JP2516449Y2 - 枕用のスタッフ材 - Google Patents

枕用のスタッフ材

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JP2516449Y2
JP2516449Y2 JP1993019696U JP1969693U JP2516449Y2 JP 2516449 Y2 JP2516449 Y2 JP 2516449Y2 JP 1993019696 U JP1993019696 U JP 1993019696U JP 1969693 U JP1969693 U JP 1969693U JP 2516449 Y2 JP2516449 Y2 JP 2516449Y2
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JP
Japan
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pillow
staff
spherical shell
staff member
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JP1993019696U
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JPH0666443U (ja
Inventor
清志 野村
Original Assignee
山一株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、枕のための詰物、と
くにプラスチック成形されたスタッフ材に関する。
【0002】
【従来の技術】枕の詰物として、そば殻、もみ殻、パン
ヤ、羽毛などが知られており、近年ではプラスチック成
形されたスタツフ材が多用されている(文献不祥)。こ
のスタッフ材は、押し出し成形された直径が6mm前後
のチューブを短筒状に切断したものであって、その多数
個を中袋に充填して枕を構成する。多くの場合、スタッ
フ材は中袋を流動できるよう余裕をもって充填される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】プラスチック成形され
た短筒形のスタツフ材は、羽毛や発泡ゴムなどのスタッ
フ材に比べて、空隙率が大で通気性に富み放熱しやす
い。しかし、柔らかさに欠け、そば殻や小豆を詰物とす
る枕と同様に使用感が堅い。短筒形のスタッフ材は、軟
質プラスチックで形成されており、それ自体は弾性変形
できる。しかし短筒状であるために変形できる方向が径
方向に限られ、しかも中袋に充填した状態では、個々の
スタッフ材の姿勢がばらばらであることから、スタッフ
材全体の特性としては、弾性を発揮できないからであ
る。
【0004】円筒状のスタッフ材は、滑りやすさにも方
向性がある。円周壁どうしが接触する状態では、相互に
滑つて位置の入れ換りや姿勢の変化を生じるが,それ以
外の状態では変位しにくい。そのため、寝返りをうった
場合に、枕表面が凹んだままになることがあり、そば殻
を充填した枕のような形状の安定性に欠ける。使用時に
個々のスタッフ材が接触して、耳障りな異音を発生し、
安眠を防げる不利もある。使用時の異物感を避けるため
に、可能な限りスタッフ材を小さく形成している。その
ため、一定容積当りのスタッフ材重量が大きく、とくに
大型の枕を形成した場合に重くなる。
【0005】この考案の目的は、スタッフ材の構造を変
更して、その滑りやすさと弾性変形しやすさについて特
異性を無視できる程度にまで減少し、使用時の形崩れが
なく適度の弾性を発揮でき、しかも軽くて、耳障りな異
音の発生を十分に抑制できる枕用のスタッフ材を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案では、枕6用の
軟質のプラスチックで形成されたスタッフ材1を、周壁
に開口3を有する、内部が中空で薄肉の球殻休2で形成
する。尚、球とは、一つの円をその直径を軸として回転
してできる幾何学上の立体形状を指す。好ましくは、球
殻体2に一対の開口3を平行に設ける。
【0007】
【作用】一群のスタッフ材1を中袋4に充填した状態に
おいて、個々のスタッフ材1は球殼体2どうしが接触す
る。従つて、隣接するスタッフ材1は、殆ど方向性のな
い状態で相互に滑って、容易に位置の入れ換や姿勢の変
更を行える。球殻体2は全方向からの外力に対応して弾
性変形できるので、球殻体2の厚みや球径などを大小に
変更することで、枕全体の柔らかさと堅さを自由に変更
できる。球殻体2からなるスタッフ材1は、不必要な隙
間を生じることなく隣接できる。しかも隣接するスタッ
フ材1は相互に滑つて位置の入れ換りや姿勢の変化をス
ムーズにおこなえる。従って、寝返り等によつて「シャ
リシャリ」音などの異音を生じにくい。。球殻体と円筒
体が占める空間の体積を一定とする場合には、それぞれ
の肉厚が同じであれば、球殻体の重さを小さくでき、し
かも表面積は大きくできる。
【0008】
【考案の効果】枕6用の軟質のプラスチックで形成され
たスタッフ材1を、周壁に開口3を有する、内部が中空
の薄肉の球殻体2で形成する。好ましくは、球殻体2に
一対の開口3を平行に設ける。この考案では、軟質のプ
ラスチックで形成され、周壁に開口3を有する、内部が
中空の薄肉の球殻体2でスタッフ材1を形成し、その滑
り方向及び変形方向について、それぞれ方向性が現れる
ことを解消し、さらに隣接するスタッフ材1どうしが不
必要な隙間を生じることなく、しかも互いに滑りやすい
状態で隣接できるようにした。従って、この考案のスタ
ッフ材1を用いて枕6を形成すると、寝返りなどによつ
て枕表面が凹むなどの形崩れを防止しながら、同時に適
度の弾性を発揮することができ、適度の堅さと適度の柔
らかさを同時に発揮することの可能な使用感に優れた枕
が得られる。スタッフ材1どうしの衝突や擦れ合いなど
による耳障りな異音の発生を十分に抑止して、安眠を促
すことができる。円筒体からなる従来のスタッフ材に比
べて、スタッフ材1を軽量化でき、大形の枕を形成した
場合にでもその重量を小さくできる。
【0009】
【実施例】図1ないし図2において、スタッフ材1は軟
質ポリエチレンのように軟質のプラスチックを素材にし
て成形されており、全体として球殻体状に形成し、球殻
体2のの内部を中空にし、周壁に一対の開口3を平行に
開口してなる。球殻壁2の外直径Dは11.5mmで、
開口部径dは5.5mmであり、肉厚tは0.5mmと
薄肉である。した。スタッフ材1は、成形機から押し出
されたチューブ体を前段素材にして形成されており、チ
ューブ体を型内へ導入した後、型内に真空圧を作用させ
て球殻体状に成形し、個々の球殻体2を切断することに
よって得られる。
【0010】上記のようにして得られたスタッフ材1を
図3に示すように中袋4に充填し、さらにその外面に袋
カバー5を被せ付けて枕6を形成する。中袋4は生地あ
るいは網材で形成する。
【0011】上記の実施例では、球殻体2の二箇所に一
対の開口3を平行に設けたがその必要はない。図4aに
示すように開口3は一ヶ所に限つて形成することができ
る。さらに図4bに示すように3個以上の開口3を球殻
体2に形成できる。
【0012】上記以外に、開口3を複数個形成する場合
には、開口径が異なっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタッフ材の一部を破断した正面図である。
【図2】スタッフ材の側面図である。
【図3】一部を破断した枕の斜視図である。
【図4】スタッフ材の変形実施例を示しており、図4a
は一部破断正面図、図4bは正面図である。
【符号の説明】
1………スタッフ材、2………球殻壁、3………開口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質のプラスチックで成形された枕6用
    のスタッフ材1であって、スタッフ材1が周壁に開口3
    を有する、内部が中空で薄肉の球殻体で形成してあるこ
    とを特徴とする枕用のスタツフ材。
  2. 【請求項2】 球殻休2に一対の開口3が平行に設けて
    ある請求項1記載の枕用のスタッフ材。
JP1993019696U 1993-03-10 1993-03-10 枕用のスタッフ材 Expired - Lifetime JP2516449Y2 (ja)

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JPH0666443U JPH0666443U (ja) 1994-09-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5956478B2 (ja) * 2013-10-23 2016-07-27 山一株式会社 枕用粒状充填材および寝具用枕

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02753A (ja) * 1987-12-24 1990-01-05 Ono Pharmaceut Co Ltd カルバゾイル誘導体、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有するメイラード反応阻害剤

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