JP2516509Y2 - 芝刈機の刈刃装置 - Google Patents

芝刈機の刈刃装置

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JP2516509Y2
JP2516509Y2 JP511791U JP511791U JP2516509Y2 JP 2516509 Y2 JP2516509 Y2 JP 2516509Y2 JP 511791 U JP511791 U JP 511791U JP 511791 U JP511791 U JP 511791U JP 2516509 Y2 JP2516509 Y2 JP 2516509Y2
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JP
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blade
cutting blade
cutting
cutter
cutter blade
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JP511791U
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正敏 春松
賢二郎 平綱
一弘 坂本
実美 花房
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、芝刈機の刈刃装置に関
し、特に略水平回転する上下2枚重ねのカッターブレー
ドの刈刃部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】略水平回転するカッターブレードを下面
が開放したカッターハウジング内に収納して成る芝刈機
において、カッターブレードを上下2枚重ねとして、そ
の上側カッターブレードの刈刃を下側カッターブレード
の刈刃に対して回転方向の前方に位置させることで、芝
草を2度刈りする技術は、米国特許第2,760,32
7号明細書により公知となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように上下2枚重
ねのカッターブレードにおいて、細断性や放出性及びグ
ラスバッグへの収納性の向上等を企図して、下側カッタ
ーブレードの刈刃部分の回転方向後側部分に、上側カッ
ターブレードの刈刃部分よりも上方へ延びる起風部を形
成して、充分な風量を得るようにすることが考えられ
る。しかしながら、上側カッターブレードの刈刃部分の
回転方向後側部分と、下側カッターブレードの上方へ大
きく延びる起風部との間に比較的大きな空間があると、
回転状態において、その空間内で空気の渦が発生して、
騒音が発生しやすくなる問題がある。
【0004】そこで本考案の目的は、以上の如き上下2
枚重ねのカッターブレードの上側の刈刃が回転方向前方
に位置して、下側の刈刃部分の回転方向後側部分に、上
側の刈刃部分よりも上方へ延びる起風部を設けて、風量
を増大させる芝刈機において、空気の渦を発生しにくく
して、騒音の発生を抑えられる刈刃装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本考案は、略水平に回転するカッターブレードを上下に
重ねて略垂直な回転軸の下端部に備え、上側カッターブ
レードの刈刃を下側カッターブレードの刈刃に対して回
転方向の前方に位置させた芝刈機において、前記下側カ
ッターブレードの前記刈刃部分の回転方向後側部分に、
前記上側カッターブレードの前記刈刃部分よりも上方へ
延びる起風部を形成するとともに、この起風部を前記上
側カッターブレードの前記刈刃部分の回転方向後側部分
に略近接させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】下側の刈刃部分の回転方向後側部分に形成した
起風部が、上側の刈刃部分よりも上方へ延びて、且つそ
の回転方向後側部分に略近接しているので、充分な風量
を得る起風部と、その前方の上側刈刃の回転方向後側部
分との間の隙間が極小となり、回転状態での空気の渦が
発生しにくくなって、騒音が出にくくなる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案を適用した刈刃装置とともにカッタ
ーハウジング1を破断して示すもので、2は車輪、3は
エンジンケース、4は回転軸、5はブレードホルダ、
6,7はカッターブレードである。カッターハウジング
1の上壁部中央を貫通してエンジンで駆動される略垂直
の回転軸4の下端部に、図2にも示す通り、ブレードホ
ルダ5を介して、上側カッターブレード6及び下側カッ
ターブレード7が長手方向を揃えて、中央部で重ね合わ
せてボルトナットにより固定されている。これにより両
カッターブレード6,7が略水平に回転駆動される。
【0008】上側カッターブレード6は、図3乃至図5
にも示す通り、その両端部に刈刃61,61を形成する
とともに、この各刈刃61,61部分の回転方向後側部
分を斜めカット部62,62に形成してなり、且つ両端
部を中央部より下方に屈曲させた段差部63,63を介
して一段下げたプレス板状のものである。ここで、刈刃
61は、段差部63にかけて形成されており、斜めカッ
ト部62は、段差部63及び中央部にまで大きく形成さ
れている。また段差部63は、両端部に対する衝撃緩和
用のものであり、この段差部63には、中央部にかけて
下方へ膨出する剛性確保用の凹溝64が形成されてい
る。
【0009】下側カッターブレード7は、図6及び図7
にも示す通り、その両端部に刈刃71,71を形成する
とともに、この各刈刃71,71部分の回転方向後側部
分を斜めの線に沿って上方に立ち上げて屈曲した略三角
形の起風部72,72に形成してなり、且つ両端部を中
央部より下方に屈曲させた段差部73,73を介して一
段下げたプレス板状のものである。ここで、刈刃71及
び起風部72は、ともに段差部73にかけて形成されて
いる。また前記と同様に段差部73は、両端部に対する
衝撃緩和用のものであり、この段差部73には、中央部
にかけて下方へ膨出する剛性確保用の凹溝74が形成さ
れている。
【0010】以上の如く長手方向を揃えた上下2枚重ね
のカッターブレード6,7において、図3と図4及び図
6に示す通り、上側カッターブレード6の幅W1よりも
下側カッターブレード7の幅W2の方が小さく、且つ上
側カッターブレード6の刈刃61を、下側カッターブレ
ード7の刈刃71に対して所定寸法aだけ回転方向Rの
前方に位置させている。そして図1に示す通り、上下の
両刈刃61,71部分の間に所定クリアランスbを確保
するとともに、下側カッターブレード7の起風部72
を、上側カッターブレード6の刈刃61部分よりも所定
寸法cだけ充分に高く形成して、且つ図9に示す通り、
その上側刈刃61部分の回転方向後側の斜めカット部6
2に略接近状態としている。
【0011】以上の構成による刈刃装置によれば、ブレ
ード回転状態において、先行する上側の刈刃61により
先ず芝草の上部を刈り取り、微小時間遅れて下側の刈刃
71により更に芝草を短く刈り取る。この下側の刈刃7
1で2度目の刈り込みが行なわれる時は、上側の刈刃6
1より充分に高く形成した起風部72に沿って上方に流
れる増大された風の負圧吸引作用により、芝草が引き上
げられて、下側の刈刃71で確実に短く刈り取られる。
しかも刈り芝は、上方に飛ばされて回転中の両カッター
ブレード6,7上に落下し、上下の刈刃61,71で再
び微細に切断されて、最終的には芝地上に分散される。
【0012】そして上下のカッターブレード6,7は、
図8に示す通り、回転方向Rに対して、上側カッターブ
レード6の幅W1内に長手方向を揃えて、それよりも小
さな幅W2の下側カッターブレード7を重ね合わせた構
造のため、前端面及び後端面を揃えた場合に比べて、空
気流の変化が小さくなり、前端での風切り音を発生しに
くくするとともに、後方での空気の渦も発生しにくくし
て、騒音の発生を抑制することができる。
【0013】しかも図9に示す通り、上側カッターブレ
ード6の刈刃61部分よりも寸法cだけ充分に高くし
て、風量の増大化を図った下側カッターブレード7の起
風部72を、上側カッターブレード6の斜めカット部6
2に沿わせて略近接状態とした構造のため、起風部72
と、その前方の斜めカット部62との間の隙間が極小と
なって、その部分での空気の渦が発生しにくくなること
から、騒音の発生を抑制することができる。
【0014】尚、本考案の刈刃装置は、実施例の如き歩
行型芝刈機や密閉式カッターハウジングに限らず、乗用
芝刈機やディスチャージ式カッターハウジング及びグラ
スバッグへの収納等にも適用可能である。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、上側刈刃
を回転方向前方に位置させた上下2枚重ねのカッターブ
レードを備える芝刈機において、下側カッターブレード
の刈刃部分の回転方向後側部分に、上側カッターブレー
ドの刈刃部分よりも上方へ延びる起風部を形成して、こ
の起風部を上側カッターブレードの刈刃部分の回転方向
後側部分に略近接させたため、充分な風量を得る起風部
と、その前方の上側刈刃の回転方向後側部分との間の隙
間を極小にして、回転状態での空気の渦を発生しにくく
することができ、従って騒音の発生を抑えることができ
る。又、マルチングモアに採用することにより、刈芝を
より細かく裁断し、刈芝すを芝間に落とし込める。又、
グラスバッグ仕様の場合、バッグへの刈芝収納性も向上
する等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した刈刃装置とともにカッターハ
ウジングを破断して示す側面図
【図2】本考案に係る刈刃装置の分解斜視図
【図3】同じく組付状態の平面図
【図4】上側カッターブレードの単品平面図
【図5】同側面図
【図6】下側カッターブレードの単品平面図
【図7】同側面図
【図8】図3の矢印A−A線に沿った断面図
【図9】図3の矢印B−B線に沿って本考案による作用
を説明する要部断面図
【符号の説明】
1…カッターハウジング、4…回転軸、5…ブレードホ
ルダ、6…上側カッターブレード、61…刈刃、62…
斜めカット部、7…下側カッターブレード、71…刈
刃、72…起風部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 花房 実美 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−207312(JP,A) 実開 平4−55226(JP,U) 実公 昭31−12436(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略水平に回転するカッターブレードを上下
    に重ねて略垂直な回転軸の下端部に備え、上側カッター
    ブレードの刈刃を下側カッターブレードの刈刃に対して
    回転方向の前方に位置させた芝刈機において、前記下側
    カッターブレードの前記刈刃部分の回転方向後側部分
    に、前記上側カッターブレードの前記刈刃部分よりも上
    方へ延びる起風部を形成したことを特徴とする芝刈機の
    刈刃装置。
  2. 【請求項2】前記起風部を前記上側カッターブレードの
    前記刈刃部分の回転方向後側部分に略近接させたことを
    特徴とする前記請求項1に記載の芝刈機の刈刃装置。
JP511791U 1991-01-18 1991-01-18 芝刈機の刈刃装置 Expired - Lifetime JP2516509Y2 (ja)

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JP511791U JP2516509Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 芝刈機の刈刃装置

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JPH0497520U JPH0497520U (ja) 1992-08-24
JP2516509Y2 true JP2516509Y2 (ja) 1996-11-06

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