JP2515224B2 - 焼き肉の製造方法 - Google Patents
焼き肉の製造方法Info
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- JP2515224B2 JP2515224B2 JP5130133A JP13013393A JP2515224B2 JP 2515224 B2 JP2515224 B2 JP 2515224B2 JP 5130133 A JP5130133 A JP 5130133A JP 13013393 A JP13013393 A JP 13013393A JP 2515224 B2 JP2515224 B2 JP 2515224B2
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- JP
- Japan
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- meat
- fat
- roasted meat
- steam
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍食品として販売さ
れる調理済みの焼き肉の製造方法に関するものである。
れる調理済みの焼き肉の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年単身者の増加、主婦の調理離れ、生
活習慣の変化等から調理済みのカレー、シチュー等を冷
凍した食品が急速に普及してきた。これらのものは、電
子レンジ、熱湯等で解凍し暖めるだけですぐに食べるこ
とができ、さらに保存が容易であること等から、生活の
合理化に伴って普及してきたものである。調理済みの焼
き肉もその手軽さから多くのものが市場に出まわってい
る。その製造は、原料肉を所望の大きさにスライスし、
たれに漬けて調味した後に焼き上げ袋詰めし冷凍するも
のである。
活習慣の変化等から調理済みのカレー、シチュー等を冷
凍した食品が急速に普及してきた。これらのものは、電
子レンジ、熱湯等で解凍し暖めるだけですぐに食べるこ
とができ、さらに保存が容易であること等から、生活の
合理化に伴って普及してきたものである。調理済みの焼
き肉もその手軽さから多くのものが市場に出まわってい
る。その製造は、原料肉を所望の大きさにスライスし、
たれに漬けて調味した後に焼き上げ袋詰めし冷凍するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の冷凍化した焼
き肉類は需要者が主に若い独身者であることから、低廉
で提供する必要があり、したがってある程度脂身を多く
含んだ肉が原料肉として使用される傾向にある。このた
め、高脂肪であることから、コレステロール値を気にす
る年配者や、ダイエット志向の強い若い女性には敬遠さ
れがちであった。脂肪分を焼き落とすために焼き工程に
時間をかければ、この脂肪分を減らすことができるが、
その場合焼き上がった肉は硬くなり過ぎて食感を損ねる
ことになる。また、この脂肪分を減らすために脂身の少
ない高級肉を使用すると当然価格が上昇し、普及を妨げ
るという欠点があった。
き肉類は需要者が主に若い独身者であることから、低廉
で提供する必要があり、したがってある程度脂身を多く
含んだ肉が原料肉として使用される傾向にある。このた
め、高脂肪であることから、コレステロール値を気にす
る年配者や、ダイエット志向の強い若い女性には敬遠さ
れがちであった。脂肪分を焼き落とすために焼き工程に
時間をかければ、この脂肪分を減らすことができるが、
その場合焼き上がった肉は硬くなり過ぎて食感を損ねる
ことになる。また、この脂肪分を減らすために脂身の少
ない高級肉を使用すると当然価格が上昇し、普及を妨げ
るという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点を
解決するもので、従来からの原料肉を使用しながら、低
脂肪でかつ食味に影響を与えない焼き肉を提供すること
を目的とするもので、豚肉、牛肉等を所望の大きさにス
ライスした原料肉に約90度の蒸気を約2時間吹きつけ
た後、たれ液に着け調味し、焼き上げることを特徴とす
る。
解決するもので、従来からの原料肉を使用しながら、低
脂肪でかつ食味に影響を与えない焼き肉を提供すること
を目的とするもので、豚肉、牛肉等を所望の大きさにス
ライスした原料肉に約90度の蒸気を約2時間吹きつけ
た後、たれ液に着け調味し、焼き上げることを特徴とす
る。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。牛肉、
豚肉等の原料肉を焼き肉として食べ易い大きさにスライ
スし、これを網上に載置する。次に、この網上に載置し
たスライス肉の上下に約90度の蒸気を約2時間吹きつ
け、脂肪分を溶解し流し落とした後、調味液に漬けて味
付けし、焼き工程に移る。焼き工程が終わったスライス
肉は、必要量を計量し、袋詰めした後、たれを加え、脱
気し、二次殺菌後シールされ、冷凍保存される。
豚肉等の原料肉を焼き肉として食べ易い大きさにスライ
スし、これを網上に載置する。次に、この網上に載置し
たスライス肉の上下に約90度の蒸気を約2時間吹きつ
け、脂肪分を溶解し流し落とした後、調味液に漬けて味
付けし、焼き工程に移る。焼き工程が終わったスライス
肉は、必要量を計量し、袋詰めした後、たれを加え、脱
気し、二次殺菌後シールされ、冷凍保存される。
【0006】上記の実施例においては、吹きつける蒸気
の温度として約90度のものを示したが、蒸気温度とし
てはこれに限定されるものではなく、牛脂、豚脂を溶解
し得る温度のものであればよい。その温度があまり高い
と、蒸気が肉の奥内の脂肪分まで溶解し流してしまうの
で、肉の旨味が減ずることとなり、一方その温度が低過
ぎると脂肪分が溶解するのに時間がかかり過ぎ作業効率
が悪いという問題を生ずる。
の温度として約90度のものを示したが、蒸気温度とし
てはこれに限定されるものではなく、牛脂、豚脂を溶解
し得る温度のものであればよい。その温度があまり高い
と、蒸気が肉の奥内の脂肪分まで溶解し流してしまうの
で、肉の旨味が減ずることとなり、一方その温度が低過
ぎると脂肪分が溶解するのに時間がかかり過ぎ作業効率
が悪いという問題を生ずる。
【0007】さらに蒸気の吹きつけ時間として約2時間
を示したが、販売の目的によってその時間を増減するこ
とができる。すなわち、ある程度脂肪分を残して若者向
けのものを得たい場合にはその時間を減らし、一方年配
者や女性向きの脂肪分の少ないものが必要な場合には吹
きつけ時間を多くすればよい。
を示したが、販売の目的によってその時間を増減するこ
とができる。すなわち、ある程度脂肪分を残して若者向
けのものを得たい場合にはその時間を減らし、一方年配
者や女性向きの脂肪分の少ないものが必要な場合には吹
きつけ時間を多くすればよい。
【0008】
【発明の効果】以上の方法により90度の蒸気を約2時
間吹きつけた場合、約23%の牛脂、豚脂が溶解し流れ
落ちるため、低脂肪の焼き肉を得ることができる。さら
に、蒸気を吹きつけることにより脂肪分は流されるが、
脂肪繊維はそのまま残るため、舌触り、噛み心地等の風
味は特に変化することがない。なお、この蒸気吹付の
際、肉の各種繊維が暖められ、ほぐされるため全体とし
て柔らかくなり調味液に漬けた際、その味が十分にしみ
込むことから、全体に柔らかく、しかも味のしみ込んだ
焼き肉が得られる。このため、比較的安価な肉も原料と
して用いることができる。また、蒸気の温度、吹きつけ
時間等を変えることにより所望の脂肪分を含んだ原料肉
が得られるので、その目的に応じて種々の原料肉を用意
する必要がなく、焼き工程も一定に設定しておけばよい
等焼き肉の製造方法としては優れた効果を有するもので
ある。
間吹きつけた場合、約23%の牛脂、豚脂が溶解し流れ
落ちるため、低脂肪の焼き肉を得ることができる。さら
に、蒸気を吹きつけることにより脂肪分は流されるが、
脂肪繊維はそのまま残るため、舌触り、噛み心地等の風
味は特に変化することがない。なお、この蒸気吹付の
際、肉の各種繊維が暖められ、ほぐされるため全体とし
て柔らかくなり調味液に漬けた際、その味が十分にしみ
込むことから、全体に柔らかく、しかも味のしみ込んだ
焼き肉が得られる。このため、比較的安価な肉も原料と
して用いることができる。また、蒸気の温度、吹きつけ
時間等を変えることにより所望の脂肪分を含んだ原料肉
が得られるので、その目的に応じて種々の原料肉を用意
する必要がなく、焼き工程も一定に設定しておけばよい
等焼き肉の製造方法としては優れた効果を有するもので
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 豚肉、牛肉等の原料肉を所望の大きさに
スライスし、約90度の蒸気を約2時間吹きつけた後、
たれ液に漬けて調味し、焼き上げることを特徴とする焼
き肉の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5130133A JP2515224B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 焼き肉の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5130133A JP2515224B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 焼き肉の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319489A JPH06319489A (ja) | 1994-11-22 |
JP2515224B2 true JP2515224B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=15026747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5130133A Expired - Fee Related JP2515224B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 焼き肉の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515224B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5666736B1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-02-12 | 日本水産株式会社 | 炭火焼き肉類の製造方法。 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5130133A patent/JP2515224B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06319489A (ja) | 1994-11-22 |
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Date | Code | Title | Description |
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