JP2515749Y2 - 切花輸送用ケース - Google Patents
切花輸送用ケースInfo
- Publication number
- JP2515749Y2 JP2515749Y2 JP1991085856U JP8585691U JP2515749Y2 JP 2515749 Y2 JP2515749 Y2 JP 2515749Y2 JP 1991085856 U JP1991085856 U JP 1991085856U JP 8585691 U JP8585691 U JP 8585691U JP 2515749 Y2 JP2515749 Y2 JP 2515749Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- box body
- latching
- projection
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packages (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、生花産地から各地の生
花販売業者へ仲買業者を介して輸送する際に使用する切
花輸送用ケースに関するものである。
花販売業者へ仲買業者を介して輸送する際に使用する切
花輸送用ケースに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来切花を輸送するには、段ボールなど
紙製ボックスの底部に切花がしおれないようにする為に
水を張った容器を入れておき、この容器内に切花の茎を
漬して保持し、その外側をビニールなどで緩くくるんで
そのままこの紙製ボックスと共に直立保持して運搬し、
目的地に到達した時点で紙製ボックスの上半部を切除し
て多くの場合そのまま店頭に静置していた。
紙製ボックスの底部に切花がしおれないようにする為に
水を張った容器を入れておき、この容器内に切花の茎を
漬して保持し、その外側をビニールなどで緩くくるんで
そのままこの紙製ボックスと共に直立保持して運搬し、
目的地に到達した時点で紙製ボックスの上半部を切除し
て多くの場合そのまま店頭に静置していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記において
は、紙製ボックスで梱包しているので途中内部の様子を
伺いたくても最終目的地へ到着するまでの間全く見るこ
とができず、そしてボックスが紙製であるから再利用が
できず、それ許りでなく、店頭へ到着した場合でも下半
部を段ボールボックスのまま使用するので見栄えが悪く
商品価値を損ねる虞れがあった。
は、紙製ボックスで梱包しているので途中内部の様子を
伺いたくても最終目的地へ到着するまでの間全く見るこ
とができず、そしてボックスが紙製であるから再利用が
できず、それ許りでなく、店頭へ到着した場合でも下半
部を段ボールボックスのまま使用するので見栄えが悪く
商品価値を損ねる虞れがあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】口部を底部より広く形成
し、上面を開放した側面視略台形状をなす合成樹脂製透
明箱体の口縁の一辺外側に掛止突起を突設し、この辺と
相対する他辺外側縁に前記突起と対応した形状の掛止孔
を有する掛止舌片を揺動自在に連設した。また上記口縁
の相対する辺間中央部を限度とするような偏寄り位置に
嵌合突縁を形成し、底部には切花の茎を安定保持する突
起を設けた。このことで、一対の透明箱体が内部に切花
を収容して互いに接合され、切花輸送用ケースを構成す
るようにした。
し、上面を開放した側面視略台形状をなす合成樹脂製透
明箱体の口縁の一辺外側に掛止突起を突設し、この辺と
相対する他辺外側縁に前記突起と対応した形状の掛止孔
を有する掛止舌片を揺動自在に連設した。また上記口縁
の相対する辺間中央部を限度とするような偏寄り位置に
嵌合突縁を形成し、底部には切花の茎を安定保持する突
起を設けた。このことで、一対の透明箱体が内部に切花
を収容して互いに接合され、切花輸送用ケースを構成す
るようにした。
【０００５】
【作用】透明箱体の口縁に設けられた嵌合突縁は、透明
箱体をその口部同士を突き合わせて接合する際の位置決
めをするように作用する。またそれぞれの透明箱体に設
けられた掛止孔を有する掛止舌片は、それぞれ他方透明
箱体の掛止突起に掛合することにより、透明箱体同士を
一体不可分に連結するように作用する。透明箱体の底部
に設けられた突起は、収容した切花を安定保持するよう
に作用する。
箱体をその口部同士を突き合わせて接合する際の位置決
めをするように作用する。またそれぞれの透明箱体に設
けられた掛止孔を有する掛止舌片は、それぞれ他方透明
箱体の掛止突起に掛合することにより、透明箱体同士を
一体不可分に連結するように作用する。透明箱体の底部
に設けられた突起は、収容した切花を安定保持するよう
に作用する。
【０００６】
【実施例】以下本考案について図面に示す実施例により
詳細に説明すると、図１、図２に示すように、合成樹脂
製の透明箱体１1は、口部が底部がより広く台形状をな
し、該口部の片方の口縁一辺外側中程に掛止突起６を突
設すると共に、該突起６はその先端に膨みのある頭部を
形成している。そして、前記口縁の外周には鍔縁３を突
設し、該口縁の前記突起６を設けた辺と相対する他辺に
おける鍔縁の外側縁中程に掛止舌片４を連設する、即ち
該掛止舌片４は合成樹脂の屈撓性を利用して摺動自由に
一体的に形成され、しかも該舌片４には前記掛止突起６
を受け入れる大きさの横長の掛止孔５を穿設しており、
更に前記掛止突起６と掛止舌片４とを夫々設けた両辺間
中央位置(Ｌ−Ｌ)を限度とするように掛止突起６或は掛
止舌片４を設けた辺の何れかに偏倚させて鍔縁３の外端
に嵌合突縁８,８を突設する。そして該突縁８,８を図１
のようにラインＬ−Ｌより掛止突起６の辺寄りに設ける
場合には、前記舌片４の長さに相当する範囲に亘り突縁
８,８の間に欠除部７を形成する必要がある。又、突縁
は図例に限るものではなく、前記条件に照らしてライン
Ｌ−Ｌを限度とするように舌片４又は突起６を設けた何
れか片方の対角位置に設けたものでも良い。そして該箱
体１1の内部底面には箱体基材から一体に多数の突起(剣
山)２を形成して、これにより切花の茎を安定的に保持
するようにしている。又上記において切花の茎を安定さ
せる為に剣山を設けているが、剣山に限らず他の何れの
方法であっても本考案所期の目的を達成するものであれ
ば何れであっても良い。尚、図中、符号９は箱体の口部
寄り対向側壁に開口形成した移動時の指掛孔を示す。
詳細に説明すると、図１、図２に示すように、合成樹脂
製の透明箱体１1は、口部が底部がより広く台形状をな
し、該口部の片方の口縁一辺外側中程に掛止突起６を突
設すると共に、該突起６はその先端に膨みのある頭部を
形成している。そして、前記口縁の外周には鍔縁３を突
設し、該口縁の前記突起６を設けた辺と相対する他辺に
おける鍔縁の外側縁中程に掛止舌片４を連設する、即ち
該掛止舌片４は合成樹脂の屈撓性を利用して摺動自由に
一体的に形成され、しかも該舌片４には前記掛止突起６
を受け入れる大きさの横長の掛止孔５を穿設しており、
更に前記掛止突起６と掛止舌片４とを夫々設けた両辺間
中央位置(Ｌ−Ｌ)を限度とするように掛止突起６或は掛
止舌片４を設けた辺の何れかに偏倚させて鍔縁３の外端
に嵌合突縁８,８を突設する。そして該突縁８,８を図１
のようにラインＬ−Ｌより掛止突起６の辺寄りに設ける
場合には、前記舌片４の長さに相当する範囲に亘り突縁
８,８の間に欠除部７を形成する必要がある。又、突縁
は図例に限るものではなく、前記条件に照らしてライン
Ｌ−Ｌを限度とするように舌片４又は突起６を設けた何
れか片方の対角位置に設けたものでも良い。そして該箱
体１1の内部底面には箱体基材から一体に多数の突起(剣
山)２を形成して、これにより切花の茎を安定的に保持
するようにしている。又上記において切花の茎を安定さ
せる為に剣山を設けているが、剣山に限らず他の何れの
方法であっても本考案所期の目的を達成するものであれ
ば何れであっても良い。尚、図中、符号９は箱体の口部
寄り対向側壁に開口形成した移動時の指掛孔を示す。
【０００７】次に上記構成に係る本考案の使用状態につ
いて述べると、説明の為に全く同じ箱体１1,１2を用い
て図２に示すように２個の箱体１1,１2を口部同士で突
き合わせて接合する。即ち下位に箱体１1をおき、該箱
体１1の上位に別に用意した箱体１2を該箱体１1に対し
１８０(°)回転させることにより口部の各対応辺が反対
位置におかれる。つまり下位の箱体１1の掛止突起６と
相手側の上位にある箱体１2の掛止舌片４とが対応し、
掛止孔５から該突起６を貫通突出させると共に、両箱体
１1,１2 の反対側にある下位箱体の舌片４と上位箱体の
突起６とを互いに嵌合掛止することにより、上下の箱体
１1,１2は結合し、しかもその際下位箱体の嵌合突縁８,
８は、上位箱体口部の突縁のない部分を位置決め保持す
ると共に下位箱体口縁の嵌合突縁がない部分を上位箱体
の嵌合突縁により位置決め保持し、両箱体が横ずれしな
いようにして安定性のあるケースＡを形成する。つまり
上記のように構成することにより１個の箱体を２個用い
向き合って接合した時、互いに相手を補完し合って安定
が保たれる。従って図４に示すように切花aを収納して
輸送するには、下位箱体１1内に水を張っておき、その
中に切花の茎を漬してその先端を剣山の部分に挿入する
ことにより茎と箱体との安定を図ると共に、該切花を更
に安全に保護する為に透明なビニールシート１０にてく
るんでから、前述したように全く同じ箱体を上から被せ
て両箱体を結合することにより切花は梱包される。
いて述べると、説明の為に全く同じ箱体１1,１2を用い
て図２に示すように２個の箱体１1,１2を口部同士で突
き合わせて接合する。即ち下位に箱体１1をおき、該箱
体１1の上位に別に用意した箱体１2を該箱体１1に対し
１８０(°)回転させることにより口部の各対応辺が反対
位置におかれる。つまり下位の箱体１1の掛止突起６と
相手側の上位にある箱体１2の掛止舌片４とが対応し、
掛止孔５から該突起６を貫通突出させると共に、両箱体
１1,１2 の反対側にある下位箱体の舌片４と上位箱体の
突起６とを互いに嵌合掛止することにより、上下の箱体
１1,１2は結合し、しかもその際下位箱体の嵌合突縁８,
８は、上位箱体口部の突縁のない部分を位置決め保持す
ると共に下位箱体口縁の嵌合突縁がない部分を上位箱体
の嵌合突縁により位置決め保持し、両箱体が横ずれしな
いようにして安定性のあるケースＡを形成する。つまり
上記のように構成することにより１個の箱体を２個用い
向き合って接合した時、互いに相手を補完し合って安定
が保たれる。従って図４に示すように切花aを収納して
輸送するには、下位箱体１1内に水を張っておき、その
中に切花の茎を漬してその先端を剣山の部分に挿入する
ことにより茎と箱体との安定を図ると共に、該切花を更
に安全に保護する為に透明なビニールシート１０にてく
るんでから、前述したように全く同じ箱体を上から被せ
て両箱体を結合することにより切花は梱包される。
【０００８】
【考案の効果】本考案ケースは、上述のように構成して
いるので１個の成型金型で成形した箱体を２個対向接合
でき、水を入れる下位箱体が容器と蓋体とを兼用して構
成できるので金型代が安価であると共に金型管理が容易
である。又、これまでの段ボールその他の紙製のものと
異なり高価に見えても反復使用できて綜合的経費は却っ
て低減できる。素材が合成樹脂であるから透明とするこ
ともでき、このことにより内部の状態を監視でき、或は
色異いを幾通りか用意しておき、下位と上位とで色異い
の組み合せをしたり、ケースの色によって切花の種類を
一目瞭然判別できるようにすることもできる。箱体は台
形状をなしているので箱体のみを取り扱う場合には嵩低
く重ね積み可能であり、しかも円錐台形或は角錐台形の
ものまでが容易に製作可能である。その上、輸送に際し
ては底部に形成した剣山によって切花の茎を固定するの
で動揺その他によって損傷を与えない。目的地に到達し
た場合には上下箱体の各掛止舌片を掛止突起から外すこ
とにより上下が簡単に分離し、上位の箱体を摘除するだ
けでそのまま店頭で陳列に供することができ、これまで
の段ボール紙によるもののように見栄えを損ねないなど
多くの優れた特有の効果がある。
いるので１個の成型金型で成形した箱体を２個対向接合
でき、水を入れる下位箱体が容器と蓋体とを兼用して構
成できるので金型代が安価であると共に金型管理が容易
である。又、これまでの段ボールその他の紙製のものと
異なり高価に見えても反復使用できて綜合的経費は却っ
て低減できる。素材が合成樹脂であるから透明とするこ
ともでき、このことにより内部の状態を監視でき、或は
色異いを幾通りか用意しておき、下位と上位とで色異い
の組み合せをしたり、ケースの色によって切花の種類を
一目瞭然判別できるようにすることもできる。箱体は台
形状をなしているので箱体のみを取り扱う場合には嵩低
く重ね積み可能であり、しかも円錐台形或は角錐台形の
ものまでが容易に製作可能である。その上、輸送に際し
ては底部に形成した剣山によって切花の茎を固定するの
で動揺その他によって損傷を与えない。目的地に到達し
た場合には上下箱体の各掛止舌片を掛止突起から外すこ
とにより上下が簡単に分離し、上位の箱体を摘除するだ
けでそのまま店頭で陳列に供することができ、これまで
の段ボール紙によるもののように見栄えを損ねないなど
多くの優れた特有の効果がある。
【図１】本考案箱体の一部切欠斜視図である。
【図２】同上使用状態の外観斜視図である。
【図３】同上Ｘ−Ｘ拡大断面図である。
【図４】梱包状態の縦断側面図である。
１1 ，１ 2 箱体 ２ 突起（剣山） ４ 掛止舌片 ５ 掛止孔 ６ 掛止突起 ８ 嵌合突縁
Claims (1)
- 【請求項１】 口部が底部より広く形成され、上面が開
放された側面視略台形状をなす合成樹脂製透明箱体の口
縁の一辺外側に掛止突起を突設すると共に、該辺と相対
する他辺外側縁に前記突起と対応した形状の掛止孔を有
する掛止舌片を揺動自在に連設し、該口縁の上記相対す
る辺間中央部を限度とするような偏寄り位置に嵌合突縁
を形成し、該箱体内底部には切花の茎を安定保持する突
起を設けてなる互いに接合可能な一対の透明箱体で構成
される切花輸送用ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991085856U JP2515749Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 切花輸送用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991085856U JP2515749Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 切花輸送用ケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0529974U JPH0529974U (ja) | 1993-04-20 |
| JP2515749Y2 true JP2515749Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=13870522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991085856U Expired - Lifetime JP2515749Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 切花輸送用ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515749Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013000017A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Masakazu Nakano | 保水具 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63248679A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-14 | 大河内 正夫 | 生花包装体 |
| JPH0228473U (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-23 |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP1991085856U patent/JP2515749Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0529974U (ja) | 1993-04-20 |
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