JP2514651Y2 - 車両用エアクリーナ - Google Patents

車両用エアクリーナ

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JP2514651Y2
JP2514651Y2 JP1988064351U JP6435188U JP2514651Y2 JP 2514651 Y2 JP2514651 Y2 JP 2514651Y2 JP 1988064351 U JP1988064351 U JP 1988064351U JP 6435188 U JP6435188 U JP 6435188U JP 2514651 Y2 JP2514651 Y2 JP 2514651Y2
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JP
Japan
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air
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warm air
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信幸 袴田
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、キャブレターに供給するエアの温度を一定
に保つ機構を装備した車両用エアクリーナに関するもの
である。
(従来の技術) 一般に、自動車のエンジンにおいては、空燃比特性の
安定化や冷寒時のアイシング防止等の観点から、吸気温
度を一定に保つことが望まれている。そこで、従来から
エアクリーナ部分にホットエアインテーク機構を設ける
ことにより、冷寒時における吸気温度を高めることが行
なわれている。このホットエアインテーク機構を有した
従来のエアクリーナは第3図および第4図に示すような
構造となっている。
第3図および第4図に示す従来のエアクリーナは、ケ
ーシング1の吸気導入部2にクールエア導入ポート3側
とウォームエア導入ポート4側とを適宜切換えるウォー
ムエアバルブ5を取付け、そのウェームエア導入ポート
4にはエキゾーストマニホルド6の外周エアを導入する
ウォームエアホース7を接続している。なお、同図中符
号8は、エキゾーストマニホルド6の外周エアをウォー
ムエアホース7に導くエキゾーストカバーを示し、符号
9は、クールエア導入ポート3側とウォームエア導入ポ
ート4側を適宜切り換え開閉するバルブ本体を示すもの
とする。また、同図は、エンジン本体(図示せず)の上
部にエアクリーナを設置するいわゆる頭上式のレイアウ
トを採用したものであるが、このレイアウトにおいて
は、コンパクト設計の観点からエキゾーストマニホルド
6の真上にウォームエアバルブ5を配置し、エキゾース
トマニホルド6とウォームエアバルブ5との間にウォー
ムエアホース7を直線的に設けるようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第3図および第4図に示した従来のエ
アクリーナにあっては、ウォームエアホース7が直線的
に設けてあるため、バルブ本体9が受けるエキゾースト
マニホルド6からの輻射熱が相当に大きくなり、この輻
射熱の対策としてバルブ本体9を金属製にしたり、エキ
ゾーストマニホルド6とウォームエアバルブ5とを遠ざ
けたりしなければならないという問題があった。そし
げ、こうした場合、製造コストが高くなってしまい、殊
に、エキゾーストマニホルド6とウォームエアバルブ5
との距離が長くなった場合には、冷寒時における暖気の
導入効率が低下するという不具合も生じた。
なお、これ等の問題点を解決し得るものではないが、
他のエアクリーナの技術としては、現在、実開昭55−10
0055号公報に開示されるものや実開昭55−69145号公報
に開示されるようなものも案出されている。前者はケー
シングに断熱材を取付けることによって暖気の導入効率
を高めるようにしたもので、後者は二系統の吸気路を設
け、その分岐点に設けた切り換え弁装置によりエンジン
の高温再始動時に適宜吸気路を切り換えてエンジンの燃
焼効率の向上を図るようにしたものである。
本考案の目的は、エキゾーストマニホルドとウォーム
エアバルブとの距離を長くすることなく、ウォームエア
バルブに対するエキゾーストマニホルドからの輻射熱を
遮断出来るようにして、製造コストの低減と暖気の導入
効率の向上を可能にすることである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述した課題を解決するための手段とし
て、エキゾーストマニホルド6の直上に位置させてケー
シング1の吸気導入部2を設け、該吸気導入部2に設け
たウォームエアバルブ5と前記エキゾーストマニホルド
6との間に螺旋形状のウォームエアホース7を接続する
と共に、該ウォームエアホース7の壁7aの一部をエキゾ
ーストマニホルド6からの輻射熱の遮蔽部として形成し
た構成としたものである。
(作用) このような構成としたことにより、エキゾーストマニ
ホルド6から放射される熱は、エキゾーストマニホルド
6の直上に位置する螺旋形状のウォームエアホース7
に、広い面積で十分に作用してこれを加熱する。したが
ってその内部を通る吸入空気は短時間で温度上昇するの
で、すぐにウォームエアをエンジンに供給することがで
きる。また、ウォームエアホース7の壁7aの一部がエキ
ゾーストマニホルド6からの輻射熱を遮ってウォームエ
アバルブ5への影響をなくすことになる。さらにこの輻
射熱遮断に関連して、ウォームエアバルブ5をエキゾー
ストマニホルド6から遠ざける必要がなくなることか
ら、他の機器のレイアウトに何らの支障も与えることが
ない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図に基い
て詳細に説明する。なお、第3図および第4図に示した
従来のエアクリーナと同一部分には同一符号を用いて説
明するものとする。
本考案にかかるエアクリーナはエンジン本体11の上部
にボルト12を介して設置され、そのケーシング1の下面
が図示しないキャブレターに接続されるようになってい
る。そしてケーシング1は内部の濾過エレメント(図示
せず)に吸気を導入するための吸気導入部2を有し、こ
の吸気導入部2の先端にウォームエアバルブ5が接続さ
れている。なお、このウォームエアバルブ5は、エキゾ
ーストマニホルド6の直上に位置している。ウォームエ
アバルブ5はクールエア導入ポート3とウォームエア導
入ポート4を有し、クールエア導入ポート3にはクール
エアホース(図示せず)が接続され、ウォームエア導入
ポート4にはウォームエアホース7が接続されている。
このウォームエアホース7は、図示するように螺旋形状
をしており、エキゾーストマニホルド6から放射される
熱を広い面積で受けるようになっている。
この構造においてウォームエアバルブ5に内装された
バルブ本体9は、ケーシング1内が通常の温度にある場
合には、第1図中実線で示すようにクールエア導入ポー
ト3側を開いており、ケーシング1内の温度が下がった
場合に、同図中鎖線で示すようにウォームエア導入ポー
ト4側を開くようになっている。この機構は、インテー
クマニホルド13の負圧でバルブ本体9を作動させ、その
際の負圧の導入と遮断の制御をバイメタルバルブ(図示
せず)で行うといった周知のものである。また、ウォー
ムエアバルブ5はエキゾーストマニホルド6の上方に近
接状態で位置されており、そのエキゾーストマニホルド
6の外周部にはエキゾーストカバー8が設けられてい
る。このエキゾーストカバー8とウォームエア導入ポー
ト4にはウォームエアホース7が接続されている。
このウォームエアホース7は、前述のように螺旋形状
をしている。これによって、その直下に位置するエキゾ
ーストマニホルド6が放射する熱を広い面積で効果的に
吸収し、内部を通る吸入空気を短時間で温度上昇させ
る。また螺旋形状をしていることにより、その壁7aの一
部が、エキゾーストマニホルド6の輻射熱に対して遮断
部として機能することになる。符号10は螺旋状部分の中
心部である。
以上の構成において、エンジンが始動すると、通常は
ウォームエアバルブ5のバルブ本体9がウォームエア導
入ポート4側を閉じ、クールエア導入ポート3側からエ
アがケーシング1内に導入される。この際、従来のエア
クリーナであれば、エキゾーストマニホルド6の輻射熱
Qがウォームエアホース7を介してバルブ本体9を高温
に熱するところであるが、ウォームエアホース7はその
壁7aの一部で輻射熱Qの遮蔽部を構成しているため、輻
射熱Qはこの部分によって第1図に示すように遮断され
る。その結果、ウォームエアバルブ5はその内部のバル
ブ本体9が輻射熱Qによって異常過熱されなくなる。ま
た、冷寒時には逆にバルブ本体9がウォームエア導入ポ
ート4側を開き、エキゾーストマニホルド6部分で暖め
られたエアがケーシング1内に導入される。この際、ウ
ォームエアバルブ5はエキゾーストマニホルド6に充分
に近付けて設置されているため、エキゾーストマニホル
ド6部分で暖められたエアはウォームエアホース7の途
中で冷却されることなくウォームエアバルブ5からケー
シング1へと導入される。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、ケーシ
ングの吸気導入部をエキゾーストマニホルドの直上に位
置させて設けたこと、およびこの吸気導入部に設けたウ
ォームエアバルブと前記エキゾーストマニホルドとの間
にウォームエアホースを接続したことにより、狭いエン
ジンルーム内の機器の配置に無駄な空間が生ぜず、しか
もエキゾーストマニホルドが放散する熱がウォームエア
ホースによって遮られて吸気導入部に直接作用すること
なく、さらにウォームエアホースの全長を短くすること
ができることになる。またウォームエアホースを螺旋形
状にしたことにより、エキゾーストマニホルドの放散す
る熱を広い面積で受け、内部を通る吸入空気を短時間で
加熱してエンジンに供給することができる。さらにウォ
ームエアホースの壁の一部をエキゾーストマニホルドか
らの輻射熱の遮蔽部として形成したことにより、ウォー
ムエアバルブに対するエキゾーストマニホルドの輻射熱
はウォームエアホースの壁の一部が構成する遮蔽部によ
って確実に遮断されるようになるため、ウォームエアバ
ルブをエキゾーストマニホルドに近接させて設置するこ
とが出来るようになるという効果が得られる。その結
果、冷寒時における暖気の導入効率が向上し、ウォーム
エアホース部分のガタもなくなり、エンジンのコンパク
ト化も可能になる。さらに、ウォームエアバルブ内のバ
ルブ本体を樹脂によって形成することが出来るため、コ
スト低減も可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図の要部を一部分解状態で示した斜視図、第3図は従来
の技術の第2図に対応した部分を示す斜視図、第4図は
第3図中の第1図に対応した部分を示す断面図である。 1……ケーシング 2……吸気導入部 5……ウォームエアバルブ 6……エキゾーストマニホルド 7……ウォームエアホース 7a……壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エキゾーストマニホルドの直上に位置させ
    てケーシングの吸気導入部を設け、該吸気導入部に設け
    たウォームエアバルブと前記エキゾーストマニホルドと
    の間に螺旋形状のウォームエアホースを接続すると共
    に、該ウォームエアホースの壁の一部をエキゾーストマ
    ニホルドからの輻射熱の遮蔽部として形成したことを特
    徴とする車両用エアクリーナ。
JP1988064351U 1988-05-16 1988-05-16 車両用エアクリーナ Expired - Lifetime JP2514651Y2 (ja)

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JPH01166757U JPH01166757U (ja) 1989-11-22
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JPH0320528Y2 (ja) * 1984-12-12 1991-05-02

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