JP2514038B2 - 植物処理剤 - Google Patents
植物処理剤Info
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- JP2514038B2 JP2514038B2 JP62166020A JP16602087A JP2514038B2 JP 2514038 B2 JP2514038 B2 JP 2514038B2 JP 62166020 A JP62166020 A JP 62166020A JP 16602087 A JP16602087 A JP 16602087A JP 2514038 B2 JP2514038 B2 JP 2514038B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plant
- plant treatment
- present
- treatment agent
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は植物処理剤、更に詳しくは、種子又は植物体
に施すことにより発根、生育を旺盛にし、かつ病害に対
する抵抗力を増大せしめることのできる植物処理剤に関
する。
に施すことにより発根、生育を旺盛にし、かつ病害に対
する抵抗力を増大せしめることのできる植物処理剤に関
する。
従来、リゾプス・オリーゼ−Ｍ−24株を用いて穀類を
発酵せしめて得られる発酵液中には植物生理活性物質が
含まれており、この発酵液を植物体等に散布すると植物
の生育が促進されることが知られており、すでに、「バ
イオゲン」なる商品名で、三井東圧肥料株式会社から発
売されている。
発酵せしめて得られる発酵液中には植物生理活性物質が
含まれており、この発酵液を植物体等に散布すると植物
の生育が促進されることが知られており、すでに、「バ
イオゲン」なる商品名で、三井東圧肥料株式会社から発
売されている。
当該発酵液は、それ自体においても抗ウイルス作用を
有するので、植物の病害を阻止することができるが、そ
の作用は弱いため充分でなく、その改善が望まれてい
た。
有するので、植物の病害を阻止することができるが、そ
の作用は弱いため充分でなく、その改善が望まれてい
た。
斯かる実状において、本発明者らは上記欠点を克服せ
んと鋭意研究を行つた結果、上記発酵液に木酢液を配合
すれば、発酵液の有する植物生理活性促進作用は全く損
われることなく、抗ウイルス作用が相乗的に増大される
ことを見出し、本発明を完成した。
んと鋭意研究を行つた結果、上記発酵液に木酢液を配合
すれば、発酵液の有する植物生理活性促進作用は全く損
われることなく、抗ウイルス作用が相乗的に増大される
ことを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、リゾプス・オリーゼ−Ｍ−24株
を用いて穀類を発酵せしめた発酵液及びこれに対し0.1
〜10重量％の木酢液を含有する植物処理剤を提供するも
のである。
を用いて穀類を発酵せしめた発酵液及びこれに対し0.1
〜10重量％の木酢液を含有する植物処理剤を提供するも
のである。
本発明における発酵液は次のようにして製造される。
これに使用されるリゾプス・オリーゼ（Rhizopus oryza
e）Ｍ−24株は、工業技術院微生物工業技術研究所に微
工研菌寄第7195号（FERM P−7195）として寄託されてい
る、特公昭61−41551号に記載の菌学的性質を有するも
のである。発酵原料として使用される穀類としては、例
えば白米、くず米、割米、麦、ひえ、あわ、きび、はと
麦、とうもろこし、こうりやん、大豆等が挙げられる。
これらの穀類は水に浸漬して充分に吸水させた後、煮炊
し、これに当該菌を接種して発酵を行う。発酵は最初が
30℃で最後が40℃程度になるように日毎に昇温し、３〜
７日間行うのが好ましい。斯くして発酵液は固形分を含
んだまま使用される。
これに使用されるリゾプス・オリーゼ（Rhizopus oryza
e）Ｍ−24株は、工業技術院微生物工業技術研究所に微
工研菌寄第7195号（FERM P−7195）として寄託されてい
る、特公昭61−41551号に記載の菌学的性質を有するも
のである。発酵原料として使用される穀類としては、例
えば白米、くず米、割米、麦、ひえ、あわ、きび、はと
麦、とうもろこし、こうりやん、大豆等が挙げられる。
これらの穀類は水に浸漬して充分に吸水させた後、煮炊
し、これに当該菌を接種して発酵を行う。発酵は最初が
30℃で最後が40℃程度になるように日毎に昇温し、３〜
７日間行うのが好ましい。斯くして発酵液は固形分を含
んだまま使用される。
木酢液は木材を乾留して得られる液体生成物であり、
本発明においては市販されている何れのものも使用でき
る。
本発明においては市販されている何れのものも使用でき
る。
本発明の植物処理剤は、上記発酵液に対し木酢液を0.
1〜10％（重量）配合することにより製造される。
1〜10％（重量）配合することにより製造される。
本発明の植物処理剤は、使用時これを300〜1000倍の
水でうすめて使用される。その使用方法としては、この
溶液に種子を２〜３時間浸漬する方法、植物体の葉面あ
るいは土壌に散布する方法が挙げられる。
水でうすめて使用される。その使用方法としては、この
溶液に種子を２〜３時間浸漬する方法、植物体の葉面あ
るいは土壌に散布する方法が挙げられる。
本発明の植物処理剤は、従来の液肥や葉面散布剤と全
く異なり、植物生理活性作用と強い抗ウイルス作用を有
するので、これで処理した種子は発芽、発根が促進さ
れ、しかもこれより得られる植物体は病害に対し抵抗力
が強く、また植物体の葉面又は土壌等に散布すると、植
物体の生育が促進され収穫が増大すると共に病害を防止
することができるという極めて優れた効果を奏する。
く異なり、植物生理活性作用と強い抗ウイルス作用を有
するので、これで処理した種子は発芽、発根が促進さ
れ、しかもこれより得られる植物体は病害に対し抵抗力
が強く、また植物体の葉面又は土壌等に散布すると、植
物体の生育が促進され収穫が増大すると共に病害を防止
することができるという極めて優れた効果を奏する。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例１ （ｉ）精白米1Kgをよく洗浄した後水に12時間浸漬して
充分に吸水させた後煮炊した。この白米に殺菌水400ml
を加えてよく撹拌して混和し、これにリゾプス・オリー
ゼ−Ｍ−24株を接種し、30℃で24時間、35℃で24時間、
更に40℃で24時間発酵を行つて発酵液を得た。
充分に吸水させた後煮炊した。この白米に殺菌水400ml
を加えてよく撹拌して混和し、これにリゾプス・オリー
ゼ−Ｍ−24株を接種し、30℃で24時間、35℃で24時間、
更に40℃で24時間発酵を行つて発酵液を得た。
（ii）上で得た発酵液1Kgに木酢液（万有栄養株式会社
製）100gを混合し植物処理剤（本発明品）を得た。
製）100gを混合し植物処理剤（本発明品）を得た。
実施例２ 実施例１（ii）で得た本発明品の２、20、200、400、
800倍希釈液及び発酵液（比較品）の２、20、200倍希釈
液のそれぞれに、タバコモザイクウイルス（TMV−OM）
２μg/ml濃度溶液を等量混合し、インゲン葉に塗布し、
１時間後に混合溶液中に生存するウイルスの量を計測し
た。また、対照として、１μg/mlウイルス溶液をインゲ
ン葉に塗布して同様に生存するウイルスの量を計測し、
ウイルス感染阻止率（＝１−X/Y×100;Xは本発明品又は
比較品のウイルス生存数、Ｙは対照のウイルス生存数）
を求めた。その結果を第１表に示す。
800倍希釈液及び発酵液（比較品）の２、20、200倍希釈
液のそれぞれに、タバコモザイクウイルス（TMV−OM）
２μg/ml濃度溶液を等量混合し、インゲン葉に塗布し、
１時間後に混合溶液中に生存するウイルスの量を計測し
た。また、対照として、１μg/mlウイルス溶液をインゲ
ン葉に塗布して同様に生存するウイルスの量を計測し、
ウイルス感染阻止率（＝１−X/Y×100;Xは本発明品又は
比較品のウイルス生存数、Ｙは対照のウイルス生存数）
を求めた。その結果を第１表に示す。
Claims (1)
- 【請求項１】リゾプス・オリーゼ−Ｍ−24株を用いて穀
類を発酵せしめた発酵液及びこれに対し0.1〜10重量％
の木酢液を含有することを特徴とする植物処理剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62166020A JP2514038B2 (ja) | 1987-07-02 | 1987-07-02 | 植物処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62166020A JP2514038B2 (ja) | 1987-07-02 | 1987-07-02 | 植物処理剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS649904A JPS649904A (en) | 1989-01-13 |
| JP2514038B2 true JP2514038B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=15823430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62166020A Expired - Fee Related JP2514038B2 (ja) | 1987-07-02 | 1987-07-02 | 植物処理剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514038B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102776127A (zh) * | 2010-05-05 | 2012-11-14 | 中国医学科学院药用植物研究所 | 一株对石斛属植物软腐病有防治作用的内生真菌 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4702677B2 (ja) * | 2003-12-19 | 2011-06-15 | 大幸Ｔｅｃ株式会社 | 種子消毒剤 |
| JP4974213B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2012-07-11 | 株式会社四国総合研究所 | 植物活力剤 |
| JP2015013812A (ja) | 2011-11-01 | 2015-01-22 | 味の素株式会社 | 植物ウイルスの感染抑制剤およびそれを用いた植物ウイルス感染抑制方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5920645B2 (ja) * | 1976-02-20 | 1984-05-15 | 中外製薬株式会社 | 有用植物の発芽発根促進剤 |
| JPS5587710A (en) * | 1978-12-26 | 1980-07-02 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | Agent for preventing lowering of quality of young rice plant |
| JPS5659702A (en) * | 1979-10-22 | 1981-05-23 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | Rearing agent of good rice plant seedling |
-
1987
- 1987-07-02 JP JP62166020A patent/JP2514038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102776127A (zh) * | 2010-05-05 | 2012-11-14 | 中国医学科学院药用植物研究所 | 一株对石斛属植物软腐病有防治作用的内生真菌 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS649904A (en) | 1989-01-13 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |