JP2001002170A - 生花用梱包容器 - Google Patents

生花用梱包容器

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JP2001002170A
JP2001002170A JP11176915A JP17691599A JP2001002170A JP 2001002170 A JP2001002170 A JP 2001002170A JP 11176915 A JP11176915 A JP 11176915A JP 17691599 A JP17691599 A JP 17691599A JP 2001002170 A JP2001002170 A JP 2001002170A
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Japan
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box
hole
waterproof
packing box
packing
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JP11176915A
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Akio Hamamatsu
暁生 浜松
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】運搬中の振動等に対しても、生花が移動して崩
れたりせず、水を入れた場合もこぼれにくい生花用梱包
容器を提供する。 【解決手段】防水処理を施した1枚の紙を折り曲げて形
成された6面体等の防水箱10と、この防水箱10が底
面内部に固定され上面開口部に外蓋片28を有した梱包
箱本体20とを有する。防水箱10の上面蓋部14に形
成された透孔11と、梱包箱本体20の外蓋片28に形
成され、防水箱10の透孔11よりも大きい楕円状等の
透孔21を備える。梱包箱本体20の上面解放部を塞
ぎ、外蓋片10の透孔11よりも上方に空間を形成する
蓋体30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、切り花の輸送、
保管等に用いられる生花用梱包容器に関する。
【0002】
【従来の技術】生花特に切り花を梱包して、生産業者か
ら卸問屋へ、さらに卸問屋から市場あるいは小売店へと
運搬するためには、花が痛まないように、切り花全体が
収容でき水も入れられる梱包容器が必要になる。しかし
ながら、切り花の茎を水に漬けた状態で梱包できる包装
材はなく、長時間の輸送等にはバケツのような別の容器
を用意して梱包する必要があった。
【0003】また、実用新案登録第3037284号公
報や、実開平2−80527号公報に開示されているよ
うに、鉢植え等の生花を輸送するために防水処理された
梱包箱はある。この梱包箱は、上方が開口した立方体の
箱の底部に防水処理された箱体を設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、梱包容器に水を入れるバケツ等の容器を別に備える
場合、梱包コストがかかり、輸送後の廃棄物も多くなる
という問題があった。また、上記従来の公報に開示され
た梱包箱の場合、防水処理した箱体の上方が開口されて
いるため、運搬中に水がこぼれやすく、箱体が倒れると
中の水は全部こぼれてしまうものであった。しかも梱包
箱自体には生花自体を固定する方法がなく、生花が運搬
中に振動などで、移動したり崩れたりして痛んでしまう
という問題があった。従って、鉢植えの輸送には利用可
能であるが、切り花を輸送することは出来ないものであ
った。
【0005】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、運搬中の振動等に対しても、生花
が移動して崩れたりせず、水を入れた場合もこぼれにく
い生花用梱包容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の生花用梱包容
器は、防水処理を施した1枚の紙を折り曲げて形成され
た6面体等の防水箱と、この防水箱が底面内部に固定さ
れ上面開口部に外蓋片を有した梱包箱本体と、上記防水
箱の上面蓋部に形成された透孔と、上記梱包箱本体の外
蓋片に形成され、上記防水箱の透孔よりも大きい楕円状
等の透孔と、上記梱包箱本体の上面解放部を塞ぎ、上記
外蓋片の透孔よりも上方に空間を形成する蓋体とを設け
た生花用梱包容器である。
【0007】また、上記梱包箱本体は互いに対向する4
側面を備え、そのうちの一対の対向側面の高さが異な
り、他方の対向側面が上記高さの異なる側面に合わせて
台形状に形成され、上記外蓋片は上記高さの異なる側面
のうちの高さの低い側面から連続して設けられている。
また、上記蓋体は、上記梱包箱本体の側面のうち高さの
低い方の側面と等しい高さに形成可能に設けられ、上記
梱包箱本体の下に置いて陳列台として設置可能である。
これにより、梱包箱本体を複数列に渡って見やすく陳列
可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図6は、この発
明の一実施形態の生花用梱包容器を示す。この実施形態
の梱包容器1は、図1に示すように、内面が防水性を有
した立方体の防水箱10と、この防水箱10が底面部分
の4側面及び底面に接するように挿嵌された梱包箱本体
20と、この梱包箱本体20に被せられる蓋体30とか
らなる。
【0009】防水箱10は、内面に防水加工を施した段
ボール紙15(図4参照)を折り込んで箱状に形成した
ものであり、梱包箱本体20および蓋体30は、防水加
工をしていない一般の段ボール紙を折り込んで段ボール
箱に形成したものである。なお、防水加工の具体例とし
ては、段ボール紙15の箱体内面となる部分に高分子化
合物塗料を吹き付けるもの、または樹脂フィルムを貼り
付けるものなどがある。
【0010】防水箱10は、図4に示すように、防水処
理を施した1枚の段ボール紙15をその防水処理面が内
側になるように折り曲げて6面体の箱状に形成されてい
る。この防水箱10は、箱状に形成した状態で水漏れが
生じないように、側面4隅の角片13が切除されずに箱
体の内側に折り込まれている。さらに、この角片13
は、防水箱10の上面蓋部14を閉じた状態で、その上
面蓋部14の裏面を支持している。
【0011】また、防水箱10の上面蓋部14の中央部
には、円形の透孔である生花用孔11が形成され、この
生花用孔11の周囲には、必要に応じて放射状にスリッ
ト12が形成されている。このスリット12は、生花用
孔11の中心から放射状に8方向に等角度の間隔で形成
されている。そのスリット12の先端部の位置は、例え
ば上面蓋部14の形状に合わせて、短径が生花用孔11
直径の2倍程度の楕円形範囲に入るように設けられてい
る。このスリット12と生花用孔11は生花の茎部分を
保持し、運搬中の振動に対しても生花が移動しないよう
に保持するものである。これにより、防水箱10は、生
花用孔11とスリット12以外の部分は完全に防水され
た状態で、堅固な立方体に形成され、この防水箱10が
倒れても、スリット12以外の上面蓋部14で水がこぼ
れにくい構造となっている。
【0012】梱包箱本体20は、1枚の段ボール紙25
を折り曲げて形成され、4方の側面23a,23b,2
3c,23dが互いに直角に折り込まれ、糊付け片24
が側面23aの角部に糊付けされる。梱包箱本体20の
底面は、各側面23a,23b,23c,23dに連続
した底面フラップ27a,27b,27c,27dが折
り畳まれて形成され、上方が開口された状態に形成され
る。側面23aは、対向する側面23cの1/2の高さ
に形成され、その上縁部に外蓋片28が形成されてい
る。側面23a,23cと直交する側面23b,23d
は、一方の折罫線部が側面23aの高さと等しく他方の
折罫線が側面23cの高さと等しく形成された台形状に
形成されている。
【0013】外蓋片28は、梱包箱本体20の上面開口
を塞ぐもので、側面23aの高さで開口部を塞ぎ、側面
23cの中央部から上方は、外蓋片28の上方に位置し
た解放部となる。外蓋片28の側面23aに接続した部
分以外の3方には、差込片26a,26b,26cが設
けられ、梱包箱本体20内に差し込まれる。また、外蓋
片28には、防水箱10の生花用孔11の2倍程度の径
に形成された、楕円形の透孔である生花用楕円孔21が
形成されている。
【0014】梱包箱本体20内には、その内部底面に防
水箱10が緊密に挿嵌され、外蓋片28を閉じると差込
片26aの先端部が防水箱10の上面蓋部14に当接し
て、外蓋片28が底面と平行な位置より深く差し込まれ
ないように保持される。さらに、側面23b、23c、
23dの中央部であって外蓋片21が閉じられた状態の
位置付近には、開口部22が設けられている。
【0015】蓋体30は、梱包箱本体20の上面解放部
に被せられるもので、図示しない段ボール紙を折り曲げ
て形成され、蓋体30の側面の図示しない接合部及び上
面32は閉じられた状態で固定されている。蓋体30の
下面34は開口可能にフラップ35が設けられている。
梱包箱本体20の側面23b,23dの開口部22に対
応する位置には、開口部31が形成されている。この開
口部22,31は持ち手及び梱包箱本体20内と外部と
の空気の流通部となる。
【0016】この実施形態の生花用梱包容器1は、図6
に示すように、流通段階では、防水箱10を梱包箱本体
20の内部底面に挿嵌し、防水箱10の内部に水を適量
入れて、図1に示すように外蓋片28を閉じる。そし
て、切り花を防水箱10の生花用孔11及び外蓋片28
の生花用楕円孔21に差し込み、茎が防水箱10内の水
に浸るようにする。このとき、外蓋片28の生花用楕円
孔21が大きく防水箱10の生花用孔11は小さいの
で、切り花の茎部分がまとまった状態で安定し、上方の
葉や花部分が緩やかに保持され、切り花が全体として安
定に梱包容器1内で位置する。
【0017】また、小売店で展示販売するときには、梱
包箱本体20を陳列用の箱として利用する。このとき、
蓋体30は、図7に示すように、下面34のフラップ3
5を閉じて固定し、図8に示すように、梱包箱本体20
の下に置いて、陳列台36として用いることが出来る。
蓋体30は図7に示すように構成した状態で、その側面
の高さが梱包箱本体20の側面23aと等しい高さであ
るので、図8に示すように、梱包箱本体20の下に蓋体
30を置くことにより、梱包箱本体20の側面23b,
23dの解放部の斜面が連続した状態できれいに並ぶ。
そして、3列に並べると、ちょうど陳列台36として必
要な蓋体30の数と列の数が一致し、効率的である。
【0018】この実施形態の生花用梱包容器1によれ
ば、内部に水を入れた状態で、切り花を確実に梱包する
ことが出来、水がこぼれることもなく、輸送もしやす
い。また、梱包箱本体20を陳列に用いることが出来、
さらに蓋体30も陳列用の台に利用することが出来、梱
包容器全部を陳列棚として利用することにより、梱包箱
本体20の陳列箱を立体的な展示スペースとして再利用
できる。
【0019】なお、この発明の生花用梱包容器は、防水
箱を設けずに陳列棚を兼ねた梱包容器として用いること
もでき、また、防水箱を有した梱包容器としてのみ用い
ることも可能である。
【0020】
【発明の効果】この発明の生花用梱包容器は、防水箱を
内部に設けることにより、水を入れたまま生花を輸送す
ることができ、さらに輸送時の振動などや万が一にも倒
れても、生花は移動して崩れたり、水がこぼれることは
ない。
【0021】また、梱包箱本体や蓋体を陳列棚として利
用することにより、梱包容器自体を顧客が見易い立体的
な展示スペースとして利用でき、陳列工数を省き、生花
も痛みにくいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の生花用梱包容器の斜視
図である。
【図2】この実施形態の生花用梱包容器の防水箱および
梱包箱本体の平面図(a)と正面図(b)である。
【図3】図2の防水箱および梱包箱本体のA−A線断面
図である。
【図4】この実施形態の防水箱を形成する段ボール紙の
展開図である。
【図5】この実施形態の梱包箱本体を形成する段ボール
紙の展開図である。
【図6】この実施形態の梱包容器の梱包状態を示す斜視
図である。
【図7】この実施形態の梱包容器の蓋体を陳列台として
利用する際の陳列台の斜視図である。
【図8】この実施形態の梱包容器を陳列台として利用し
た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 梱包容器 10 防水箱 11 生花用孔 14 上面蓋部 15,25 段ボール紙 20 梱包箱本体 21 生花用楕円孔 22,31 開口部 28 外蓋片 30 蓋体 36 陳列台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水処理を施した1枚の紙を折り曲げ
    て形成された防水箱と、この防水箱が底面内部に固定さ
    れ上面開口部に外蓋片を有した梱包箱本体と、上記防水
    箱の上面蓋部に形成された透孔と、上記梱包箱本体の外
    蓋片に形成され、上記防水箱の透孔よりも大きい透孔
    と、上記梱包箱本体の上面解放部を塞ぎ、上記透孔より
    も上方に空間を形成する蓋体とを設けたことを特徴とす
    る生花用梱包容器。
  2. 【請求項2】 上記梱包箱本体は互いに対向する4側
    面を備え、そのうちの一対の対向側面の高さが異なり、
    他方の対向側面が上記高さの異なる側面に合わせて台形
    状に形成され、上記外蓋片は上記高さの異なる側面のう
    ちの高さの低い側面から連続して設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の生花用梱包容器。
  3. 【請求項3】 上記蓋体は、上記梱包箱本体の側面の
    うち高さの低い方の側面と等しい高さに形成可能に設け
    られ、上記梱包箱本体の下に置いて陳列台として設置可
    能であることを特徴とする請求項1記載の生花用梱包容
    器。
JP11176915A 1999-06-23 1999-06-23 生花用梱包容器 Pending JP2001002170A (ja)

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