JP2516015Y2 - 金属ベルトを用いた記録装置の摺動機構 - Google Patents

金属ベルトを用いた記録装置の摺動機構

Info

Publication number
JP2516015Y2
JP2516015Y2 JP14513789U JP14513789U JP2516015Y2 JP 2516015 Y2 JP2516015 Y2 JP 2516015Y2 JP 14513789 U JP14513789 U JP 14513789U JP 14513789 U JP14513789 U JP 14513789U JP 2516015 Y2 JP2516015 Y2 JP 2516015Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
metal
metal belt
recording
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14513789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0384193U (ja
Inventor
暢之 小林
武弥 芝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Graphtec Corp filed Critical Graphtec Corp
Priority to JP14513789U priority Critical patent/JP2516015Y2/ja
Publication of JPH0384193U publication Critical patent/JPH0384193U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2516015Y2 publication Critical patent/JP2516015Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、記録面上をX方向に往復移動可能なYバー
とこのYバー上をY方向に往復移動可能な記録ペンを搭
載したキャリッジを駆動させ所望の記録を行う記録装置
に関し、特に上記Yバーおよびキャリッジの可動部を駆
動するためのスチールベルト等のベルト連結機構に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の記録装置の可動部の駆動機構は、駆動
モータに接続した駆動プーリと従動プーリ間にベルトあ
るいはワイヤを張り渡し、このベルトあるいワイヤを介
して可動部は、往復移動していた。
上記ベルトを用いた場合においてはベルトの端部を2
本以上の複数の固定ネジにより固定し、この接続位置で
の変位がないよう構成されていた。また上記ベルトとし
てスチールベルトを適用した場合は、スチールベルトに
ねじれあるいはよれを発生しないよう駆動プーリーと従
動プーリーの取り付け位置を高精度に調整していた。
〔考案が解決するための問題点〕
従来の装置において、スチールベルトを用いた場合
に、その両端部が複数の固定ネジにより固定されている
と、スチールベルトに発生するねじれやよれを回避する
ことができず駆動プーリーとスチールベルト間、あるい
は従動プーリー間において機械的誤差を発生し、可動部
に伝達される駆動モータの駆動出力の伝達効率を低下さ
せる。またこの機械的誤差により正確な記録を行うこと
ができないという欠点があった。
さらに上記ねじれあるいはよれの発生を防止するため
製造時において、駆動プーリーおよび従動プーリーの取
り付けを高精度に行わなければならず高度な調整技術を
必要とした。
本考案は、このような欠点を解決するためになされた
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記Yバーおよびキャリッジの可動部の一
端に固定された摺動具と、該摺動具に固定されたベルト
連結具と、金属材料により薄く細長に形成されたスチー
ルベルトの2つの端辺を上記ベルト連結具を介して連結
し、駆動プーリーと従動プーリー間に張り渡すよう構成
するとともに、上記スチールベルトとベルト連結具とは
重なり位置で上記スチールベルトが上記ベルト連結具に
対して左右方向及び上下方向に移動可能なように間隙を
設けてそれぞれ一本の止めネジにより連結するようにし
たものである。
〔作用〕
金属材料により薄く細長に形成されたスチールベルト
の両端辺をベルト連結具を介して連結する。このスチー
ルベルトとベルト連結具は止めネジにより所定の間隙を
もってすなわち左右方向及び上下方向に自由度を有して
結合されスチールベルトに発生するよれ、ねじれ等を吸
収する。このベルト連結具は、可動部に固定されており
スチールベルトの駆動力を可動部に伝達する。
〔実施例〕
第1図、第2図は、本考案の一実施例である。
第1図は、本考案の一実施例の概要構成を説明する斜
視図、第2図は、第1図の拡大斜視図である。
まず第1図を参照して本考案の一実施例である概要構
成を説明する。
図において、1はスチールベルト、11はベルト連結
具、12は止めネジ、2はプーリー、3はYバー、4はX
摺動具、41はレールかみ合い部材、5はX摺動レールで
ある。
スチールベルト1は、図示していない駆動プーリーと
従動プーリー2間にベルト連結具11を介して無端状に張
り渡されている。このスチールベルト1とベルト連結具
11はそれぞれの重なり位置に止めネジ12により連結され
る連結構造が形成されている。
X摺動具4は、Yバーの一端に固定されるとともに、
X軸方向に張り渡されたX摺動レール5にレールかみ合
い部材41がかみ合っておりYバーのY軸方向への移動と
上下方向への移動を規制している。
以上の構成により、スチールベルト1がX軸方向に往
復移動してYバー3をX軸方向に往復移動することがで
きる。
次に第2図を参照してスチールベルト1とベルト連結
具11の連結構造について説明する。
スチールベルト1とベルト連結具11は、それぞれの重
なり位置において止めネジ12により接続されている。こ
のスチールベルト1とベルト連結具11は、その間に所定
の間隔Hを有して結合され、止めネジ12に対してスチー
ルベルト11が所定の自由度すなわち上下および左右方向
に変位可能に止められている。
よってスチールベルト1は、ベルト連結具11に対し左
右方向dに移動可能であり、上下方向bおよびcに移動
可能である。
なお本実施例においてYバーに接続したスチールベル
トのベルト連結機構について説明したが、本実施例は記
録ペンを搭載したキャリッジの駆動伝達機構にスチール
ベルトを用いたベルト連結機構にも適用することができ
る。
また、記録紙をX方向に移送させ、記録ペンをY方向
に移送させるよう構成したいわゆるペーパムービング方
式プロッタの摺動機構にも利用可能である。さらに、こ
の実施例においては、スチールベルトを用いた例を示し
たが、金属ベルトを用いた場合も同様である。
〔効果〕
本考案は、スチールベルトとベルト連結具をそれぞれ
の重なり位置で1本の止めネジを用いて所定の間隙をも
たせて上記スチールベルトを上記ベルト連結具に対して
上下及び左右方向に移動可能に連結したので、駆動プー
リーと従動プーリー間に張り渡されたスチールベルトに
発生するねじれ、よれ、および回転を吸収し、駆動モー
タの駆動力をYバーへ高効率に伝達することができ、高
速記録が行えるとともに、正確な記録を行うことができ
る。
またスチールベルトを両端で支持している上記駆動プ
ーリーと従動プーリーの設置位置の高精度な位置調整を
行うことが不要となり、製造時の作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の概要構成説明図である斜
視図、第2図は、第1図の一部を拡大した斜視図であ
る。 1……スチールベルト、11……ベルト連結具、12……止
めネジ、2……プーリー、3……Yバー、4……X摺動
具、41……レールかみ合い部材、5……X摺動レール

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録面上をX方向に移動可能なYバーと記
    録ペンを搭載しこのYバー上をY方向に往復移動可能な
    キャリッジを駆動させ所望の記録を行う記録装置であっ
    て、上記YバーのX方向への駆動を金属ベルトを用いて
    行うものにおいて、 上記金属ベルトの両端部を連結するベルト連結構造が形
    成されたベルト連結具を上記Yバーに設け、 金属材料により薄く細長に形成された金属ベルトの両端
    辺を上記ベルト連結具のベルト連結構造に連結して無端
    状としたものを駆動プーリーと従動プーリー間に張り渡
    して摺動機構を構成し、さらに上記金属ベルトとベルト
    連結具の連結部にあっては、両者の重なり位置で上記金
    属ベルトが間隙を有して取り付けられ上記金属ベルトが
    上記ベルト連結具に対し上下方向及び左右方向に移動可
    能に成されていることを特徴とする金属ベルトを用いた
    記録装置の摺動機構。
  2. 【請求項2】記録ペンがキャリッジにより所定の方向に
    往復駆動されて記録が行われる記録装置であって、上記
    記録ペンが搭載されるキャリッジを金属ベルトを用いて
    駆動するものにおいて、 上記金属ベルトの両端部を連結するベルト連結構造が形
    成されたベルト連結具を上記キャリッジに設け、 金属材料により薄く細長に形成された金属ベルトの両端
    辺を上記ベルト連結具のベルト連結構造に連結して無端
    状としたものを駆動プーリーと従動プーリー間に張り渡
    して摺動機構を構成し、さらに上記金属ベルトとベルト
    連結具の連結部にあっては、両者の重なり位置で上記金
    属ベルトが間隙を有して取り付けられ上記金属ベルトが
    上記ベルト連結具に対し上下方向及び左右方向に移動可
    能に成されていることを特徴とする金属ベルトを用いた
    記録装置の摺動機構。
JP14513789U 1989-12-14 1989-12-14 金属ベルトを用いた記録装置の摺動機構 Expired - Lifetime JP2516015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14513789U JP2516015Y2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 金属ベルトを用いた記録装置の摺動機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14513789U JP2516015Y2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 金属ベルトを用いた記録装置の摺動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0384193U JPH0384193U (ja) 1991-08-27
JP2516015Y2 true JP2516015Y2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=31691793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14513789U Expired - Lifetime JP2516015Y2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 金属ベルトを用いた記録装置の摺動機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2516015Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0384193U (ja) 1991-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940003790B1 (ko) 요동지지점을 가진 장치 및 이를 이용한 기계장치
US6125731A (en) Feeder for an industrial machine, particularly a turret punch press, and an industrial machine utilizing the same
GB2274719A (en) X-y workhead positioning device
KR100558499B1 (ko) 재봉기의 x-y이송 구동장치
CN216098947U (zh) 一种装备三维扫描仪的工业机器人
US4687361A (en) Rack mount for a rack and pinion carriage moving mechanism
JP2516015Y2 (ja) 金属ベルトを用いた記録装置の摺動機構
KR100679776B1 (ko) 미싱틀 구동장치
EP0160923A1 (en) Linear actuator
KR920006082A (ko) 물품자동 조종장치
US5563485A (en) Equalizing mechanism in home-positioning apparatus
US5013016A (en) Positioning table
JPH0885026A (ja) 門型駆動装置
US5611293A (en) Sewing machine
KR19980077260A (ko) 직선이송장치
JPH0811336B2 (ja) Xyテーブル
CN220622484U (zh) 一种小型同步带直线模组
CN212219272U (zh) 一种贴附滚轮机构
CN215796926U (zh) 单梁轻质直线驱动装置及多轴智能分拣机器人
JPH044170Y2 (ja)
JPH079377Y2 (ja) ボンディング装置におけるxyテーブル
JP2594191Y2 (ja) 記録装置のペンブロック摺動機構
JPS61209834A (ja) 静圧スライドテ−ブル
KR920008795B1 (ko) 벨트구동 공작기계의 테이블 부착장치
JPS62231473A (ja) フロツピ−デイスクドライブのキヤリツジ駆動機構