JP2515896B2 - 折版屋根の妻部支持装置 - Google Patents

折版屋根の妻部支持装置

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JP2515896B2
JP2515896B2 JP1289372A JP28937289A JP2515896B2 JP 2515896 B2 JP2515896 B2 JP 2515896B2 JP 1289372 A JP1289372 A JP 1289372A JP 28937289 A JP28937289 A JP 28937289A JP 2515896 B2 JP2515896 B2 JP 2515896B2
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明博 西山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、建物における折版屋根の妻部を支持する
装置に関するものである。
[従来の技術] 近年になって目覚ましく発達したユニット住宅におい
ては、実開昭63−86227号公報にも開示されているよう
に、屋根材として金属板を屈曲して形成した折版屋根が
多く採用されている。
上記折版屋根は、その屈曲部の延びる方向を傾斜させ
て部屋ユニットの構造体の上部に配置されており、折版
屋根の端部である妻部も同様に傾斜している。この妻部
は上記構造体に取り付けられた妻部支持装置を介して支
持されている。妻部支持装置は、上記構造体に固定され
る基台と、折版屋根の妻部を受ける受台と、これらの間
に設けられた高さ調節機構とからなり、全く同じ妻部支
持装置を用いて異なる高さの妻部を支持できるようにな
っている。
従来の上記高さ調節機構は、基台に設けられた丸孔
と、受台に設けられた上下方向に直線的に延びる長孔
と、これらの孔に挿通されるボルトと、このボルトに螺
合するナットとから構成されていて、基台に対する受台
の取り付け高さを、支持すべき妻部の高さに応じて変え
るようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述従来の折版屋根の妻部支持装置に
おいては、上下方向に直線的に延びる長孔においてどの
位置にボルトを固定するかで高さ調節をおこなっている
ため、ボルト・ナットを完全に締め付けるまで受台を設
定高さに保持しておかないと受台がずり落ちてくるの
で、取り付け作業が非常に面倒であった。又、取り付け
た後においても、受台に対して上方から大きな力が加え
られたり、地震等による上下振動を加えられると、受台
がずり落ちてくる可能性があり、具合が悪かった。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、取り付け作業が
楽にでき、設定高さを確実に維持することができる折版
屋根の妻部支持装置を提供しようとするところにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するためになされたもの
で、その要旨は、折版屋根の妻部を傾斜せしめて支持す
る折版屋根の妻部支持装置において、下記の(イ)基台
と(ロ)受台と(ハ)係合孔と(ニ)丸孔と(ホ)締結
具とを具備することを特徴とする折版屋根の妻部支持装
置。
(イ)建物の構造部材に固定され、上下方向に起立姿勢
に配置される起立部を有する基台。
(ロ)上記基台の起立部に沿って配置される脚部と、こ
の脚部の上部に設けられ上記折版屋根の妻部を載せて支
持する座部とを有する受台。
(ハ)上記基台の起立部と上記受台の脚部のいずれか一
方に形成され、高さを異にして略水平方向に延びる複数
の横孔部と、これら横孔部を接続する上下方向に延びる
縦孔部とからなる係合孔。
(ニ)上記基台の起立部と上記受台の脚部の残る一方に
形成された丸孔。
(ホ)上記係合孔の横孔部の一つと上記丸孔とに挿通さ
れるボルトとこのボルトに螺合するナットからなり、上
記受台を基台に固定する締結具。
にある。
[作用] ボルトを係合孔のいずれかの横孔部に係合すればナッ
トを締め付けていなくても、基台と受台との上下方向の
相対移動が阻止されるので、取り付け作業が非常に楽に
なる。又、受台の高さを変更するため、ボルトを現在係
合している横孔部から他の横孔部に移動させる場合に
は、ナットを緩めてボルトを縦孔部を経由して他の横孔
部へ移動させれば、ボルトを外すことなく受台の高さを
変更することができる。更に、取り付け後において受台
に上方から力が加わったり上下振動が加わった場合にも
受台がずり落ちることがなく、折版屋根の妻部を確実に
設定高さに保持することができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図から第4図までの
図面に基づいて説明する。
第1図は、ユニット住宅における折版屋根の妻部周り
の縦断面図である。
このユニット住宅においては、部屋ユニット10の上部
側方に軒ユニット20が固定され、これら部屋ユニット10
と軒ユニット20の上方に折版屋根40が取り付けられてい
る。折版屋根40は第1図において紙面に交差し紙面の前
後方向に傾斜するように配されており、この傾斜する方
向に沿って延びる多数の屈曲部41と、端部を上方に屈曲
されL字形をなす妻部42を有している。
軒ユニット20は、部屋ユニット10の上部梁にボルト止
めされ水平に支持された複数のブラケット(建物の構造
部材)21と、ブラケット21の下側に支持された軒天井22
と、ブラケット21の先端に支持されたパラペット23と、
ブラケット21の基部側上部に固定された折版屋根40の屈
曲部41に対する複数の支持装置24と、ブラケット21の先
部側上部に固定された折版屋根40の妻部42に対する複数
の支持装置30とから構成されている。ブラケット21は上
部梁11の長手方向(第1図において紙面と直交する方
向)に所定間隔おきに取り付けられ、各ブラケット21の
上面21aの水平レベルを同一にされている。
上記支持装置30は、ブラケット21の上面21aに固定さ
れる基台31と、折版屋根40の妻部42を受ける受台32と、
基台31と受台32とを連結する締結具35とから構成されて
いる。
基台31は第3図に示すように縦断面略L字形をなし、
ブラケット21に溶接固定された水平部31aと、水平部31a
の端部から上方に延びる起立部31bとを有している。起
立部31bには略E字形に型取られた係合孔33が形成され
ている。即ち、係合孔33は、高さを異にして水平に延び
る三本の横孔部33a,33b,33cの各一端を上下方向に延び
る縦孔部33dでつないだような形をなしている。これら
横孔部33a〜33c及び縦孔部33dは締結具35の一部をなす
ボルト35aのネジ部の外径より若干大きくなっていて、
ネジ部を挿通させたままボルト35aをして上記各孔部間
を移動せしめることができるようになっている。
受台32は第4図に示すように、上記基台31の起立部31
bに面当接して配置される脚部32aと、脚部32aの上端か
ら略L字形に延びる座部32bと、脚部32aの上下方向に延
びる一方の縁部から座部32bに対して離間する方向に延
びる回り止め部32cとを有している。上記脚部32aには、
その下部であって回り止め部32cから離間する側に、上
記ボルト35aのネジ部の外径より若干大きな内径の丸孔3
4が形成されている。
上記受台32は第1図及び第2図に示すように、ボルト
35aとナット35bからなる締結具35によって基台31に固定
されている。即ち、受台32の脚部32aを基台31の起立部3
1bに沿わせ、ボルト35aを脚部32aの丸孔34に通すととも
に、起立部31bにおける係合孔33の横孔部33a〜33cのい
ずれか一つに通し、ボルト35aにナット35bを螺合して締
め付けることにより、受台32は基台31に固定される。そ
して、支持すべき折版屋根40の妻部42の高さに応じて、
係合孔33のどの横孔部33a〜33cを利用するかが決定され
る。尚、横孔部33a〜33cの高さ位置関係は、折版屋根40
の傾斜角度とブラケット21の設置間隔から予め所定に設
定されている。
又、締結具35の装着の際に、ボルト35aを横孔部33a〜
33cにおいて縦孔部33dから離間する側の端部に寄せた状
態にすると、基台31の起立部31bの側縁が受台32の回り
止め部32cに接触するようになっており、これによっ
て、ボルト一本で締結しても受台32が基台31に対して回
転することはない。
折版屋根40の妻部42は、第1図に示すように、その角
部を上記受台32における座部32bの角部に合わせるよう
にして座部32bの上に載置され、座部32bと妻部42は水切
りカバー43とともにリベットによって連結されている。
尚、水切りカバー43の上端はパラペット23の上部に接し
ている。
上述構成の支持装置30においては、ボルト35aと係合
せしめる横孔部33a〜33cを選択するだけで、受台32の高
さを設定することができ、しかも、ボルト35aを横孔部3
3a〜33cのいずれかに係合すればナット35bを完全に締め
付けていなくても、基台31と受台32との上下方向の相対
移動が阻止されるので、受台32を手で設定高さに保持し
続ける等の必要がなく、取り付け作業が非常に楽にな
る。
又、受台32の高さを変更するため、ボルト35aを現在
係合している横孔部から他の横孔部に移動させる場合に
は、ナット35bを緩めてボルト35aを縦孔部33dを経由し
て所望の横孔部に移動させれば、ボルト35aを外すこと
なく受台32の高さを変更することができる。このことは
ユニット住宅において非常に具合がよい。というのは、
ユニット住宅では、各ユニットについて全ての部品が装
備されユニット毎に完成された形で工場を出荷すること
が、現地作業量の低減、部品漏れの防止等の面から望ま
しいが、この支持装置30ならば、工場においてブラケッ
ト21に基台31を固定し、締結具35で受台32を取り付けた
状態にして軒ユニット20を出荷しても、上述の如く後か
ら建設現場で必要に応じて簡単に受台32の高さを変更す
ることができ、便利だからである。
更に、受台32を基台31に固定した後においても、受台
32に上方から力が加わったり、建物が地震等による上下
振動を受けた場合に、受台32がずり落ちることがなく、
折版屋根40の妻部42を確実に設定高さの保持し続けるこ
とができる。
この発明は上述実施例に制約されず種々の態様が採用
可能である。
例えば、上述実施例では基台の起立部に係合孔を設け
受台の脚部に丸孔を設けたが、これを逆にして、起立部
に丸孔を設け脚部に係合孔を設けるようにしてもよい。
又、係合孔における横孔部の数は三本に限らず、適宜
設計変更が可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、複数ある横
孔部のいずれを利用するかを選択するだけで、受台を簡
単に設定高さに位置せしめることができ、しかも、この
横孔部に締結具のボルトを係合すれば、ナットを締め付
ける前においても受台と基台との上下方向の相対移動が
不能となるので、受台の取り付け作業が極めて楽になる
という優れた効果が奏される。
又、受台の高さを変更する際には、ボルトを外さなく
てもナットを緩めるだけで、ボルトを縦孔部を経由して
他の横孔部に移動させることができ、手間が省けるとい
う効果もある。
更に、受台を取り付けた後においても、ボルトが横孔
部に係合している限りは基台と受台との上下方向の相対
移動は不能なので、受台に上方から力が加わったり、地
震等による上下振動が加わっても、折版屋根の妻部を確
実に設定高さに保持し続けることができるという優れた
効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第1図は折版屋根の妻部周りの縦断面
図、第2図は妻部支持装置の外観斜視図、第3図は基台
の外観斜視図、第4図は受台の外観斜視図である。 11…ブラケット(建物の構造部材)、30…妻部支持装
置、31…基台、31b…起立部、32…受台、32a…脚部、32
b…座部、33…係合孔、33a〜33b…横孔部、33d…縦孔
部、34…丸孔、35…締結具、35a…ボルト、35b…ナッ
ト、40…折版屋根、42…妻部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折版屋根の妻部を傾斜せしめて支持する折
    版屋根の妻部支持装置において、下記の(イ)基台と
    (ロ)受台と(ハ)係合孔と(ニ)丸孔と(ホ)締結具
    とを具備することを特徴とする折版屋根の妻部支持装
    置。 (イ)建物の構造部材に固定され、上下方向に起立姿勢
    に配置される起立部を有する基台。 (ロ)上記基台の起立部に沿って配置される脚部と、こ
    の脚部の上部に設けられ上記折版屋根の妻部を載せて支
    持する座部とを有する受台。 (ハ)上記基台の起立部と上記受台の脚部のいずれか一
    方に形成され、高さを異にして略水平方向に延びる複数
    の横孔部と、これら横孔部を接続する上下方向に延びる
    縦孔部とからなる係合孔。 (ニ)上記基台の起立部と上記受台の脚部の残る一方に
    形成された丸孔。 (ホ)上記係合孔の横孔部の一つと上記丸孔とに挿通さ
    れるボルトとこのボルトに螺合するナットからなり、上
    記受台を基台に固定する締結具。
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