の幅狭部 10 突き出し部 12 ボンディングパッド 14 段差 22 サイドエッチ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に複数の受発光体を配列す
    るとともに、各受発光体にそれぞれ個別に入出力するた
    めの電極を配設した画像アレイにおいて、前記受発光体
    に突き出し部を設け、かつ該突き出し部上に上記電極の
    幅広部が位置するとともに、該電極には該幅広部に連続
    して突き出し部より狭い幅狭部を設け、該幅狭部を上記
    受発光体上に存在させたことを特徴とする、画像アレ
    イ。
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