JP2516191B2 - コンクリ―ト製品の脱型方法 - Google Patents
コンクリ―ト製品の脱型方法Info
- Publication number
- JP2516191B2 JP2516191B2 JP4245720A JP24572092A JP2516191B2 JP 2516191 B2 JP2516191 B2 JP 2516191B2 JP 4245720 A JP4245720 A JP 4245720A JP 24572092 A JP24572092 A JP 24572092A JP 2516191 B2 JP2516191 B2 JP 2516191B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- unit
- concrete
- concrete products
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート製品の脱
型方法に関する。
型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート製品を製造するのに
用いる型枠は、底板と側壁とを別々に製作して、ボルト
やナットで組み立てる構造のものや、底板の各辺に開閉
自在の側壁をそれぞれ設け、この各側壁をカム機構等で
開閉する機構のもの等があった。
用いる型枠は、底板と側壁とを別々に製作して、ボルト
やナットで組み立てる構造のものや、底板の各辺に開閉
自在の側壁をそれぞれ設け、この各側壁をカム機構等で
開閉する機構のもの等があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術のう
ち、ボルトやナットで組み立てるものは、組み立てや分
解に手数がかかり、非能率的である。また、カム機構で
開閉するものは、機構が複雑となり故障が多いという問
題がある。
ち、ボルトやナットで組み立てるものは、組み立てや分
解に手数がかかり、非能率的である。また、カム機構で
開閉するものは、機構が複雑となり故障が多いという問
題がある。
【0004】この発明は、この様な従来の問題点を解決
し、その製造が極めて容易であると共に、型枠から製品
の脱型を極めて容易としたものである。
し、その製造が極めて容易であると共に、型枠から製品
の脱型を極めて容易としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、粉体、粒状、その他任意の形状
の磁石を、温度変化によって、固形化したり、液体化す
る物質に混合して任意の形状に固化したユニットを製作
し、このユニットを鉄製型枠の内面に、磁気によって付
着させ、次に型枠に流状のコンクリートを投入して成型
し、成型後に温度を上昇してユニットを融解させ、型枠
と成型品間に間隔を設けて、成型品の取り出しを極めて
容易としたものである。
するため、この発明は、粉体、粒状、その他任意の形状
の磁石を、温度変化によって、固形化したり、液体化す
る物質に混合して任意の形状に固化したユニットを製作
し、このユニットを鉄製型枠の内面に、磁気によって付
着させ、次に型枠に流状のコンクリートを投入して成型
し、成型後に温度を上昇してユニットを融解させ、型枠
と成型品間に間隔を設けて、成型品の取り出しを極めて
容易としたものである。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1乃至図3は、この発明の実施例を示す
もので、図1はこの発明に用いるユニットAを示し、1
は粉体、粒状その他任意の形状の磁石であり、この磁石
1と、磁気を通すことができ且つ所定以上の温度変化に
よって液体から硬化して固形化したり、固形化された物
質が液体化したりする性質をもった例えばパラフィン2
とを混合して任意の形状にしたものである。
て説明する。図1乃至図3は、この発明の実施例を示す
もので、図1はこの発明に用いるユニットAを示し、1
は粉体、粒状その他任意の形状の磁石であり、この磁石
1と、磁気を通すことができ且つ所定以上の温度変化に
よって液体から硬化して固形化したり、固形化された物
質が液体化したりする性質をもった例えばパラフィン2
とを混合して任意の形状にしたものである。
【0007】図2は、上記ユニットAを鉄製の型枠3の
内周面に磁気により付着させて、この型枠3の底板上に
剥離材5の層を設け、この型枠3内にコンクリート4を
投入した状態を示している。
内周面に磁気により付着させて、この型枠3の底板上に
剥離材5の層を設け、この型枠3内にコンクリート4を
投入した状態を示している。
【0008】コンクリート4が硬化した後、型枠3の温
度を上昇させて図3に示すようにユニットAのパラフィ
ン2を融解することにより、型枠3とコンクリート4の
製品との間に間隙6を形成する。このため、製品の脱型
が容易となる。この場合、ユニットAの中の粉体などの
磁石1は融解したパラフィン2と共に型枠3の開口7よ
り矢印の如く外部に排出されるものと型枠3の内面に残
るものとがあるが、間隙はできるので製品の脱型は容易
である。
度を上昇させて図3に示すようにユニットAのパラフィ
ン2を融解することにより、型枠3とコンクリート4の
製品との間に間隙6を形成する。このため、製品の脱型
が容易となる。この場合、ユニットAの中の粉体などの
磁石1は融解したパラフィン2と共に型枠3の開口7よ
り矢印の如く外部に排出されるものと型枠3の内面に残
るものとがあるが、間隙はできるので製品の脱型は容易
である。
【0009】尚図示を省略したが、実施例で述べたユニ
ットAの材質で、例えばヒューム管等の型枠を形成し、
この型枠内にコンクリートを投入して成型後に温度を上
昇させてユニットを融解することにより複雑な形状のヒ
ューム管等を極めて容易に製造し、又その脱型も容易で
ある。
ットAの材質で、例えばヒューム管等の型枠を形成し、
この型枠内にコンクリートを投入して成型後に温度を上
昇させてユニットを融解することにより複雑な形状のヒ
ューム管等を極めて容易に製造し、又その脱型も容易で
ある。
【0010】
【発明の効果】この発明は、上記のように、所定以上の
温度変化によって液体から硬化して固形化したり、固形
化された物質が液体化する性質をもった物質を主成分と
し、磁石を含んだユニットを鉄製型枠の内周面に介在さ
せ、コンクリートの成型時又は成型後に温度を上昇させ
ユニット中の前記物質を融解して製品と型枠との間に間
隙を形成して製品の脱型を極めて容易とすると共に、ユ
ニットのパラフィンは融解後採集して再利用出来る等の
効果を有する。
温度変化によって液体から硬化して固形化したり、固形
化された物質が液体化する性質をもった物質を主成分と
し、磁石を含んだユニットを鉄製型枠の内周面に介在さ
せ、コンクリートの成型時又は成型後に温度を上昇させ
ユニット中の前記物質を融解して製品と型枠との間に間
隙を形成して製品の脱型を極めて容易とすると共に、ユ
ニットのパラフィンは融解後採集して再利用出来る等の
効果を有する。
【図1】この発明に用いるユニットの側面図。
【図2】この発明の実施例を示す側面断面図。
【図3】図2のユニットを融解した側面断面図。
A ユニット 1 粉体磁石 2 パラフィン 3 型枠 4 コンクリート 5 剥離層 6 間隙 7 開口
Claims (1)
- 【請求項1】 粉体、粒状の磁石を、温度変化によって
固形化したり液体化する物質に混合して任意の形状に固
化したユニットを製作し、このユニットを鉄製型枠の内
面に磁気によって付着させ、次に型枠内に流状のコンク
リートを投入して成型し、成型後に温度を上昇させて、
ユニットを融解させ、型枠と成型品間に間隙を設けて成
型品を脱型することを特徴とするコンクリート製品の脱
型方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4245720A JP2516191B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | コンクリ―ト製品の脱型方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4245720A JP2516191B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | コンクリ―ト製品の脱型方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663956A JPH0663956A (ja) | 1994-03-08 |
JP2516191B2 true JP2516191B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=17137803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4245720A Expired - Lifetime JP2516191B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | コンクリ―ト製品の脱型方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516191B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT521840B1 (de) * | 2018-11-06 | 2021-04-15 | Franz Filzmoser Mag | Verfahren zur Herstellung von Betonfertigteilen mit Hilfe einer Gussform |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5184812A (ja) * | 1975-01-23 | 1976-07-24 | Chiaki Yamada | Konkuriitokutainochukukokeiseihohotosochi |
JPS5187525A (ja) * | 1975-01-31 | 1976-07-31 | Asanohooru Kk | Purekyasutokonkuriitobuzainoseizoho |
JPS6029833B2 (ja) * | 1976-06-28 | 1985-07-12 | 株式会社日立製作所 | 全密閉形電動圧縮機 |
JPS54139625A (en) * | 1978-04-22 | 1979-10-30 | Takefumi Karasawa | Production of concrete material made of thermoplastic material |
JPS5586646A (en) * | 1978-12-22 | 1980-06-30 | Kubota Ltd | Adhering method of extinguishable pattern |
JPH0353850Y2 (ja) * | 1986-11-11 | 1991-11-26 | ||
JPH056083Y2 (ja) * | 1988-04-30 | 1993-02-17 | ||
JPH01171615U (ja) * | 1988-05-23 | 1989-12-05 | ||
JPH02101705U (ja) * | 1989-01-30 | 1990-08-14 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP4245720A patent/JP2516191B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0663956A (ja) | 1994-03-08 |
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