JP2514824Y2 - 変圧器巻線の口出線自動折り曲げ装置 - Google Patents

変圧器巻線の口出線自動折り曲げ装置

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JP2514824Y2
JP2514824Y2 JP12023290U JP12023290U JP2514824Y2 JP 2514824 Y2 JP2514824 Y2 JP 2514824Y2 JP 12023290 U JP12023290 U JP 12023290U JP 12023290 U JP12023290 U JP 12023290U JP 2514824 Y2 JP2514824 Y2 JP 2514824Y2
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宏平 有坂
和博 有井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は開閉器、例えば2組の接触子対を備えた大
遮断容量用回路遮断器における機構部の改良に関するも
のである。
〔従来の技術〕
第4図は例えば特公昭57-45007号公報に示された2組
の接触対を備えた従来の大遮断容量の回路遮断器を示す
斜視図、第5図は第4図の要部斜視図である。図におい
て、(1)は絶縁物で構成され内部に開閉機構部を収納
した筐体、(2)は一端に固定接点(3)を固着した電
源側の固定導体、(4)は一端に固定接点(5)を固着
した負荷側の固定導体である。上記固定接点(3),
(5)は筐体(1)の横方向に対向して配置されてい
る。(6)は電源側及び負荷側の夫々の固定導体(2)
と(4)とを電気的に絶縁しかつ夫々別個の消弧室を形
成するように設置された隔壁で、L字状に筐体(1)と
共に形成されている。(7),(8)は可動接触子で、
先端には夫々固定接点(3),(5)と対向する可動接
点(9),(10)を備えかつ他端は接続導体(11)によ
り橋絡されて電気的に直列になつており、本例では可動
接触子(7),(8)と一体に形成されている。(12)
は可動接触子(7),(8)の貫通穴(7a),(8a)に
貫挿したピン、(13)はピン(12)によつて枢着される
取付腕で、一端を角穴(14)によりクロスバー(15)に
固着されている。そしてクロスバー(15)が開閉機構部
(図示せず)によつて回動されると、取付腕(13)を介
して可動接触子(7),(8)が回動して固定接点
(3),(5)と可動接点(9),(10)の開閉動作を
行う。(16)はピン(12)とコイル巻部が係合したヒネ
リバネで、その一端は取付腕(13)に係止されかつ他端
は可動接触子(7),(8)に係止されて固定接点
(3),(5)と可動接点(9),(10)とが閉合した
時の接触圧力を制御する。また取付腕(13)には舌部
(13a)を有し、これは可動接触子(7),(8)がヒ
ネリバネ(16)によつて反時計方向へ回動するのを一定
角度に止めるためのストツパーの役目をなし、かつ可動
接点(9),(10)が開離した時に一定の距離を保つよ
うに形成されている。
次に動作について説明する。まず閉合時における電流
通路は、電源側固定導体(2)、固定接点(3)、可動
接点(9)、可動接触子(7)、接続導体(11)、可動
接触子(8)、可動接点(10)、固定接点(5)、負荷
側固定導体(4)のように流れる。このとき、ピン(1
2)に使用される材料は機械強度の必要性より炭素鋼や
その合金類が使用されて導電性を有するために、電流I
は接続導体(11)を流れる電流I1とピン(12)に流れる
電流I2とに分流するが、ピン(12)の抵抗値は接続導体
(11)に比較してかなり大きいため、通常の使用電流で
は分流するI2はI1に比較してわずかである。こうした閉
合状態から開閉機構部によつてクロスバー(15)が時計
方向へ回動すると、固定接点(3),(5)と可動接点
(9),(10)とは開離するが、この場合接点(3)と
(9)、接点(5)と(10)の間に発生する2本のアー
ク柱は、第5図の矢印で示すように電気的に直列にな
り、接触子対を1組しかもたない小遮断容量の回路遮断
器のように、1本のアーク柱のものに比べ接点間のアー
クの長さを2倍に引きのばしたことになり、アーク電圧
を2倍の速さで高めていくことになる。このことは電流
を速やかに抑制して電流を遮断する時間が早くなるた
め、回路遮断器の構成部品の損傷を低減させる。従つ
て、大遮断容量の回動遮断器として1極当り2組の接触
子対を備えた回路遮断器が広く使用されてきている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の回路遮断器は以上のように構成されているの
で、2組の可動接触子(7),(8)の間を流れる電流
が接続導体(11)だけでなく導電性を有するピン(12)
の方へも分流して流れるため、特に短絡事故等ではピン
(12)に分流する電流値は非常に大きく、流れる電流で
発生するジュール熱によりピン(12)が溶断し、可動接
触子(7),(8)の開閉動作を妨げ、接点の接触不能
となる問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、ピンへの分流をなくして短絡時におけるピ
ンの溶断を防止することにより、可動接触子の開閉動作
の不良による接点の接触不能がなく信頼度の高い開閉器
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る開閉器は、接続導体により電気的に直
列になる2組の可動接触子とこれを軸支するピンとが絶
縁物より形成された絶縁体を介して係合するように構成
したものである。
〔作用〕
この考案においては、絶縁体が可動接触子とこれを軸
支するピンとを電気的に絶縁するので、ピンに電流が分
流するのを防止する。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図について説明す
る。第1図は第5図と同じ要部斜視図であり、前記従来
のものと同一または相当部分には同一符号を付して説明
を省略する。図において、(17)は可動接触子(7),
(8)の貫通穴(7a),(8a)に貫挿されかつ可動接触
子(7),(8)を回動自在に軸支するピンで、機械的
強度が得られるピアノ線等の炭素鋼やその合金類が使用
される。(18)はピン(17)の表面を覆う絶縁体であ
る。絶縁体(18)としては、例えば絶縁性の樹脂材料を
使用しピン(17)の表面に少なくとも貫通穴(7a),
(8a)と接触する面をこの樹脂の被膜でコーテイングし
たり、絶縁性の樹脂にピン(17)をインサートして成型
したり、あるいは絶縁性のサビ止め塗料等を塗布してな
るものである。
次に動作について説明する。開閉時の動作については
前述の従来例と同様であるが、閉合時における電流通路
は絶縁体(18)を備えたことによりピン(17)と可動接
触子(7),(8)の貫通穴(7a),(8a)との接触部
は完全に電気的に絶縁されるため従来のようにピン(1
7)へ電流は分流されない。従つて、短絡時に発生する
大電流は全て接続導体(11)へ流れてピン(17)へは流
れないため、ピン(17)の溶断に伴なう可動接触子
(7),(8)の開閉動作不良によつて接点の接触不能
を起こすこともなく、短絡時の信頼性が向上する。
上記実施例では可動接触子(7),(8)の他端を接
続導体(11)で橋絡して略コ字形に一体成形したものを
示したが、接続導体を可撓銅撚線などで接続する別体構
造として電気的に直列になるようにしても良い。
第2図はこの考案の他の実施例を示すもので、可動接
触子(7),(8)の貫通穴(7a),(8a)に絶縁物よ
りなる絶縁体(19),(19)をそれぞれ固着し、この絶
縁体(19),(19)に設けた貫通穴(19a),(19a)に
それぞれピン(17)を貫挿して軸支したものである。
第3図はこの考案のさらに異なる実施例を示すもの
で、ピン(17)を貫挿する貫通穴(20a)を有しかつ絶
縁物で形成された筒状の絶縁体(20)を、可動接触子
(7),(8)の貫通穴(7a),(8a)に貫挿させたも
のである。
さらに機械的強度が得られる絶縁性の材料であれば、
ピン(17)全体を絶縁物で構成すれば同様な効果を奏す
ることは言うに及ばない。
なお、以上の説明では回路遮断器の場合について説明
したが、電磁開閉器等他の開閉装置であつてもよく、上
記実施例と同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば絶縁体によりピンと
可動接触子とが電気的に絶縁され、短絡時の大電流がピ
ンに分流しないように構成したので、ピンの溶断が防止
され、従つて短絡後の可動接触子の開閉動作不良により
接点の接触不能が発生することもなく信頼度の高いもの
を安価に得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による回路遮断器の要部斜
視図、第2図及び第3図はこの考案の異なる二つの実施
例を示す要部斜視図、第4図は従来の回路遮断器を示す
斜視図、第5図は第4図の要部斜視図である。 図において、(2)は固定導体、(3)は固定接点、
(4)は固定導体、(5)は固定接点、(7),(8)
は可動接触子、(9),(10)は可動接点、(11)は接
続導体、(17)はピン、(18)は絶縁体を示す。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】巻線機の巻線導体通過ラインに沿って配置
    されて、送給される平角巻線導体を用いて巻回される変
    圧器巻線の巻始め及び巻終の口出線を自動的に所定の角
    度に折り曲げる変圧器巻線の口出線自動折り曲げ装置に
    おいて、 送給可能に巻線導体をガイドする巻線導体ガイド通路を
    有し、少なくとも折り曲げ動作時には前記巻線導体ガイ
    ド通路内に前記巻線導体を拘束し、前記巻終の口出線が
    折り曲げられると前記巻線導体ガイド通路からの前記巻
    線導体の拘束を解除する巻線導体ガイド機構と、 前記巻線導体ガイド機構の巻線導体送出側に配置されて
    前記巻始めの口出線を自動的に折り曲げる第1の自動折
    り曲げ機構と、 前記巻線導体ガイド機構の巻線導体供給側に配置されて
    前記巻終の口出線を自動的に折り曲げる第2の自動折り
    曲げ機構と、 前記巻終の口出線が折り曲げられると前記巻線導体ガイ
    ド通路から前記巻線導体を出して前記巻終の口出線を前
    記巻線導体ガイド機構に引っ掛からないように巻線機側
    にガイドする巻線導体引出ガイド機構とを具備してなる
    変圧器巻線の口出線自動折り曲げ装置。 【請求項2】前記巻線導体ガイド機構は、 基台に回動自在に固定された少なくとも1個のガイドロ
    ーラからなる第1の巻線導体ガイドローラ機構と、 前記巻線導体を間にして前記第1の巻線導体ガイドロー
    ラ機構に対して移動可能に配置された移動台に回動自在
    に固定された少なくとも1個のガイドローラからなる第
    2の巻線導体ガイドローラ機構と、 前記移動台の位置を変位させる移動台変位装置と、 前記基台上の前記固定部と前記移動台との間の部分に配
    置されて前記第1の巻線導体ガイドローラ機構と第2の
    巻線導体ガイドローラ機構との間の距離を固定するため
    のアタッチメントと、 拘束位置と非拘束位置との間を移動する押え部材及び該
    押え部材を変位させる変位装置とを有し、前記押え部材
    を拘束位置に配置して前記巻線導体を前記アタッチメン
    トとの間に移動可能に拘束し、前記押え部材を非拘束位
    置に配置して前記巻線導体の拘束を解除する巻線導体拘
    束装置とを具備することを特徴とする請求項1に記載の
    変圧器巻線の口出線自動折り曲げ装置。 【請求項3】前記巻線導体引出ガイド機構は、ガイド部
    材と該ガイド部材を退避位置と引出ガイド位置との間で
    移動させるガイド部材移動装置とを有し、 前記ガイド部材は前記ガイド部材移動装置によって前記
    退避位置から前記引出ガイド位置に移動させられる間に
    前記巻終の口出線を押して前記巻線導体を前記巻線導体
    ガイド通路から出すように配置され、 前記ガイド部材移動装置は前記ガイド部材を前記巻終の
    口出線が前記巻線導体ガイド機構を通過するまで前記引
    出ガイド位置に保持することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の変圧器巻線の口出線自動折り曲げ装置。 【請求項4】前記第1及び第2の自動折り曲げ機構は、
    前記第1の巻線導体ガイドローラ機構を構成する端部側
    のガイドローラのローラ部材の外周面に添って巻線導体
    を折り曲げるように構成されている請求項2に記載の変
    圧器巻線の口出線自動折り曲げ装置。
JP12023290U 1990-11-19 1990-11-19 変圧器巻線の口出線自動折り曲げ装置 Expired - Lifetime JP2514824Y2 (ja)

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