JP2515600Y2 - 給油口シール装置 - Google Patents

給油口シール装置

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JP2515600Y2
JP2515600Y2 JP1121091U JP1121091U JP2515600Y2 JP 2515600 Y2 JP2515600 Y2 JP 2515600Y2 JP 1121091 U JP1121091 U JP 1121091U JP 1121091 U JP1121091 U JP 1121091U JP 2515600 Y2 JP2515600 Y2 JP 2515600Y2
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JP
Japan
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shutter
switching valve
fuel
passage
fuel tank
Prior art date
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JP1121091U
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JPH04100922U (ja
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伸之 戸田
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,給油口シール装置に関
し、特に、燃料タンクと連通する燃料通路のをシールす
るに好適な給油口シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車などの車両には、図3に示
されるように、燃料タンクに連通する給油口50を開閉
すシャッタ51が設けられている。ところが給油口50
をシャッタ51で開閉するだけでは、給油時に、燃料タ
ンク内のガソリンが蒸発して大気中に排出される恐れが
ある。そこで、図4に示されるように、給油口52にシ
ャッタ53を設けるとともに、シャッタ53の開閉に応
じて流体通路54、55を切り換える切り換え機構56
を設けたものが提案されている。この切り換え機構56
は、給油時にシャッタ53が開くと、燃料タンクとキャ
ニスタとを結ぶ流体通路55を形成し、燃料タンク内の
ガソリンが大気中に蒸発するのを防止するように構成さ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、シャッタ53と切り換え機構56とが別体と
なっているため、装置が大型化するという不具合があ
る。
【0004】本考案に目的は、シャッタと切り換え機構
を一体化することができる給油口シール装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案は、燃料タンクと連通する燃料通路の給油口
を開閉するシャッタと、シャッタに閉方向の弾性力を与
えてシャッタの閉状態を保持する第1弾性体と、燃料タ
ンクと小型キャニスタとを結ぶ第1流体通路および燃料
タンクと大型キャニスタとを結ぶ第2流体通路の各通路
途中に移動可能に挿入され、一方の流体通路を閉じて他
方の流体通路を開く切り換え弁と、切り換え弁に弾性力
を与える第2弾性体とを備え、シャッタは切り換え弁の
移動路近傍に配置されてその閉時に第2弾性体の弾性力
に抗して切り換え弁の移動を阻止し、切り換え弁は、給
油口近傍の燃料通路内に設けられてシャッタ閉時に第1
流体流路を開いて第2流体流路を閉じシャッタ開時には
第2弾性体の弾性力を受けて移動して第1流体流路を開
くことを特徴とする給油口シール装置を構成したもので
ある。
【0006】
【作用】前記した手段によれば、給油ノズルによってシ
ャッタが開閉すると、シャッタの開閉に応動して切り換
え弁が流体流路の切り換えを行う。この切り換え弁は切
り換え機構として給油口近傍の燃料通路に一体化されて
設けられているので装置の小型化を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2において、燃料タンクに連通す
る燃料通路としてのパイプ10の管路途中に設けられた
段部11には、シール装置本体としてのハウジング12
が固着されている。ハウジング12の内周側には給油ノ
ズル挿通路13が形成されているとともに、給油口15
を有するシール部材14が装着されている。
【0008】このシール部材14の内周側には挿通路1
3と連通する給油口15が形成されている。そしてハウ
ジング12の燃料タンク側にはブラケット16が固定さ
れており、ブラケット16には軸17が固定されてい
る。この軸17にはシャッタ18が回動自在に固定され
ているとともに、第1弾性体としてのスプリング19が
巻回されている。
【0009】前記シャッタ18はシール部材14の給油
口15を開閉するように構成されており、シャッタ18
の中央部はスプリング19の一端と当接してスプリング
19の弾性力を受けるようになっている。すなわちシャ
ッタ18はスプリング19の弾性力を受けて給油口15
を閉の状態に保持するように構成されている。
【0010】一方、ハウジング12の側面側には凹部2
0が形成されており、この凹部20内には第2弾性体と
してのスプリング21と切り換え弁22とが装着されて
いる。この切り換え弁22はスプリング21の弾性力を
受けてパイプ10の軸方向への移動が可能に凹部20内
に挿入されているが、シャッタ18の閉時にはその一端
がシャッタ18の先端側に接触し、スプリング19の弾
性力によって軸方向への移動が阻止されるようになって
いる。
【0011】また、切り換え弁22は弁体23、24を
備えており、シャッタ18が閉の状態にあるときには、
燃料タンクに連通するパイプ25と小型キャニスタに連
通するパイプ26とを結ぶ第1流体通路を開くようにな
っている。
【0012】一方、シャッタ18が開の状態にあるとく
には、大型キャニスタに連通するパイプ27とパイプ2
5とを結ぶ第2流体通路を閉じるようになっている。す
なわち、給油ノズル28の挿入によってシャッタ18が
開かれたときには、切り換え弁22がスプリング21の
弾性力を受けて軸方向に移動してパイプ26の管路を閉
じ、パイプ25とパイプ27の管路を開くように構成さ
れている。
【0013】以上の構成において、給油ノズル28が給
油口15内に挿入されない状態にあるときには、シャッ
タ18はスプリング19の弾性力を受けて閉の状態に保
持されている。さらにこのときには、切り換え弁22は
シャッタ18によってその移動が阻止され、パイプ25
とパイプ26の管路が開かれ、パイプ27の管路が閉じ
られている。
【0014】次に、給油ノズル28が給油口15内に挿
入されてシャッタ18が開かれると、切り換え弁22が
スプリング21の弾性力を受けて距離Lだけ軸方向に移
動する。これによりパイプ26の管路が閉じ、パイプ2
5、27の管路が開かれ、燃料タンク内のガソリンが蒸
発しても、この蒸発したガソリンはパイプ25、パイプ
27を介して大型キャニスタに導かれる。このため、燃
料タンク内のガソリンが蒸発して大気中に洩れるのを防
止することができる。
【0015】前記実施例によれば、シャッタ18と切り
換え弁22とがハウジング12に一体的に設けられて燃
料通路であるパイプ10内に収納されているため、装置
の小型化を図ることができるとともに部品点数の低減お
よび生産コストの低減に寄与することができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
シャッタと切り換え弁とを一体化して給油口近傍の燃料
通路に設け、給油ノズル28の挿脱に連動して作動する
ために装置の小型化を図ることができるという効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【図4】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】 10……パイプ 11……段部 12……ハウジング 13……給油ノズル挿通路 14……シール部材 15……給油口 16……ブラケット 17……軸 18……シャッタ 19、21……スプリング 20……凹部 22……切り換え弁 23、24……弁体 25、26、27……パイプ 28……給油ノズル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと連通する燃料通路(10)
    の給油口(15)を開閉するシャッタ(18)と、該シ
    ャッタ(18)に閉方向の弾性力を与えてシャッタ(1
    8)の閉状態を保持する第1弾性体(19)と、燃料タ
    ンクと小型キャニスタとを結ぶ第1流体通路(25)
    (26)および燃料タンクと大型キャニスタとを結ぶ第
    2流体通路(25)(27)の各通路途中に移動可能に
    挿入され、一方の流体通路を閉じて他方の流体通路を開
    く切り換え弁(22)と、切り換え弁(22)に弾性力
    を与える第2弾性体(21)とを備え、シャッタ(1
    8)は切り換え弁(22)の移動路近傍に配置されてそ
    の閉時に第2弾性体(21)の弾性力に抗して切り換え
    弁(22)の移動を阻止し、切り換え弁(22)は、給
    油口(15)近傍の燃料通路(10)内に設けられてシ
    ャッタ(18)閉時に第1流体流路(25)(26)を
    開いて第2流体流路(25)(27)を閉じシャッタ
    (18)開時には第2弾性体(21)の弾性力を受けて
    移動して第1流体流路(25)(27)を開くことを特
    徴とする給油口シール装置。
JP1121091U 1991-02-07 1991-02-07 給油口シール装置 Expired - Lifetime JP2515600Y2 (ja)

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JP1121091U JP2515600Y2 (ja) 1991-02-07 1991-02-07 給油口シール装置

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JP1121091U JP2515600Y2 (ja) 1991-02-07 1991-02-07 給油口シール装置

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Publication Number Publication Date
JPH04100922U JPH04100922U (ja) 1992-09-01
JP2515600Y2 true JP2515600Y2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=31744619

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