JP2515031Y2 - 電磁ポンプ - Google Patents

電磁ポンプ

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JP2515031Y2
JP2515031Y2 JP1989122326U JP12232689U JP2515031Y2 JP 2515031 Y2 JP2515031 Y2 JP 2515031Y2 JP 1989122326 U JP1989122326 U JP 1989122326U JP 12232689 U JP12232689 U JP 12232689U JP 2515031 Y2 JP2515031 Y2 JP 2515031Y2
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JP
Japan
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electromagnetic pump
diaphragm
discharge
pump
electromagnetic
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JP1989122326U
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JPH0361174U (ja
Inventor
輝也 澤田
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日本コントロール工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、石油給油器、ストーブ等の石油燃焼器に
用いられる電磁ポンプに関する。
(従来の技術) この種の電磁ポンプは電磁コイルにパルス電流を供給
し、ピストンを上下動させて吸入弁と吐出弁と協動して
流体を加圧し吐出口より吐出させている。
石油燃焼器用電磁ポンプにあって、出力制御は、一般
的に開ループであった。しかし、石油燃焼器であって
も、種々な制御の要請があり、また確実な制御を行うた
めには、フィードバック制御に移行せざるを得なくなっ
てきている。
即ち、開ループ制御では、気圧、温度等の環境または
使用電圧等の変動により必要な吐出量または吐出圧が得
られない場合があるためである。
特に、大出力から急激に小出力に切り換えた時、また
はその逆の場合に電磁ポンプの過渡特性によって応答が
遅れを発生し、これにより出力が安定するのに遅れを生
じる。
かかる場合、吐出圧を検知して入力値と比較し、該比
較値に応じて電磁ポンプの励磁を制御する閉ループ制御
(フィードバック制御)の採用しか対策としてないもの
である。
(考案が解決しようとする課題) しかし、電磁ポンプに吐出圧を検知する圧力センサを
単に取りつけたのでは装置が大型化するとともに取り付
けのためのコストが高くなるという問題点がある。
そこで、この考案は電磁ポンプを閉ループ制御するた
めの吐出圧の圧力センサを装備した小型で且つ低コスト
の電磁ポンプの提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案にかかる電磁ポンプは、電磁コイル1の励磁
によりピストン18をシリンダ内で往復運動させて吐出口
42から加圧流体を吐出する電磁ポンプにおいて、 前記吐出口42に至る吐出側通路内に開口し、吐出圧の
脈動を緩和するアキュムレータ24のダイヤフラム29を受
けるダイヤフラム受け33に設けた永久磁石32を設けると
共に前記ダイヤフラム受け33を押圧するスプリング30を
支えるスプリングシート34に設けたホール素子36を設
け、該ホール素子36からフィードバック信号を出力した
ものである。
(作用) したがって、この考案によれば、入力信号に応答して
電磁コイル1が励磁されると、ポンプ内の吐出側通路か
ら加圧流体がアキュムレータ24に至って、該アキュムレ
ータ24でダイヤフラム29が変位して脈動が吸収され、そ
のダイヤフラム29の変位量即ち永久磁石32との距離が吐
出圧としてホール素子36から検出される。
この永久磁石32とホール素子36は、アキュムレータ内
に設ける構成であるからアキュムレータの部品を利用す
るために装置が大型化することがない。
(実施例) 以下に添付図面を参照してこの考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図に示すように、非磁性材からなるガイドケース
1は、その下端をポンプ本体2に形成の縦孔3にO−リ
ング4a,4bを介して円筒部4cに嵌め込み、上端を縦方向
に通孔5を有する磁気ロッド6にO−リング7を介して
外装して、プランジャ作動室8を形成し、該プランジャ
作動室8内にプランジャ9が配されている。このガイド
ケース1の外側には、巻き枠10に電磁コイル11が巻か
れ、その上下に磁性材の上板12と下板13とが外嵌されて
いる。
プランジャ9は、プランジャ作動室8内に摺動自在に
配され、上ばね14と下ばね15とで支えられている。上ば
ね14は磁気ロッド6の下端に当接し、下ばね15はシリン
ダ16に当接している。このプランジャ9は、磁性材から
なり、中心方向に通孔17が形成されている。プランジャ
9にはピストン18が連結されており、ピストン18は下記
するシリンダ16内にて、プランジャ9に連動して往復動
するようになっている。シリンダ16は、ポンプ本体2に
形成の縦孔内に挿入されており、その内側をピストン18
を摺動させるようになっている。
ポンプ室19には、ピストン18の先端が臨まれ、ピスト
ン18の往復動にて、ポンプ室19の容積が変化される。こ
の容積変化によりポンプ作用が行われ、吸入口20から流
体を吸入する。
ポンプ本体2におけるポンプ室19には、第2図に示す
ように、吸入口20から吸入された流体が吸入弁21を介し
て吸入され、ポンプ室19で加圧され、加圧流体は吐出弁
22を介して通孔23に流出し、この通孔23に開口の下記す
るアキュムレータ24に至り、更に前記したプランジャ作
動室8に流れ、該プランジャ作動室8から磁気ロッド6
の通孔5を通り、電磁弁43の稼動弁室44に入り、この稼
動弁室44内の電磁可動片45が電磁コイルの励磁にてスプ
リング46に抗して変位して吐出継手41に形成の吐出口42
から吐出される。
アキュムレータ24は、第2図及び第3図に示すよう
に、取付部材17に係合してポンプ本体2に取り付けら
れ、筒状の本体26の一方側に吐出圧を受けるための通孔
27が形成されたキャップ28がかしめ止めされており、該
通孔27を介して通孔23からダイヤフラム29が吐出圧を受
けて変位し、脈動成分を吸収するものである。
ダイヤフラム29の後方(第3図中右側)には、ダイヤ
フラム受け33、スプリングシート31を介して、ダイヤフ
ラム29の変位量に抗して伸縮するスプリング30が配さ
れ、ダイヤフラム側のスプリング受け33にはその中央に
圧力センサ37の構成部品の永久磁石32が、支持側のスプ
リングシート34にはその中央にエポキシ樹脂ケース35に
収納された前記圧力センサ37の構成部品のホール素子36
が固定されている。スプリングシート34は本体26の他方
側においてかしめ止めにて固定されている。このホール
素子36は直流電流を印加すると磁石からの磁束密度に比
例した出力が得られるものである。
即ち、圧力センサ37の永久磁石32とホール素子36との
間は、通常、所定の距離に保持されており、吐出圧の圧
力上昇によってダイヤフラム29がスプリング力に抗して
変化するとその変位量に応じてホール素子36の出力が変
化するものである。
尚、第2図中符号40は所定圧を維持するためのリリー
フ弁40aよりなる圧力調節装置、第3図中符号34a、34b
はO−リング、39はロックナットである。
上記構成において、電磁コイル11に毎分50〜60回程の
パルス電流が通電されると、そのパルスに基づいて所定
の振幅と周期でピストン18が往復動して、これによるポ
ンプ室19の容積変化にて吸入弁21と吐出弁22と協動して
燃料が加圧され、加圧燃料は通孔27へ流出し、前述した
ように吐出口42から吐出される。その際加圧流体はアキ
ュムレータ24に至って、ダイヤフラム29を押圧する。こ
のためダイヤフラム29は吐出圧に応じて変位しながら脈
動を吸収する。したがって、永久磁石32とホール素子36
との間の距離に比例してホール素子に対する磁束密度が
変化して、その磁束密度に応じた出力信号が発せられ
る。
出力信号は、図示しないコントロールユニットに入力
され、基準値(所望圧力)と比較され、増減に応じてパ
ルス幅が変化されるいわゆるデュティー制御が行なわれ
て電磁ポンプから吐出する圧力を所望圧力に保つことが
できる。
また、圧力センサ37はダイヤフラム29を利用する構成
としており、且つ、圧力センサ37はダイヤフラム29に設
けられた永久磁石32とホール素子36という簡単な構成で
あるから、電磁ポンプの小型及びコストの低減を図るこ
とができる。
尚、前記アキュムレータ24は通孔23に面しているが、
プランジャ作動室8、可動弁室等の吐出側通路に設ける
ようにしてもよい。
(考案の効果) この考案によれば、電磁ポンプの吐出側通路に配され
たアキュムレータを永久磁石とホール素子より成る圧力
センサを設けたので、該アキュムレータの部品を利用す
ることになって、部品の増大を抑え装置の小型化を図る
ことができるとともに、電磁ポンプにも特別な構成を付
加せずコストの低減をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる電磁ポンプの断面図、第2図
は第1図に示す吸入口付近の断面図、第3図は圧力セン
サの断面図である。 23……通孔、24……アキュムレータ、37……圧力セン
サ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁コイル1の励磁によりピストン18をシ
    リンダ内で往復運動させて吐出口42から加圧流体を吐出
    する電磁ポンプにおいて、 前記吐出口42に至る吐出側通路内に面し、吐出圧の脈動
    を緩和するアキュムレータ24のダイヤフラム29を受ける
    ダイヤフラム受け33に永久磁石32を設けると共に前記ダ
    イヤフラム受け33を押圧するスプリング30を支えるスプ
    リングシート34にホール素子36を設け、該ホール素子36
    からフィードバック信号を出力したことを特徴とする電
    磁ポンプ。
JP1989122326U 1989-10-19 1989-10-19 電磁ポンプ Expired - Lifetime JP2515031Y2 (ja)

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JPH0361174U JPH0361174U (ja) 1991-06-14
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JPS62121327A (ja) * 1985-11-21 1987-06-02 Kanbayashi Seisakusho:Kk 圧力センサ
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