JP2516135B2 - オゾンによる被服類の殺菌洗濯装置 - Google Patents

オゾンによる被服類の殺菌洗濯装置

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JP2516135B2 JP4060877A JP6087792A JP2516135B2 JP 2516135 B2 JP2516135 B2 JP 2516135B2 JP 4060877 A JP4060877 A JP 4060877A JP 6087792 A JP6087792 A JP 6087792A JP 2516135 B2 JP2516135 B2 JP 2516135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】衣類や被服類は、その製造流通過
程、使用過程及び保管過程等のあらゆる機会に汚染され
る。この発明は、オゾンによる被服類の殺菌洗濯装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗濯の方法には、昔から生洗い、京洗い
及び洗い張りが知られている。この生洗いは、被服の汚
れた個所のみに溶剤を付して部分的に洗濯するもので、
また、京洗いは水に浸さず、化学溶剤などを通じて被服
全体をドライ加工を施す洗濯であり、さらに、洗い張り
は和服の縫目糸を全部抜いて各部を散々としたのち洗濯
し、反物として再び各部を縫い合わせるものである。こ
れら三者何れの場合でも洗濯上がりの被服類は、積極的
に十分な殺菌を施されていないものである。
【0003】そこで、従来から洗濯槽内に水と共に収容
した洗濯物に超音波振動を与えると共に、オゾンの気泡
に曝気させ両者の相乗効果によって洗剤を使用せず、ま
た、激しい撹拌を行なうことなく効率的に洗濯ができる
洗濯機が知られている(特開昭63−281689号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術であって
も、洗濯上がりの被服類の縮み、変色及び変形等の損傷
を与えることは否めず、また、繊維の多様化とファッシ
ョン性、デザイン、色、柄等の高級化指向に伴ってその
取り扱いもデリケートになってきていることに対し対処
できず、被服類の洗濯処理について大きな問題点となっ
ている。これらの取り扱い衣類及び繊維類の処理は多大
なものになり、必然的に処理設備、設置面積が大きくな
り、また、品質向上のためには特別な作業技術者や熟練
者にたよざるを得なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、被服類にオ
ゾンを接触させ、該オゾンの酸化力を利用して、前記被
服類に付着している細菌類を死滅させることによつて簡
便、かつ、短時間で減菌・殺菌できると同時に、洗濯上
がりの衣類の縮み、変色及び変形することなくなく、し
かも、衛生的で経済的にも優れたことを確保することを
目的とする。すなわち、この発明は開閉扉を有する密閉
室の底面板の上方に小穴を穿った穴穿板を設けて吸込室
を形成し、かつ、該密閉室の上面板に密閉室に連通する
オゾン発生機並びに加湿機を設定し、吸込室にはオゾン
キラーを内蔵した排気口を設け、密閉室内に貫通軸着し
た回転軸の上部に固定したアームに支承するロータリー
ワイヤーを前記密閉室の内部に設けたことを特徴とする
オゾンによる被服類の殺菌洗濯装置を提供するにある。
【0006】
【作用】この発明によると、被服類を密閉室に入れて加
湿機を稼働させると、密閉室内に湿気が噴霧され充満
し、前記被服類を満遍無く加湿して脱臭を行ったのちそ
の稼働を停止する。その後オゾン発生機を稼働すると、
オゾンが密閉室内に流れ込み、程好い湿気を含んで回転
している被服類に満遍無く付着する。このようにして被
服類にオゾンが接触すると、酸化反応して被服類に付着
している細菌等を殺菌する。接触反応したオゾンは即時
に自己分解して酸素になってしまう。なお、自己分解さ
れないオゾンは、オゾンキラーを通過する際に分解し無
害化される。このように、オゾンに接触した細菌類は減
菌・殺菌され、また、このオゾンは間断なく密閉室内に
導入されるので、被服類の裏側部分や二重縫いの部分等
くまなく接触してその効力を発揮する。オゾン処理後は
殺菌と同様に脱臭もされるので、被服類に付着した臭い
もオゾンの酸化力によって分解脱臭され、極めて衛生的
な仕上りとすることができる。なお、付着オゾンは経時
的に自己分解して対数曲線的に自然減衰したり、また、
オゾンの酸化作用を受けるような有機物や無機物及び水
分の存在により減衰が早くなるので、定期的に殺菌洗濯
すると都合が良い。
【0007】
【実施例1】図1において、密閉室1は、その正面に開
閉扉2を有するステンレス鋼材を用いて直方体に形成
し、その上面板3には密閉室1内に通じるオゾン発生機
4と加湿機5をそれぞれ設定した。オゾン発生機4は、
乾いた酸素ガス中で無声放電を行うと、特有な臭いのあ
る微青色の気体、つまり酸素(分子式O)の同素体で
あるオゾン(分子式O)が生ずる。なお、オゾンは酸
素が紫外線を吸収して生成することもできる。従ってこ
のオゾン発生機4を稼働すると、オゾン発生機4が外気
(酸素)aを吸入し、発生したオゾンが経時的に密閉室
1内を充満する。また、加湿機5にあっても、これを稼
働すると極く微細な液体微粒子が密閉室1内に噴霧され
る。そして、この密閉室1内には、回転軸6に固定した
放射状のアーム7が多数のハンガー掛け8を間隔的に遊
着したロータリーワイヤー9を支持している。従って、
回転軸6に動力源を与えると、回転軸6とともにアーム
7、ロータリーワイヤー9及びハンガー掛け8が同方向
に同速回転する。また、密閉室1の底部は、該密閉室1
の底面板10より上部に該底面板10と同形、かつ、無
数の小穴11を穿ったステンレス鋼製の穴穿板19を設
けて吸込室12を形成したものであって、該吸込室12
から外部に通じる排気口13を設けたものである。この
排気口13には、オゾンキラー14としての活性炭入り
フィルターが装着され、排気ファン15によって強制的
に密閉室1内に残存するオゾンを吸引排気eする。
【0008】この実施例によると、それぞれのハンガー
16に被洗濯物17を掛けて、密閉室1の開閉扉2を開
けてそれぞれのハンガー掛け8に吊設したのち開閉扉2
を閉じて密閉した。電源を入れて回転軸6を廻したとこ
ろ、前記ハンガー掛け8に吊設した被洗濯物17である
被服類も回転した。そして、前処理として加湿機5を操
作して密閉室1内に水分の微細粒子を噴霧して回転して
いる被洗濯物17を満遍無く加湿し脱臭した。この加湿
を停止したのち運転スイッチを操作すると、オゾン発生
機4に通電されて吸気ファン18が回転し、オゾン発生
機4内に外気aが吸い込まれる。数秒後に予め設定した
濃度のオゾンがオゾン発生機4内で生成され密閉室1内
に放出された。このオゾンは、加湿脱臭された被洗濯物
17に満遍無く付着し、汚れた部分を殺菌し消毒を施
す。オゾンは毒性が強いが、密閉室1からの漏洩はなく
極めて安全である。なお、この実施例による密閉室1の
開閉扉2は観音開きであるが、スライド開き又は面開き
等の構成に設計変更できる。オゾンの放出は、その処理
によって濃度や時間を選定できる。オゾン処理が終了す
るとブザーとランプの表示があり、密閉室1内に残存す
るオゾンは、排気ファン15の稼働によって、吸込室1
2からオゾンキラー14としての活性炭フィルターを通
過して無害化されながら排気口13から外部に排気eさ
れる。このときランプの表示が消えるので、安全確認の
うえ開閉扉2を開けて処理された被洗濯物17を搬出し
た。なお、符号20は把手を示す。
【0009】
【実施例2】図2は、実施例1におけるロータリーワイ
ヤー9を、密閉室1の内部を通り、かつ、該密閉室1の
外部に回転させるとともに、開閉扉2に自動開閉具を取
付けた以外は実施例1と同様である。この場合には、ロ
ータリーワイヤー9に多数の被洗濯物17を吊設したの
ち、密閉室1内に入っている被洗濯物群を処理すると、
前面と後面の開閉扉が自動的に開き、処理された被洗濯
物群は密閉室外の後方に、また、次の被洗濯物群が密閉
室内に移動して前面及び後面の開閉扉が自動的に閉ま
る。なお、密閉室内に位置する被洗濯物群と密閉室外に
位置する被洗濯物群との間は、それらの開閉扉が閉まる
ときに自動的に遊離するから、該開閉扉の開閉運動には
支障が生じない。この実施例によると、被洗濯物群のロ
ータリーワイヤー9への着脱が、密閉室1の外部で行え
るので、その作業性が極めて簡便である。
【0010】
【発明の効果】この発明によると、オゾンはその原料と
して空気又は水より生成できるので、その供給が極めて
容易、かつ、安価であり、しかもオゾンは無害化される
ので公害の発生を伴うことなく被服類を殺菌洗濯でき、
並びに衛生的な洗濯物とすることができる。そして、従
来法の如く処理後の被服類の縮み、変色、変形等は一切
生ずることはなく、かつ、被洗濯物群は湿気を含み回転
しているので、万遍無くオゾンと十分に接触し、常に均
一化された殺菌洗濯製品として提供できる。さらに、設
置面積、経済性、簡便性、安全性、品質の確実性等にお
いても格別顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した説明的斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示した説明的斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 密閉室 2 開閉扉 3 上面板 4 オゾン発生機 5 加湿機 6 回転軸 7 アーム 8 ハンガー掛け 9 ロータリーワイヤー 10 底面板 11 小穴 12 吸込室 13 排気口 14 オゾンキラー 15 排気ファン 16 ハンガー 17 被洗濯物 18 吸気ファン 19 穴穿板 20 把手 a 外気 e 排気

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉(2)を有する密閉室(1)の
    底面板(10)の上方に小穴(11)を穿った穴穿板
    (19)を設けて吸込室(12)を形成し、かつ、該密
    閉室(1)の上面板(3)に密閉室(1)に連通するオ
    ゾン発生機(4)並びに加湿機(5)を設定し、吸込室
    (12)にはオゾンキラー(14)を内蔵した排気口
    (13)を設け、密閉室(1)内に貫通軸着した回転軸
    (6)の上部に固定したアーム(7)に支承するロータ
    リーワイヤー(9)を前記密閉室(1)の内部に設けた
    ことを特徴とするオゾンによる被服類の殺菌洗濯装置。
  2. 【請求項2】 自動開閉具を取付けた開閉扉(2)を
    有する密閉室(1)の底面板(10)の上方に小穴(1
    1)を穿った穴穿板(19)を設けて吸込室(12)を
    形成し、かつ、該密閉室(1)の上面板(3)に密閉室
    (1)に連通するオゾン発生機(4)並びに加湿機
    (5)を設定し、吸込室(12)にはオゾンキラー(1
    4)を内蔵した排気口(13)を設け、密閉室(1)内
    に貫通軸着した回転軸(6)の上部に固定したアーム
    (7)に支承するロータリーワイヤー(9)を前記密閉
    室(1)の内部並びに外部に跨って設けたことを特徴と
    するオゾンによる被服類の殺菌洗濯装置。
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